コメディ・ライト小説(新)

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異世界でチートなんて通用しなかった。
日時: 2017/07/22 15:04
名前: グミグミ

〜プロローグ〜

「神様によると、あー、えーと、お前は異世界に行くことになった」
わざとらしい。いつから俺はこんな夢を見るようになったのか。
「てなわけで、行ってこい」
俺が足を進めると、そこで夢は覚める。
今日もくだらない夢を見てしまった。
「ハルカ?起きるの遅いよ」
「馬鹿、その名で呼ぶな。今日もまた」
「あの夢見たんでしょ?あれってさ」
「なんだよ?」
「正夢かもね」
「ありえねーよ」
窓からふと景色を見る。いつも通りの町だ。
「はは、今日も学校がんばっとけ!ハルカ!」
その名で呼ぶなって……女っぽいから嫌なんだ。

「あ、こんにちは」
「ええと、こんにちは」
澄んだ声の女性だ。金色の髪だけど、ヤンキーには見えない。蒼い目は、
外国人のようだ。
「っ!あなたもしかして、綾瀬遥香さんかしら?」
「えっと、どうして知っているのですか…あ」
やばい、何か怪しいやつっぽい。いきなり俺の名前を当てて、何か目的でもあるのだろうか。さっきの発言はまずいかもしれない。
「じゃあ、あなたか。よし、明日目が覚めるのを楽しみにしてね」

目を開けると、そこは異世界だった。

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Re: 異世界でチートなんて通用しなかった。 ( No.1 )
日時: 2017/07/22 15:40
名前: グミグミ

〜第1章 チート能力はもらったが〜

あたりを見て見ると、どうやら布団の上に俺は寝ている。
窓があり、部屋の大きさは普通。壁には何か貼られている。
「ええっと〜 お前に能力を授ける、ありとあらゆる魔法を扱え、剣術は最高、元の世界に好きな時に戻れる。 」
何が目的で俺はここに?いや、新手のドッキリか。そうだ、きっと。
「な、なんでこんなところに!?」
……こう叫んで見たが、『ドッキリ大成功』というセリフは飛んでこない。

昨日の昼のことが思い出される。あの人はいったい……
「はるかさん?異世界へようこそ!私はグレラ-ベートーベン。以後お見知り置きを!ここではあなたの生活を助ける、いわばメイドになりましょう!ご主人様」
「まてまてまてまてまてまて」
金髪のツインテール、童顔の幼女。これは犯罪にもなり得るだろう、きっと。
「ごめんなさい、こちらのことはよくわからないでしょう!今説明します、ご主人様!」
グレラの話によれば、ここはアルデラ-ボーンという人の夢の中で、その人は長い眠りについているらしい。
「あなたの世界でいうと、たいようの寿命ぐらいよ」
長いな…… そしてここは争いの世で、武器か魔法を持っていないと命は持たないという。
「魔法ですが、この世界には5つの属性があります。日、水、森、光、闇です。
ほとんどの人は2つか3つ、4つは非常に珍しいことです」
「5つの人はいないの?」
「闇ですね。あれは他の属性と大いに違って……そうそう、5つ使えるのは私の知ってる限り、3人しかおられません!」
「いったい誰と誰と誰だ?」
「まずこの世界を作ったというか、うん、アルデラ-ボーンさん。ただこの世界では実質魔法は使えないですね。次にゴッド-フェアリー。妖精の中の神様で、非常に力が強いんだけど、そこらへんを転々としてるやつ。んで最後は、この……」
だ、誰だ…………
「私、グレラ-ベートーベン。驚いた?火、水、森、光、教えちゃうよ!」
闇がないが、何か特別な事情があるか、最初は難しいのかもしれない。
「んじゃ、火。われに火の神の恩恵を与えよ、この杖に…ってこの杖もって言ってみて、せーの!」
「われに火の神の恩恵を与えよ、この杖に」
中二病っぽいセリフだが、驚くことに大きな火が出てきた。これでこの世界は、本当に異世界だとわかった……
これで帰れるのだろうか?本当に?
「おお、まずは魔法が使える。それも結構強め。次、われに水の神の恩恵を与えよ、この杖に!」
「われに水の神の恩恵を与えよ、この杖に」
次は水が溢れてきた。
「滝のようだね、同じく森で当てはめて!」
「われに森の神の恩恵を与えよ、この杖に」
木の葉が散って舞った。赤に緑、いろいろと。
「われに光の神の恩恵を与えよ、この杖に」
シーーーン。
「ああ、光は特別だよ。光の神よ、あなたを尊敬する。どうかこの杖に恩恵をって言って!」
「光の神よ、あなたを尊敬する。どうかこの杖に恩恵を」
まばゆいほどの光。部屋全体を包み込む。
「うわっ、眩しすぎ!私でも持ってないや……4つ持ってるだけでもすごいのに、光が得意属性ってご主人様すごいですね!」
異世界の住民といえ、幼女にこんなこと言われるとなあ……ちょっと嬉しい。
「さっき言ってた闇ってのは?」
「……きくな」
「え?」
「それを聞いたら、この世界にはいられないかもしれない。だから聞くな!」
幼女とは思えない気迫。渋々オッケーした。
「じゃあ頑張ってね。魔法があっても強いとは限らないから……」
最後のは気になって問い詰めたくなったが、それは辞めた。俺は最初から着ていたこの世界の服で外に出ることにした。

Re: 異世界でチートなんて通用しなかった。 ( No.2 )
日時: 2017/07/22 21:34
名前: グミグミ

「な……なんだよ、これ?」
俺は苦笑いを浮かべながら問う。俺のメイド?のグレラに。
「何って、t__ゲフンゲフン、トマトの煮物じゃない?」
「どうみても血だろ!しかもこの量って」
「そ、人間の血だよ。なんかおかしいかな?この世界は争いの世ってはじめに言ったでしょ?これがふつーふつー」
そう彼女が言った途端、何者かが俺のもとに剣を持って走ってきた。
「部外者___覚悟!」
「待って!」
思わず目を閉じてしまった。ブジャ、と音がして……

「グレラ!グレラ!?」
グレラの胸からは血が出ていた。このままじゃ、まさか、死んでしまうなんて……
そんなの、嫌だ。
グレラはよくわからないところが多いが、俺に教えてくれて、今も助けてくれた。
何かが頭の中に浮かぶ。『このセリフを唱えよ』
「ダメ!ハルカ!絶対に駄目なの!」
俺は、唱えた。グレラから杖を奪い取って。
「闇の神よ、我の願いを聞いてくれ。公平な取引だ。彼女、グレラ-ベートーベンを救え!」
杖から真っ黒なものが出て、グレラを包んだ。そして……
「ハルカ、なんでこんなことしたの?」

襲ってきたものは血を吐いて倒れていて、グレラは傷一つなく立っている。
ただ、心には傷がありそうだ。
「なに、って」
「闇の魔法は寿命を代償として使うんだよ!?私は案内役みたいなもんだから死んでも大丈夫だけど、この魔法はハルカだけは使ったら駄目!駄目!絶対駄目!」
グレラの目には涙が浮かんでいる。頬を伝って、足元に小さな海を作る。
「ハルカ、絶対無理しないで、闇の魔法は二度と使わないって……約束、してくれる?」
少し考えた末、俺は言った。
「グレラを守る時以外は、使わないよ」
「…………っ」
グレラは頬を赤く染めたと思ったら、いきなり、
「バカバカバカ!このバカ!闇の魔法は使わないでよ!」
と言って、ポカッと頭を殴ってきた。
でもその殴りには、愛情を感じた。

「戦いの終わりで申し訳ないですが、一つお願いがあるんですの」
「なっ、あんたは!!」
おかっぱ頭の少女に対して、グレラは反応した。
「あなたと仲間にしてくださりませんか?私の名は、ゴッド……
フェアリーです」
その名前に、俺も素早く反応した。

Re: 異世界でチートなんて通用しなかった。 ( No.3 )
日時: 2017/07/23 09:22
名前: グミグミ

〜第2章 ゴッドフェアリー、そしてトーナメント〜
しかし驚いた。ゴッドフェアリーって言ったら、金色の髪をして翼を生やし、サラサラの服でもきてるんかと思ったら、黒いおかっぱ頭にパーカーを着た子だ。どこにも妖精らしさは感じられない。
「ご主人様、今絶対妖精らしくないとか思ってますよね?」
エスパーかよ。
「あ、この格好だと分かりづらいですね、すいません。では、いつもの格好に戻りましょう」
そう言った途端、髪はだんだん金色になり、白い大きな翼が生え、パーカーは半透明のワンピースに変わった。
「改めまして、ゴッド-フェアリーです。妖精の中では神と慕われていますが、グレラ様とは比べられません」
「ゴッド-フェアリーはいつもそういうけど、彼女は本当にすごいから。あんたよりも絶対魔法使えるし、剣術もすごいし、この世界で一番大事な」
そういうと、グレラは少し考えて、
「うん、一番大事なものを持っている」
そのグレラの目は真剣そのものだ。前、闇の魔法聞いた時と同じ感じ。
「仲間に入れて欲しいとさっき申しましたが、その前に貴方と戦わせてくれないでしょうか?」
「え?」
何故に戦うんだ。
「あ、まだ教えてなかった。ここで仲間になるには、基本的に戦って信頼を得ないと駄目なの」
「戦って信頼を得るってどういうことだ」
「相手の実力を知ることができるっとこと。あと、私は特別なケースだから」
「じゃあ、はじめましょう……綾瀬遥香さん」
彼女は杖を出した。その杖は非常に大きく、グレラにもらったのとは比べようがない。
「ご主人様、闇は絶対使わないで」
「ああ」
俺の杖はちっぽけだ。圧倒的不利な状況。
「さすがにこれじゃ本当の実力がわからないわね。これをあげる」
それは分厚い本、中身を覗くと魔法のようなものが並んでいる。
これを唱えればいいのだろうか?
「じゃあ早速行くわ。【ウォーター→アイス】」
その途端俺の周りに水が流れ、凍りはじめている。
「そうはさせるか!【ファイアー・ファイアー】」
「ご主人様、ネーミングセンス」
特に何も発動しない。
「あ、われに火の神の恩恵を与えよ、この杖に__【ファイアー・ファイアー】」
「な、何この炎!?」
名前はともかく、この技はとにかく強い炎を起こすための魔法だ。
俺はどうやら力を与えられてるらしく、もともと炎は強い。
「調子乗ってるぽいけど、魔法は魔法の強さだけじゃないのよ」
ゴッド-フェアリーはそう言い、俺の炎の中に立ったまま、無傷でいる。
「私の経験をなめたらいけないわよ」


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