コメディ・ライト小説(新)

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ラビッツ
日時: 2017/02/28 16:31
名前: ラビ2

俺はラビ。
相棒の馬のビッツとともに旅をしている。
ラビ「ビッツ、向こうに町が見える。」
ビッツ「もうすぐ、なんだね」
ラビ「ああ。頑張れ」

パカッパカッ

ビッツ「あ!見えたよ!!」
向こうに手を振っている人がいる。
ラビ「アレは町長だな。」
ビッツ「こんにちはーーー」
町長は手を振るのをやめた。
ラビ「6日間、泊まらせてもらってもよろしいだろうか。」
町長「・・・・・・・・」
ビッツ「町長さーん?」
町長が見ているのは、ラビとビッツではなかった。
ラビ「・・!」
ラビは後ろに気配を感じた。
旅人「うさぎ、邪魔だ。」

町長が見ていたのはこの男だった。

ビッツ「ヒヒーン!!」
ラビ「ビッツ、怒るな。」

町長「これはまあ旅のお方。前にいらっしゃるうさぎの方は、
お帰りください。この町も、うさぎ臭くなりますからね。
そこにいるもっと臭いロバに乗って、帰るといいです。」
ロバ「ブルルルッルン」
匂いが飛び散る。
ラビ「オエッ」
ビッツ「ラビの相棒はボクなんだい!こんなロバなんかじゃ
ないやい!!」
ラビ「もういい。行こうビッツ。」
町長「その臭いロバも連れて行ってほしいと言っていますが?
臭い同士なんだからいいじゃないですか。毎日風呂に
入っていない同士と言ってもいいですけどね。」
ふいに、旅の男が爆笑した。
旅人「フハハハハ!町長は面白いひとですねえ!」
ドゴッ
ラビは旅人にウサギパンチをおみまいした。
旅人「ふごぉぉ!?」
ラビ「世の中には、言っていいことと、悪いことがある!!!」
ドガッ
町長には、ウサギキックをおみまいした。
町長「ああああ!!腰がっっっ」
ラビ「ビッツ!来い!」
ビッツ「走るよ!」
バッ
ラビはハヤワザでビッツの背に乗った。
パカラッパカラッ
町長「くそう、追えーーーーーーー!」
旅人「私も行きます!」
町長「山狩じゃ!あのうさぎを八つ裂きにするのじゃ!!」
旅人「町長はここで待っていてください!そして、
町長の部下達の指揮を、私に任せてください!」
町長「よかろう。」
旅人「戦士たちよーーーーーーーっ!よく聞け!!
これからうさぎを捕まえる!よーし!そこに
固まっている者達よ、東の森で待ち伏せるのだ!
作戦を練って東に行くようにする!!
あとの者は、俺についてくるがよい!!」

パカラッパカラッ
ラビ「ビッツ、悪いな。こんなことになっちまって。」
ビッツ「ううん、僕のせいでもあるから。」
旅人「うおおおおおおおおおおおっっ!!」
ラビ「くっ、早いな。」
ビッツ「ラビット使う?」
ラビット、それは、瞬間移動の装置。
ラビ「いや、少し遊んでやろうぜ。」
ビッツ「どうせ西の森に伏兵が隠れてるんだよ。」
ラビ「前の村でもそういうことが起きたな。」
ビッツ「でも、どうせだからラビット使おうよ・・・。」
ラビ「じゃあやるか。ラビットON!」
シュウウッ
旅人「ぎゃあああああ、消えたああああ!?」





ラビ「ビッツ・・・・、ここどこだ?」
ビッツ「あ!、ラビッツ村!!」
ラビ「ああ、帰ってきたのか。やったあ!!」

ラビ母「ラビ、ビッツ、ずいぶん早かったね。おかえり。」
ラビ&ビッツ「ただいま!!」
















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Re: ラビッツ ( No.13 )
日時: 2017/11/24 20:19
名前: ラビ2


ラビ「ふう、お前のせいで俺の大切なお耳が傷ついたぞ。」
警察「どこに傷なんてあるんだ。ただの勘違いだろう」

マグカップにコーヒーを入れながら、警察は言った。
警察「まあ、今はこれからのことを考えようじゃないか。」
警察がくいっとコーヒーを飲み干すと、ラビは思い切り叫んだ。
ラビ「そのコーヒーは野宿用だぁ、なに勝手に飲んでんじゃコラ。」
警察「じゃあなんでキッチンに置いてあったんだよ!」
ラビ「俺があとで飲むつもりだったんだよ!!」
警察「野宿用じゃなかったのか?」

なんだかんだ言ってこの二人は相性抜群あいしょうばつぐん

カサカサッ

ラビ「なんだ?」
警察「外のしげみからだ。熊でもいるんじゃないか?」

ラビ「その可能性は、ゼロだ。見てみろよ、あの茂みを。いくらなんでも小さすぎるだろう。」
警察「確かに、熊はとてつもなくでかいもんな。」

二人は、武器を持って窓から外に出た。
そして、物音がした茂みに、こっそり近づいた。

吾郎「ぐあっぁぁぁ!」

茂みから勢い良く飛び出したのは、KUMA吾郎だった。

ラビ「KUMA吾郎さん!無事だったんですね」
吾郎「この身体のどこが無事なんだコラアアア、血まみれだろーが!」

「と、言うと?」と警察は興味深そうにKUMA吾郎に聞いた。

吾郎「狼の野郎だ。あの狼、めちゃくちゃ強いぞ。ホッキョクグマ10体連れて来てやっと倒せる感じだな。」
ラビ「ホッキョクグマ10体!?」

吾郎「それより手当てしてくれ。寒いし。」
ラビ「あ、中入って。」


ボス狼「そこのでけえの、新しい客?」
ラビ「はい、友達です。」
ボス狼「へえ、まあくれぐれも、暴走させないようにな。」

バァーン

狼「Stjóri! Það er neyðartilvik!」
ボス狼「Bíddu smá stund, ég mun fara.」

ラビ「なに?緊急事態だと?なにがあったんだ」
ボス狼「問題があり次第、お前たちにはここを出てもらう。そのつもりでいろ」
警察「最悪の事態だ。」

そして10分後、ボス狼は戻ってきた。
そして、何事もないだろうと、呑気に仰向けになっていた二人に、恐怖が襲いかかる!

ボス狼「オ…前ラ…殺ス…。ウサギ…モ、人間…モ…、全部。」
ラビ「おいおい、ふざけんじゃねえ。」
警察「まあ日本語で話してくれた分マシじゃないか」
ラビ「お前今の状況がわからないの?」

狼「Drepa ... ... til að drepa ... ... til að drepa ...」

ラビ「狼達が「殺す…殺す…」って言ってる。ここは説得するか!」

キング「無理だね。人望のない君には」
声がしたのは、天井だった。
ラビ「誰だ貴様。随分ずいぶんとイケてるじゃないか。」
キング「だろう、少なくともそこの人間よりはイケてるな。」

警察「警察だ!貴様は何者だ、なぜ天井に?」

キング「あらら、「警察」って言うと、僕の世界で言うpoliceだね。」
ラビ「お前はアメリカ人なんだなあ?」

ラビの言葉に、キングは「まさか」と笑った。

キング「僕の国は、「僕の国」だ。」
この言葉を聞いた途端、ラビと警察とKUMA吾郎は全員同じことを考えた。

「今すぐ帰りたい」

だがそんなことは許されない!
ラビたちには、北の村の調査をするという仕事があるのだ!(KUMA吾郎は別)
警察「北の村まで走る。KUMA吾郎も来い。報酬はくれてやる」
吾郎「おっ、さけ50年分でお願いな。」
警察(なんでこいつまで何年分とか付けるんだ。)

警察「走れええ!」

その合図で、ラビはめちゃくちゃに飛んで外に出た。
その合図で、KUMA吾郎は部屋をめちゃくちゃにして外に出た。
その合図で、警察は普通に外に出た。

(何この差!)

警察「とりあえず外に出られたぞ、でもまだまだ終わってないぞ。北の村まで走るぞ!」
ラビ「うぜえ!」
吾郎「黙れぇ!」

いつの間にか、警察だけ仲間はずれにされているのだった。
そりゃあそうだろう。人間と熊とウサギ。どう分けていいのやら

北の村についたラビは、あることに気がついてサッと隠れた。

ビッツがいたのだ。

ビッツ「うわああ、血の匂いが!いやあ!うわあ!」
相変わらずの血嫌い

その隙を見て、ラビはビッツに飛びかかった。
ラビ「この鬼畜野郎があー!よくも裏切ったな!」
ビッツ「あ、ラビ!無事だったんだね」

ラビはビッツに「ウサギ百烈拳」をおみまいした。

ビッツ「ガハアアッ。ごめん……、あの時はとにかく自分が助かりたくて…。まだ仲間だよね?」
ラビ「一度裏切られてまた仲良しこよしなんて、俺はそんな甘くない。」

ビッツは言葉に詰まった。

ラビ「俺達の故郷は消えた。同時に、俺達の友情も消えたな。」

警察&吾郎「………」

ビッツ「そうだね、僕が140%悪い。よく考えると短い間だったけど、ありがとう。」
そして、ラビに「ラビット」を渡した。

ビッツ「充電…しておいたんだ。これを見て、僕を思い出してね。」
ラビ「なに感動シーン作ってんだ」
ビッツ「え?」
ラビ「これを見てあの二人が泣くとでも思ってるのか」
ビッツ「え、え、え、あの?」

ラビ「最初から、縁切るつもりなんてねえよ。」

ラビのちょっとした冗談にビッツは流されていたのだ。
ビッツ「はぁあ、良かった。」

警察「で、感動シーンが終わったところで、KUMA吾郎が半泣きしてたのを知らせるぜ。」
ラビ「マジで?まああの人意外とそういう人だから。」

ビッツ「え、KUMA吾郎さん来てるの?マジ?挨拶しなきゃ殺される!」

警察「お前らにとってKUMA吾郎は天敵なのか?」
ラビ「友達だっつってんだろ。ただ、ガタイがいいからちょっとな…。」
警察「……プッ」
























Re: ラビッツ ( No.14 )
日時: 2017/11/25 11:14
名前: ラビ2



ラビ「よし、これから、北の村の調査を開始する!2グループに分かれ、隅々まで探索するのだ!
第1グループは、KUMA吾郎さんと警察。猛獣のいた時間、痕跡を調べるんだ。
第2グループは、俺とビッツ。詳しい被害数を調べる。」
ビッツ「よし、分かれよう!」

〜調査開始〜

第1グループ
警察「KUMA吾郎、これを見てくれ。」
さすが警察。小さな足あとも逃さない。
吾郎「こりゃあ、子供だな。」
警察「なるほど。猛獣は、子供連れか。となると、群れで来たに違いない。」

第2グループ
ラビ「ひどい。みんながやられてる。」
ビッツ「生き残りはいないのかな?」
ラビは思い切り呼んでみた。
すると、動物でないと聞き取れない小さな声がした。
ラビ「こっちだ」

小さな小屋があった。
その小屋の入り口に、武器を持ったウサギが倒れている。
この小屋の中に、偉いウサギ様がいるに違いない。

ラビたちは、そっと中に入った。

そして、もう一度声をかけた。
ラビ「すみません。どなたかいらっしゃいますか?」

するとまた、小さな声が隅から聞こえた。
声は幼く、震えている。どうやら子供のようだ。
ラビ「大丈夫だよ、仲間のウサギ。出ておいで。」
幼い声のウサギは、仲間がいると知って安心したのか、すぐに出てきた。
ラビの2分の1の大きさで、真っ黒だった。

子ウサギ「仲間…なんだ。はは…。私の…家族は、みんな殺されちゃったよ…?」
ラビ「そうだろう。だが大丈夫だ。この事件の謎を解決して、犯人を地獄送りにする。」
子ウサギ「犯人…私を残した。私だけ食べなかった。名前…教えてくれた。」

ラビとビッツは、同時に「名前?」と聞いた。

子ウサギ「犯人ね、アルって言うんだって。」

ラビ「アル…か」
ビッツ「なにか知ってるの?」

と聞いたビッツにラビが返そうとするのと、ビッツが間違えて「ラビット」を押すのとが同時だった。

シュッ

またしばらくの間、ラビとビッツは離れてしまう。























Re: ラビッツ ( No.15 )
日時: 2017/12/17 10:12
名前: ラビ2


ラビ「…は?」
ビッツは跡形もなく消え、残ったのは子ウサギとラビだけ。
子ウサギ「…お兄ちゃん、消えちゃった。」

ラビは念じた。

──1分前に戻らせてくれ

だが、無理だった。
と、そこへ、警察とKUMA吾郎が駆けつけた。
吾郎「すげえ光が見えたから、来たぜ。あれ、ビッツは?」
警察「臭いロバがいなくなっているな。なぜだウサギ。」

ラビはうつむいた。
ラビ「ラビットで、行っちまった。」

この言葉に勘違いしたのか、KUMA吾郎と警察はいきなり大きい穴を掘り始めた。

警察「じゃあしっかり埋葬してやらないと!」
吾郎「今は火がないから、そのまま埋めるしかないんだ、ごめんなビッツ!」

ラビ「は?違うし、なにやってん…。」

そしてあっという間に穴ができて、警察は言った。
警察「安心しろ。俺はずっと昔、ばあさんを埋葬したことがある。」
吾郎「俺も、まずくて食えない獲物を地中深く埋めたことがある。」

ラビ「違うって言ってるじゃん!さっきから何勘違いしてんだ、ビッツは死んだんじゃなくて、どこかに行っちまったっだけなんだよ!」
それでも二人はビッツが死んだと思い込んでいる。
警察「ああ、仲間が死んだショックで、混乱しているんだな。」
吾郎「大丈夫だラビ。ビッツは今、天から俺達を見下ろしているさ。」

もうどうしようもない、そう思って、ラビは逃げ出した。

こう見えてもラビは、ビッツと同じくらい速い。
体力はあまりないが、本気を出せば、熊より速いのだ。

そしてラビは、警察達から10キロほど離れたところまで来た。
よくよく見ると、ラビの背中に子ウサギがくっついていた。

ラビ「おお、こんなところまでついてきて…。まあいい、仲間が多い方が、かえって安心だ。それに、お前可愛いから、ご飯をおねだりするのにも役立ちそうだ。」
子ウサギは、くす、と笑って、
子ウサギ「私の名前、心太ところてんって言うの。」
ラビは目を丸くした。
でも、見た目に合った名前だなあ、と、すぐにニヤニヤしだした。

ラビ「よろしく、心太。」
心太「よろしくね」

ラビ「さて、これから、俺はビッツと狼を探すが、本当についてくるか?」
心太「行くよ」
心太「お兄ちゃん、「マジックラビッツファミリー」って知ってる?」

ラビは首を大きく縦に振った。

ラビ「もちろん!我がウサギ族の王家だ」

「マジックラビッツファミリー」というのは、ラビの言う通り、ウサギ族の王家。400億年前、このファミリーが誕生した。そして、このファミリーは、ある特殊な能力を持っていた。地、水、火、風。この4つの属性は幹部の属性である。そして、王、女王、王女、王子の能力は、氷、雷、光、闇のどれかだ。
そして、ごくまれにいる能力、それは、治癒。
幹部や王達の属性は、ほぼ攻撃用。
だが、123年に一度、治癒の能力を持ったウサギが、生まれる。


ラビ「すごいよなあ、俺も生まれ変わったら、「マジックラビッツファミリーになりたいよ。」
心太「ならないほうがいい。なれば、人間や猛獣に襲われる。今回の事件だってそう。「マジックラビッツファミリー」がいなければ、ここの村は絶対に狙われない。」
ラビ「そう…なの?でも、なんでそんなこと知ってるの?」

心太「私、ファミリーの王女だから…。」

ラビは一瞬目を丸くしたが、すぐにまたニヤニヤし始めた。

ラビ「はぁー、もう驚かさないでくれよ。あんまり嘘が上手いから、本当にそうじゃないか…って思っちゃったじゃないか。」

心太「信じられないなら、見てるといいよ。」

そう言うと、心太は近くにあった岩を、一瞬のうちに砕いた。
なにが起こったのか、と今度は、指から閃光を放った。
だが、心太が両手を岩に添えると、それが元通りになってしまった。

ラビ(え…幻覚?)
心太「ファミリーの中で一番攻撃力が高いのは、治癒能力と言われている。それはなぜか、今、わかった、よね?お兄ちゃん」





Re: ラビッツ ( No.16 )
日時: 2017/12/17 17:33
名前: ラビ2



ラビは、もう信じるほかなかった。
岩を一瞬のうちに砕き、指から閃光を放ち、その砕けた岩を元通りにした。これが、「マジックラビッツファミリー」の実力、いや能力。
ラビ「おお、心強いなあ。」
だが内心では怖がっていたラビである。
心太「ありがとう、お兄ちゃん。歯向かってくる敵がいればこれでイチコロだよっ」

悪寒が走る。

ラビ「そ、そうだな。じゃあ、早速行こう。」

そうは言っても、さっきの走りでラビは体力が尽きてしまった。
ラビ「ごめん…ちょっと休憩していい?」
すると、心太が嬉しそうにはねた。

心太「疲れたんだね、私が回復してあげるっ!」
心太がラビの耳に触れた途端、ラビの体力が100%に戻った。

ラビ「ち、力がみなぎってくるぅー!」
そして心太を抱いて一気にダッシュしていった。
疲れたら回復、走る。疲れたら回復、走る。の繰り返しだった。

しばらく走って行くと、とても豪華なホテルを見つけた。
心太「お兄ちゃんお兄ちゃん、今日はこのホテルで泊まっていこ」
ラビ「いや、今日は金がねぇ…。」
心太「行こぉーっ!」

ラビは心太に連れられて、ホテルの中に入っていった。

店長「いらっしゃいませ、お二人ですか?」
心太「そうでぇーす」
店長(キュンッ)
店長「こちらの、ゴージャスルームでおくつろぎくださいませ。」

ラビはまたもや目を丸くした。

莫大な金が必要だったからだ。

心太「はい、ありがとうございまぁす。あ…」
店長「どうしました?(キュンキュン)」
心太「お金、忘れて来ちゃったぁ…。」
店長「…そ…、れはそれは。残念ですが、無料でゴージャスルームというわけにはいきませんので…。」

心太の作戦はわかったでしょうか








Re: ラビッツ ( No.17 )
日時: 2017/12/28 17:49
名前: ラビ2


店長「申し訳ありませんが、お帰りいただいてもよろしいでしょうか?」
心太「……(目をうるうるさせる)」
店長「……っな…!」

ラビは近くにあった椅子に腰掛けながら、その光景を見ていた。
ラビ(あんなんでいけるかなあ)
不安だったが、それもすぐになくなった。

店長「わかりました。今回だけですよ。それから、このことを誰にも言わないでくださいね。」
心太「はい、約束します!(超笑顔)」
店長「…(キュンキュン)では、お二階の534号室にどうぞ。」

ラビは階段を駆け上がり、534号室に入った。
靴を脱ぎ、(靴履いてたのか)部屋中を見て回った。

ラビ「ハハハ…、すごいぞ心太!」
心太「こんなの朝飯前。本当は魔法でちゃちゃっとやっちゃうのがいいんだけど、たまにはこういうことしたくなるんだよね。」

二人がはしゃいでいると、部屋に店長が入ってきた。

店長「どうでしょう、ゴージャスルームは。」
ラビ「最高です!まさにゴージャスって感じで」
店長「それは良かったです。晩飯は喰う?」

この時二人は、「は?」と思った。

心太「え…えっと、え…。」
ラビ「今、晩飯喰う言うた。晩飯喰う言うた。」
店長「おお、これは大変失礼いたしました。つい罪を犯す時の口調で話してしまいました。」
ラビ&心太(罪を…犯す…?)

店長「おお、ますます聞かれてしまいましたな。これは仕方がない。お前らを八つ裂きにするしかねえな!」

ラビ「窓を割れ!」
その合図で、心太は窓を勢い良く割った。
割れたところから二人は外へ出た。
だが、ここは二階。普通に飛び降りれば、怪我をするのは確か。
木から木へ飛び移って、二人はやがて街へ出た。

心太「あそこに行こう!」
心太がそう言うと、ラビはそれに猛反対した。

心太「なんでよ、あそこに行けば安全だよ?」
ラビ「俺は昔から目だけはいい。見ろ、狼の群れが、街をおおいつくしちまってるよ。」

ラビの言う通り、街全体が狼の基地となってしまっていた。

心太「じゃ、じゃあ、どこに行くの?」
ラビ「このまま木から木へ飛び移り続けて、また街が現れるのを待とう。」
心太「いや、狼が北の村を襲ったんだから、あっち方面も、ここの街みたいになってるはずだよ。」

じゃあどうするのか、とラビが聞くと、心太は新しい作戦を立てていた。















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