コメディ・ライト小説(新)

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さらば見参
日時: 2017/07/01 22:44
名前: 西乃 ナナコ

  ビルのそびえ立つところに桜鈴総合病院という病院がある。
  
  そこには色々な怪我や病気を持った人がいて、また私も少年も同じであるということを知った。

  皆、彼を「可哀想」と口を揃えて言う。 皆、私を「哀れ」に思う。
  
  そんな小さなヒーローと私の物語。



 ======主要人物

 春山 勇輝《はやま ゆうき》
 小学四年生 9歳
 ヒーローごっこが大好き。


 月枝 明希《つきえだ あき》
 中学二年生 14歳
 絵を描くのが好き。


 田波 鐘花《たなみ しょうか》
 勇輝専属の看護婦。ニックネームは海ちゃん。


 春山 百合《はやま ゆり》
 勇輝の母親。ニックネームはゆりさん。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 どうもっ今年も頑張りますよっ大会‼️
 よろしくです✌︎('ω')✌︎

 ・コメント歓迎‼️
 ・荒らし冷やかしも・・・まぁあんまり・・。
 

 さぁレッツゴー‼️


 ※フィクションです。

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Re: さらば見参 ( No.9 )
日時: 2017/07/14 21:28
名前: 西乃 ナナコ


  遅れてごめんなさいっ‼️
  他の作品を考えているのでぜひ見てくださいねっ

Re: さらば見参 ( No.10 )
日時: 2017/07/14 21:50
名前: 西乃 ナナコ


 「・・・夢って、勇輝くんのですかね」
 「えっ」
 「こんなこと言うのも失礼かもしれないですけど、私にはゆりさんが
  勇輝くんを客観的に見て、そう判断しているように見えます。」
 「そ、そう。」
 「はい・・・私は短い間だったけど勇輝くんのことは理解したつもりです。
  確かに勇輝くんは動くことは好きだし、今を生きてる。そんな感じがします。
  でも勇輝くんは明日死ぬから今日を生きる、訳ではなく、明日も生きるために
  今日も生きている。んだと思うんですよね。だからゆりさんの考えもすごく正論だし
  とてもいいお母さん、だと思います。素人の私が言っていいのかわからないけど、
  勇輝くんには明日も元気ってことばかりじゃなくて、未来のこと、明日じゃない
  もっと先のことを伝えてあげてください。勇輝くんの夢はヒーロー。
  病気だって受け止められるのが、真のヒーローじゃないですか。」
 「・・・・・ありがとう」

 ゆりさんはそれだけを呟いて、中庭を出て行った。
 言いすぎただろうか、大人への対応じゃなかった。とか悩んだ。
 でも勇輝くんのため、失礼も承知で言った方が良かったのだ。
 そう・・これで・・良かったはず。。。。



  次の日、勇輝くんは、いつまで待っても中庭には現れなかった。

  次の日も。次の次の日も。次の次の次の日も。


   現れなかった。


  不安が頭をよぎった。  “死”  それは本当に突然にやってくる。
  昨日元気でも、今日起きたら死んでるなんて珍しくもない。
  ただ突然。本当に一瞬。予想をはるかに上回るように病はくる。
  的襲来。恐怖。全てが一致したように、私の足は再び異常が襲う。




 

Re: さらば見参 ( No.11 )
日時: 2017/08/07 13:02
名前: 西乃ナナコ

スピードを上げる足は左右交互に擦れていく。
何度も何度も、脳内によぎる不安を掻きずりながら前に前にと進む。
階段をなるべく早く昇る。
そして見えてきた、勇輝くんの病室。
ドアは二重となっていた。
二回ノックをして入る。
小声で

「し、失礼します。」

と言うと、奥からゆりさんの声が聞こえた。

「あっ明希ちゃん」
「すみません、しばらく勇輝くんのことを見てなかったので心配で」
「勇輝は・・・」
「えっ・・・っっ」

空気がしゃべってはだめだと言うように、目の前の勇輝くんをただ眺めていた。
そこには、たくさんの管とつながった勇輝くんが横たわっていた。
彼は私が来たことすら気が付いていないように、ただ天井をぼーっと見つめていた。

「ゆっ勇輝くん。」
「ごめんね、勇輝、ここ数日目を覚ましてないのよ」
「容体は・・・・」
「突然の変異・・・。いままではなんともなく進行してきたものが突然
 出てきたのよ、それから・・・・・・・・・・・」

人間の頭は、状況処理ができないと判断された時点でもうその情報は消去されるみたいだ、
いま聞いたことばの一言一句頭に入ってこない。私の目の前でシャッターは閉じた。

Re: さらば見参 ( No.12 )
日時: 2017/08/08 12:46
名前: 西乃ナナコ


 勇輝くんはもって後三週間程、進行が突然出てきて、勇輝くんの体は追いつけてないそうだ。体はしびれ、立てなくなり、あまり目を開けない生活が続いている。
私はその瞬間あることを考えた。わたしが美術部であること、勇輝くんが学校へ行きたがっていたこと。決めた。あと三週間で勇輝くんのためにある一枚の絵を描くことに。


「ねぇ明希ちゃん。」

 ゆりさんは顔をうつむかせたままの私の顔をしたからしげしげと見上げた。

「や、やっぱり三週間後には死んでしまうのでしょうか」
「そうね・・・でも勇輝は楽しかったと思うは。でも私たちも覚悟を決めなきゃね。」
「ですよね・・ありがとうございました。またきます」

 私はそういうと逃げるように病室を飛び出した。
 また私の足は一度速くなったが、だんだんと減速していったのだ。

 たくさんの傷を負った。同じような人の中を私は肩を落として歩いていく。


Re: さらば見参 ( No.13 )
日時: 2017/08/09 15:52
名前: 西乃ナナコ

 
==桜鈴総合病院 IN中庭

 勇輝くんとであった噴水の前のベンチに腰を下ろしていた。
足をグーンと伸ばし、建物と木の間から見える狭い青空をただぼーっと
見つめることしかできなかった。また独り。孤独が怖いわけではない。
元から人間は孤独なのだ、一人で生まれ独りで死んでく。
たとえ長い人生生きていてもいつかは死が訪れるのだ。
怖いことじゃない。寂しいことじゃない。自然の摂理というものなのだ。

「恐怖・・・・。」

 私は久しぶりに、直りかけの右手でペンを握った。
 まだ少し振るえがのこってはいるが。大丈夫かける、三週間後までには。
 この物語を届ける。





 描きはじめてはや一週間。私の手にも変化が出てきた。
 なぜだろうか、最近はペンのスピードが落ちてきたように感じるのは。
 手も前より、痛くて、内出血してるし。。。


 「ほとんど治ってはいたのですが、きっと最近リハビリといった
  行為をしていませんでしたか。」
 「あっはい、絵を描いてましたが・・」
 「絵を描くときは何で。」
 「そうですね、普段は鉛筆で」
 「そうですか・・少し入院を増やすことはできますか。」
 「えっと・・・」
 「明希さんの手は重度の粉砕でした。それを三ヶ月で直しきるというのは
  いくら若くても無茶があります。このまま学校生活に戻れば、直りきっていない
  ため、またつながらない状態、粉砕した状態に逆戻りです。」
 「わ、わかりました。」
 「のばすのはそうですね、一週間というところでしょうかね」



 もし、勇輝くんがなくなれば、私の一週間は・・・。
 

 


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