コメディ・ライト小説(新)

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パティシエロード☆*『コメント募集中♪』
日時: 2018/02/12 12:15
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

こんにちはこんばんは、ましゅです。なぜかおはようございますとは言わない←←

のんびりゆったりの更新です~ヾ(;´▽`A
ラブコメ要素はあまりないかな…?そういう系が良かった人はブラウザバックを……<(_ _)>



**episode**

**character**>>1
**prologue**>>2

第1章:私たちの夢
>>6-8>>11-14>>17-19

第2章:友情
>>21-25>>28-30>>33

第3章:ライバルの存在
>>34-35>>37-38




なんとなくプロフィールを…

現在中2です。4月から受験生。嫌です←
今回の小説のきっかけは私がお菓子作り大好きだからです((

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Re: パティシエロード☆*『コメント募集中♪』 ( No.34 )
日時: 2018/02/04 00:33
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c
参照: 第3章スタート。

○*美麻side*○

**18**



 3人で仲直りしてからと言うもの、私たちは暇な時間が少しでもあればロールケーキの研究をすることになった。もう、言い争いなんてしない。葉月だって、希望を持って研究に取り組むようになった。私だってカリカリすることはなくなった。

「……あ、この生地……かなり今までのよりいいんじゃない?」
「ほんとだ!でも……甘さ足りないかなぁ」
「ちょっとしっとりしすぎじゃないかしら……?ちょっとグラニュー糖に変えるとか」
「……今日のうちにメモ取って、明日帰ってから作ろっか」

 バイト終わり、8時頃から夕食を食べてケーキを作ることだってある。そのせいか、結構胃もたれがひどかったりもするが……。
 美味しいケーキを作るためなら、時間は惜しまないのが吉だ。少なくとも私はそう考えている。

 翌日、またその翌日、1週間――そんな風に時間は過ぎて、ロールケーキの研究は着実に進んでいった。


○*


「ロールケーキをもう一度、お店に出させてください!」

 研究をし始めてから合計で7ヶ月くらい経った。この1ヶ月で色々な部分を改善して、私たちなりには完璧にした。……無論、深瀬さんに出す前も完璧にしたつもりだったのだが。
 とにかくその頃よりは上手くなっていると思う。その機会に、もちろん生半可な気持ちではなく――評価をして貰いたい、もっと良くしたい。そう言う気持ちで、私たちは祐子さんにお願いしてみた。

「あ、いいよ?今日から出す?」
「……は、はい!」

 案外あっさり了承してくれて、私たちのロールケーキはまたお店に出されることとなった。


 ロールケーキは今日限定、という名目で売り出された。お客さんがそれを見て買ってくれるかどうかは不明だが、どうか買ってくれますように。それか、私たちの目の前で食べて評価をくださいますように……。

 私たちがそう願っていると、最近見知った顔の2人が訪れてきた。

「あ、もかちゃ~ん!」
「こんにちは。水崎さん、谷原さん」

 もう名前は間違えない。
 どうやら2人は私たちと同じくらいの年齢――20歳らしく、私の名前を聞いてからは名前で呼んでくれるようになった。悪い気分ではない……寧ろ嬉しい。

 友達――とまではいかない。なんだか面白い関係だ。

「じゃあね~、今日は広告出てるもかちゃんたちのロールケーキ頼もうかな!お店で食べる!」
「……かしこまりました。少々お待ちください!」

 私たちのロールケーキを頼んでくれた。嬉しくなって一瞬硬直して変な間が空いてしまった。

 ……美味しいと言ってくれるだろうか。


Re: パティシエロード☆*『コメント募集中♪』 ( No.35 )
日時: 2018/02/08 22:13
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

**19**


「お待たせいたしました。ロールケーキです!」
「わ~美味しそう!ありがとー!」
「ありがと。頂きます」

 水崎さんと谷原さんは丁寧に手を合わせ、フォークを取った。一口サイズに切って口に運ぶ。私は図々しいかもしれないが評価を貰うため、しばらくそばに立っていた。

 しばらく何も言わずに噛んでいるものだから、私は思わず顔を伺おうとしたが――深瀬さんの時のようにクレームを言われたらどうしようという気持ちがそれを邪魔した。私は動けなかった。
 心の中で必死に祈っていると。


「――すっごい!美味しい!」


 その言葉を聞いて、パッと視界が明るくなった。……それまでが暗かったわけではない、ただの比喩表現だが……急に道が開けたような感じだった。谷原さんも「ほんとだ、美味しい」と言ってくれた。私は感極まって頭を勢いよく下げる。

「有り難うございます!良かった……」
「……自信持っていいと思うよ。あと2人の友達にも言っといてよ」
「は、はい!」

 いつも突っ込み役であまり感情を見せない谷原さんも絶賛してくれたようだった。一生懸命研究した甲斐があった。

 ……これを「お世辞だ」と捉える味方もあるが、私は一度挫折を経験したからか。水崎さんと谷原さんの気持ちは分からないけれど、お世辞とは捉えなかった。何事もポジティブに、その方が楽しい。気持ちも上がるし。

「おー……また食べたいな!今日限定なのが勿体ないくらいだよ」
「そうよね、私もそう思う。また気が向いたらで良いから出して欲しい……。そうだ、連絡先聞いても良い?」
「あ、はい!良いですよ!携帯取ってきます」

 私は一つ礼をして2人の前から立ち去る。連絡先を交換する――これってもう、友達といっても良いのではないだろうか。図々しいかもしれないが。

「すみません、お待たせしました」
「グループライン!グループ作ろう!」
「ごめんね、色々……仕事も忙しいのに」
「全然、問題ないですよ!連絡先……有り難うございます!」

 連絡先を交換し、私は携帯を握りしめながら奥へ戻った。丁度お客さんが少ない時間帯で助かった。……サボりとも取れるような行為に難癖を付けられることもないから……。

 中学校、高校と……ほとんど美麻ちゃんと葉月ちゃんとしか過ごしていないせいか、友達は結構少ない人生を送ってきた。バイトを通じてこうやって友達を作れるのは、とても嬉しいことだと思った。

Re: パティシエロード☆*『コメント募集中♪』 ( No.36 )
日時: 2018/02/08 22:17
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

こんばんは。

最近全然更新できてないですね……すみません。
そんな謝罪をしつつも報告なのですが、これからテスト期間に入ったり……定期テストと塾のテストが結構被っていたりと何かと忙しい時期になります。
それで、少し更新が停滞します……<(_ _*)>

とりあえず、かなり頻度が低くなると言うことだけご了承ください……。
コメント返信なども遅れてしまうかもしれないです。春休みに入ったら多分更新できる……はずです。

Re: パティシエロード☆*『コメント募集中♪』 ( No.37 )
日時: 2018/02/11 11:34
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

**20**



 その日限りの、私たちが作ったロールケーキを深瀬さんは食べに来ることがなかった。

「……折角、頑張ったんだけどね……」
「ま、仕方ないんじゃない?前回かなり怒られたし……そんなに日は経ってないから、あんまり成長してないんじゃないかって思われてるでしょ」
「そもそも今日限りって知らないかもしれないわね…」

 2人の言うことは的を射ているのだが、それでも……深瀬さんに食べてもらうことが小さな――否、大きな目標だった。今抱くべき一番の目標だった。
 それをもし見限られていたら――…。

「……また少ししてから出そうよ。今日も何個か意見もらったし」
「そうだね。私たちにとって一番美味しいやつ食べてもらいたいからね!」
「ええ」

 今日、ロールケーキをお店に出して、祐子さんが常連さんにお願いして店内で私たちのロールケーキを食べてもらった。その中で出た意見は、「果物が少なく、家でも簡単に作れそう」という意見だった。そう言えば最近、生地とクリームに力を入れすぎて果物はあまり目を向けていなかった気がする。
 苺とミカン、そしてキウイを載せて、ミカンをクリームと一緒に巻く。そのデコレーションをいかに綺麗に、可愛く、目を牽けるように盛るかがポイントだ。
 私たちの若さゆえに、見ると元気になってもらえるくらいの見た目にしたい。……もちろん、ロールケーキから溢れてしまうくらい盛るつもりはないが。

「さー、今日は早く終わったし帰って勉強しよう!」
「そうだね。フルーツの盛り方とか考えないと」

 今日改めてロールケーキを店に出して、色々な課題が出た。できることなら全部改善して、一番良いケーキをお客さんに食べてもらいたい――。


○*


『――次のコーナーは――』

 私たちはニュースを見ながらケーキのことを考えていた。ニュースと言うよりも、バラエティ番組のように楽しいもの。今流行のものを調査する――そんなコーナーがある番組だ。その音がほとんどかき消されるくらい私たちは集中していたのだが、ふと――


『23歳という若さの真宮みかさんが経営するお店、”charmant”。その店へ取材に行って参りました』


 ――そんな言葉が聞こえて、私は思わず持っていたペンを落とした。吸い込まれるように私はテレビの方を向く。美麻ちゃんと葉月ちゃんの訝しげな視線は全く気にならなかった。

『今大流行中の”charmant”。全国にたった1つしかないのですが、本日も行列ができていますね』

 場面は変わり、女性の記者がそう言う。確かに、そこにはかなりの人数が。軽く20分は待たなければいけないくらいだ。テイクアウトならもう少し早いかもしれないが、店内で食べるとなればかなりの時間がかかる。

『入ってみましょう』

 そういって記者が店内に入る。私は――その店を当然、知っている。

『凄くお洒落な雰囲気のお店ですね!”charmant”の名前通り、魅力的なお店です』

 記者が「それではインタビューしてみましょう」と言った。お客さんへのインタビューが放送された後、画面には1人の女性の顔が映し出された。

「あ、この人……」
「もかのお姉さん――?」

 美麻ちゃんと葉月ちゃんがそう言う声も聞こえず、私はじっとテレビを見る。

『そうですね、おかげさまで人気も出て……本当に嬉しい限りです』

 にこりと微笑むみかさん――お姉ちゃん。整った顔立ちだ。彼氏が居ても不思議ではない。……彼女はブログをやっているが、おそらくアクセス数がかなり増えるんだろうなぁと思った。

『真宮さんには妹がいらっしゃるんですよね?』
『あ、はい。4歳下ですね』

 お姉ちゃんがにこりと微笑んだ。同時に私は、背中に悪寒が走った。

『何かメッセージをお願いします』
『そうですね……もか!お店出したら教えてねっ』
『妹さんもパティシエを目指しておられるんですね!以上、レポートでした』

 ふっと画面は切り替わり、ニュースを読む男性の映像へと変化した。

 私はしばらく、開いた口が塞がらなかった。

Re: パティシエロード☆*『コメント募集中♪』 ( No.38 )
日時: 2018/02/14 19:06
名前: ましゅ ◆um86M6N5/c

○*美麻side*○

**21**


「……もか?もか!」

 私は、突然テレビに吸い寄せられていったもかを心配して声を掛ける。ただただそのニュースが気になった、「charmant」というお店が好きだから……そういう理由だったら声を掛けるのは良くないと思ったが、明らかに様子がおかしい。葉月も心配している表情で、声を掛けようか掛けまいか迷っている。
 しばらくして、もかとよく似た顔立ちの女性がテレビに映った。字幕には「真宮 みか さん(23)」と出ている。
 名字が同じ、名前も若干似ている。……姉、だろうか。

「あ、この人……」
「もかのお姉さん――?」

 私たちはほぼ同時に言う。もかに問いかけたつもりだったが、もかは聞こえていないようだ。けれど「違う」と言わない辺りお姉さんなのだろう。

 女性が浮かべるにこやかな笑みは、もかとほぼ一致するくらい似ていた。

『もか!お店出したら教えてねっ』

 明るく微笑んで、妹の名前を呼ぶ女性。やはりもかのお姉さんだ。もかと同じで元気そうな女性だ、というのが印象的だった。


「………今更何を……」


 ずっと放心状態で居たもかが、小さく発した言葉。私と葉月は聞き逃さなかった。


○*


「………もか!起きてー」
「……う……ん…」

 あの後もやもやする気持ちが残りながらも、もかが「もう寝るね」といって寝室へ行ってしまったので、私たちもとりあえず寝ることにした。……一応、明日もバイトだしね、と自分を納得させて。

 それで、もかを起こしてみたのだが……。いつもより更に歯切れの悪い返事だ。

「……大丈夫かしら」
「…分からん」

 横にいた葉月が昨日のことを思い出したのか心配そうにもかを見る。……正直、言葉通り本当に分からない。うー、とかいつも以上の変な唸りようだ。


「……ごめん……今日、休ませて」


 そんな中、もかは小さな声で言った。私はさすがに心配になって、布団を少しだけめくってみた。そこから出てきたもかの顔は赤く染まっていて、額に手を置くと、少し熱い。

「……熱?」
「……分からない。だるい」
「そう…祐子さんに言っておくね。お昼は作れそう?」
「……大丈夫」

 いつもの元気が無く、全然大丈夫そうには見えないが……電車の時間が迫っている。後ろ髪を引かれるような思いだったが、私たちは「ちゃんと寝なさいよ」という言葉を置いて家を出た。






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