コメディ・ライト小説(新)

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君からの手紙『コメント募集中です(*´Д`)』
日時: 2017/11/12 11:17
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c
参照: 第1章は修学旅行編です。

※10/22、タイトル変更しました。


こんにちはこんばんはましゅです。初めましての方は初めまして。

「君との出会いは本屋さん」の方がメインのため更新遅めだと思いますがご了承ください。
私の普段の小説よりかはシリアス展開は少なめ…だと思います。またタイトルは仮なので急に変わります。
なお作者は誤字脱字が多いです。発見したら教えていただけるとありがたいです…<(_ _*)>

色々踏まえてokな方は読んでみてください!


**Episode**

*character…>>2
*prologue…>>4

『第1章』
>>5-6>>9>>11>>14-16>>19>>22-27>>30-32



**お客様**

・四季さん
・てるてる522さん
・モズさん

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Re: 君からの手紙『コメント募集中です(*´Д`)』 ( No.32 )
日時: 2017/11/12 11:15
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

※琉香side。

第17話:ただの憶測だけど。



 あっという間に時間が過ぎ、私たちはホテルに入った。ホテルの部屋班は私とかな、恵里、琴葉ことはゆき唯乃ゆいの。琴葉は和の美人、みたいな子で礼儀正しく、育ちが良さそうな子だ。雪は少し変わった子。悪く言うとアホの子だ。時々論点からずれたことを言う。それとかなり大食いだと言っていた。そして唯乃はとにかくテンションが高い。旅行だからと思うかもしれないが、それでは言い表せないほどのうるささだ。
 これでは口が悪いように聞こえてしまうから言っておくが別に深いとかそう言うのではなく寧ろ楽しいのだが、個性が強すぎる。目眩がする。

「トランプしよーよ!!それともウノにする!?」
「トランプ……ってなんですか?」
「え!?トランプ知らないのー!?」

 和の美人の琴葉はかなり隔離されたような生活を送っているのだろう、私たちが当たり前に知っていることを知らなかったり、私たちが知らないことを当たり前のように語っていたり。
 唯乃は文字通り凄い。

「大富豪?それとも神経衰弱?七並べ?」
「大富豪かな」
「大富豪ってなんだっけ……美味しかったっけ……?」
「雪ちゃんって食にしか興味ないよね!?」

 実はこの琴葉と雪と唯乃、そして私たちはお互い知らない存在だった。今日初めて話すと言っても過言ではない。けれど唯乃のコミュ力というか強引さで何となく友達のようになっている。
 まだ琴葉は馴染めてないような雰囲気ではあるが。


 ――そういえば、さっきから…かなの姿が見えない。

『私ちょっと、外の空気吸いに行くね』
『あ、私も行きたい……』
『ごめん、ちょっと用事もあってさ。よく分かんないんだけどね』

 さっき交わした会話。よく分からない用事というのは何なのだろうか。かなは鈍感と言うことを考えると……呼び出しの告白?
 寧ろそれしか考えられない。何となくすぐに察せた私は「じゃあいってらー」みたいな感じで見送った。

 そのとき、ドアが急に開く。

「ごめんね!ちょっと用事があって、遅れました~」

 何事もなかったかのようにかなが言ったけれど、その目にはどこか光が無く虚ろで。
 『恋はしたくない』と言っていたあの日のような目だった。

 かなは苦笑いしながらベッドに飛び込んだ。何というか、その「用事」とやらで凄く疲れているのだろうか。しばらくかなが起き上がることはなかった。

 さすがに心配で私はかなを部屋の隅っこに呼ぶ。


「なんかあった?」
「何もないよ」

 間髪入れずに帰ってきた返事はどこか拒絶するような響きを持たせていて、私はそれ以上聞かなかった。そして聞けなかった。
 かなは何事もなかったかのように、唯乃たちの輪へと戻る。


 今のかなの反応で、やっぱり呼び出しで告白されたことが分かった。

 そしておそらくその呼び出した男の子は――瀬戸か曉。けれど曉は割と人の目とかを気にしそうというか自分から呼び出したりはしなさそうだから瀬戸の可能性が高い。
 そしてかなの表情を見ても照れたりする素振りがないため多分即座に振ったんだろう。

 もしかすると……『恋したくない』という原因は、瀬戸にあったりするのかな?
 私のただの憶測は、忘れたくても忘れることが出来なかった。

Re: 君からの手紙『コメント募集中です(*´Д`)』 ( No.33 )
日時: 2017/11/16 19:20
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

第18話:修学旅行の醍醐味と言えば。



 22時30分。基本消灯は23時なのだが、もちろんそんなことは気にせずに何らかのことを喋り倒すつもりだ。
 ……出来れば自分が聞く方になりたかったのに、現実は甘くない。


「琉香ちゃんは翔くんと付き合ってるんだよね!?何か話聞かせて聞かせて~!」


 ……ですよね。修学旅行と言えば恋バナですよね。そして多分この中で付き合っていることを公言しているのは私だけだから、私に矛先が回ってくるのは当然ですよね……。
 分かっては居たけれどやっぱり話すことはあまり好きではない。それが恋バナであることも含めて。

「え、吉沢さんは付き合っておられるのですか……?皆川くんと……?」
「ま…まあね……て言っても、私は二つ返事で了承しただけだし。別に好きとかそう言うのじゃないかな」
「そんなこと言って最近は好きになってきたんじゃないのー?満更でもなさそうじゃーん」
「はっ…!?んな訳ねぇし!」

 言ってから口をつぐむ。またこういう口調になってしまった。
 やっぱり私、自分では好きとかじゃないとか言っておきながら心のどこかでは好いているのだろうか。いつもこの話題になると照れてこの口調になってしまうのだ。
 
 ……はやくこの癖直んないかな。

「琴葉ちゃんと雪ちゃんと唯乃ちゃんに言っておくけど、琉香ちゃんをいじったらすっっごく面白いからね!」

 かなが笑顔でひどいことを言った。琴葉と雪はあまり恋バナには興味がないようだが、唯乃は興味津々。今日初めて話した人にこれからいじられるのかな……。

「……あのさ、琴葉か雪か唯乃は誰か色恋沙汰はないの?」

 もうなんかこの雰囲気は無理だ。無理矢理にでも私から意識をそらせるようにそんな話題を振ってみる。すると。


「唯乃は塾の子と付き合ってるらしいよね」
「え!?何で知ってるの!?」

 なぜか恵里がそう言った。しかも何で知ってるの……ということは付き合ってるのは本当!?

「私、琉香たちには言ってなかったけど唯乃と塾同じだから。噂になってんの」

 ……それより、この唯乃が……塾に行っていることに驚きだった。

「あ、琉香ちゃん…この私みたいなアホみたいな子が塾行ってるのって思ったでしょ!?行ってるよー!恵里ちゃんに聞いてみてよ!私の成績!」
「塾内では4位くらい。私は2位だけどね?」
「恵里ちゃんと比較しないでよー!」

 ふうん……つまり私だけがいじられるんじゃないってことかな。
 聞いておいてよかった。これで私だけ理不尽に問い詰められることはなくなるはずだ。

Re: 君からの手紙『コメント募集中です(*´Д`)』 ( No.34 )
日時: 2017/11/19 10:48
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

そういえばですが、キャラクター紹介の所に唯乃たち3人のフルネームを載せています。

……キャラクターが多いです。

Re: 君からの手紙『コメント募集中です(*´Д`)』 ( No.35 )
日時: 2017/11/20 18:31
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

第19話:遊園地へ…。



 もうそろそろ消灯ですよ、という先生の声が聞こえたが私たちは主に恋バナで盛り上がっているため全く気付いていなかった。いつの間にか23時になったのか、先生が急に扉を開けて早く寝なさいと言いながら強制的に電気を消した。
 全くもう、高校生の心理が分かっていない先生だな……。
 うるさくしすぎない程度に夜も喋るつもりだから消灯されたくらいどうってことないけれど。

「唯乃と彼氏はかなりラブラブっぽいけど、手繋いだこととかある?」
「え……!?手は…ある……」
「ひゅーひゅー」

 恵里が自分から聞いておいて明らかな棒読みで言う。そうか、唯乃たちは溺愛カップルなんだな。覚えておこう。
 もうこれで私には話し回ってこないはず、と思いこんで居ると――

「じゃあ次は琉香ちゃんね!琉香ちゃんの話」
「繋いだ?もう」
「ない。まだ付き合って1ヶ月弱だし、あるわけない」
「えっ?無いの?」

 すっかり繋いだことあると思っていたのか、かなが素っ頓狂な声を上げた。あるわけない。大して仲が特別良いわけでもなく、付き合ったと言ってもまだ1ヶ月弱の男の子と。
 それに私は恋愛経験には疎いのだ。あるわけない。

 ……私の中ではまだ、手を繋ぎたいという感情があるわけではない。おそらく。

「……琉香ちゃんの話は、もう少し進展してからの方がよさそう?」
「進展してからの方が恥ずい!何も聞かないでよ!」
「あ、先生に聞こえちゃうよ~……」

 6人全員でしー……と言いながらサッと寝たふりをする。どうやら先生が入ってくる気配はない。同時にため息をついてもう一度語り始めた。


○*


「――6時~!起きて!」

 2日目は自由行動だ。私たちは遊園地へ行こうという話になった。
 遊園地の開園時間はどうやら7時半かららしく、一番乗りしようと。寒いのに……何もこんなに頑張らなくても。

 かといって楽しみなのは事実だから、恵里の鋭い声で起きる。

「雪!早くー!……食べ物が待ってるよ!」
「……ん……ハンバーグ……?」

 雪は食べ物の名前を沢山呟きながらやっと起きた。

 ここのホテルには食堂のような店があるので、全員が着替えた後、そこへ向かうことにした。




「――雪の……ごはんの量が……」

 注文が終わり、10分程度待っていると呼び出しをもらった。それぞれ頼んだものを取りに行ったのだが、明らかに雪の量が異常だ。ごはんは大盛りなうえ、ハンバーグやサラダ、スープ、そして炭酸飲料。女子が朝ご飯に食べるメニューではない、これは私たちの夜ごはんの量だ。
 私と比べると軽く3倍はある。

「「「いただきまーす!」」」

 空いていた席にまで料理を持っていって食べる。名前は聞いたことのない店だったがかなり美味しく、朝ご飯には勿体ないくらいだった。正直お昼も個々で食べたいくらいなのだが、お昼は遊園地内の食堂があるらしいのでそこで食べる予定。
 
 私が食べ終わるまであと少し、というところで雪の方を見てみると、さすが大食いの彼女はもう食べ終わっていた。すごいを通り越してやばい。
 人それぞれ……それでは形容できないほど。

「さー!遊園地に行くよ~!!」

 今日の自由行動は就寝するときの班、明日の自由行動は女子男子合わせたあの班だ。とりあえず、どちらも凄く楽しみだった。

Re: 君からの手紙『コメント募集中です(*´Д`)』 ( No.36 )
日時: 2017/12/17 10:33
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

第20話:観覧車。



「何人様ですか?」
「6人でーす!」
「ではこちらへどうぞ」

 入園し、私たちは早速観覧車に乗ることにした。受け付け担当の女性がいかにも営業スマイルを浮かべて私たちを案内してくれる。
 観覧車は丁度6人乗りだったようで、私たちは全員乗ることが出来る。

「来た!来たー!」

 いつでもテンションの高い唯乃がピョンピョン跳ねながら観覧車が来たと連呼する。そんなに言わなくても来たことくらい分かっているのに。
 まぁ、遊園地……テンションが上がってしまうのも当然だろう、と私は突っ込まず受け流しておいた。

 私たちが乗る観覧車は、足下が透明のガラスになっていて下が見える、という構造の観覧車だった。
 これ、高所恐怖症には絶対だめなやつじゃん……。

「お~、下見える!」
「……観覧車内って飲食禁止?」
「においが残るから止めといた方が……」

 いつでも食べることしか考えていない雪を私がたしなめると、「じゃあ下りたらいっぱい食べよ」と呟いて外を見ていた。
 
「そういえば……皆の今日の私服、すっごい可愛いよね!」

 雪の発言から少しだけ静かになった観覧車内をかなが盛り上げようと私服の話を出す。女子は大体こういう話が好きなのだろうか――私はそれほど好きではなく、マネキンで直観的に可愛いかなと思った服をそのまま買うだけなのだが。
 けれど、スクールカーストは怖い。嫌いな話でも好きだと仮定して話をされるから。

 別に無理をするわけではないのだが、私も好きだという体で話を聞くことにした。

「かなちゃんの服も可愛いじゃん!かなちゃんってパステルカラーも似合いそうだからいいなぁ~」
「唯乃ちゃんも似合うと思うよ?」

 どうやら唯乃もこういう系の話が好きそうらしく、かなと馬が合っている。また、恵里も割とその話を真剣に聞いていた。一方、服の話にあまり興味がない私、琴葉、雪は。

「ハンバーグ……」
「ハンバーグって美味しいですよね、私も好きですよ」
「ほんと?琴葉とは食の話が合いそう…」
「13世紀頃の生肉料理を原型としていて18世紀頃からアメリカにもたらされたハンバーグステーキが日本で一般に認識されたのは大正あたり―――」
「ごめん。食って歴史の話じゃない」
「――あれ?違いましたか…」

 琴葉はどうやら食に関する雑学が好きなようだ。雪が若干引いている。というか、私も引いた。

「すごいね、琴葉って……色々知ってるんだ」
「そんな、私なんてたいしたことないですよ……?和食のことは母親からたたき込まれたので、最近は外国から日本に来た料理を勉強しています。料理好きなので…」
「じゃあ今度作って…」
「あ、もちろん!色々な人からの意見をお聞きしたいです」

 雪と琴葉の「食」には若干のズレがあるようだが、こちらはこちらで仲良く出来そうな雰囲気だった。

 …そういえば、私は何か趣味の合う人っているのかな……?
 音楽関係は得意だけど、この6人の中では誰か音楽が好きな人はいるのだろうか。


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