コメディ・ライト小説(新)

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私は笑顔がわからない
日時: 2017/03/22 18:53
名前: 萌菜

初めまして、萌菜もえなと申します。
今回は、ノートにちょこっと纏めていた小説をここで書こうと思います。
恋愛物になると思います。

まだまだ未熟な私ですが、少しでも面白いと思った点、気になった点等、
教えてくださるとありがたいです。

【注意点】
・荒らし等はおやめください。
・コメントは構いません。辛口でも大丈夫です。
・この小説には恋愛表現が多数含まれると思います。苦手な方は
ブラウザバック推奨です。

【作者自己紹介】
小5女子、4月から小6になります。
テンションめちゃくちゃ高いことあります。
オタクです。

よろしくお願いします。

>>2

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Re: 私は笑顔がわからない ( No.18 )
日時: 2017/05/03 19:51
名前: 萌菜

誰だろう。

いじめの新たな協力者だったら。

どうしよう。

怖い気持ちを噛み締めて、私はドアの方を向いた。

「おまえら、やめてって言ってんだからやめてあげたら?」

その声は紛れもない。

_____時雨君から発せられたものだった。

「は、晴樹君....?どうしてここにいるの?」

綾瀬さんからの問いかけには答えず、時雨君は続けた。

「円加を離せよ。嫌がってんだろ。」

綾瀬さんは焦った顔になりながらも、必死で話を逸らす。

「晴樹君には関係ないことでしょ。それより、帰らなくて良いの?」

いつもなら激しく言い返す綾瀬さんが、何故か控えめだった。

そういえば綾瀬さんは、時雨君のことが好きだって聞いたような気がする。

もしかしてそれで言い返せないのかもしれない。

私は複雑な気持ちになる。

どうすれば、良いんだろう。

時雨君が、いじめグループの輪を突っ切って、私の手を取った。

それにつられて、私は操り人形のようにぎこちなく歩く。

道路まで出て、私は言った。

「あり....がとう。」

時雨君は振り返らずに言った。

「いじめを無くしたいんだろ。おまえの力になっただけ。」

それでも十分、嬉しいよ...。

ありがとう。

そんなような事が1週間余り続き、時雨君との距離は少しずつ、縮まって行った。

綾瀬さんからのいじめも、日に日に和らいで来ている気がする。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.19 )
日時: 2017/05/04 10:11
名前: 萌菜

1週間、2週間。

私はだんだん、時雨君に好意を抱くようになっていた。

なんでだろう。

こんな人気者の人なんて、一生好きにならないと思っていたのに。

顔がかっこいいとか、そういうのじゃない。

私を助けてくれた。

独りぼっちで、涙も笑顔もわからない私を。

そんな時雨君が。

_____私は好きだ。

もちろん、この気持ちをいつか伝えようなんてことは思わない。

そんなことをしても意味がない。

綾瀬さんがもっとひどい行動をするだけだ。

だから、いつまでも胸に秘めておくんだ。

この想いは。

伝えられないのは悲しいけれど、それが私のためだから。

いじめを無くすんだから、そんな呑気な行動なんてできない。

そんなある日、だった。

時雨君が、風邪で休んだ。

私は、久しぶりの『独り』だった。

また綾瀬さん、戻るだろうな。

でもそれが、私の運命なのかもしれないのだ。

だから。

ここで悲しんでも仕方がない。

放課後。

綾瀬さんはいつも通り、いじめグループと一緒に暴力を振るう。

「ほんっとおまえってさぁ、晴樹君いないとなーんもできないんだねぇ?」

ニタァっと笑い、私を睨みつけた。

「おまえが晴樹君に近づくなんて、ありえねぇんだよ!あんたみたいな地味でブサイクな野郎がイケメン晴樹君に近づくとかマジうざいし。あたしみたいな派手で可愛い子とがお似合いなの!」

その言葉は、私の心に刃物を突き刺したようだった_____。

涙が、溢れた。

綾瀬さんは嘲笑い、スカートのポケットからカッターを出した。

いつか、私の髪の毛を切ったものと、同じだった。

カッターを、無造作に振り回す。

その刃が、私の頰を掠めた。

血が滲み出る。

続いて、腕。

制服も切れた。

足。

身体中に、痛みと怒りが走った。

もう嫌だ。

自分が。

綾瀬さんが。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.20 )
日時: 2017/05/04 11:19
名前: モズ

萌菜さん、あのコーナーに足を入れて
いただき、ありがとうございます!


恋愛小説をバリバリ書いている人には
けなされるであろうと思っていたので
あのようなコメント、感謝感激っす!


綾瀬さん、本当に可哀相ですよね
晴樹にバレないなら円加をいじめるなんて……
いじめって本当に怖いですよね


二人の距離が近づいていく……
その様子とか自分は上手く賭けないので
素敵です。
短編しか今は恋愛を書けない気がする
(駄作ですけど)


これからも見させて頂きますし、
コーナーでの参考にしたいです


それとモズの小説ってどれですか?
アドバイスが欲しいです、
どこかに書いてもらってもいいですか?
もしあの駄作を読んでいればですが


シリアスな回らへんに
コメントしたのはすみません。
あとで消しておきましょうか?
遠慮しなくていいですので

Re: 私は笑顔がわからない ( No.21 )
日時: 2017/05/04 16:15
名前: 萌菜

>>20    モズ様、(やっぱり様つける、)

けなしませんよ、‼︎
私も恋愛書いたの初ですから、w

恋愛、難しいですよねー......、
私も苦労しました、

モズ様の小説ですか....、?
先程返信させていただきましたが、アドバイスは特にないですよー、!
読みやすいです、すごく、
私もモズ様の小説、引き続き読みたいと思います、♪

大丈夫です、
シリアスなところに息抜きも欲しいので(´・ω・`)

大切な返信を消すなんてしませんよ、!
これからもお願いします、!

Re: 私は笑顔がわからない ( No.22 )
日時: 2017/05/04 17:52
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

こんにちは!初めまして(*'∀'人)

小説、投稿されたときからずっと閲覧していました!
タイトルに惹かれて、最初に呼んだときの雰囲気も情景描写がとても上手く書かれていて……(。・ω・。)


綾瀬ちゃん……(T T)
嫉妬心からのいじめって本当に怖いと思いました。


私も2年くらい前に、この作品とは違う類のいじめですが(無視など)……に会ったことがあり……
円加ちゃんの気持ち、何となく分かる気がしました。



あと、これは私が少し気になったことなのですが……

時間や場面が変わったときは、分かりやすいように多めに空白を取って置いた方が良いと思います。
例えば>>19の話の場合、「放課後」と場面が変わるときや、
>>17の話の場合、「放課後、いつものように……」というところなど…。


偉そうに言ってしまって申し訳ありません<(_ _)>
が、参考になれば幸いです。



これからの更新も楽しみにしています!
長文コメ失礼しました……。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.23 )
日時: 2017/05/04 21:23
名前: 萌菜

>>22   ましゅ様、

返信ありがとうございます、!

ほんとですか、⁉︎
自分の書いてる小説がこんなに多く(?)の方々に読んで頂いているとは.....、!←
感激です( ;∀;)

綾瀬鈴華、このキャラ自分でも非常に苦手です、
無理です、絶対関わりたくありまs((((

すみません(´・∀・`)

私もですよー......、
いじめって本当に、怖いものですよね、
無視だろうが、暴力だろうが、いじめはいじめです、
自分でも書いててゾクゾクします、


アドバイスありがとうございます、!
空白ですね、もう少し多くしてみたいと思います、
何しろ普段から段落気にせずに改行して書いてるものでして....、←


返信、本当にありがとうございました、!

Re: 私は笑顔がわからない ( No.24 )
日時: 2017/05/05 12:23
名前: 萌菜

なんでこんなのなんだろう。

私は、何がしたいんだろう。

いじめを、無くしたいんじゃないのか。

でももう、そんな気力も残ってない気がする。

もう、どうだって良いや。

いじめだって、続けたければ続けてくれれば良いよ。

どうせ、高校に行ったら別れるんだから。

それまでの辛抱だから。


綾瀬さんは、私を教室から追い出すと、吐き出すように言った。

「二度と来んなよ‼︎」

本当は足が痛かった。

でも、逃げたかった。

こんな所、本当に二度と来たくなかった。

どうせ時雨君もいないんだ。

だったらいっそのこと、もう不登校っていうことでも良かった。

こんなに辛い思いをするなら、来ない方が良い。

そもそもいじめがあるのに学校に来ていたのは、時雨君に会うためでもあった。

その時雨君がいないと何もできないんだから。

本当に、何やってるんだろう。

溢れ出る涙を拭いながら、走って走って、家まで一刻も早く帰ろうとした。

途中の曲がり角で、誰かにぶつかった。

「あっ、ごめんなさ_____。」

「円加.......?」

え?

それは、風邪をひいたはずの時雨君だった。

「し、ぐれくん.....?」

驚きの余り、口の中がからからになる。

「風邪、大丈夫な_____。」

私はその時、時雨の腕の中だった。

「俺のことは良いから。それより、おまえ、傷だらけで___。大丈夫か?」

涙が、溢れる。

時雨君は、自分のことよりも私を気にかけてくれていた。

それで、風邪をひいたのに私のために来てくれた。

私は時雨君にしがみついた。

ありがとう。

その言葉を、伝えたかった。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.25 )
日時: 2017/05/06 18:33
名前: 萌菜

しがみつく私の上に、雨粒が当たった。

雨か.....。

時雨君と出会った時も、雨が降っていたなぁ_____。

あれからもう、1ヶ月近く経ったのか。

早いなぁ、時間が過ぎるのは。

時雨君が私を離した。

息を整え、私は笑った。

ありがとうって、言う代わりに。

時雨君が私に手を伸ばし、頰の擦り傷から出た血と、涙と、雨を拭った。

「行こうか。」

時雨君が言い、私たちは歩き出した。

「ねぇ、本当に風邪....、大丈夫なの?」

気になって、聞いてみた。

「まぁ、今日寝れば大丈夫だろ。」

時雨君、のんびり屋だなぁ。

すごい神経質そうなのに、ね。

「円加....、あのさ。」

何故か時雨君は、私を名前で呼び捨てにするのだった。

「おまえってさぁ、好きな奴とか....いんの?」

予想外の質問に驚く。

い、いるにはいるんだけど、ねぇ....?

「時雨君は?」

質問を返してみる。

どうなんだろう。

少し先を歩いていた時雨君が、私を見た。

「おまえ。」

........は⁉︎

目を瞬かせる。

何が起きたんだろう。

これ、夢じゃないよね。

「だから、円加だっつってんの!」

顔が赤いのは、風邪のせいではないだろう。

「で、おまえは誰なんだよ。」

これって、一種の告白みたいなものだよね....。

だったら私は、返事をすることになる....。

「わ、私は.....、私は.....。時雨君です....。」

どうしよう。

自分でも顔がものすごく赤いのがわかる。

きっと、りんご病並みに赤いだろう。

「........。付き合ってください。」

時雨君は私を見た。

「_____はい。」

Re: 私は笑顔がわからない ( No.26 )
日時: 2017/05/07 21:53
名前: *咲良♪

>>25の感想

恋ですかーははーん恋ですかー(笑)

やっと付き合い始めたんだね!おめでとう!

時雨君のマイペース(のんびり屋さんとか)さも分かって面白いなー(笑)



やっとのやっとだね!

円加ちゃんが可愛過ぎ(かわいすぎ)!

いじめを無くしたい円加ちゃんの気持ちすごく伝わるよ♪

そして参照数が凄いね!私越しちゃうんじゃない?っていうくらいだよ~


長くなっちゃうからこの辺でー!


続きの恋が気になるから、更新待ってます!(*´꒳`*)

Re: 私は笑顔がわからない ( No.27 )
日時: 2017/05/08 20:33
名前: 萌菜

>>26    咲良ちゃん

わー、来てくれてありがとう‼︎

時雨さんマイペースだよw

私もおめでとう言いたい!

円加&時雨さんおめめ‼︎

え、そんなに多くないよ〜、咲良ちゃんだってもう300近いじゃん!

今から更新しまーす!

咲良ちゃんも更新頑張れ!楽しみにしてるよ〜╰(*´︶`*)╯

Re: 私は笑顔がわからない ( No.28 )
日時: 2017/05/08 20:45
名前: 萌菜

今までにないくらい、嬉しかった。

好きな人と両想いで、しかも付き合うことになったなんて_____。

夢みたいで、夢じゃない。

今の私は、いじめのことなんか頭になかった。

このままなら、なんでもやっていける。

そう思った。

家に帰ってからも、私の頭の中は時雨君でいっぱいで、ふわふわ浮いているようだった。


時雨君の風邪もすっかり治り、学校に来れるようになってから、綾瀬さんのいじめは嘘のように軽くなった。

もちろん、無くなった訳ではなかった。

でも、2日に1回とか、早く帰してくれるようになったりだとか、前よりも私の負担も軽くなっていた。

これも時雨君のおかげなんだ。

綾瀬さんは私たちが付き合っているとかは知らないけれど、何かを感じたようで、時雨君を見るたび震えている。

ある日、時雨君に言われた。

「今日、ちょっと用があるからさ。先、帰ってて良いよ。」

私は頷いたけど、気になって、放課後、トイレの個室で息を潜めていた。

みんなが帰ったのを確認すると、教室までこっそり寄っていく。

そこには時雨君と、綾瀬さんがいた。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.29 )
日時: 2017/05/09 20:35
名前: 萌菜

何やっているんだろう。

教室のドアの後ろで二人を見守る。

「おまえさぁ、そもそもなんで円加いじめてんの?嫌がってんのにやるとかそんな恨んでることでもあんの?」

時雨君が、机にもたれかかって言った。

時雨君、そんなことのために時間を費やしてくれたんだ。

「なんでって.....だってあいつ、なんでもできんじゃん。運動は普通かもだけどさ、頭良いし先生からの印象も良いし。」

私は、なんと思ったら良いのかわからなかった。

つまりは、嫉妬ってこと?

時雨君が、目を細める。

「嫉妬でいじめてんの?呆れるわー。そんなことやってる暇あんなら勉強して円加に追いつけよ。先生からの印象良くするために工夫すりゃ良いじゃん。いじめてる暇なんかねーだろ。」

綾瀬さんは俯いた。

「でもそれじゃ面白くないじゃん。羨ましいからイラつくしさー。だからいじめてやってんの。工夫とかわかんねーし。イラつくから懲らしめてる訳。あんな地味なやつがうざいじゃん。」

私みたいな地味な人は、勉強できちゃダメなんだよね。

それぐらいわかってた。

時雨君はため息をつく。

「いじめてやってる?おまえ本気で言ってんの?それで円加自殺でもしたらどう責任とんだよ。」

綾瀬さんは鼻で笑った。

「責任?そんなの自殺したやつが悪いじゃん。学校中の話題になるようなことしてさー。てか如月ってそんな思いつめてんの?そんなので自殺なんかされたらこっちがこま_____。」

「何言ってんだよ!いじめをどんなに軽い気持ちでやったとしても相手は冗談で受ける訳ないだろ⁉︎円加がどんだけ追い詰められてのか知らないくせになんでそんな口きけんだよ!」

やめて!

私のことで、そんな言い合いなんかして欲しくない!

だって、悪いのは私でもあるから....!

綾瀬さんの気持ちに気づかなくて.....。

目をぎゅっと瞑る。

なんで?

なんでこんなの....‼︎

綾瀬さんは時雨君の言葉に驚き、固まっていた。

「円加にしたこと、反省しろよ。まぁ、人の気持ちもわからないあんたに反省なんて一生できねーだろうけどな。」

そう言った時雨君は、私のいる方向へドスドスと足を踏みならして来た。

どうしよう。

帰っててって言われたのに.....。

時雨君と思い切り、正面衝突する。

「円加....⁉︎」

綾瀬さんも教室で、息を呑む。

どうしたら良いんだろう。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.30 )
日時: 2017/05/12 19:35
名前: 萌菜

「おまえ、なんでここに....?」

私は俯いた。

「ごめん、なさい...。時雨君が何してるのか、気になって....。」

私は馬鹿だ。

「じゃあ、今の話、全部....。」

時雨君が目を見開いた。

「ごめんなさい....。」

涙が、溢れ出した。

「どれも、私が悪いの。綾瀬さんの言う通りだから。私みたいな地味な人、目立ってたらイラつくのなんて当たり前だよね。だから、だから綾瀬さんは悪くない。」

綾瀬さんが、教室で笑う音が聞こえる。

「円加。どれも自分が悪いと思ってんのか?こいつが、そんな差別的な理由でいじめてたのに?」

時雨君が私の顔を覗き込む。

「いじめは悪いと思うけど.....っ....でも....。」

「だからなんなんだよ⁉︎いじめが悪いと思ってんなら理由に納得するなよ⁉︎」

確かにそうだった。

いじめが悪いと思ってたんだ。

それがもうすぐなくなりそうなのに。

私がこんなこと言うなんていじめてくれって言ってるみたいじゃないか。

「綾瀬さん。もう、私をいじめないでください....。時雨君に言われてわかった。確かに私は地味で目立たないし綾瀬さんにとっては邪魔な存在かもしれない。でも私は、そんなの嫌。綾瀬さんの勝手な理由でいじめられたくない。」

綾瀬さんは息を呑んだ。

時雨君もだった 。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.31 )
日時: 2017/05/13 20:21
名前: 萌菜

綾瀬さんが、震える声で言った。

「ごめんなさい。私が、私が勝手な理由でいじめてて。自分が目立ちたいからって。自分勝手だよね。うざいよね。叩いて良いよ。」

綾瀬さんは、泣いていた。

私は、ゆっくり口を開く。

「自分勝手でうざいよ。綾瀬さんは。でも叩かない。叩いたら、私も綾瀬さんと同じになっちゃうから。人に暴力なんかふるいたくないし、綾瀬さんと同じような人間なんかになりたくない。」

綾瀬さんは、涙を拭いながら頷いた。

「そっか、そうだよね。うざい奴の真似なんかしたくないよね。ごめんなさい。」

私は何も返さなかった。

その光景を、時雨君がじっと見つめている。

「円加。おまえは、綾瀬のこと、許すわけ?それとも、許さない?」

それまで黙っていた時雨君が言った。

「許す。けど、約束してほしい。もういじめなんかしないって。自分の利益のために人を傷付けないって。」

本当だった。

許したとしても、ちゃんと反省して、次の行動に移さないと意味がない。

綾瀬さんはそれを、してくれるのだろうか。

「わかった。約束するから。絶対いじめなんかしない。私は、穢れてる人間だった。でも、それを治したい。如月さん、ありがとう。」

綾瀬さんは、頭を深く下げた。

Re: 私は笑顔がわからない ( No.32 )
日時: 2017/05/14 10:37
名前: 萌菜

その日、結局時雨君と私は帰った。

「円加。おまえさぁ、変わったよな。」

時雨君が頭の後ろで手を組んだ。

「そう、かなぁ.....。」

私は時雨君を見た。

そういえば、付き合ってたんだよね、私たち。

でも、実感湧かないなぁ。

「最初さ、涙も笑顔もわかんないって泣いてたじゃん。今はよっぽどのことがないと泣かないし、時々笑うし。」

時雨君が私を見てフッと笑う。

確かに言われてみれば、本当の涙っていうのがわかる気がする。

怯えてない。

怖くない。

言われてみれば、笑えてた気がする。

嬉しいことがある。

楽しいことがある。

「私、ちゃんと笑えてる?」

時雨君は頷いた。

「笑えてる。円加の笑った顔、可愛いよ。」

顔が赤くなった。

時雨君はからかう様に笑う。

「照れた?」

......照れない人は、いないと思うよ。

「今度さ、どっか行こうよ。二人で。」

え?

それは.....デートって言って良いのかな。

「どこ.....行くの?」

時雨君は上を見た。

「どこでも良いよ。円加の行きたいとこで。」

え、どこだろう。

「えっと.....、公園とか、お城とか?その辺の。」

時雨君は吹き出した。

「そんなとこで良いの?まぁ良いよ。お城かっこいいもんね。」

ダメだ私、相当変な人。

でも、時雨君と出かけらるんだ。

楽しまなきゃ!


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