コメディ・ライト小説(新)

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2人だけの世界。
日時: 2017/02/24 00:41
名前: 港未来 くろ子

窓辺。

私は静かにため息をついた。
「一体、何のために生まれてきたんだろうな…」
広い図書室で一人呟いてみると、何故だか可笑しくなってしまって小さく笑顔を零してしまった。

改めてあの美しい空を眺めていると、ふとそこに浮かぶまっさらな雲になりたい。
そんなことを考えてしまう。
大して人生経験などしてもいないし、死んでしまいたいとか、そういうことが言いたい訳じゃないんだけどな。
私は何を求めているんだか。

本が好きでもないのにこの無駄に広い図書室に通い詰めているのは、多分ここの空気がこんなにも心地良いことをいつからか知ってしまい、気付けば体が求めるようになっていたのだろう。
一人というのはなんて素晴らしいことなんだろう。
いっそ世界が私一人になってしまえばいいのにな…

ここに初めて来てから半年。
「2年に上がってもよろしく頼むよ。」
私は図書室に向けて呟いてみた。
やっぱりここは落ち着いて仕方ないな。

始業式の日、私は朝から夕方になるまでずっとここで過ごした。
いつもと変わらない日々があと何日、何か月、何年続くのだろう。

何気なく考えていると、突然入口付近にある無人カウンターに高く積まれていた本たちが、バラバラと大きく音を立てながら崩れ落ちていった。

そう。

きっとこの日から私の人生は、





変わり始めていたんだ。


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