コメディ・ライト小説(新)

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できそこない共のハッピーエンド
日時: 2016/09/04 21:27
名前: 祀

はじめまして、まつりと申します。

いままで旧コメライにて別名義で活動させていただいておりました。
まだまだ拙いところも多いですが、よろしくお願いします!



※読む前に
・一応『和風現代ファンタジー』です。妖やらなにやらがでてきます。
・直接ではないですが、虐待・流血をほのめかす表現があります。
・ほのぼのを目指しますがシリアスも多くはいります。
・亀更新です。

オールオッケーという方のみお進みください。





*登場人物

詩魅しび













*目次

・プロローグ『はじまり』>>1







Page:1



Re: できそこない共のハッピーエンド ( No.1 )
日時: 2016/09/04 20:58
名前: 祀



「やあ、これはこれは」


小さな部屋。そう、ここは小さな部屋だ。なんの変哲もない。
薄汚れた灰色のコンクリートの床と壁にはもう慣れた。青いと噂の空が見えない鉄格子の窓にだって。自分をつなぎとめようと手首足首に巻き付く重い鎖と枷も、これが普通なのだ。そう信じて疑わない。
けれど、これは、この何かは普通じゃない。


「随分と小さい主だなぁ」


檻の向こう、薄暗闇の中で、この場には似つかわしくないおどけたような声音が響く。顔は見えない。いや、顔があるかもわからない。それほどこの何かは、得体が知れなかった。

「......だれ?」

「俺は詩魅しび。どこぞの馬鹿共に呼ばれた、まあ......あやかしさ。して主、君の望みはなんだい?」

望み。望み? 願い?
そんなもの、考えたこともなかった。檻の主は零す。その零れを聞いた声の主は、掠れた声で笑った。

「君は俺の一等大事なお人だからね、どんな無理難題とて叶えてみせよう。例えそれが蓬莱の珠の枝であっても」

カラン__一歩、踏み出す音がする。
暗闇の中から下駄がみえた。

「さあ、何が欲しい?」

その問いかけに、檻の主は__小さい彼女は、こう答えた。




「......ともだち、ほしい」




__これは、できそこないの彼らが『ハッピーエンド』を迎えるまでの、小さな小さな物語。


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