コメディ・ライト小説 ※倉庫ログ

今、好きな想い
日時: 2017/06/04 22:18
名前: アリン

君と僕。

あなたと私。

あたしとあいつ。

それぞれに叶えたい想いがある。

きっとそれはーーーなんだよね。





アリンです。
短編集を書かせていただくことにしました。
恋も友情も別れも全部が全部ここで繋がっている、というのがテーマです。
ジャンルはいろいろですし、「この話が好き!」や「この話は苦手かな?」などある方も出ると思いますが気長に気長にで!



タメ口OKです。
悪口はなしでお願いします。


ちなみにパーカーは水色です。どーでもいいですよね、はい。

2017.1.4
>>5からの方がちゃんと?した短編集です!
それ以前のやつはあまり私的に好きではないので飛ばしてください。。。

関係図はまた書かせてもらいます。
それまでしばらくお待ちください。

2017.1.5
修正しました。
「」が女の子
『』が男の子です。

2017.6.4
参照500突破ありがとうございます(*・ω・)ノ

作品
>>1「私の好きな人。」
>>2「この気持ちの名前」(詩)
>>4「告白取り消し side 愛音里」
>>5「甘くないコーヒー」
>>6「バレンタインのお返し」
>>7「消えなかった想い」
>>8「参照200突破記念!ー>>5>>7のネタバラシ&お礼ー」
>>9「最後の歌詞」
>>10「だいすきなひとへ」
>>11「キミトフタタビ」
>>12「君と会った日」
>>15「恋人以上恋人未満」
>>16「ホワイトデー」
>>17「参照300突破記念!ー>>9>>14のネタバラシ&お礼ー」
>>18「恋と傘」
>>19「エイプリルフール」
>>22「姉弟 side 弟」
>>23「姉弟 side 姉」

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Re: 今、好きな想い ( No.19 )
日時: 2017/04/02 02:21
名前: アリン

*.*エイプリルフール*.*

「嘘だよ」

それが最初の彼への嘘だった。
あの時についた嘘は忘れられない。なんで嘘だよって言ってしまったんだろう。

「あーあ、今日も1日早かったな〜」

その場で大きく伸びをした。
伸びにつられたて、足も背伸びした。

『そうだね〜』

おっとりした性格の雅人の背中はいつも曲がっている。つまり猫背だ。せっかく、背が高くてスタイルもいいのにその背中で見た目は良くない。

『そういえば今日は4月1日。エイプリルフールだね』

その一言で私の体は一瞬固まってしまった。
そう、エイプリルフール。去年の今日に彼に私は嘘をついた。

『去年は驚いたな〜。美香に好きって嘘つかれるとはね〜』

まさしく雅人の言ったこの言葉が私がついた「嘘」なのだ。
人間とは複雑なものだ。その場の空気が悪くなると嘘だよと言ってしまう生き物なんだから。でも。

「……ねえ、雅人」
『どうした?』
「好き」

今日こそは嘘のない本当の気持ちを、本当の言葉を雅人に言いたい。

『う』
「嘘じゃないよ!」

その間沈黙が続いた。
顔がすごく熱い。足も震え始めてきた。

『……僕は……』

雅人の返事を聞くのが怖い。ただただ怖い。
どうか、お願い。同じ気持ちであってほしいの、雅人。

『美香が好き』
ほんの数秒間。時が止まっているように思った。
雅人の背中は真っ直ぐになっていた。

「……エイプリルフールじゃない……?」
『うん。違う。美香が好き。ずっと好きだった』

いつものおっとりとした雅人じゃないように見える。かっこよく見えた──いつもかっこいいけど。



「ねえ、雅人?」
『ん?』
「今日はなんの日か知ってる?」
『付き合って一年記念日』
「そうだよ、だから」

*.*恋の嘘をつきましょう*.*



───────・.°*°.・───────
ギリギリ1日遅れですが、エイプリルフールネタです。
夜遅くにすみません(´・ω・`)

Re: 今、好きな想い ( No.20 )
日時: 2017/04/20 19:31
名前: 珠紀



こんばんは。
珠紀です。


スッと読める短篇集。とても好きです。

短篇集の中でも歴史があって、繋がりがあったことに感動しました。
すごく楽しく読むことができました。

一番好きな作品は、最後だったからかもしれませんがエイプリルフールのお話が強く印象に残っています。

エイプリルフールで嘘をついたことは一生叶わないという伝説がありますが、幸せになってよかったです。


更新楽しみにしております。


_珠紀

Re: 今、好きな想い ( No.21 )
日時: 2017/05/07 18:23
名前: アリン

珠紀様!

先日は返信してくれてありがとうございました!
短編集だからですが、1話で完結出来たらと思いながら書いているのでそう言ってもらえて、嬉しいです(*´∀`*)

来てくださり、ありがとうございます!

Re: 今、好きな想い ( No.22 )
日時: 2017/05/28 15:16
名前: アリン

*.*姉弟 side 弟*.*

昼過ぎ。久々に実家から離れて暮らしている姉の家へやってきた。姉の家はアパートの一角にある。それなりにいい物件があったと言っていた姉の顔を思い出しながら、アパートの二階にある姉の家の前まで行って、一度インターホンを鳴らす。だが、中にいるはずの本人は出てこず、もう一回インターホンを押して出てくるのを待った。

『出てこない……』

止むを得ず母から借りた合鍵で扉を開けた。

『彩姉ー、来たよー』

名前を呼んでも返事がない。
靴を脱いで、勝手に上がった。怒られはしないだろう。
部屋の中は分厚いカーテンが閉じられていて、暗かった。とりあえず、部屋の電気をつける。
姉はベッドの上に携帯を持ちながら、寝転がっていた。また、元彼のことを思い出していたんだろう。

『彩姉、起きろ! もう昼過ぎだぞ』

体を三、四度揺する。

「んんー。分かったよー」

眠そうな目を擦りながら、ムクリと体を起こした。起きてすぐの姉は10分くらいは使い物にならなくなる。その間に冷蔵庫にあったハム、ケチャップ、チーズを食パンの上に乗せて、トースターで焼いた。

「おはよ〜」
『おはよー、彩姉』

ちょうど出来上がった食パンを姉の前に出す。

『……また元彼のことで泣いてたの?』
「うわー。いきなりプライベートのこと聞いてくる〜」

デリカシーが足りないな〜、うちの弟はと言われてしまった。
確かにそうだと思うけども、姉を見ているとこの間振られて泣いていたまやねを思い出してしまって、どうしようもない気持ちになる。

「そういえば秋斗は彼女できたの?」
『うわー。いきなりプライベートのこと聞いてくる〜って言っておいて、自分も同じことしてくる奴がいるー』
「だまれーい」
『痛て』

軽く頭を小突かれる。
痛くないのに反射的に痛いと言ってしまうのは何故なんだろうか。

『……いない。けど、片想いの子はいる』
「お! 喋るね〜」
『おいおい。……あー……あと、彩姉に似てる』
「へー。主に?」

四角かった食パンが少しずつ歪な長方形になっていく。

『黙秘しまーす』
「何故だー!」

また小突かれて、さっきと同じセリフが反射的に出てきた。
姉の食パンの黄身の膜が切れて、とろりと黄身が皿の上でコーヒーをこぼした時のように広がった。


──────・.°*°.・──────
初めて小説の中の姉弟の話を書きました。
彩姉は彩音です。弟は秋斗です。
片想い中の二人です。

Re: 今、好きな想い ( No.23 )
日時: 2017/06/01 17:23
名前: アリン

*.*姉弟 side 姉*.*

私の弟にはずっと片想いをしている子がいる。
離れて暮らしていたから進展があったか分からなかったが、さっきの言葉で何も変わっていなかったということがわかった。

「大変ね」
『何が?』

心の声だったはずの言葉がポロリと出て、口の声となっていた。

「なんでもなーい」

咄嗟に否定する。

「ごちそーさま〜」

食べ終わって、皿を台所に持っていく。
台所からはベッドが見える。ベッドの上には無造作にほっとかれた掛け布団と携帯だけがあった。
昨日の夜、携帯に知らない電話番号からの着信があった。相手は元彼の翔太からだった。
翔太からだと分かって、咄嗟に通話終了ボタンを押してしまった。
馬鹿だと私は思う。なんの話かも分かってないのに聞く前にボタンを押してしまうなんて。本当に馬鹿だ。

『彩姉、邪魔』
「あ、ごめんごめん」

翔太に言われて、台所を後にする。
携帯のところへは迎えない。すごく怖い。
携帯が私を睨んでくる。

でも、凄く嬉しかった。久しぶりに聞いたその声は一年半前と変わらない。中学生ではないのだから当たり前だけど。
変わっていなくて、凄く嬉しかった。


──────・.°*°.・──────
テスト期間中です( ; ; )
でもあげます。

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