コメディ・ライト小説(新)

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こんなことそんなこと
日時: 2016/05/05 20:36
名前: ハンナ

こんなに近くにいたらそりゃ誰だってなにかしら嫌いになれないものがあって、ましてや好きにもなったりするんだよね
そう、私も、、、

今日は久しぶりのメンバーみんな揃っての撮影日

外は暑くてみんながアイスを買ってきてくれた

「ほら、宇野の好きなやつ」
「さっすが日高くん!」

ありがたそうなありがたくなさそうな返事をした

本当は嬉しいんだよ
素直に言えないだけ
こんな気持ちに気づいてなんて彼に言えるわけがない

「ん〜!!美味しいー!」
「宇野ちゃんは本当にそのアイス好きなんだね」
「だって美味しいじゃん!」

とかなんとか言いながらこのアイス日高くんがくれるから好きなんだよね

「日高くん、明日もよろしく♡」
「嘘だろ、なんてやつだちあき〜」
「ぎゃあ!だっちゃん暑苦しい!」

この日高くんと千晃のじゃれあいだって慣れた
慣れた、、、はず

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Re: こんなことそんなこと ( No.1 )
日時: 2016/05/06 21:15
名前: ハンナ

「おい日高、俺の千晃に何してんだよ」

にっしー!たまにはいい事言うじゃん!!
とかなんとか言って

「私がいつの間ににっしーの彼女的な者になったのよ〜!!」

そう、にっしーは千晃の事が好きならしい
そして、千晃もにっしーの事が好きならしい
早くくっつけばいいのに
私もあんな風になればいいな〜

ボケてた
この時私は無意識のうちに言葉を発していた

「リーダー!」
「おぉ!なんだよ、そんな大きい声出して」

あ、やべ

「今日ご飯行かない?」

なんでだろ、なんだか急に日高くんのことを考えてる自分を見たくなくなった
だって惨めなんだもん

*******************

「宇野ちゃんそれは現実逃避だよ?宇野ちゃんにしては珍しくない?その考え方」

まったく同じことをリーダーに相談するとそんな答えが返ってきた

Re: こんなことそんなこと ( No.2 )
日時: 2016/05/07 19:46
名前: ハンナ

いや、気づいてたよ気づいてた
見たくないっていうのは逃げてるんだ

「宇野ちゃんはもっと行動に移したら?いつも見てばっかりじゃ振られても文句は言えないよ?」

ほんとだ
正論を真正面からぶつけられて反省した
確かに自分らしくなかった

「行動に移す、、、そうだよね、私甘えてたわ」
「うん、頑張れよ。んじゃあ、今日は景気付けにいっぱい飲んどけ」
「すみませーん!ビール2つ!リーダーも付き合ってよね」
「はいはい笑」

私はこの時リーダーがポケットの中であの人を呼んでいる事に気づいてなかった

*******************
「うーん、、、」
「そりゃまあ、そんな顔になるわな
飲めとは言ったけどそこまでとはな笑」

他人事だと思ってぇ〜

「あー、潰れててもいいけど起きてた方が幸せだよ」
「どーゆーことー?」
「まあ、あと5分くらい待ってな」

意味が分からず机に突っ伏した


少しの間寝ていたようだ
聞き覚えのある声が1人増えている

ん?もしかしてこの声って、、、

「リーダー大変だったな笑、宇野酔うとめんどくさいだろ笑」
「だいぶうるさかったぞ笑、あとはお前がどうにかしてくれ、明日仕事あるんだ」

そして、会計やらなんやらのやり取りがあってリーダーは帰ってしまった

え、嘘でしょ?2人でいろって事?リーダーの言ってたいい事ってこの事?!

Re: こんなことそんなこと ( No.3 )
日時: 2016/05/08 09:36
名前: ハンナ

寝ているフリをしようかしまいか悩んで結局起きた

「おはよ宇野、顔が大変だぞ笑」

おはよ、なんて人をドキドキさせるような事を言っときながらこうやって最終的には落とすんだよな〜

「顔は仕方ないの」

声が出ず不機嫌そうな声になってしまった
それを取り繕うのもタイミングを逃したのでとりあえず水を飲む

「相談、昔は俺にしてきてくれてたな」

なんてしみじみと私が寝てる隙に頼んでいたらしいウーロン茶を飲む

こんなときだからこそ、アルコールを飲まない日高くんにまた惚れてしまう

「そう、、、だったね」

こんな事本人に相談できるわけないし、ましてやいっつも仕事で大変そうなのに
今だって仕事ほったらかしてきてくれた事が奇跡なくらいなんだから

あ、、、これってなかなかない機会?


『宇野ちゃんはもっと行動に移したら?』


行動に移すのは今?

チラリと日高くんを見るとこっちを真っ直ぐに見ていた

「な、なに?」
「なんか、最近さ宇野とこうやってサシで話した事あったっけな?と思って」

確かにみんなでワイワイしながら話したりはするけど、2人でじっくりっていうとは最近なかったな

リーダーの言ってた行動に移すっていうのとはちょっと違うかもしんないけど、少しずつ行動してみよう

「今日はサシで語ってみる?明日休みでしょ?」
「うん、俺もそれしたかったところ」

その後は仕事の事とか最近あったメンバーとの事とかを話した

まだお酒を私が飲んでいた事もあって恋愛の話にもなってしまった
これも、行動に移すに入るのかな?

そこでわかった事は日高くんに好きな人がいるってこと

「いつから好きなの?その人の事」

傷つくのは自分のせい
でもそれは、次に進むための自分のため

「ここ最近の話ではないと思う」
「思うって、、、」
「だって気づいてたら好きになってたんだから、いつかは分かんないんだよ。でも、ずっと好きだったんだろうな」

日高くんに好きになってもらった人が羨ましい
今だって楽しそうな顔をしながらその人について話してる
そうか、日高くんには好きな人がいたんだ
これできっぱり諦めよう

「実るといいね日高くんの想い」
「ん、ありがとな」
「じゃあ私は帰るよ」
「送る」
「大丈夫、タクシー拾うから」

いやいや送るってという言葉を何回か振り切ってやっとタクシーに乗る
優しいんだよな、日高くんは

でもここでそれに甘えたら諦められないから

「今日はありがと」
「あぁ、またな明後日がまたみんなで集まるんだったっけ?」
「そうそう、ちゃんと来なさいよ。遅刻したらジュース一本ね笑」
「、、、宇野ちゃんと笑えよ。愛想笑いは可愛くない。じゃあな」

その言葉でタクシーも走り出した
なんで日高くんはそういう事に聡いかな〜
ごめんね、しばらく可愛くない笑顔をする私が続くけど気づかないフリをしててね

Re: こんなことそんなこと ( No.4 )
日時: 2016/05/08 16:00
名前: ハンナ

そして来たあの明後日の日

「おはよー」

と言いながら楽屋に入ったもののそこにいたのは日高くんだけ

「珍しく早いね、ジュース奢ってもらえないのか〜、残念笑」

と、愛想笑いをまた浮かべてしまう
それも無意識にだ

「宇野、この間h「おっはよー!」
「秀太、元気よすぎ笑。おはよう」
「はよ」

その2文字を秀太に行った後の彼はずっと俯き加減だった

私はというと何か言いかけていたあの言葉が気にはなったが今は諦める事に集中していた

すると、
「よっ!」
「!!ビックリした〜、リーダーか〜」

後ろから背中をポンっと叩かれ振り向くと昨日からなにからお世話になってるリーダーだった

「で、昨日はどうなったの?」
「昨日は、、、」

少し話すのは嫌だなと思ったがこの胸にある変な塊を聞いてもらって和らげようと思った

「、、、なるほどね。宇野ちゃんはずっと諦めてる事を考えてるけどその時でも日高は宇野ちゃんの胸にずっといるんだよね。だから逆効果」

残念だったね、と言うリーダーの顔は全然残念そうではなかたし、塊は取れないままだった

「どうしたらいいんだろ」
「それは本能の赴くままに」

そう言って立ち去るリーダーはカッコよかった
いつでも思ったままに行動できるみんなの事を一歩引いて羨ましそうに眺めてた
こういう事か、、、

「リーダー!私行ってくる!」

そう言い残し頑張れよ!と言う大きな声援を背中で受けて走り出した

日高くんはきっとあの角を曲がった先にいる!
得意でもない走るという事を誰かのために彼のためにするというのは苦しいものではなかった

思うままに走り角を曲がると
いた!!

「日高くん!」
「うお!どうした宇野」
「あのね!ずっと日高くんに言いたかったことあって、、、」

この先は何回もつまづきながら言った
でも日高くんは優しく聞いてくれた

「だ、だからその、つまりは日高くんのことが好きなの」

そう言った、もう訳も分からず怒涛のように話して途中なんて全部覚えきれてない

「日高くんに好きな人がいるのなんて知ってるけど、でも言いたかったの。聞いてくれてありがと」

少し諦めたような口調で言うと

「宇野?俺は好きな人の名前を宇野には言わなかった。今まで何でも言ってきたのに、この意味分かる?」
「わ、かんない」

もしかして、とは思うけどダメ期待して違うかったら傷つく代償はでかい

「俺が好きなのは宇野だったからなんだよ」
「、、、、」

日高くんには好きな人がいてその人が私だっていうの?え?嘘なのかな?夢?

「俺はずっと好きだった宇野のことが。だからお前にはずっと笑っててほしい、あんな作った愛想笑いじゃなくて」
「うん、うんうん!幸せにして!」

嬉しくて涙が止まらずそこに泣き尽くした、今まで一歩引いてた自分が一歩踏み出すとこんなに幸せな事が起きるんだ

ありがと、日高くん私を歩けるようにしてくれて


end


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