コメディ・ライト小説(新)

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宮田君と宮谷さん
日時: 2016/06/16 23:42
名前: 刹那 ◆NS0PL64l9o

 春の暖かい風が教室のカーテンを揺らし私の頬を撫ぜる。
今日も特に何も変わったことのない平和な日だ。
前の席の宮田君は今日もボーッとして黒板をみている。

「格好いいなあ……」
教室の端の一番後ろの席で、私は宮田君を見つめながら小さく呟く。
 宮田一樹みやたかずき君、彼はいつもボーッとして授業を受けている。
最初こそ、やる気がないのかなと思っていたが、あれでもちゃんと話を聞いているのだ。
この前、先生に質問されたとき、きちんと正しい解答をしていた。
いつもあんな感じなので誤解されやすいが、宮田君は勉強はちゃんとしており、学年で上位の座についているらしい。
 おまけに彼は誰にでも優しい。
高校に入って間もない頃、迷子になって困っていた私を宮田君は助けてくれた。
まだ名前も知らない私に、安心させるように優しい声で話してくれた。

女の子にも男の子にも優しい宮田君は人望が厚い。
「えへへ、今日も話せるかな……」
そんな彼が私にとっての初恋の相手なのです!
でもそんな宮田君は、恋愛に全く興味ないよう。
私とも話してくれるものの、友達感覚なんだろう。
絶対、絶対虜にしてみせるんだから!

   *   *   *

 後ろの席で、何か小さな声が聞こえたような気がした。
僕の後ろの席に座っているのは宮谷智恵みやたにともえさん、結構可愛いのに、何故か男子は彼女を眼中していない。

「何で、あんなに可愛いのに」
僕はいつものように授業を受けながら、思ったことをつい口に出してしまった。
幸い周りには聞こえない程度の小さな声だったようだ。
 宮谷さんは大人しめの女の子で、小柄でとても可愛いらしい。
容姿だけでなく、恥ずかしいとすぐ赤面したり、拗ねてそっぽを向いたりするところも凄く可愛い。

時々ドジって転けたり忘れ物したり、少し抜けたところもある。
「誰かに気づかれる前に、僕が取っとかなきゃ」
そんな宮谷さんは、僕の初恋の相手。
積極的に話し掛けてくれるけど、席が近いからなんだろう。
絶対、絶対落としてみせる。


×目次
 一話
 >> >>

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Re: 宮田君と宮谷さん ( No.1 )
日時: 2016/06/17 08:05
名前: 通りすがりの誰か

4行かいたら、一行あけて、その次に書くと読みやすくなりますよ…

Re: 宮田君と宮谷さん ( No.2 )
日時: 2016/06/18 15:19
名前: 匿ちゃん

>>1

よく色んな人の小説にアドバイスしていますね。
でも、小説の書き方は人それぞれなので一々アドバイスをしなくても私は良いと思います。
作者さんの書きたいような書き方が一番。

Re: 宮田君と宮谷さん ( No.3 )
日時: 2016/06/18 15:30
名前: 通りすがりのだれか

匿ちゃんさま、ボクニハ僕の事情がありまして…

それは、わかりますよ?
作者さんの書き方…

でも、読みやすいほうが、いいと思うので…

では。

Re: 宮田君と宮谷さん ( No.4 )
日時: 2016/06/19 16:33
名前: 刹那 ◆NS0PL64l9o

一話「雨の日の宮田君」

 今日は生憎あいにくの雨、ちゃんと傘は差しているものの、斜めから降ってくる雨が私の服を濡らす。
 雨は嫌いだ。だって濡れるし、湿気で暑くなるし、気分も下がってしまう。
でも一つだけ、雨の日で嬉しいことがある。

「宮田さん、大丈夫……?」
「あ……う、うん! 平気平気っ」

 雨の日に濡れた服を拭いていると、時たま宮田君が心配そうに声をかけてくれる。
声を掛けられるだけでも嬉しいのに、心配されているのだ、こんなに幸福なことは他にないだろう。
 私は一人で幸せを噛み締めていたが、ふと宮田君を見ていると服だけでなく髪も濡れていた。
濡れて垂れた髪に雨で透けた制服……何とも見ていてドキドキする。
って、そんなこといっている場合じゃなかった!

「み、宮田君こそ大丈夫っ? 私より濡れてるけどっ」
「ああ……うん。大丈夫」

 私は慌てて宮田君に問いかけるが、彼は自分の服を見て今になって濡れているのに気づいたのか頷き答えた。
しかし答えた直後、宮田君は小さくくしゃみをする。
いや……大丈夫じゃないじゃん!

「と、とりあえず拭かないとっ」
「あ……うん」

 昇降口の近くにいたため他の人の邪魔にならない場所に移動し、彼の髪や腕やらを拭いてあげる。
しばらくの間拭きながら、たまに様子を見るため宮田君の顔を覗く。
彼はいつものようにボーッとしているが、時折くしゃみをしている上、顔が少し赤いような気がする。
この辺は冷たい風も吹いているため風邪を引いたかと思ってしまい焦りが生じる。
まあでも、いつもあんな感じだし……いや、でも風邪であんな感じになってしまっているのかもっ。
ああ……どっち、どっちなんだ!

「あの……」
「ん? 何?」
「近い……」
「へっ……?」

 どうやら私は知らぬ間に宮田君にかなり接近していたらしい、宮田君が不思議そうに私に言った。
その距離は体が触れ合うかどうかのギリギリの距離だった。
私は改めて宮田君の顔を見て、状況を理解し慌てて彼から離れる。

「ご……ごご、ごめん!」
「いや……別に」

 きっと今、私の顔はタコのように赤くなっているだろう。
恥ずかしくて全身から熱が出ているのを感じる。
どうしよう……宮田君に変なやつだって思われていないだろうか……。
私は触れられた嬉しさもあったが、嫌われてしまうことへの不安と恐怖で一杯だった。


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