コメディ・ライト小説(新)

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本当の君を。
日時: 2017/05/18 20:34
名前: 萌菜

ご存知の方もいらっしゃると思います、萌菜もえなです。
今回掛け持ちの様になりましたが、ちょっと事情があります。

親のかけた機能制限で、今まで書いていた小説が見れなくなってしまったので、当分の間は書けないと思っています。
その間、この小説を書いて行きたいと思います。

ここでもよろしくお願いします。


今回も、恋愛物に挑戦します。
苦手ですが読んでくださるとありがたいです...。
アドバイスや感想、待っています。


>>1        登場人物

Page:1



Re: 本当の君を。 ( No.1 )
日時: 2017/05/18 20:40
名前: 萌菜

       ***登場人物***        

雨宮あまみや  しずく

男子とつるんでいる風変わりな女子。
勉強も運動もでき、面白いところもあるため、男子から人気。
都立花崎中学校から蒼葉あおば高校に来た。
大阪出身。


森蔭もりかげ  つばさ

雫とつるんでいるメンバーの一人。
勉強、運動ができて、イケメンで優しいと人気。
都立中里中学校から蒼葉高校に来た。


篠宮しのみや  琉海るか

雫とつるんでいるメンバーの一人。
おちゃらけ男子だが頼れる面もある。
都立旭中学校から蒼葉高校に来た。


有栖川ありすがわ  渚月なつき

雫とつるんでいるメンバーの一人。
クールで秀才イケメンと評判。
藤園大学附属中学・高等学校から中退して蒼葉高校に来た。


また増えるかもしれません。その時はまた追加のレスをします。

Re: 本当の君を。 ( No.2 )
日時: 2017/05/19 20:38
名前: 萌菜

「なーなー、聞けよお前ら。俺の親父がさー、毎朝リフティング600回やれって言うんだぜ⁉︎600回ってどうよ。」

桜吹雪が舞い散る4月。

この春、蒼葉高校に入学した私の名前は、雨宮あまみやしずく

「まじで?600毎朝はきついよな。」

そう言いながら髪の毛を掻きあげたのが、森蔭もりかげつばさ

「だろ?親父謎にきついんだよ!」

先ほどから親父親父と連呼しているのは、篠宮しのみや琉海るか

「で、ほんとに毎朝600回もやんのか?」

頬杖をつきながら言ったのは、有栖川ありすがわ渚月なつき

「やるしかないけどさぁ....。」

琉海が不貞腐れた様子で呟く。

「頑張ってね。」

私は苦笑いしながら言った。

私たちは、高校に入ってから出会ったばかりの4人組だ。

たまたま同じクラスで、サッカー繋がりの男子たちと、女子といるのが好きじゃない私。

普通だったら男子たちは、不思議に思うだろう。

けれどこの3人は、私を優しく受け入れてくれたのだった。

中里中学から来た翼と、旭中学から来た琉海、そしてわざわざ有名私立大学附属の中学から蒼葉に来た渚月。

それから花崎中学から来た私。

蒼葉高校は、そこそこ偏差値も高く、しかも部活の種類が多い。

そのため、人気が高い学校なのである。

そんな蒼葉に私が受かり、このメンバーでに出会えたことは、運命と言って良いだろう。

青春っていうのは、こういう感じなんだ、きっと。



Re: 本当の君を。 ( No.3 )
日時: 2017/05/20 18:45
名前: 萌菜

私が思いにふけっていると、琉海が拝むような格好をして私たちを見た。

「なぁなぁ、頭いい奴らだから頼むよ。今日化学のテストだろ⁉︎教えてくれねぇか?」

琉海は大袈裟おおげさに言うけれど、別に琉海だってそんなに頭が悪いわけじゃない。
確かに理科系は苦手かもしれないけど、国語や社会は得意な筈だ。

「良いけど琉海、もう高校生だからさ、そろそろ自分で勉強しなよ?」

翼が笑った。
優しいけれど、人を思いやってアドバイスできるのが、翼の良いところ。
まだ知り合って1ヶ月も経たないけれど、それぞれ良いところ悪いところがわかってきているような気がする。

「まじかよ....。じゃあ自分で教科書見て勉強するわ....,。」

琉海はしげしげと教科書を鞄から引っ張り出し、ペラペラとページをめくる。
その様子を見て、私たちはクスクス笑った。
馬鹿にしているわけではない。
少なくとも私は、しょげている琉海が可愛いと思っているだけだ。

「もうすぐ一時限目始まるからさ、俺らも教科書でも読もーぜ。」

渚月が言った。
渚月は私たちの中では、真面目で冷静だ。
流石に有名私立大学から来ただけはある。

私たちも琉海と一緒になって教科書のページを捲った。
一時限目は確か、公民だ。


私たちの楽しみは、放課後である。
部活が終わった、更にそのあと。

部活終了後、私たちは近くにある桜ヶ丘公園に向かう。
そこでサッカーをするのだ。
翼、琉海、渚月はサッカー部、私は美術部。
元々運動はできる方の私は、放課後みんなと一緒になってサッカーをするのだ。
もちろん、翼たちには勝らないけれど。

それでも楽しい。
一緒にいれる事が。
一秒でも長く、一緒にいたい。
それは恋愛対象的にではなく、友情を多く育みたいからだと私は感じている。

Re: 本当の君を。 ( No.4 )
日時: 2017/05/21 20:10
名前: 萌菜

今日も同じように、私たちは桜ヶ丘公園に向かった。
私が、みんなと混じってサッカーするのは、ほんの少しの間だけ。
何しろ、運動が得意というだけなのだ。
そんなに長くやっていたら毎日筋肉痛になっている。

そのあとは、サッカー観戦だ。
ブランコに乗りながら、翼たちのサッカーを眺める。

「よし、今日は渚月がキーパーな。」

琉海が振り分けをする。
私も言われたポジションについた。

みんなのおかげで、サッカーを見るのが楽しくなった。
アマでもプロでも、日本代表でも地域代表でも。

20分ぐらい、経ったあと。
私はみんなから抜け、ブランコに飛び乗る。

空中を、足で蹴る。
髪の毛が風になびき、夜の冷たい空気が頬を撫でる。
サッカー観戦もしながら、空気中を蹴る。

翼、琉海、渚月の3人でやるサッカーは、格別だった。
ゴールめがけてボールを颯爽と追いかける姿。

私も男子だったら、あんな風に走り回れるのになぁ_____。

ふと、そんなことを思った。


「今日は帰るか。また明日な!」

「おう!じゃあな。」

「じゃな、また明日。」

「また明日、ね。」

私たちは、それぞれ別れた。
高校は同じといえども、帰り道は全く違うのだ。
夜の女の一人歩きは危ないと翼に言われたけど、私はへっちゃらだ。

鞄からスマートフォンとイヤホンを出し、お気に入りの曲を耳に流す。
今日も、終わったな。

「また明日。」

その言葉を、あと何回口にできるか。
考えたくなかった。

Re: 本当の君を。 ( No.5 )
日時: 2017/05/23 19:46
名前: 萌菜

次の日も、また次の日も、同じような日々が続いた。

事件が起こったのは、一週間後。
クラスの中でも目立つ女子、大隅おおすみ夏琳かりんが、放課後、私に問い詰めてきたのだ。

「ねぇあんた、なんでいつも男子ばっかといるの?」

『なんで?』
そう聞かれると、わかるようでわからなかった。

「なんとなく....かな。」

曖昧に答える。
夏琳さんは、納得しなかったみたいだ。

「はぁ?じゃあつまりは、男好きってこと?」

「そうじゃなくて.....。」

「じゃあ何なのよ⁉︎」

夏琳さんは怒りをあらわにしながら言う。

「わかんないんだって...!そんなこと、あんたに関係ないやろ⁉︎」

自分でも出てしまってから慌てた。

『関西弁』。

ずっと封じ込めた来たはずの言葉が、出てしまった。

夏琳さんは驚き、あたふためいて帰って行った。

「雫?いんのか?」

琉海の声がした。
多分、私の声がすごく大きかったからだと思う。

教室のドアから、ひょっこりと琉海が顔を出した。

「部活、終わったんだろ?行こうぜ。」

「うん.....。」

目を伏せながら、琉海の後をゆっくり付いていく。

Re: 本当の君を。 ( No.6 )
日時: 2017/05/29 09:39
名前: 萌菜

そのあと、いつものようにサッカーをしたのだけれど、なんとなく気分が乗らなかった。

落ち着けない。
嫌でも頭に蘇ってくる。

どうしよう。
明日から、学校でなんて言われるだろう。

それを聞いて、翼、琉海、渚月はどう思うだろう。

考えただけで頭が痛くなる。

消えたい。

ここから。
自分を消し去りたい。

全て。

「雫っ!」

不意に、渚月の声がした。
その瞬間。

目の前にボールが飛んできた。
それとほぼ同時に、渚月がボールを蹴り飛ばした。

「何やってんだよ、琉海。」

翼が駆け寄ってくる。

「悪りぃ。いやさ、さっきから雫の様子がおかしいから、ボールを見れば元気出るかと思って。」

あぁそうか。
琉海は、教室も一緒に出てきたのだった。

「確かに雫、元気ないよな。」

翼も汗を拭いながら私の顔を覗き込む。

「大丈夫か?」

渚月も、心配してくれているのがわかる。

でも、素直に言えなかった。
夏琳さんのことなんか、言いたくなかった。

関西弁のことなんか_____。

「なんでもないから。ただちょっと、考え事してただけ。」

笑いながら言った。
けれどそれが、作り笑いだということは、すぐにばれてしまった。

「雫。絶対なんかあったよね?いつもの雫じゃない。」

渚月が、語気を強めた。
ごめんね。ごめんなさい。

言えない。

「ごめん、雫。俺、知ってる。大隅、だろ?」

翼だった。

「実はさ、部室に忘れ物して取りに行くとこだったんだ。そこで、見た。」

琉海と渚月は、息を呑んで見つめている。
翼は、微笑んだ。

「言えよ、俺たちに。力になるから。」

涙が、溢れた。


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