コメディ・ライト小説(新)

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らびっとがーる
日時: 2017/02/18 21:54
名前: めいりる

落ちていく。下に下に。

僕の下にいる人の注目を浴びるのが楽しくて、危うく君のことを忘れるところだった。

君は帽子に眼鏡、前髪をピンで止めて。いつもと見た目が違うのは変装なのかな。

僕はいつも通り、君の大きな瞳を見つめて、今日の帽子はうさ耳で可愛いなんて思って、君の見せる表情のひとつひとつにときめいて。

あぁ、一つだけいつもと違うね。

僕、落ちてるんだ。30階から。

__いつの間にか君は僕のそばにいた。

君のふわふわスカートは僕に近づくにつれ赤くなって、クリーニング代支払わなくちゃとか馬鹿なこと思って。

「兎月くん……?」

何でそんな悲しそうな顔してるんだろう?

僕がこれだけの曲芸をやって見せたんだ。

最後に見る表情は、笑顔が良かったな………

___僕、兎月アストは、中二の夏に、ビルから落ちて___


✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚


目次
>>0 ぷろろーぐ

>>1-2 きせきてきなあーてぃすと

>>3 あるひのきょうしつ

>>4~? ぬいぐるみ

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Re: らびっとがーる ( No.1 )
日時: 2017/02/16 00:24
名前: めいりる

前髪をダサくピンで止めて、ギリギリ肩につかない髪は結んで、度が入ってないメガネを掛け、気合いは十分!!!

プライド的に服はワンピースにしたけど、派手なのは控えて、地味ガールでデパートを歩く。

バックとピンはウサギちゃんマークのお揃いにした。
さり気なく自分の名前を取り入れる意識高い系だ。

でもデパートに来てわかったことがある………

バレないわけがない!!!

至るところに私のポスター。最年少奇跡のアーティスト。


柳井 莵の名前


CDが発売されたのは確か1ヶ月前ぐらいなのに。
ここのデパートは掲示物の張替えをしてないのか?とか、そんな疑問が湧いてしまう。

まぁ、今はそんな事どうでもいい。問題は____


今私にカメラを向けている人たちをどう対処するか、だ。

Re: らびっとがーる ( No.2 )
日時: 2017/02/16 22:55
名前: めいりる


携帯を向けて私のことを見るあの人達は、私のことなんて見てない。

奇跡のアーティストという肩書きの『少女』を見ているだけだ。

近寄ってくる人は、『有名人の友達』の肩書きが欲しいだけなのだろうか。

私、人生の中で友達っていたっけ………

まぁ、そんなことを思っていても状況は変わらない。

私の前には沢山の、私に期待を載せた沢山の人がいる。

私は肩に掛けたウサギバックの紐を握り、覚悟を決めたように走り出した___なんてことはせず、

その視線に耐えられずに、気絶した。

Re: らびっとがーる ( No.3 )
日時: 2017/02/16 23:13
名前: めいりる

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚

☆ある日の教室で★

夕日が差し込んで、雲が幻想的な模様を映し出してて。

夕日に照らされる君が、やけに綺麗で。

綺麗な君の、髪をまとめてるゴム。
うさぎが付いてて、可愛いけど、違和感を感じた。

「辛かったら一人で耐える必要なんてないんだよ?」

__綺麗事だね。

「ほんとだね。でもね、つらくなったら僕に言ってよ。君に辛い思いさせた人たちのこと毎晩呪うから」

__ねぇ、私のためにそこまでしなくていいんだよ?

「えー、、、じゃあじゃあ、その人たちは僕のために呪うの!」

__じゃあ、君は呪われちゃうね

「どうして???」

__だって私は________

✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚

Re: らびっとがーる ( No.4 )
日時: 2017/02/17 18:29
名前: めいりる

「起きた???」

懐かしい声が聞こえて耳を澄ませる。

どこかの記憶にあるはずなのに、どこの記憶にも見当たらない声。

不思議な感覚。でも気持ちいいや。

(この声誰だろ………)

私は薄ら目を開け、直後大きく見開いた。

「おはよう?」

「うわぁぁぁぁぁぁあああああぁぁぁあああああ!!!!!!!!」

そこに立っていたのは。

私のマネージャーでも。

プロデューサーでもなく。


実物サイズのウサギぬいぐるみ。

中から人の声がする。

叫ばすにいられなかった。こんなの幻覚だと思わずにはいられない。

「おはようって言ったんだから、おはようって返してよね」

ウサギは可愛く拗ねながら言った。

Re: らびっとがーる ( No.5 )
日時: 2017/02/18 21:27
名前: めいりる
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=11715

可愛くディフォルメされたウサギぬいぐるみは、少年のように拗ねた。

ある日の誰かに重ね合わせて、心の中で微笑む。



誰かって、誰だっけ?



「頭、まだぼーっとする?」

「いや、大丈夫。びっくりしただけ」

「誰が君をびっくりさせたの!?そいつに仕返しする!!!」

__いや、お前だよ。

どこかでしたようなやり取りを思い出して、顔に出して微笑む。

「いきなり笑って、変なの」

ウサギははてなマークが出てくるような仕草で首を傾げる。

思い出しそうで思い出せない。曖昧な記憶が頭を廻る。

「ねぇ、私のヘアゴム。違和感を感じる?」

ウサギはあたふたしながら答えた。

「全然、似合ってるよ!!!」

あたふた具合が面白いのに、意識しないで出た質問と、あたふたしながら言ってくれた答えにくるものがあった。

(アスト…………?)


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