コメディ・ライト小説(新)

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巫山戯た休日
日時: 2016/11/23 12:13
名前: 河童 ◆KAPPAlxPH6
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode=view&no=10240

学校生活には、巫山戯た休日も必要なのだ。




 初めましての方ははじめまして。そうでない方はこんにちは。河童と申すものです。
 こちらは、同板で執筆させていただいている、『巫山戯た学び舎』という作品の番外編となっております。こちらだけ見ると、意味不明なお話になってしまうので、まず本編を見ることをお勧めいたします。

 コメント・アドバイス等お待ちしております。
 荒らし、誹謗中傷、チェーンメール等はお止めください。

『目次』

四美デレラ >>01


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【kappa1568】

Page:1



Re: 巫山戯た休日 ( No.1 )
日時: 2016/11/23 12:26
名前: 河童 ◆KAPPAlxPH6

『四美デレラ』

 昔々、あるところに四美という女の子が大きな屋敷に住んでいました。四美は義理の姉達にいじめられて――え? いじめられたくない? わかったぜ。しかし、彼女は性格が悪かったので、義理の母親やその娘とは一切喋っていませんでした。
 義理の姉達は、あまりにも四美を嫌いすぎて、いじめることすらしませんでした。
 そして四美はいじめられることもなく、無視されることも気にせずに悠々自適に暮らしていったのでした。
 めでたしめでたし。

宗谷「ちょっと待とうよ。せめてシンデレラらしくしよう? いじめられてよ」
四美「何よその指示……」
宗谷「ていうか笛子君もだよ。何が『わかったぜ』だよ」
緋色「いや、壕持がいじめられたくないっていうから」
宗谷「なんで指示を律儀に聞くかなあ……」
とどろき「とりあえずやり直そっか」

 昔々、あるところに四美という女の子が大きな屋敷に住んでいました。四美は義理の姉達にいじめられておりました。今日も、

「ほ、ほら四美! ここに汚れがあるよ! じゃない、ありますわよ!」
「半本さんの言うことなら仕方ないわねもっちーちゃん! 命令なんかして!」
「良いのよ、半本さんの言うことならなんだって聞くわ」

 四美は義理の姉の言うことを従順に聞き、義姉もそんな四美を気に入り、そのまま平和に暮らしたのでした。めでたしめでたし。

宗谷「なに気に入られてるんだよ」
とどろき「あまりにも可哀想で……」
四美「半本さんなら仕方ないわね」
緋色「一番平和だと思った」
宗谷「とどろきさんが義姉をやるのは駄目だよ……。加賀坂さん、やってくれない?」
蒼「いいぜ!」

 昔々、あるところに四美という女の子が大きな屋敷に住んでいました。四美は義理の姉達にいじめられておりました。今日も、

「おら四美! ここに汚れがあるぞ! 働け働け!」
「はあ? 何貴方言ってくれてるの? それだから野蛮なのよ」
「ああん? 何だとこら? やんのか?」
「良いわよ、やってやろうじゃない」

 そして、拳で語り合った2人は、床に寝転び言いました。

「へっ……。中々やるじゃねえか」
「あんたこそ……」
「ふん、まあ認めてやるよ、あたしの『妹』にな」
「姉さん……」

 こうして、2人は『姉妹』になったのでした。めでたしめでたし。

宗谷「何拳で語り合ってるんだよ!」
蒼「結構良いやつだなお前」
四美「あんたこそね」
宗谷「本編でやろうそういうのは」
とどろき「メタいよ宗谷くん」
宗谷「いい? 今度はちゃんと台本通りにやってよね」
蒼「オーケー」
四美「安心しなさい」

 昔々、あるところに四美という女の子が大きな屋敷に住んでいました。四美は義理の姉達にいじめられておりました。今日も、

「おら四美! ここに汚れがあるぞ! 働け働け!」
「……わかり、ました」

 四美は苦々しい表情を浮かべながら、嫌々命令に従っていました。そうしないと家を追い出されてしまうからです。
 それでも四美の心には悲しみが溜まっていきます。そして、ある日の夜。家の掃除を終えた彼女は、ぼそりと呟きました。

「金さえあれば全てうまくいくのに……。あとナイフもあればあの女を刺して金だけもらって逃げられるのに……」

 その言葉に反応したように、どこからともなく足音が聞こえてきます。そして、紫の深いローブを被った老婆が現れました。

「誰っ!?」
「私は魔法使い。さっきの話は聞きました。貴女の願いを叶えましょう」

 と、魔法使いは四美にナイフを渡しました。

「よし、これでアイツを刺せるわ! ありがとう魔法使いさん!」

 四美は義姉の寝室にかけこみ、叫びました。

「お義姉さま! お覚悟を!」

 ナイフを義姉に向け、ついに刺す――

「ふっ、まだ甘いな、四美よ」
「な、何ッ!?」

 ――ことはできませんでした。そう、義姉は合気道を習っており、ナイフで刺殺されかけるということは慣れっこだったのです。
 義姉はナイフを片手でぺしゃんこにし、ゴミ箱に投げ捨てます。

「ふんっ、この程度か、四美!」
「いいえ、まだまだ! 氷剣アイシクル・ナイフ!」

 四美は手から氷のナイフを作り出し、義姉に向かって投げつけました。
 しかし、義姉も負けてはいません。こちらは炎の太刀を生み出し、氷のナイフを弾き飛ばします。

「そんなナイフ、あたしの獄炎ヘルファイアー両刃刀グラスソードには勝てないよ」
「くっ! それなら……! 冷凍花ドライフラワーダンスで――」


宗谷「スト―ップ! どうしてこうなった!」
四美「笛子君のせいよ」
緋色「いや、壕持のせいだろ。ナイフとか言い出すから」
とどろき「いや、私のせいだよ……。悪乗りしちゃったから」
蒼「私は悪くないぜ」
宗谷「もういいや……。帰ろうか」
四美「え、私はまだまだできるわよ?」
宗谷「ツッコミ疲れたよ……。ボケ4人にツッコミ1人はバランス的におかしいから」
緋色「残念だったな音桐! まだまだボケが増えるぜ!」
宗谷「なんなんだこの人達!」

 おしまい。


『四美デレラ』

脚本:音桐宗谷
シンデレラ:壕持四美
魔女:加賀坂蒼(途中より半本とどろき)
義姉:半本とどろき(加賀坂蒼)
王子:音桐宗谷(出番なし)
ナレーター:笛子緋色



ーーーーーー
 シンデレラパロディです。……シンデレラパロディになってるんですかねこれ? まあ、巫山戯た学び舎らしいパロディ、ということで。
 元々は半本をシンデレラ役にしていたのですが、そうしてしまうと普通に進んでしまうので壕持の方をシンデレラに据えました。


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