コメディ・ライト小説(新)

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薔薇の中に媚薬。
日時: 2017/11/08 08:53
名前: 立花 ◆FaxflHSkao











 優しくなったら、過去のことを許せるんじゃないかって、そう思ったんです。







※ 人を選ぶ作品です。苦手だと思った方はブラウザバックお願いします。

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17 ( No.20 )
日時: 2017/11/29 16:46
名前: 立花 ◆FaxflHSkao



 ほのかの「そういう」噂が広まったのは、彼女が入院してすぐのことだった。噂好きの女子高生は他人の不幸は蜜の味、という言葉のように本当か嘘かも分からないことを言いふらす。たっぷりの悪意を込めて、高笑いをしながら。
 大半が事実だったために、俺はそれを止めることはできなかった。すぐに噂が学校側に伝わり、それは大問題に発展した。

「うちの学校のセンパイがエンコーしてたんだって」
「まじで。やばくない?」

 通り過ぎる化粧の濃い生徒が楽しげにほのかの話をしていた。お前のその語彙のほうがやばいよ、と思いつつ、俺は数か月ぶりに教室のドアを開ける。変わらない教室の光景に、俺は懐かしさすら感じた。
 すでに来ていた担任がこっちを見て、ちょっとと言って手招きした。久しぶりの登校のはずなのに、それを気にも留めていない。きっとほのかの話なんだろうなと思って、俺は担任のもとに向かった。
 
「……えっと、佐倉の話なんだけど」
「だと思いました」
「一部の生徒の中で佐倉の変な噂が流れてるんだ。あの、そういう」
「援助交際の話ですよね、知ってます」
「ちょっ」

 援助交際、という直接的な言葉はどうやら避けたいみたいな担任は冷や汗をかきながら、こちらの様子を伺うようにじっと見つめる。
 全部が大っぴらになった原因は、悠の父親だろう。あのあと、さすがに暴行事件として問題になり、悠の父親であるヒデノリさんが捕まった。そこから芋づる式にほのかとの援助交際の話が公になり、それはほのかの名前を伏せてではあるがメディアの格好の餌食となった。
 
「自業自得なんじゃないですか」

 俺の言葉に、担任は目を丸くした。
 
「あいつはこうなるって分かってて、やったんです。殺される覚悟がなければ、人を脅したりしませんよ」

 そう言って、俺は担任との話を無理やり切って自分の席に腰を下ろした。クラスの連中の視線は俺を哀れむようなものだった。そりゃ親友をなくし、恋人だと噂されていた友達は援助交際をしていたビッチだったなんて、それは可哀想だと思われて仕方ない。俺にとってはそんな視線、どうでもよかった。別に俺は可哀想でもないし。

 久しぶりに座る自分の席。机の中に入っていた教科書を開けて、過去の悠が書いた落書きに思わず笑ってしまう。愛おしい俺の恋人は、天国でもちゃんと笑っているのだろうか。そんなことを考えて、俺はリュックサックの中をあさる。
 来る前に買っておいたイチゴミルクのパックにストローを指して、飲んでみる。こんなのを毎日飲んでいたんだ、悠は。思い出すたび泣きたくなる感情を抑えて、俺はほのかがこの教室に帰ってくるのを待つことにした。
 もしかしたらほのかは帰ってこないかもしれない。退学になってお別れになるかもしれない。それでも、俺は悠の願いを叶えようと思う。「ずっとほのかが笑っててほしいんだ」悠の優しい笑顔を思い出して、俺は小さく笑った。
 ほのかが本当に幸せになるために、俺は悠の代わりに人生を賭けようと思った。
 単純で馬鹿で可哀想な彼女を、俺と悠で幸せにしようと思った。

18 ( No.21 )
日時: 2017/12/02 19:54
名前: 立花 ◆FaxflHSkao



【 佐倉ほのか(3) 】



 初恋は叶わないものだと知っている。好きと気づいた時には、私はもう汚れていた。その人を好きになる資格なんてなかった。それなのに、その人は……悠ちゃんは、穢れた私でも「大事」と言ってくれた。この人から離れたくないと思った。ずっと一緒に居たいと思った。
 だから、彼の幸せを願おうと思った。彼の悲しい恋が報われることを、ただ、ひたすら願ったのだ。




 「好きだよ、大好きだよ。ほんとはね、ほんとはね、私のこと好きになってくれるなんてそんな可能性一ミリもないこと分かってたけど、それでも好きだったんだ」

 夢の中の悠ちゃんの頭には天使の輪っかが浮かんでいた。白い服に身を包んだ悠ちゃんは、やっぱり可愛くて愛おしかった。
 なんで死んじゃったの、って悠ちゃんに聞くと、彼は小さく笑って人差し指を鼻の前に立てた。秘密、というジェスチャーに、もしかしたら自殺だったのかな、なんてそんな馬鹿なことを考えた。そんなわけない。

 
 「わたしは、これからどうすればいいのかな、ねぇ、悠ちゃん」



 目を覚ますと、頬が少し濡れていた。きっと泣いたんだろうと、私はすぐに服の袖で涙を拭った。
 昨日、慶ちゃんがお見舞いに来てくれた。フルーツバスケットを持った慶ちゃんは、溜息交じりで私の援助交際の話が学校の噂になっていることを教えてくれた。明日はきっと学校の先生とかが来るだろうとも言っていた気がする。
 きっと慶ちゃんは自業自得だと思っているだろう。慶ちゃんは昔からそうだった。まぁ、私はそういう慶ちゃんが好きだ。


「まぁ、仕方ないか」

 入院してからもう二週間以上たつのに、母は一回も私のお見舞いに来ない。やっぱりそういうもんだよな。
 もう別に何も思わない。入院費だって私が今まで援助交際で稼いできたお金でどうにかなるし、あの人には迷惑をかけない。それでいいんだ。







「こんにちは、ほのかちゃん」

 多分、今回のことを気にしてだったのだろう。悠ちゃんのお母さんがお見舞いに来たのは、私が入院してから大分時間が経ってからだった。

「お久しぶりです」

 悠ちゃんのお母さんは、きっと私が援助交際をしていることを知っていた。悠ちゃんの父親であるヒデノリさんからどうやって二千万のお金をとり返したかだって見当がついていたはずだ。
 今回の暴行事件のことも全部自分のせいだと思っている。そんなわけないのに。

「ごめんね、ほのかちゃん。大丈夫かしら」
「大丈夫ですよ。――それにしても、気にしすぎですよ」
「え、あ、でもね、ちがうの、全部私せいなの。ごめんなさい、あの人がああなったのは私のせ……」
「――違うじゃないですか」

 私は勢いに任せて言葉を紡いでいた。握りしめた右手がぎゅっと強くなる。
 私は自分が汚い人間だって、そんなの痛いくらいに分かってるから、この世の中の全員に嫌われてもいいと思ってこんなバカなことをしたのだ。そのことに対して、謝られるなんて、それこそ屈辱的だ。


「悠ちゃんのお母さんは、悠ちゃんをずっと守っててくれたのに。それを間違ってたなんて言わないで。悠ちゃんは間違ってなかったの、悠ちゃんは……悠ちゃんは……」


 どうしようもなく悔しくて、涙が出た。
 悠ちゃんはもう死んだのだ。もう、いないのだ。
 分かり切ったその事実に、いつだって心が凍り付いて私は動けなくなる。
 
 泣きそうになる悠ちゃんのお母さんの手を取って私は彼女に「大丈夫」と呟く。
 私は死ななかった。私は生きている。
 だから、そんなに悲しい顔をしないでほしい。

 悠ちゃんのお母さんは自分の娘のように私の頭を優しく撫でた。
 くすぐったいような、気持ちいような。そういえば、昔悠ちゃんによく頭を撫でられていた気がする。きっとお母さんの影響なんだろうなと気づいて、私はまた泣きそうになった。ぐちゃぐちゃになった顔を隠すように私はティッシュで鼻をかむ。ずずっと音がなって少し恥ずかしかった。
 悠ちゃんのお母さんは優しく微笑んだまま、慶ちゃんが持ってきてくれたフルーツを剥いてくれた。噛り付いたりんごは、少しだけ固かった。


19 ( No.22 )
日時: 2017/12/06 15:56
名前: 立花 ◆FaxflHSkao

「わたし、わがままなんだ」

 紅葉が綺麗な時期に入り、退院日になった。空は雲ひとつない青空だ。
 あれから警察とかに被害者として扱われ、私は可哀想な女の子としてメディアに騒がれた。誰も口には出さなかったけれど、私が援助交際をしていたことは地元では有名になっていた。
 お母さんが私のもとに来なかったのは、なんとなく勘付いていたからだろう。世間体が悪くなって逃げたのかもしれない。娘が身売りしていたのは、母親のせいではないか、と言う声も少なくはなかったのだ。お母さんの職業も相まって、それはきっと彼女をひどく傷つけた。
 入院中に一回だけ電話があって、そこで彼女は泣いた。「死んでくれ」と一言。私がずっと彼女に思っていたことと同じことを言われた。私は小さな声で「嫌だよ」と返事をして電話を切った。お母さんが私を捨てたことは明確な事実だった。


「なにが」

 退院祝いにデートして、と私が言うと、慶ちゃんは嫌そうな顔をしながら頷いた。
 来てくれるとは思わなかったから、私は少しだけ驚いた。

「慶ちゃんがずっと一緒にいてくれるって信じてるんだ。わたし」
「なにそれ。我侭なの、それ」
「わがままじゃん。叶わない願い事だよ。いつか、慶ちゃんは悠ちゃんのことを忘れてほかの誰かと幸せになる。その未来に私はいないんだよ」
「お前だって、いつかは幸せになるだろ」
「なれないよ」

 児童相談所から電話があったのは、昨日のことだった。お母さんが全部話したそうだ。ネグレクトのことも、事件のことも。もう育てられないと泣き叫んだ事実に私は驚きもせずに、保護されることを選んだ。
 
「慶ちゃんが離れていっちゃうことすら、怖くて怖くて仕方ないんだ」
「そう。じゃあ、お前の本音は?」

 静かに慶ちゃんが尋ねる。その優しい声に、我慢していたはずの涙がこぼれた。
 最初はこんなんじゃなかった。悠ちゃんさえいれば、それで良かった。むしろ、嫉妬していた。悠ちゃんをこれだけ悩ませて傷つけて、一喜一憂させて、最低な男だと思っていた。私のことを汚物のように見る慶ちゃんに私は少なからず嫌な感情を抱いていた。
 嫌いだった。彼さえいなければ、私が悠ちゃんと幸せになれていたかもしれなかったのに――。

 でも、それは無理な話だった。そんな奇跡、あるわけない。
 悠ちゃんが私を好きになるのは絶対にありえないことだったから。それを分かった上で私は選んだはずだ、彼の親友になる道を。
 それでも、悔しかった。そばでいるだけじゃ、嫌だった。

「ずっと、そばにいてよ、けい、ちゃん……」

 いつの間にか、彼に心を許していたことに気づかされる。悠ちゃんさえ幸せならそれで良かったはずなのに、どうしてこんな風に思っちゃうんだろう。
 この先、彼が私の手を離すまで、それまでずっと一緒にいてほしい。そう願わずにはいられなかった。

「ごめん、無理な話、しちゃった」
「無理?」

 慶ちゃんは頭をかしげながら、きょとんとした顔のまま私の手をとった。彼の考えていることは、いつだって私の予想を裏切る。
 彼が悠ちゃんのどこを好きになって、どうして付き合うようになったのか、私は何にも知らなかった。知りたいと、思わなかったわけじゃないのに。

「じゃあ、結婚すればいいじゃん。――そしたらずっと一緒にいられるよ」



 秋晴れの空に、少し冷たい風が吹き抜ける。赤や黄色に染まった葉が地面に桜のように降り落ちて、それは私の瞳に鮮明に映った。ごくんと唾をのみこんで、私は一度瞬きをした。
 ――その言葉は、誰も予想していなかったことだと、思うのです。

20 ( No.23 )
日時: 2017/12/06 16:13
名前: 立花 ◆FaxflHSkao

 さて、質問です。かつての恋敵にプロポーズをされました、あなたならどう答える?





 悠ちゃんの遺影の前に座って、私は大きなため息をついた。
 線香の煙が上にのぼっていき、私はそれを見ながらぼーっとしていた。悠ちゃんのお母さんが私の様子を見て、何かあったの、と聞いてきた。私はロボットのように何も、と答えるだけで精いっぱいだった。

「それにしても、本当にいいんですか。わたし……」
「気にしないで。これが私のできる唯一の償いだから」
「償いって、悠ちゃんのお母さんは何にも悪くないじゃないですか。そんなこと言わないでくださいよ」

 悠ちゃんのお母さんが私を引き取ってくれるという話が出たのはつい最近のことだった。退院日の数日前、悠ちゃんのお母さんが来て私に一つの道をくれた。
 嬉しかったし、私はその言葉に救われた。だけど、その反対に罪悪感を感じた。すべての元凶は汚い行為をした私だから。結局悪いのは私だった。
 それなのに、私はこれからも悠ちゃんのお母さんを苦しめ続ける。その現実に私は喉元を小さな針で刺されたような感覚に陥る。チクチクと最初は小さな痛みだったはずなのに、それはゆっくりと私の喉に穴をあける。ヒューヒューと息をする音が聞こえて、それはいつの間にか吐き気に変わっていた。

 私が彼と「寝た」事実も、知っているくせに何も言わない。
 それを責めることもしない。どうせなら、もっと罵って、私の骨の髄までぶっ壊してほしかった。悠ちゃんのお母さんになら、殺されても本望だったのに。


 悠ちゃんのお母さんは私の理想の「お母さん」だった。
 こんな人のもとに生まれてきたら、どれだけ幸せだっただろうと何度も考えてしまう。正しいことを正しいといえる、強い人。私の憧れであり、私が尊敬する人。

 私は悠ちゃんのお母さんを見るたびに痛感させられるんだ、きっと。
 お前は弱い、って。


「悠樹はね、ほのかちゃんのことが本当に大好きだったのよ」
「……」
「あなたを幸せにしたいって、いつも言ってたの」
「……」
「あなたが苦しみから解放されるまで、私があなたを守ってあげる」



 悠ちゃんの遺影は笑っている。
 いつも朝弱くて慶ちゃんに起こされていた悠ちゃん。体育が苦手でいつもボールから逃げてた悠ちゃん。放課後にゲームセンターに行きたがった悠ちゃん。慶ちゃんのことが大好きだった悠ちゃん。
 私の幸せを願ってくれていた悠ちゃんに、私はやっぱり泣いてしまう。


「あなたのために頑張った一人の男の子のこと、ちゃんと覚えててあげてね」


 こんなにも好きだと気付いたのに。こんなにもあなたがいないと苦しいって気付いたのに。
 それなのにもう遅いだなんて、そんなの……ずるいよ。


21 ( No.24 )
日時: 2017/12/09 20:41
名前: 立花 ◆FaxflHSkao


 「俺がほのかに抱いている感情は、恋じゃない。それでも彼女が大事だし、守りたいし、幸せにしたいと思う。矛盾しているんじゃないかって周りから言われても、それでも構わない。彼女が笑ってくれていれば、それが俺の幸せだった。
 きっと、ほのか自身もそう思ってくれてたんだよな。お前も俺が幸せでいてさえくれれば、それでいい。自分の気持ちなんか気づかなくてもいい、ってそう思ってたんだろう。
 俺、気づいてたんだよ。お前が俺のこと好きだったの。それでもお前が気づいてほしくないって表情してたから、何にも言わなかった。間違ってないよな、って何度も自分に言い聞かせて、きっとほのかの心を抉ってた。
 地面に浸り落ちる赤い液に俺はいつも怯えてた。空想だと、俺の想像だと分かっていながら、それでもお前が泣いてるのを気づかないふりしてた自分が、酷く残酷な人間に思えた。


 最低な親友でごめんな。お前だけは、ほのかだけは、どうかしあわせになってほしい。
 でも、やっぱ俺はお前の物にはなってやれない。

 ごめんな、ずっとずっと俺は慶のことだけが好きなんだ」











 悠ちゃんの部屋の机の一番下の引き出し。いつもは鍵がかかっていたその引き出しの中には、悠ちゃんがずっと書き溜めていた日記があった。
 私はそのことを知っていながら、一度もそれを見たことが無かった。きっと、見せてって言えば見せてくれただろうに、私はそれを言えなかった。
 見たら悲しくなると思った。慶ちゃんのことを好きな悠ちゃんを直で見るのが怖かったのだ。応援していながら、私はまだ恋をしていた。報われないと知っていながら、鬱陶しく恋の湖に浸っていた。

 最後のページのその告白に、私はとても動揺した。
 やっぱり、という感情と、そっか、っていう安堵。まさか、とだけは思わなかった。
 気づいてたんだ、私の気持ち。日記に触れた手に少し力が入って、紙がぐしゃっと萎れた。
 慶ちゃんのことが好きなのは知ってた。慶ちゃんのことだけが好きなんて、そんなの分かってた。でも、幸せになってほしいなんて言うなら、せめて傍にいてほしかった。
 日記を閉じて、私は大きく息を吐いた。泣くことだけはなかった。

「大丈夫だよ、私も一緒だから」

 日記を引き出しの中に入れて、鍵を閉めた。もう二度と、この引き出しは開かなくていい。私は鍵を手で包んで勢いよく力を入れた。ぎゅっと、思いっきり握り潰して、粉々になった銀のそれを私はごみ箱に捨てた。
 
「私もずっと、罪悪感と共に生きてきたんだ」





 慶ちゃんと、悠ちゃんと、私。
 ずっと一緒に居られるわけないのに、三人で楽しく過ごしてきた。この関係は永遠だよ、って私が笑って言ったんだ。そんなわけないのに、それだけはありえないのに。
 私だけが不必要な存在だった。私だけが邪魔ものだった。私さえいなければ、もっと二人は好き合えたのだ。




 ごめんね。ごめんね。ごめんね。
 慶ちゃんもいなくなったら、私はこれからどうすればいいんだろう。慶ちゃんの嘘みたいなプロポーズを思い出しながら、私は悠ちゃんの部屋を出た。


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