コメディ・ライト小説(新)

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初めましての日々
日時: 2017/03/30 22:11
名前: canon

canonです。
新しい物語を作りました。
ぜひご意見なども。

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Re: 初めましての日々 ( No.1 )
日時: 2017/03/31 14:39
名前: canon

「おめでとうございます。妊娠三ヶ月です。」
-いきなりそう言われた。それが、私達の“はじまり”だった。


【初めましての日々】

1:いつの間にか妊婦?!


「妊娠三ヶ月ですって…?」
隣にいる母の声が震えている。驚いているのだ。というか、本人が一番驚いている。
最初は、ただ吐き気がするだけだった。なのに、急に立ちくらみや貧血を起こすようになって、念のため内科に行ったのだ。…なのに、何故妊娠?!
「ちょっと紅羽くれは!あんた、やっちゃったの?!」
母が私を揺さぶる。
「そんな訳あるか!!大体まだ中二だよ?」
「学生でも妊娠は有り得るのー!!白状しなさい!!」
「絶対に無い!!例えテストで赤点取っても、これだけは胸を張って言えるわ!!」
「テストで赤点取るのも止めなさい!!」
「まぁまぁ取り敢えず、産婦人科の方へ…」
内科の先生が促した。

「ふーん、絶対に男性経験は無い、と。」
「当たり前じゃないですか!!そんなことをする暇が、一体どこに?!」
「でも先生、男性経験も無いのに、妊婦する事って無いですよね?!」
母が興奮気味で言う。
「百パーセントあり得ない。…ただ、この赤ちゃん、ちょっとおかしい気がするのよねぇ。」
「おかしい…?」
「えぇ。言葉では言い表せないんだけど…」
「はぁ。」
「取り敢えず産む?産まない?」
そんなの決まってる。
「産むに決まってるじゃないですか!!赤ちゃんのDNA調べれば私と誰の子か分かるし、やっちゃった説も無くなるかもしれないんですからっ!!」

Re: 初めましての日々 ( No.2 )
日時: 2017/03/31 14:40
名前: canon

「ちょっ…」
母は思いっ切り反対するかのような目で見たけど、そんなの私には関係ない。
(お腹の中にいる赤ちゃん産んで、絶対に私の疑惑をはらすんだから!!)

2:出産!

―そんなこんなで始まった産婦人科での入院生活。知っているのは私と私の両親と、
「よう。今日もきたよ。」
後ろの家に住む同い年の桐島 隆也(キリシマ タカヤ)くんだった。彼とは学校も塾も一緒のため、ノートのコピーを取って持ってきてくれる。私が退院して授業に普通についていけるようにしてくれているのだ。しかも彼は口が堅い。だから両親も彼には話したのだろう。
「桐島くん、コピーありがとうね。いつもいつもごめんなさい。」
「いいよ、別に。その代わり、赤ちゃんが産まれたら直ぐに俺に見せてよ?」
「はいはい、もちろん。」
いつも一、二時間話して帰っていく桐島君の背中を見て、少し哀しくなる。あぁ、もうちょっと一緒にいたかったなぁ、と思う。だけど、この気持ちが何なのかは私は知らない。

「う~」
今日も陣痛。ここのところずっと起こっている。生理のときみたいに鈍い痛みがお腹の中を突き抜ける。
「平気か?紅羽?」
「せっかく来てくれたのにゴメンね。」
「いやいや。」
この陣痛のせいで、最近は全然桐島君と話せてないよ~。それでも彼は、ずっと隣にいてくれる。
「…にしても、産まれてくる子は男?女?」
「うーん、先生も分かんないみたいで。親には一応男の子って言ってるらしいけど。…イタイ!!」
「あぁ、平気か?!無理して話すなよ。って、俺が聞いたのか。」
そう言って、桐島君が手を握ってくれた。とても温かな手だった。
コンコン…ガラッ
「失礼。…って、桐島君もいたのね。」
「先生。」
私を担当してくれる、配島先生が入ってきた。
「俺、帰った方がいいですか?」
「いいえ、平気よ。…紅羽ちゃん、来週の金曜日にこの子を産みましょう。」
来週の金曜日…。
「手術ですか?」
「えぇ。陣痛にもうそろそろ耐えられなくなるだろうし、元々出産予定日は再来週の月曜日だったし。」
来週、お腹の子に会える…
「分かりました。」
私がそういうと、配島先生は少し笑った。
「あの~、俺は…?」
「来ていいわよ、気になるでしょう?あなたも。」
「は,はい!」
―というわけで、やっとお腹の子に会える!と、喜んだのも束の間だった。

《金曜日:出産予定日》
オギャア、オギャア
紅羽の中から産まれてきたのは、男の子だった。しかし、普通の子ではない。―何故かというと。
「…尻尾?」
その男の子のお尻から、悪魔の尻尾が出てきていたからで、ある。

Re: 初めましての日々 ( No.3 )
日時: 2017/04/01 12:35
名前: canon

「…これは、夢?」
私のお腹の中から出てきた赤ちゃん。一見普通の子に見えるのに、
お尻から尻尾が生えてる…?

3:悪魔の子

「あんたは本当に誰とやったのよー?!」
産後一週間。不思議なくらいすぐに陣痛は治まっていき、今は母から尋問を受けている。案の定、赤ちゃんは病院のベッドでお昼寝中。
「お母さん、静かにして。あの子が起きちゃう。」
「う…」
いくらお尻から尻尾が生えているとしても、やっぱり可愛いため、母も黙った。
「…で、先生。DNA 鑑定は…?」
コホン、と一つ咳払いをしてから母は配島先生に問いかける。配島先生は、チラリと手元の資料を見て、静かに言った。
「あの赤ちゃんに、紅羽ちゃんのDNAどころか、誰のDNAとも一致するものはありませんでした。」
さすがにこの回答には自分もびっくりする。
「ち、地球上の誰とも…ですか?」
恐る恐る、母が聞く。その問いかけに先生は静かに頷いた。

「…と、いうわけで、桐島君!パパ役お願いします!」
誰のDNAとも被らなかった赤ちゃんだが、一応私が産んだということで家で育てることに。私はママ役、私の両親はじいじばあば役に。そうすると、パパ役がいなくなってしまう。と言うことで、
「他人の俺がパパ役でいいのかよ?」
「だって、産むときに立会人として来てくれたし、あの子の尻尾のことも知ってるし。」
それに、ね…
(私、本当に好きなんだもん。)
「あぁ、いいぞ。」
「ホントに?ありがとう!」
塾や学校以外でも、彼に会えて嬉しい。
「ところで、赤ちゃんの名前はどうするんだ?」
「えっとね。」
赤ちゃんの名前はね-
そうして、私と桐島君と優の初めましての日々が始まっていく-


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