コメディ・ライト小説(新)

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【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】
日時: 2017/03/18 07:06
名前: シニガミ支局 営業第3課

はじめまして。
某所で小説書いたりしてた者です。以後お見知りおきを。
完全な一次創作はこれが初めてなので、かなりお粗末な代物と思われますが、眼差しだけでレンチンできる位の勢いで見て頂けると幸いです。

なお、話の都合上コメントがないと進みません。図々しいかと思いますが、何卒ご理解とご協力の程をお願いします。

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Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.40 )
日時: 2017/03/20 10:57
名前: シニガミ支局 営業第3課

警察署の地下へ繋がる階段。地上よりひんやりとしていて心地良い。一番下まで来ると、分厚い頑丈な扉が出迎えた。パスワードロックをかけられているそれは、部外者の侵入を拒む様だ。
「一夜一夜に人見頃、と」
花岡さんは慣れた手つきでパスワードを解除した。141421356。なんだか歯切れが悪い。
『警告!警告!後ロノオ二方ハ?』
上から機械によって紡がれた声が降って来る。
「登録しといて。新しいメンバーだ」
『了解致シマシタ』
なに食わぬ顔で花岡さんは言ってのけた。
「ちょ……ちょっと待って下さい!俺達まだ入るなんて一言も……」
「ダイジョブダイジョブ、そんときゃ記憶消去の措置を受けて貰うから」
欠伸混じりに彼は言った。こいつはいよいよ逃げられない空気になって来たぞ。断れば記憶消去という物騒な代物が待っている。俺は観念して大人しく陰陽師になるしかないと思った。雪奈はというと、戸惑いつつも状況を楽しんでいる様に見える。流石のタフネスだ。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.41 )
日時: 2017/03/20 16:33
名前: シニガミ支局 営業第3課

「着きましたよ。ここが『陰陽師』本部です」
そう言って、黒瀬はチープな木で出来た扉を開いた。蝶番ちょうつがいが耳障りな悲鳴を上げる。
「……なにこれ」
視界にシュルレアリスムな光景が飛び込んだ。あまりに前衛的な絵画、ガラスの地に緑の字で『喫煙所』と書かれた扉、本棚に大量に詰められた漫画の単行本、ダース単位で飾ってある謎のお面。色々な要素がごちゃごちゃになったカオスな空間に、唯一マトモなセンスを有するベーシックな会議室用の机と椅子が、ぽっかりと浮いていた。
「何って、陰陽師の……」
「そうじゃなくて!このわちゃわちゃした部屋は……」
「あぁ、これですか。全員の趣味を押し込んだらこうなったんです」
なんて滅茶苦茶な。ジャンルがとっ散らかったこの部屋は、最早シャガールの『旅する人々』の様相を呈している。その中でも一層目を引くのが__
「花岡さん、奥のガラス戸なんですかアレ」
「見ての通り喫煙所だよ。日本語読めない?」
「いやなんでここにあるんですか」
「俺が経費で造らせたんだよ」
「おいコラ国家権力」
「まぁそう怖い顔すんなよ。このご時世煙草呑みには結構きついんだぜ?健康への害だとか副流煙がどうだとか。その点ここは良い、自分専用の喫煙所で好きなだけ煙草を楽しめる」
花岡さんはあっけらかんと笑った。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.42 )
日時: 2017/03/20 17:14
名前: シニガミ支局 営業第3課

「おや?騒がしいと思ったら、見ない顔だね」
それまで混沌にくるまれていた壁の一角が突然開いた。周りに気をとられていて気付かなかったが、よく見ると確かに地味なドアがある。
「こんなに散らかっててびっくりしたでしょ。楽に掛けてくれて構わない」
男性は椅子を指差して言った。
「こちら、うちの上司ボス風間かざま 流人るうとさん」
「「ど……どうも」」
風間さんは爽やかな微笑みを浮かべた。整った顔立ちと高い背丈、左手には義手の様なものをつけている。
「それで白也君。彼らは?」
「それがカクカク地デジカで」
「まぁ古いネタ……ほぉ、言い付け通りスカウトしてきたって訳ね。アレ僕冗談のつもりだったんだけど」
「!?そりゃないですよぉ!」
「はは、ごめんごめん。白也君が認めたとなるとこの二人、相当な強者つわものだろうからね。捨てるなんて勿体ない」
そう言うと彼は、手に持っていた紅茶を啜った。
「それで?入ってくれるの?」
「……正直イヤです」
「私もちょっと……」
「だろうね。こんな面倒臭い仕事は世界中這いずり回っても中々見つかるモンじゃない。タダ働きさせると僕もお縄に掛かるから、多少礼は出すけどね」
(怪しいなぁ……絶対大した金額じゃ__)
「日給5万」
「えっ」
現金キャッシュで」
「やります」

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.43 )
日時: 2017/03/20 20:41
名前: シニガミ支局 営業第3課

「ちょっと勇樹!アンタ正気?こんな事請け負って」
「雪奈も俺の家の事情知ってるだろ。ちょっとでも家計の足しになればと思ってさ」
雪奈がしまった、という様な表情を浮かべてうつ向く。
「……そっちのお嬢さんは?」
「……勇樹がやるんなら……私も……」
如何にも渋々という感じで言った。
「良し、話は決まりだ。……お、もうこんな時間だ。そろそろあの子が来るな」
時計の針は部活が終わる頃の時刻を指している。
「あの子?」
絵野えの君だよ。絵野 さらさ君。彼女も陰陽師なんだ」
「!?絵野ってあの……!?」
「おや?知ってるのかい?」
「知ってるも何も、うちの学校じゃ有名人ですよ」
絵野 さらさ。二年四組の生徒で、美術部の副部長だ。その天才的な絵の才能で数々のコンクールを総ナメし、他の参加者から『金賞は絵野が獲るから銀賞が実質最優秀賞』とまで言わせる始末。通称『四組の天然アホのこ怪獣モンスター』。彼女も陰陽師だったとは。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.44 )
日時: 2017/03/21 20:13
名前: シニガミ支局 営業第3課

そんな事を考えていると、勢い良く入口の扉が開いた。
「おはよー!」
「夕方だよ」
活発な印象を受けるオレンジ色のボブカット。間違いない、絵野だ。
「おんや?そっちのお二人さんは?」
「新しく陰陽師に入る子達だ。さらさちゃんと同じ学校の」
「へー。宜しくね!」
絵野がはにかみながら言った。

「それじゃ、全員揃った所で自己紹介しようか」
「あれ?花岡さんは?」
「面倒臭いって言って奥で煙草吸ってる」
「ちぇー、ノリ悪いなー」
「まぁいいか。僕が陰陽師リーダーの風間。それでこっちが……」
「我輩は天下無双の大式神、ゴマフォンである!流人がリーダーと言っても実質のトップはこのわがは」
「はいはい分かった分かった。そんでこっちが……」
「絵野さらさ!それと……」
「Mr.ペインリー。さらさの式神兼お目付け役だ。宜しく頼む」
絵筆のような姿をした式神が言った。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.45 )
日時: 2017/03/22 18:25
名前: シニガミ支局 営業第3課

「後は……直志なおし君と白也君の式神かな」
直志、というのは花岡さんの事だろうか。
「……ラメシア、出ておいで」
「エブリバッデハーイテーンショーン!」
黒瀬の鞄から蒼白い幽霊の様なものが飛び出す。直訳すると『皆さんは上機嫌』。上機嫌なのはお前だけだ。
「……コイツが僕の式神、ラメシア。見ての通りの始末で困ってるんですよ」
「……しょぼくれた顔してなんでそんなテンション高いの?」
「あぁコレ?俺いっつも貧血気味なんだよね」
「式神に貧血とかないだろ」
分かっていた事だが、式神というものはやはりどこかおかしいものらしい。絵野のペインリーはまだマトモに見えるが、いつか必ずボロを出すに決まっている。
「最後はプラン」
「プランです!勇樹さん、雪奈さん、宜しくお願いします!」
鉢植えの様な姿の式神が言った。真面目そうな振る舞いからは、花岡さんとは真逆の勤勉な性格である事が分かる。
「よし、全員自己紹介は終わったね。それじゃ、改めて歓迎するよ。」

「ようこそ、『陰陽師』へ」

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.46 )
日時: 2017/03/23 17:25
名前: シニガミ支局 営業第3課

「……本当にあんな仕事引き受けちまったんだな」
昨日の出来事を追憶する様に俺は言った。
「何言ってんのよ、アンタが自分で言ったんじゃない」
「まぁそりゃそうなんだけどさ……いやそれよりも__」

「なんで俺達ラーメン屋に居るの?」

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.47 )
日時: 2017/03/23 17:44
名前: クーゲルシュライバー

ラーメン屋ww
『陰陽師』って組織だったんですか!?想定外です!

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.48 )
日時: 2017/03/23 18:04
名前: シニガミ支局 営業第3課

休日の昼だというのに客足がまばらで、お世辞にも流行っているとは言えない。『らあめん照野』という薄汚れた看板を掲げたこの店に、何故か俺達は連れてこられた。初の任務の話と聞いたから家から渋々出てきたのに、何の因果でラーメン食べる羽目になったのだろうか。
「いいじゃないですか。風間さんも絵野さんも別件で動いてるし、花岡さんは実働向きじゃないし。あんなおかしな部屋で話すよりはラーメンでも食べてた方が……」
そんなやり取りをしていると、厨房から食欲をそそる香りと共に一人の中年男性が姿を現した。まだ早い時間なのに肌が脂でテカっている。
「はいっ、絶品とんこつらあめんお待ちっ」
大量の湯気と共に三つのどんぶりが卓に置かれる。麺が隠れる程てんこ盛りにされたキャベツともやし。とろとろ半熟の煮たまごと薄く切られたチャーシュー。豚骨の重厚な香りが、嗅覚を刺激した。食品の芸術とも言うべき目の前の一杯に、俺は思わず感嘆の息を漏らした。
「「「いただきまーす」」」
中細縮れ麺に絡む濃厚でコクのあるスープは、こってりとしているのにしつこさを感じない。香ばしい胡麻油の香りが鼻を通り抜け、たっぷりと盛られたキャベツは、しゃきしゃきとした食感と甘味を与えてくれている。かなりのボリュームがあったが、食の細い俺でもぺろりと食べられてしまった。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.49 )
日時: 2017/03/23 19:26
名前: シニガミ支局 営業第3課

クーゲルシュライバーさん
未来が都市伝説として秘密警察組織・陰陽師の話をするシーンがあったり。伏線として弱かったかも……

このラーメン屋のおっちゃん、そこそこ重要人物なので覚えておいて下さい。

……豚骨ラーメン食べたくなってきました。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.50 )
日時: 2017/03/24 15:54
名前: シニガミ支局 営業第3課

ヒャッハァー!春休みだァ!
◆~◆~◆~◆~◆~◆~◆~◆~◆~◆~◆
「あー、美味しかった!」
「おれっちもっと食べたいぞ」
子供用の取り皿を舐め回しながらミミールが言った。
「ガハハ、気に入ってくれて何よりだ」
「とっても美味しかったです」
「……それで?また『陰陽師』絡みかい?」

「「……え?」」
「ええええ!?何でこのおっさん陰陽師知ってんの!?」
「おっさんて!俺まだアラフォーだぞ」
「実はこの店ら陰陽師メンバーのいきつけでしてね……。初めて皆で来た時に花岡さんがポロっと」
「マジでロクな事しねぇなあの人!」

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.51 )
日時: 2017/03/25 14:25
名前: シニガミ支局 営業第3課

「まぁ良いじゃねぇか。俺は口がかたい方なんだ」
さっぱりとおっさんは言った。いやに自信満々だが、恐らく何の根拠もない。
「……こちら、ここの店主の照野てるの 晴明はるあきさん。陰陽師の秘密を知る、数少ない人です」
「ま、そういうこった」
「は、はぁ……」
こんな所に情報が漏れているとなると、『シークレット』が皮肉の様に聞こえる。
「……それで、任務の話なんですけどね。最近この辺りで失踪事件が相次いでいるんですよ」
「そういえばニュースでよくやってるな」
「そう。花岡さんに調べて貰った所、どうもこの近くの廃工場に失踪した人が集まっているらしいんですよ」
妖力スペックか……」
「ええ、恐らく洗脳系のチカラで……」
「成る程、廃工場に乗り込んで被害者を解放って訳ね」
「さっきも言った通り他の三人は動けないですからね。僕達三人で動く事になりそうです」
俺は、この仕事が遊びなどではない事を痛感した。俺の内面から滲み出る緊張は、額の脂汗が証明していた。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.52 )
日時: 2017/03/25 12:54
名前: カシスオレンジ

どうも、初めまして二次創作(紙ほか)で活動しているカシスオレンジと申します!
とても前から興味があったのでコメントさせて頂きました。
これからも応援してます!
是非私が執筆している小説を覗いてくれれば幸いです。
期待してますので頑張って下さい。

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.53 )
日時: 2017/03/25 16:42
名前: シニガミ支局 営業第3課

カシスオレンジさん
お米ありがとう御座います!
小説拝見しておきます!

Re: 【能力バトルモノ】式神憑きと陰陽師【コメント求ム】 ( No.54 )
日時: 2017/03/28 17:33
名前: クーゲルシュライバー
参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode=view&no=10610

シニガミ支局 営業第3課さん

更新、あまりしてませんね...。(;_;)
予想外、想定外のどんでん返しのストーリーをお待ちしてます!
よかったら上のURLから『レンと仲間の謎の夢』もみて下さい!
(ここで宣言すんな(# ゜Д゜))


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