コメディ・ライト小説(新)

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私は笑顔がわからない
日時: 2017/03/22 18:53
名前: 萌菜

初めまして、萌菜もえなと申します。
今回は、ノートにちょこっと纏めていた小説をここで書こうと思います。
恋愛物になると思います。

まだまだ未熟な私ですが、少しでも面白いと思った点、気になった点等、
教えてくださるとありがたいです。

【注意点】
・荒らし等はおやめください。
・コメントは構いません。辛口でも大丈夫です。
・この小説には恋愛表現が多数含まれると思います。苦手な方は
ブラウザバック推奨です。

【作者自己紹介】
小5女子、4月から小6になります。
テンションめちゃくちゃ高いことあります。
オタクです。

よろしくお願いします。

>>2

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Re: 私は笑顔がわからない ( No.28 )
日時: 2017/05/08 20:45
名前: 萌菜

今までにないくらい、嬉しかった。

好きな人と両想いで、しかも付き合うことになったなんて_____。

夢みたいで、夢じゃない。

今の私は、いじめのことなんか頭になかった。

このままなら、なんでもやっていける。

そう思った。

家に帰ってからも、私の頭の中は時雨君でいっぱいで、ふわふわ浮いているようだった。


時雨君の風邪もすっかり治り、学校に来れるようになってから、綾瀬さんのいじめは嘘のように軽くなった。

もちろん、無くなった訳ではなかった。

でも、2日に1回とか、早く帰してくれるようになったりだとか、前よりも私の負担も軽くなっていた。

これも時雨君のおかげなんだ。

綾瀬さんは私たちが付き合っているとかは知らないけれど、何かを感じたようで、時雨君を見るたび震えている。

ある日、時雨君に言われた。

「今日、ちょっと用があるからさ。先、帰ってて良いよ。」

私は頷いたけど、気になって、放課後、トイレの個室で息を潜めていた。

みんなが帰ったのを確認すると、教室までこっそり寄っていく。

そこには時雨君と、綾瀬さんがいた。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.29 )
日時: 2017/05/09 20:35
名前: 萌菜

何やっているんだろう。

教室のドアの後ろで二人を見守る。

「おまえさぁ、そもそもなんで円加いじめてんの?嫌がってんのにやるとかそんな恨んでることでもあんの?」

時雨君が、机にもたれかかって言った。

時雨君、そんなことのために時間を費やしてくれたんだ。

「なんでって.....だってあいつ、なんでもできんじゃん。運動は普通かもだけどさ、頭良いし先生からの印象も良いし。」

私は、なんと思ったら良いのかわからなかった。

つまりは、嫉妬ってこと?

時雨君が、目を細める。

「嫉妬でいじめてんの?呆れるわー。そんなことやってる暇あんなら勉強して円加に追いつけよ。先生からの印象良くするために工夫すりゃ良いじゃん。いじめてる暇なんかねーだろ。」

綾瀬さんは俯いた。

「でもそれじゃ面白くないじゃん。羨ましいからイラつくしさー。だからいじめてやってんの。工夫とかわかんねーし。イラつくから懲らしめてる訳。あんな地味なやつがうざいじゃん。」

私みたいな地味な人は、勉強できちゃダメなんだよね。

それぐらいわかってた。

時雨君はため息をつく。

「いじめてやってる?おまえ本気で言ってんの?それで円加自殺でもしたらどう責任とんだよ。」

綾瀬さんは鼻で笑った。

「責任?そんなの自殺したやつが悪いじゃん。学校中の話題になるようなことしてさー。てか如月ってそんな思いつめてんの?そんなので自殺なんかされたらこっちがこま_____。」

「何言ってんだよ!いじめをどんなに軽い気持ちでやったとしても相手は冗談で受ける訳ないだろ⁉︎円加がどんだけ追い詰められてのか知らないくせになんでそんな口きけんだよ!」

やめて!

私のことで、そんな言い合いなんかして欲しくない!

だって、悪いのは私でもあるから....!

綾瀬さんの気持ちに気づかなくて.....。

目をぎゅっと瞑る。

なんで?

なんでこんなの....‼︎

綾瀬さんは時雨君の言葉に驚き、固まっていた。

「円加にしたこと、反省しろよ。まぁ、人の気持ちもわからないあんたに反省なんて一生できねーだろうけどな。」

そう言った時雨君は、私のいる方向へドスドスと足を踏みならして来た。

どうしよう。

帰っててって言われたのに.....。

時雨君と思い切り、正面衝突する。

「円加....⁉︎」

綾瀬さんも教室で、息を呑む。

どうしたら良いんだろう。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.30 )
日時: 2017/05/12 19:35
名前: 萌菜

「おまえ、なんでここに....?」

私は俯いた。

「ごめん、なさい...。時雨君が何してるのか、気になって....。」

私は馬鹿だ。

「じゃあ、今の話、全部....。」

時雨君が目を見開いた。

「ごめんなさい....。」

涙が、溢れ出した。

「どれも、私が悪いの。綾瀬さんの言う通りだから。私みたいな地味な人、目立ってたらイラつくのなんて当たり前だよね。だから、だから綾瀬さんは悪くない。」

綾瀬さんが、教室で笑う音が聞こえる。

「円加。どれも自分が悪いと思ってんのか?こいつが、そんな差別的な理由でいじめてたのに?」

時雨君が私の顔を覗き込む。

「いじめは悪いと思うけど.....っ....でも....。」

「だからなんなんだよ⁉︎いじめが悪いと思ってんなら理由に納得するなよ⁉︎」

確かにそうだった。

いじめが悪いと思ってたんだ。

それがもうすぐなくなりそうなのに。

私がこんなこと言うなんていじめてくれって言ってるみたいじゃないか。

「綾瀬さん。もう、私をいじめないでください....。時雨君に言われてわかった。確かに私は地味で目立たないし綾瀬さんにとっては邪魔な存在かもしれない。でも私は、そんなの嫌。綾瀬さんの勝手な理由でいじめられたくない。」

綾瀬さんは息を呑んだ。

時雨君もだった 。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.31 )
日時: 2017/05/13 20:21
名前: 萌菜

綾瀬さんが、震える声で言った。

「ごめんなさい。私が、私が勝手な理由でいじめてて。自分が目立ちたいからって。自分勝手だよね。うざいよね。叩いて良いよ。」

綾瀬さんは、泣いていた。

私は、ゆっくり口を開く。

「自分勝手でうざいよ。綾瀬さんは。でも叩かない。叩いたら、私も綾瀬さんと同じになっちゃうから。人に暴力なんかふるいたくないし、綾瀬さんと同じような人間なんかになりたくない。」

綾瀬さんは、涙を拭いながら頷いた。

「そっか、そうだよね。うざい奴の真似なんかしたくないよね。ごめんなさい。」

私は何も返さなかった。

その光景を、時雨君がじっと見つめている。

「円加。おまえは、綾瀬のこと、許すわけ?それとも、許さない?」

それまで黙っていた時雨君が言った。

「許す。けど、約束してほしい。もういじめなんかしないって。自分の利益のために人を傷付けないって。」

本当だった。

許したとしても、ちゃんと反省して、次の行動に移さないと意味がない。

綾瀬さんはそれを、してくれるのだろうか。

「わかった。約束するから。絶対いじめなんかしない。私は、穢れてる人間だった。でも、それを治したい。如月さん、ありがとう。」

綾瀬さんは、頭を深く下げた。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.32 )
日時: 2017/05/14 10:37
名前: 萌菜

その日、結局時雨君と私は帰った。

「円加。おまえさぁ、変わったよな。」

時雨君が頭の後ろで手を組んだ。

「そう、かなぁ.....。」

私は時雨君を見た。

そういえば、付き合ってたんだよね、私たち。

でも、実感湧かないなぁ。

「最初さ、涙も笑顔もわかんないって泣いてたじゃん。今はよっぽどのことがないと泣かないし、時々笑うし。」

時雨君が私を見てフッと笑う。

確かに言われてみれば、本当の涙っていうのがわかる気がする。

怯えてない。

怖くない。

言われてみれば、笑えてた気がする。

嬉しいことがある。

楽しいことがある。

「私、ちゃんと笑えてる?」

時雨君は頷いた。

「笑えてる。円加の笑った顔、可愛いよ。」

顔が赤くなった。

時雨君はからかう様に笑う。

「照れた?」

......照れない人は、いないと思うよ。

「今度さ、どっか行こうよ。二人で。」

え?

それは.....デートって言って良いのかな。

「どこ.....行くの?」

時雨君は上を見た。

「どこでも良いよ。円加の行きたいとこで。」

え、どこだろう。

「えっと.....、公園とか、お城とか?その辺の。」

時雨君は吹き出した。

「そんなとこで良いの?まぁ良いよ。お城かっこいいもんね。」

ダメだ私、相当変な人。

でも、時雨君と出かけらるんだ。

楽しまなきゃ!


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