コメディ・ライト小説(新)
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- わーるずえんどの大号令
- 日時: 2017/02/28 14:52
- 名前: ゆんゆん電波
小説始めていきたいと思います。
気軽にゆっくりしていってね!
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- Re: わーるずえんどの大号令 ( No.2 )
- 日時: 2017/02/28 16:38
- 名前: ラビ2
面白いです
( ´∀`)bグッ!
私のと全然違うですね
- Re: わーるずえんどの大号令 ( No.3 )
- 日時: 2017/02/28 17:08
- 名前: ゆんゆん電波
第一話
「ティアあー、起きないよ!もう7:30よ。伊吹さん怒っているよ~。」
「んなぁっ!?もうそんな時間~??イーじゃないのちょっとくらい・・・・・・・。」
「そーやって甘えてるから数学のテスト26点なの!」
「え・・・!!?ちょっ、あぁぁぁぁぁ!!!!!返しなさいよぉ!何で持ってんのーーーっ!」
朝7:32分。景都は起きないティアの面倒をみていた。確かに夜遅くまで仕事してたので疲れているのだろう。しかし、そんな事もお構い無しに景都は、ティアを叩き起こす。
「景都さん、ティアさん。おはようございます。・・・賑やかですね、朝から。」
ドアが開き、愛夢が起きてきたようだ。ブルーのワンピースパジャマに身を包み、寝癖がたっている。
「・・・あら、愛夢ちゃん。おはよう。」
「あ、ちょっと!何をクールぶってんのよ!そんな暇あったら早く準備しなさいよ。」
「・・・っち。」
軽く舌打ちした。
こうして三人は下の階へ向かった。木製の家は、微かに春でも暖かい。ほんのり木の香りが香る。景都はこの家が好きだ。
下の部屋では、伊吹がキッチンに向かって、苦手な料理をしている。いつもほぼインスタント飯だ。だが、今日は目玉焼きとベーコンを焼いている。トースターでパンも焼いている。
「伊吹さぁん、おはようございます。」
「おはよ、伊吹さん。」
「姉さんおはようございます。どうして今日はインスタントじゃないんですか?」
くるりと伊吹が振り返った。美人ではあるが、かなりの干物女である。ティアはまた、机の隣のハンモックでうとうとしている。
「おっと、三人さん。おはよう!今日はいい朝だねえ・・・。みて!ベーコンエッグ作ってみたよーん!食べよ!」
景都はティアを引きずり、ダイニングテーブルへ。パンとベーコンエッグのいい香りがする。
『いただきます!!』
香ばしさが口に広がる。ちょっと焼きすぎたパンも悪くない。珍しく、愛夢もがっついている。
パンを食べ終え、オレンジジュースをのみ、制服をきた。伊吹は食器を洗いながら『目覚ましテベリ』を見ている。
黒ハイソックスをはきおえ、後はティアをまつだけの景都はふと、考えた。
(・・・[裏界]か。いつ考えても不思議な場所。私が選ばれたのも理由があるのかな。知りたい・・・色々。)
「景都ぉ~、おっ待たせっぇ!どうかしら!」
「・・・はぁ、あんた入学翌日から着崩してんじゃないわよ・・・。ボタンきちんと留めなさいよ・・・。」
ティアは毛先がカールな彼女は、低身長のわりにスタイルが良い。ブレザーのボタンを開け、スカートを折っている。
「仕方ないわねえ・・・。行くよ。伊吹さーん、いってきます!」
「いってら~」
二人は朝日の差す方向に歩いていった。
- Re: わーるずえんどの大号令 ( No.4 )
- 日時: 2017/02/28 17:12
- 名前: ゆんゆん電波
ラビさん
コメントありがとございます!
小説読ませていただきます~!
- Re: わーるずえんどの大号令 ( No.5 )
- 日時: 2017/02/28 17:57
- 名前: ゆんゆん電波
その頃、愛夢は通学路をボーッと歩いていた。
愛夢は中等部で、二人とは違い、水泳部に所属している。所属する水泳部は県大会で優勝を繰り返す程の実力派。愛夢は運動が得意だ。
今日は中等部の入学式である。愛夢にも後輩ができるのだ。
ふと、後ろからブルルル・・・・・・・と音がした。
ー振り返ると、見覚えのある黒いフルフェイスヘルメット。そして、紅白のバイク。セロー250だ。
そして、乗っているのは、紛れもなく、伊吹だった。
「んあぁぁぁあぁぁぁーーーー!!!買い出しの時間過ぎてたぁぁぁぁぁ!!!」
伊吹はああみえても、時間には几帳面なのだ。
(そういえば、今日は大安売りだったっけ。)
中等部の校舎は目の前だ。
一方の景都・ティアは、クラスに向かっている最中だった。
「じゃあね、ティア。授業中寝るんじゃないわよ。」
「にひひ、分かってるって!じゃーね!」
景都は1組へ、ティアは4組へ向かった。
「おっはよーー!!景都ぉ!今日も可愛いな!」
「ん?あぁ、彩音。おはよ。」
中等部時代から同じクラスの山本彩音。景都の友達だ。友達で、[裏界]つながりの仲間でもある。彩音のチームは最近結成された、「結城組」の[魔法使い]の素質をもっている。三人組だが、戦闘力はかなり高い。
「最近どう?昨日は多かったらしいね。[化身]もなかなか強くなってきてるねぇ~」
「ちょっと!大きい声で言っちゃダメでしょ!」
「良いじゃん~別に。どうせ言っても信じるやついないし。」
「聞かせてもらいましたよぉぉ!!望月さん、山本さぁん!!」
背後には、学校一の噂好きこと、早乙女 いくるがいた。
「・・・げ。出たぁぁぁぁぁ!!!」
彩音が悲鳴をあげる。
「ちょっとちょっとぉ!皆あたしの事何だと思ってんの?ただ、その裏界?ってやつを詳しく聞きたいだけじゃん~!良いよね?あたし、その話、信じてるし・・・!!」
「ああもう!!いったいった!!ホームルーム始まるよ!」
三人はおとなしく席についた。
- Re: わーるずえんどの大号令 ( No.6 )
- 日時: 2017/03/04 20:44
- 名前: ゆんゆん電波
ホームルームが終わった。一時間目は、数学だ。
「ぁぁぁぁぁ!!数学いやぁ。まず、問題の意味が分かんない!」
「…まぁ確かに分かんなくもないけど。」
「何なのよ!池の周りを回る兄弟?秒速1秒で動く点P…!!弟は忘れ物したのに気づくの遅いッ!!」
景都とティアが、しょうもない会話をしている間に、学級委員長が睨みながら近づいて来た。姫カットでメガネの典型的な真面目委員長だ。
「おっす、委員長?だよね?」
ティアが右手を挙げ、微笑む。
「そうです。てか、馴れ馴れしくしないでください。園丸さん。」
「いいじゃん〜!てか、ティアでいいしぃ〜」
「そういうのが嫌なんです!」
「ちょっとぉ…2人ともやめて。」
景都はおどおどしていた。
「あら、望月さん。おはようございます。貴女に用があるの。少し宜しいでしょうか。」
「え?あぁ。分かりました。」
「え、ちょ、ティアは??まって!置き去りっすかぁ??」
暴れるティアを置き去りにして、2人は教室をでて、ワークスペースにでた。
「で、何ですか?用って。」
「いえ、たいした事ではないんです。<裏界>のことで。少し。」
「委員長も関わっているんですか?」
「はい。」
景都は驚き、思わず大きな声が出そうになった。この学校には、<裏界>に関わる人間が多い。それ程、<裏界>は広いのかもしれない。
「私はチーム【ノーザンクロス】のリーダーです。貴女のチーム名は?」
そういえば、景都達のチーム名はまだ、決まっていなかったのだ。
「あ…いえ、まだそれがないんです。」
「あら。そうなんですか。では、来週の火曜日までに決めておいてください。…もうそろそろ一時間目が始まりますね。もう、戻りましょう。」
「え?あ、はい。」
2人は教室に戻った。
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