コメディ・ライト小説(新)

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短編恋愛小説
日時: 2018/08/03 14:26
名前: 雪うさぎ
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=11517

久しぶり?の投稿です。
短編小説なので気軽に読んでください!

アドバイス・コメント等ありましたお願いしますm(_ _)m

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Re: 短編恋愛小説 ( No.1 )
日時: 2017/04/05 10:00
名前: 雪うさぎ


私は栢木 瑞希(かしわぎ みずき)。中学1年生。私には好きな人がいる。6年生の時に失ってしまった人でもう会えないだろう人だ。それは6年生の終わりのことだった…。
「瑞希~ここの問題教えてくんない?」
こいつこそ私の好きな人、磯谷 剛(いそた たける)。剛は幼稚園からの幼馴染みで大の仲良しだった。そんな剛は最近勉強をすごく頑張っている。理由は中学受験だ。私達が進む学校はこの市内でも評価が低くあまり評判ではない学校だった。そのため親の勧めで剛は中学受験することにしたらしい。そんな6年生も終盤。勉強はますます難しくなっていた。
「ここは…この方式を使うんだよ?昨日、先生言ってたでしょ!?」
私は本当は、好きだからこそ受験を止めたかった。が、強がって協力することにした。別に協力するのが嫌なわけではなかった。しかし、勉強を教えれば教えるほど胸が苦しくなっていった。そんな日々が過ぎて行った。
「俺、明日いよいよ受験だぜ~!」
剛が誇らしそうに言った。私は背中に隠した手作りのお守りを剛の前に差し出した。
「これ。作ったの…。受験ファイト!」
私はそう言うと剛の前を走り去った。涙が溢れてきた。その涙は止まることはなかった。
そして…約1ヶ月の月日が立ち、卒業式が来た。剛はよく知らない学ランを着ていた。どうやら受験には受かったようだ。
「剛!写真一緒に撮ろっ!」
「あぁっ!」
私達は写真を撮った。今までにない笑顔で。
「じゃあね。さようなら私の親友!」
私は苦しい気持ちを抑えて言った。いつものように上手く笑えなかった。
その1週間後…私のケータイ電話がなった。
「あれ?知らない番号からだ…。」
私はこの電話番号は知り合いにしか教えていないため冷静で、普通に出た。
「もしもし?磯谷なんですけど…。」
その声は震えていた。間違いなく剛の母の声だった。
「えっ…剛のお母様ですよね?」
さすがの私も動揺した。剛には電話番号を教えた覚えがあるが、それも3年生の時だ。まさか剛の母から電話がかかってくるとは…。
「実は…剛が登校中に車に…ひかれちゃって…それで…死んでしまったの…。剛から瑞希ちゃんあてに手紙を預かっているから…慕我矢したがや病院まで…来てもらっていいかしら…?」
私は即座に
「はい。すぐ行きます。」
っと返事すると電話を切った。急いで支度をしていた間も私は涙が止まらなかった。さよならっとは言ったものの納得出来ていなかったし、どんなに月日がたっても変わらず剛が…大好きだったのだ。
「ねぇ…どうして……剛…。」
私は思い切り走った。どんなに疲れても足を止めることはしなかった。そして…5分もたたないうちに慕我矢病院へついた。入口では剛の母が待ってくれていた。その顔は涙でとても濡れている。
「瑞希ちゃん…ありがとう。剛のために走ってくれて…。これが預かってた手紙。」
私は急いで受け取ると手紙を開けた。そして…その場へ崩れ落ちると、誰よりも激しく泣いた。小さく
「ごめんね。ごめんね。剛…!」
っといいながら。そこにはこんな事が手書きで、剛の文字で書いてあった。
「瑞希。同じ中学いけなくてごめんな。親友って言ってくれたの嬉しかったよ。お守りありがとう。効果大だっ!これからも遊ぼうな。










俺の大好きな人。」

Re: 短編恋愛小説 ( No.2 )
日時: 2017/04/06 20:40
名前: 雪うさぎ

「よぉ! ブス子!」
私は逹馬 奈那(たちま なな)。中学2年生。あだ名はブス子。理由はこの丸メガネのせいだ。私の目の色は、外国人の父に似て水色をしている。もしこんなことが知れ渡ったらからかわれるに違いない…そう思った私は、幼い頃からこの丸メガネをかけている。丸メガネは中の目が見えないため、水色をしているのには気付かれない。
「おはよ。チビ太郎。」
私は彼に返事をした。彼はチビ太郎こと阿李 太郎(あり たろう)。阿李という苗字なだけあって背も小さい、幼稚園からの同級生だ。そう…私達はでこぼこコンビなのだ。
「今日は転校生がいるぞ~。」
先生が叫んだ。クラス中で期待が高まり、ドアの方へ目線が集まった。
「私、堅美 マリです!日本は初めてなので色々教えてくださいです!」
ふわふわの髪の毛、青い目をした少女が入ってきた。結構可愛い方なはずの制服が霞んで見えた。
「席は…あっ。阿李の隣がいいかな。阿李、堅美のこと頼んだぞ!」
マリちゃんがチビ太郎…阿李の隣に座った時、一瞬私の胸がズキッとした気がした。
「マリちゃんどこから来たの~?」
「髪の毛天然?」
休み時間、マリちゃんへの質問が所々から飛び込んでくる。そのせいで席に座れなくなったからか、阿李はこっちへ来た。
「堅美可愛くね?」
私はそれを聞くとなぜかムッとした。でも反論は出来なかった。
「うん。」
皆、マリちゃんに対して、とても暖かくしていた。それに比べて私への反応ときたら冷たいものばかりだ。その途端ふとオデットとオディールが思い浮かんだ。私はオディール。影。マリちゃんはオデット。光なのだろう。そして…阿李が王子様。今…阿李が好きなことに気付いた。しかし、そんな気持ちを知らない阿李はマリちゃんの所へと行ってしまった。この丸メガネを外したらマリちゃんのようになれるのだろうか。そう思い私は皆の前で丸メガネを…外した。
「えっ!」
周りから驚きの声がたくさん聞こえた。目の色のことを言っている声も聞こえた。マリちゃんは天然なようで、
「仲間だったのですね~!」
っと嬉しそうに微笑んでいる。阿李はそんな微笑んでいるマリちゃんばかりを見て私は見ていなかった。私はそれが悔しくて、それからはマリちゃんの真似を良くするようになった。髪型。喋り方。動作。趣味。だが、どんなに真似をしても阿李は見てくれなかった。それがきっかけとなり、私達は距離をとるようになった。そんなある日…
「突然だが…阿李が転校した。」
先生が言った。驚きだった。私は空いている阿李の席を見ると小声でバカっと言った。寂しさを誤魔化そうとしたのかもしれない。そしてその日の帰り…私は元気なく下駄箱へと向かった。すると下駄箱に紙が1枚入っていた。
「そのままのお前が好きだった。」
そう書かれていた。
「ありがとう。」
心からつぶやいた。それでも涙は耐えずに溢れ出てきた。

Re: 短編恋愛小説 ( No.3 )
日時: 2017/04/07 07:22
名前: 雪うさぎ

先輩達の卒業式まで後1ヶ月。そんな中、私は胸の高まりが止まらなくなってきていた。
「おはよう。奏ちゃん。」
にこりと微笑んで、先輩である君が私へ挨拶をしてくれた。
「おっおはようございますっ!」
体温が上がりきった私に、君は優しく頭をポンポンとした。
「っ/////」
嬉しくはあったのだが恥ずかしさのあまり、軽く君の手を払うと校舎へ颯爽と逃げるように走っていった。…私は萩乃 奏(はぎの かなで)。この北澤きたざわ中学校でゆういつ髪を二つ結びに結んで学校へ来ている。天然パーマなためガーリーの女の子のように良く知られている。そして…君とは私の片思いの相手、樹打 龍矢(きだ りゅうや)先輩。爽やか系男子で、いとつ年上の先輩。とても年下勢から人気があり近寄り難い存在でもあった。そんな龍矢先輩に私がここまで近づけたのは去年の春、入学式の事……。
「わ~綺麗な桜~!ここが今日から私が通う学校なんだ~っ!」
校庭に咲き誇るたくさんの桜の木をパッと見ると、感嘆の声を漏らした。私は小学校の皆とは違い中学受験に挑んだ。そして見事、県第3位である北澤中学校への受験を果たしたのだ。しかしそんな事を自慢するような立場でもなく、それどころか今までの友達と別れたのだ。辛くて立ち直るのがやっとだった。
「君、新入生?」
桜の木のそばへと駆け寄る私へ、隣の木にいた男の子が声をかけてくれた。
「はっはい!今日からこの学校へ通わせていただきます!萩乃 奏です!」
緊張のあまり震えている私を見ると、その人はクスリと笑った。
「奏ちゃんって言うんだ。可愛い名前だね。」
その人は爽やかに私の名前を呼んだ。
「俺、樹打 龍矢。2年生なんだ。よろしくね。」
よく見ると龍矢先輩の手には筆が握られていた。和やかに微笑む先輩を見ていると先程までの緊張は解け自然な笑を浮かべられた。
「絵…書いてたんですか?」
私はつい勢いで龍矢先輩の手の中にあるスケッチブックを覗き込んでいた。
「あっうん/////」
ちらりと龍矢先輩を見ると頬がリンゴのように赤くなっていた。はっとして急いで顔を遠退けると、龍矢先輩は照れ隠しをするように目を手で覆い隠した。優しく吹いた春風が桜の花びらを散らせ、私達の出会いを歓迎しているようだった。そして、私と龍矢先輩の髪をそっとゆらした。
「あのさ…お願いがあるんだけどいいかな?」
龍矢先輩は私に少し照れながら聞いてきた。それは最初にあったような爽やかな顔ではなく、とても可愛らしい顔だった。
「いいですよ。入学式まで後30分もありますから!」
私は微笑んで言った。なんとなく龍矢先輩の隣が心地よく、隣にいたいと感じていたのだ。
「絵を書いてるんだ。それで…奏ちゃんの事も書いていいかな?」
「はいっ!」
私は駆け足で、龍矢先輩のスケッチブックに書かれていた桜の木へと走った。そして、桜の木に
「ちょっと寄りかかるね?」
っといい少し寄りかかった。龍矢先輩は私が立つとすぐに絵を書き始めた。筆の運びがとても綺麗でかっこよかった。すると…胸が一瞬ドキッとした。10分ほど経ったのだろうか。龍矢先輩が私に話しかけてきた。多分飽きないようにしてくれているのだろう。
「そういえば…なんで入学式の30分も前に来たの?」
そう聞かれた私は一瞬にして言葉が詰まった。泣きそうなくらいの苦しみが一瞬戻ってきたが、無理やり笑うと静かに答えていった。
「私、本当は今までの友達と一緒の学校に進みたくて……それで…早く行ったら……もしかしたら友達に会えるかも…友達が出来るかも…って思って……それで2本早めのバスに乗ってきたんです…。」
龍矢先輩は静かに聞いていたが、話が終わると私の頭を撫でた。
「そっか…じゃあ俺が奏ちゃんの中学校初めての友達になるよ。」
胸が熱くなるのを感じる。コクリと頷くと龍矢先輩の方を向いた。先輩はニコッと笑って返してくれた。それ以来龍矢先輩に友達という形で、ここまで近づけたのだ。
…私のクラスでは一つの話題で持ちきりになった。龍矢先輩の絵が優秀な成績を賞で収め、校長室の前に飾られている。っという話題だった。私は支度を終えると走った。校長室に向けて。そこには1つの絵が飾られていた。その絵を見ると…ハッとした。
「これ…龍矢先輩と初めて会った時の……。」
そこには、初めて会った時に描いていた桜の木の絵があった。その木の下には1人の女の子が立っていた。髪型からしても間違いなく私だとわかった。目から自然と涙が溢れてきた。頬もまぶたも熱くなり、とても人に見せられるような顔はしてないだろう。私は涙を拭くと、歩いて教室へと戻って行った。嬉しかった。私をあんなに可愛く描いてくれていたことが。まるで龍矢先輩の目にはそんなふうに見えているっと主張しているように感じた。それからの7日間は卒業式に向けての支度ばかりだった。龍矢先輩と合同で作業できる時もあり、とても楽しかった日々が過ぎていく。そして……卒業式当日。龍矢先輩とこの場所でいられるのも今日が最後だ。いつもよりきちんと制服のリボンをしめた。送る側の私がドキドキしている。体育館の中にある指定席に座ると先輩が声を掛けてきた。
「おはよ。奏ちゃん。今日は頑張ろうね。」
龍矢先輩は普段通りに爽やかで、カッコいい。緊張で固まっている私とは大違いだ。そんな私を見ると、先輩は頭をそっと撫でてくれた。今日は大事な日だ。好きな人を見送らなくてはいけない。私は先輩を緊張させちゃいけないと思い、ニコッと笑った。溢れそうになった涙をこらえて…。やがて長い卒業式が始まった。
「卒業生入場。」
司会の先生の言葉と共に龍矢先輩達が入ってきた。いつも通り爽やかな先輩はお客さんの目を引きつけていた。私たちからの言葉も終わり、長い長い卒業証書授与が始まった。私はその間、先輩の事を考えていた。先輩は1組。1番初めのクラスだ。先輩は私と離れても悲しかったりしないんだろうな…。そんな事が頭をよぎった。こんなにも泣きそうなのは私だけなのだ。
「樹打 龍矢。」
担任の先生が龍矢先輩の名前を呼んだ。いよいよ先輩の番だ。その時…少し強めの春風が窓から入ってきた。その途端、私の脳裏に先輩との出来事が1つずつプレイバックされてきたのだ。爽やかな雰囲気の先輩を遠くからしか見れなかった新学期の事。そんな私に最初に声を掛けてくれた時の事。私しか見たことが無いであろう可愛らしい照れ顔の事。桜の木のそばで寝ていた時、起こしてくれた王子様のような先輩の事。先輩の友達と4人でプールへ行って遊んだ事。2人で浴衣(先輩は袴)を着て夏祭りに行った事。文化祭、一緒に回った事。同じく文化祭で、別の学校の人に絡まれた時に助けてくれた事。合唱祭で実行委員になった時、案をまとめるのを手伝ってくれた事。運動会のリレーで転けた私を、リレーの足を止めておんぶして保健室の代わりのテントまで運んでくれた事。部活の試合で一生懸命に応援してくれた事。負けてしまった時には優しく抱きしめて撫でてくれた事。引退試合直前の合同練習で、先輩が私へのサプライズを提案してくれていた事。先輩の受験勉強をかねた勉強会に誘ってくれた事。先輩と別れるのが苦しくて泣いてた時、優しく声をかけてくれた事。……全部大切な記憶だった。この思い出が途切れてしまうっと思うと悔しかった。いつの間にか先輩の事を独り占めしたいと思っていたのだ。いけない事だと分かっている。でも…好きな気持ちに嘘は無かった。そんな事を考えていると、あっという間に卒業式は終わり間近になっていた。
「卒業生退場。」
大きな拍手がこの体育館を包み込む。そんな中私の目には涙がたまっていた。このまま龍矢先輩に好きっと言えずに思い出に幕を閉じてしまうのかな…。脳裏によぎった言葉が私の背中を押した。このまま言えずに終わるのは
「嫌だ。」
私は小さく声を漏らした。
「これで式を終わります。」
司会の声が聞こえると、2年生は皆立ち上がった。この後2年生はそのまま下校。3年生は写真撮影などの自由時間となっている。私は誰よりも早く席から立つと思い切り走った。龍矢先輩に伝えたかった好きが溢れそうだった。帰ってしまう前に言わなくちゃ。その一心だった。
「じゃあな~龍矢~!」
「あぁ。」
私は龍矢先輩を見つけると、一度校舎裏に隠れ深呼吸をした。走っていたので気付かなかったが、胸のドキドキがすごかった。髪に手を当てると…ゴムを取った。風が髪をなびかせる。この中学生活で初めて解いた。
「龍矢先輩!」
私は龍矢先輩に声をかけた。先輩は振り返ると髪に気付いたのか、少しはっとした表情になった。本当は緊張に我慢しきれず逃げたしたかった。しかし、負けたくなかった。自分の弱さに。私にとって大きな勇気の1歩を踏み…出した。先輩ならきっと、私の素直な気持ちだって受け入れてくれるはず…。そう期待するしかなかった。でも振られるとは限らない。だからこそ、振られるかもだからって諦めるわけには行かないのだ。大丈夫。そう心の中で呟くと静かに息を吸った。この先は、どんな悪い結果でも良い結果でも、付いてきた結果を受け入れてたくさん頑張ればいいのだから…。
「好きです!龍矢先輩の事出会った時からずっと好きでした!」
──10年後
それからは早かった。トントン拍子で話が進んで行った。
「俺も…奏ちゃんの事好きだよ。だからこそ、奏ちゃんの絵で賞を取りたかったんだ…/////」
照れながらそんな風に言った龍矢の事を今も覚えている。
「行くよ。奏。ううん。俺のお嫁さん?」
後ろにかかったカーテンから龍矢が顔を覗かせた。あの頃の龍矢はもういなくて、今いるのはカッコよくて勇ましいこの龍矢だ。とても白いスーツがよく似合っている。あれから10年。私達はそれぞれの仕事に就き、それぞれで稼いでいた。しかし、今日私達は夫婦になれるのだ。2人で支えあっていきていくようになるのだ。
「ほらいくよ!」
龍矢が微笑んで手を出した。私はその手をとるとウエディングドレスをひるがえして式場へと向かった。
「うんっ!私の愛しいお婿さんっ///」


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