コメディ・ライト小説(新)

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飛び立つ直前、君は。
日時: 2016/11/06 22:01
名前: 魔珠

どうも、はじめまして。
魔珠まじゅです。
コメライでは普段は別の名で執筆させていただいております(全く更新してませんが)


受験勉強のちょっとした気分転換ということでかかせてもらいます故、更新は亀ですが、よろしくお願いします。





*


私はあのとき気づいていなかった。

何故。どうして。

私が気づいていたら何か変わっただろうか。
けど、彼は彼の意志でそうした。ならば仕方がない。
ずっとずっとそう思っていた。そう信じていた、いや思いたかった。

結局は怖がりな私がいけない。

真実を知らなければならない。やっとそう思った。

許してほしい。お願い。10年たった今気づいた。
10年たってやっと君の言葉を理解した。
逃げていた、ずっと。
「原因はいつも自分の内側こころのなかにある」

かえないと、かえなきゃ______





立花実優たちばなみゆう

青木秋あおきしゅう


No,1  >>1

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Re: 飛び立つ直前、君は。 ( No.10 )
日時: 2016/11/26 11:44
名前: 魔珠(ことり)



私たちはチェーン店のファミレスへはいった。

人と2人で向き合って外食をするのは久しぶりだ。最後にファミレスにきたのも、もう何年も前。確かその時も中野先輩と一緒だった気がする。

中野先輩とは、中学を卒業してから2度ほどしかあっていない。1度はたまたま。もう1度は、部活のOB会で。



優しい中野先輩はいつも私を気遣ってくれる、きっと私を理解してくれている。けど、先輩からしたら私は妹のようなものだ。

それがわかっていて、私は中野先輩を好きになった。すごくすごく苦しい、そして時に甘い、それが恋。私の初恋は苦いだけだった。




OB会の時、先輩は彼女さんを連れてきた。





中野先輩に彼女ができたのだ。




やさしくてかっこよくて人気のある先輩だったから、彼女がいつできてもおかしくないし、それは覚悟していた。


けど、先輩の彼女さんは髪の毛がふわふわで笑った顔がすっごいかわいくて、まるで砂糖菓子のような人だった。


つまり、私とは正反対の人。あぁ、先輩はこんな人がタイプなのか。そう思うとやっぱり私は恋愛対象外なんだな、と悲しくなる。


その後、何度かOB会はあったが、私は1度も行かなかった。
「部活が忙しい」と部活なんかはいっていないのに、むなしい嘘をつきながら何度も誘いを断った。



「実優ちゃん、なに頼む?」

はっと我にかえる。


「あ、えっとクリームパスタで」

「じゃあ俺もーっ」





先輩、何で私の前にまた現れるんですか。

先輩は何度も何度も私の話を聞いてくれましたね。今でもはっきり覚えています。

先輩にね、会いたくなかった理由は彼女さんのことだけじゃないんです。

わかったんです、先輩を見てると思い出しちゃうって。嫌でも嫌でも思い出す。

これ以上思い出させないでくださいよ。

これ以上、私を苦しめないでください。

Re: 飛び立つ直前、君は。 ( No.11 )
日時: 2016/12/04 13:58
名前: ことり(魔珠)

どうもことりです。
お久しぶりです。

この度、受験生ということで12月から活動停止させていただます。
3月にはまた戻ります。

申し訳ありません。

Re: 飛び立つ直前、君は。 ( No.12 )
日時: 2016/12/15 23:34
名前: ナナちゃん

ナナちゃんです!
すごいお話じょうずだとおもいました。
これからも頑張ってください!
4月に更新していただくのを待ってます!

Re: 飛び立つ直前、君は。 ( No.13 )
日時: 2017/05/19 17:50
名前: 魔珠(ことり)




「先輩、彼女さんは大丈夫なんですか?」


ふと思い口に出す。すると中野先輩は少し困ったような顔をした。しまった、地雷踏んだかな、もしかして。



「あーうん、実は喧嘩中でさ今。別れの危機だったりして」


あ、やっぱりか。地雷に片足のせたなこりゃ。しまった。


「え、あの、なんかすみません」

「誘ったのこっちだから気にしないでね」

「はい」


あとはカチャカチャと食器とフォークがぶつかる音だけがする。沈黙が辛い。




「実優ちゃんさ、三年前のこと覚えてる?」





はっとした。

顔を上げ中野先輩の顔を見る。そこには真剣な顔をした中野先輩がいた。



三年前。




私は自分の犯した罪を思い出す。



思い出すだけで頭がわれそうになる。



だめだ。



中野先輩、私は思い出すのが嫌であなたを避けていました。彼女さんを見るのは辛かったけど、それ以上に辛いものがあったんです。
耐えられなかったんです。


私はあなたを見たくないです。

思い出しちゃいます。










「先輩、私思い出したくないんです。ごめんなさいその話はしないでください」




私は喉の奥から声を絞り、先輩にそうつげた。


Re: 飛び立つ直前、君は。 ( No.14 )
日時: 2017/05/22 08:02
名前: 魔珠(ことり)



「そっか」


ガタンっと音を鳴らして先輩は立ち上がった。

「え、、、、?」


いきなりで訳が分からない。


「そんなふうに思ってたんだね。もういいよ帰るわおれ」



「え、先輩、、、、?」



「はい、これお会計ね。じゃあね」



さらさらっと手を振って先輩は外に出ていった。


訳わかんない、、、、。

もう追いかける気力もなかった。



なんで。なんで、先輩。


私はただ、ただ思い出すと頭が割れそうで、思い出したくなくて。

だから、いやで。

先輩とその話をするのがいやで。




もうわけわからない。













今日は最悪な日だ。


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