コメディ・ライト小説(新)

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黒猫と女剣士
日時: 2017/08/10 20:16
名前: 幼音アリア

コツ、コツ、コツ・・・・・

おや?お客様ですか、珍しい・・・こんな森の奥の図書館に入るなんて、
相当の変わり者とお見受けしました・・・・・

いえいえ、悪い意味で言ったのではございません、そうだ、変わり者の
お客様にぴったりの「変わり者が出てくるお話」をご紹介します・・・

と、その前に・・・

お客様は、昔からある「言い伝え」をいくつご存知ですか・・・?

夜には口笛を吹いてはいけない、や、黒猫に横切られると不幸になる、
等の言い伝えは有名です・・・・・

今回ご紹介するお話は、今話した言い伝えの後者に関係のある
お話でございます・・・・・

では、どうぞごゆっくり・・・・・

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Re: 黒猫と女剣士 ( No.5 )
日時: 2017/12/05 23:23
名前: 幼音アリア

「今は昔と違って魔法も発展しているんだし、いつまでも不確かな迷信を
信じていたってねぇ・・・」

「ま、まぁ、そうだけど・・・・・」

「それに・・・」

「・・・?」

「こんな小さな子供が、人の幸運や不運を左右できるとはとても私には
思えないわ・・・・・」

「・・・貴女って、子供には弱いわよね・・・・・」

確かにそうだ・・・私は子供には弱い・・・だが、それだげではなく、
もう一つ・・・・・

Re: 黒猫と女剣士 ( No.6 )
日時: 2017/12/06 23:41
名前: 幼音アリア

「・・・雨が酷くなってきたわね・・・・・」

「最近降らなかったから、その分多いんじゃないか?」

「そんな感じの理屈なの?雨って・・・」

「・・・私にもよくはわからん・・・」

「・・・ねぇ、ハンナは何で妙に口調が男勝りなの?可愛いんだから
もっと女の子らしくすればすぐにでも男ができるわよ?」

私はただ、一国の剣士らしくしていただけだが、そこまで男勝りに
聞こえていたのか・・・・・

「男がどうこうより、今は一日でも早く国同士の争いが失くなることが
先決でしょうに・・・・・」

「まぁ、それもそうね・・・・・」

次の瞬間・・・

ガシャアァァァァン!!!

私達二人の会話に割り込むかのように、雷鳴が響いた・・・・・

「・・・ありゃ~、今のは結構大きかったわね・・・」

「確かに今のは大きかったな・・・」

「・・・その子を連れてきたから・・・とかだったりして・・・・・」

「何てこと言うのよ・・・・・」

「だって・・・やっぱり昔からある言い伝えや迷信は、ちょっとだけ
でも信じちゃうじゃない・・・・・」

「今のはお前のせいじゃないからな・・・・・」

そう言うと私は、そっとその子の頭を撫でた・・・・・

Re: 黒猫と女剣士 ( No.7 )
日時: 2017/12/07 20:45
名前: 幼音アリア

ピクピクッ・・・

「・・・う・・・ぅぅ・・・」

「・・・!ラ、ラシア!今この子動いた・・・!」

「いや、生きてるんだから動くの当たり前でしょ・・・」

「お、起きたらどうしよう・・・猫だからやっぱミルクとか・・・!?」

「まずは落ち着きなさいよ・・・・・」

ラシアの言う通りだ・・・少し取り乱してしまった・・・まずは自分が
落ち着かなければ、この子が起きた時の対処にも影響が出てしまう・・・

「・・・さて、落ち着いたし、ミルクの準備をするか・・・」

「ミルクなら私が準備しておくから、ハンナはその子の側にいてあげたら?
起きていきなり知らない場所に一人・・・いや、一匹?だけだったら
びっくりしちゃうかもしれないし・・・・・」

「そうね、じゃあお願いね、ミルク」

「わかった」

そう言うと、ラシアはミルクの準備をしに行った・・・

「・・・・・」

改めて見ると、不思議だ・・・見た目はほぼ人間・・・だが、頭から
生えているのは、本物の猫耳・・・・・お尻には尻尾までちゃんと
ある・・・・・

他の人間は、本当にこの種族が不幸を招く存在だと信じているのか・・・

「・・・う・・・ぅ・・・ん・・・・・?」

「・・・!」

落ち着け、落ち着け・・・こんな時こそ冷静に・・・・・

Re: 黒猫と女剣士 ( No.8 )
日時: 2017/12/11 20:53
名前: 幼音アリア

「うぅ・・・う~・・・・・」

間の抜けた声だ・・・恐らく寝ぼけているのだろう・・・

だが、それも長くは続かなかった・・・・・

「・・・!お、お姉ちゃん誰・・・!?ここどこ・・・!?」

・・・相当怯えている・・・人間にかなり酷いことをされた証拠だ・・・

Re: 黒猫と女剣士 ( No.9 )
日時: 2017/12/12 20:53
名前: 幼音アリア

「怖がらないでくれ、何も酷いことはしない・・・・・」

「う・・・うぅ・・・ぅ・・・・・」

・・・やはり口で何と言おうと、信じてもらえないか・・・・・

悲しいが、納得はできる・・・・・

この子はずっと、人間の勝手な差別の感情のせいで苦しんできた
だろうから・・・・・


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