コメディ・ライト小説(新)

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王様の学園
日時: 2017/05/05 14:20
名前: Sarari




何も感じない。何も見えない。自分がどこにいるかも分からない。

だれか――――――


私に感覚を、色を、光を、力を----――




----―――
----―――





数少ない特殊能力を宿した若者たちが集う学園。
彼らはそれぞれにある目的をもってこの学園にやってきた。



未知の力を手に入れた者たちのさまざまな思惑が交差する学園内――。

そこでおきるあらゆる出来事----。


突如として編入してきた緋山彗は、徐々に学園内部の抗争に巻き込まれていく。

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Re: 王様の学園 ( No.1 )
日時: 2017/05/13 21:55
名前: Sarari


第1話 「スカウト」



それは、ある春の日のこと----


「緋山 彗(ひやますい)さんですよね?」


修了式を終え、春休みのしおりを握りしめて校門を出ようとしたときだった。
突然目の前に現れたスーツ姿の一人の男性。
とても整った顔立ちをしており、年齢も20代後半ぐらいに見える。

しかし、、、


“黒スーツの知らない男の人”、“校門前で小学生に呼びかけ”


明らかにこれは典型的な不審者というものでは----


彗は学校の先生がいないかどうか探し始めた。



「ああ、そんなに警戒しないでください。私は不審者などではありませんよ」

顔をしかめる彗とは裏腹に、男は穏やかな表情でそっと彼女に名刺を渡した。
彗はおそるおそる渡された名刺に目を通した。



『聖欧学園本部 学生総合支援機関 副本部長 阿澄京介』


「せいおうがくえん………」
「はい。そこに書かれている通り、聖欧学園より参りました、阿澄京介と申します」

深々と頭を下げられて、思わず彗もパッと頭を下げた。


「ええ、単刀直入ではございますが、緋山様をスカウトにきました。ぜひ、春より聖欧学園への編入を考えていただけないでしょうか?」
「は、はい!?」

力が抜けて春休みのしおりがポテッと地面に落ちる。
数十秒間固まったのち我に戻った。


「あ、あの、とりあえず親に相談してみても……」
「そのことなのですが、実は保護者様からの了承は得ておりまして、あとは緋山様本人の意志を聞こうと思いまして」
「え?え?え?パパ、いいって言ったんですか!?」
「はい、昨日お会いして詳細のほうも話した上で納得していただけました」

もう何がなんだかわからない。


「まあ、突然こんな話をされても困ることでしょう。と言っても、こちらも新学期への準備がありますので、緋山様が学園へ来ていただけるかのお返事は明後日まで待つことにします」

そう言って、バッグの中から分厚い封筒を取り出した。

「この中に学園紹介のパンフレットや詳しい内容を記した書類がいくつか入っておりますので、目を通していただけると幸いです」


封筒を受け取った彗は、頭の中がこんがらがって何も言葉を返せなかった。
そうこうしていると阿澄は近くに停車していた車のほうへ歩いていく。


「今日は用事が立て続けに入っていまして、私はこれで失礼します。明後日、いい返事をお待ちしております」


そうして阿澄の乗った車は風の様に走り去っていった。



「………」


今日から春休み。ウキウキわくわくだった春休み。
春からは小学5年生になる。クラス替え、修学旅行、たのしみがたくさんだった。


緋山彗、10歳、見知らぬ学校へ転校の危機……………



「ともかく、パパにいろいろ聞かないと!!!」



とりあえず怒りの矛先は父親である。


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