コメディ・ライト小説(新)

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ストロベリーポイズン
日時: 2018/09/30 22:40
名前: 立花 ◆FaxflHSkao

 

 それは、苺の味がする毒でした。








 初めまして立花と申します。
 今回のお話は苦労性な元ヤンくんと廃課金乙女ゲーマーくんと、男の娘なツンデレ弟とツイッターのフォロワー数がやばい絵師の幼馴染(薔薇百合大好物)が出てきてわいわいわっしょいしてる青春群像劇(笑)です
久々のコメディなので頑張ります。よろしくお願いします。


主人公は篠宮姫花という女の子です。雪村兄弟と太一の幼馴染です。よろしくお願いします。




 □ スレ立て日 2018,1/20
 □ 書き直しはじめ 2018,9/30

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登場人物 ( No.1 )
日時: 2018/01/20 19:50
名前: 立花 ◆FaxflHSkao




「 苦労性な元ヤン(バカ) 」
雪村ゆきむら千隼ちはや 15歳 高1
 売られた喧嘩を買ってたら不良になってて、気づいたら子分がいっぱいいたよ、という中学時代から脱却しようと逆高校デビューを飾った主人公。髪の毛を黒く染めたら真面目な人間になれる勘違いしている。バカだけど愛されるクラスの人気者。
 好きな言葉は「為せば成る、為さねば成らぬ何事も、成らぬは人の為さぬなりけり」

「 廃課金乙女ゲーマー 」
大和やまとたすく 16歳 高1
 千隼のクラスメートで、クールでミステリアスな少年と評判。しかし、本性はバイト代七万円丸ごと推し(ゲームの男キャラ)のために貢ぐゲーマー。特に乙女ゲームが好きで、休み時間はイケボをヘッドホンで聞いているので邪魔をすると高確率で殺されるので注意。好きなタイプは王子様キャラ、ツンデレだと尚良い。
 好きな言葉は「私たちの人生は、私たちが費やした努力だけの価値がある」


「 男の娘なツンデレ弟 」
雪村ゆきむら奈央なお 14歳 中3
 千隼の弟で可愛いものが大好きな男の娘。裁縫、お菓子作りが趣味で馬鹿にされると躊躇なく顔面を殴られる(被害者、千隼)ツン9割デレ1割のツンデレっ子で、特に兄のことは尊敬しているが不良を辞め目的もなく生活している彼に苛立ちを感じている。パステルカラーが好きで、部屋はピンクとぬいぐるみだらけ。
 好きな言葉は「幸せを数えたら、あなたはすぐ幸せになれる 」


「 ツイッターのフォロワー数やばい絵師(幼馴染) 」
宇佐美うさみ太一たいち 17歳 高3
 千隼の幼馴染で、いつもニコニコ(たまに目のクマがひどい)優しいと評判の生徒会副会長。正体は薔薇百合大好き人気絵師で、個人サークル「ストロボ」の同人漫画家。締め切り前は死んでいて、いつも千隼に手伝ってもらっては「気持ち悪い」と罵られている。奈央からは嫌われている。
 好きな言葉は「天才とは努力する凡才のことである」

1 ( No.2 )
日時: 2018/09/30 22:08
名前: 立花 ◆FaxflHSkao

 「あ、あれ、どうしたの急に。髪の毛染めた?」

 中学三年の夏。いつものように幼馴染を迎えに家の近くまで行くと、彼が玄関から眠そうな表情で出てきた。最初に驚いたのは彼の髪の色。昨日までの黄金に輝く髪の色はどこへ行ったんだろう。二年ぶりに見た彼の黒髪に懐かしさを感じて、私は思わず爆笑してしまった。

 「う、うるせーな。笑うなよ」
 「どうせあんたのことだから「黒髪」にしたら真面目に見えるだろーみたいな安直な考えなんでしょ」

 うっと図星をさされた顔をした幼馴染は、染めたばかりの自分の髪に軽く触れて困り眉で「やっぱ、似合わない?」とぶつぶつ呟きながら聞いてくる。なんだこの可愛い生命体は、と思いながら私は彼の足を勢いよく蹴った。

 「ちーちゃん頑張るんだよ、高校デビューするんでしょ」

 足下ばっか見てた彼がゆっくり顔を上げて、うんと頷いた。だけど、歩きだして数分後、彼が喧嘩に巻き込まれて十人ほどの相手を血祭りにあげることを私はちゃんと予想できていたんだ。ああ、ほんと。ちーちゃんは、馬鹿だ。



 □□□ ストロベリーポイズン 




 私の幼馴染は「問題児」である。ここらじゃ知らない人はいないってくらいの有名人。
 とりあえず言っておく。そいつは馬鹿だ。ただの馬鹿である。中学一年生の時、何がきっかけなのかも全くわからないけれど、彼が突然金髪にしたとき、私に一番に報告してきて「スーパーみたいだろ!!!」ってキラキラの笑顔で歯を見せた瞬間、私は彼の全てに諦めることを余儀なくされた。
 金髪にしてからはそりゃ目立った。いろんな先生から髪の色を戻しなさいと注意されても「スーパーだからやだ」なんてずっとこの髪色で通し続けたこの馬鹿は、そのせいでいろんな人から喧嘩を売られ、中学時代のほとんどを血まみれの青春で強制終了させた。でも、なんと彼は馬鹿という最大の欠点を「喧嘩だけは強い」という最強の武器で補い、売られた喧嘩には一回も負けたことがなかったのだ。それは伝説となり、彼は不良としてこの街に名を遺した。いつの間にか子分がいっぱいいたことも「友達ができたよ」と私に報告してくるぐらいの脳内お花畑なので、もうどうしようもない。


 彼の名前を、雪村千隼といった。




 「ちーちゃん。このままじゃ進学できないよ」

 彼が喧嘩して帰ってくるのはいつものことで。幼馴染の私がけがの手当てをするのも当たり前になっていたこの頃。彼の綺麗なサクランボ色の唇にある切り傷を消毒しながら私は怒りを抑えて彼に言った。

 「……なんで?」

 キョトンとした顔でこちらを見た彼は、原因が何もわかっていないらしい。やっぱり馬鹿だ。馬鹿以上の何者でもない。

 「ちーちゃん、あのね、「内申」って知ってる?」

 私が小学生を相手するみたいにゆっくり喋ると、それでもわからないのか頭にたくさんのクエスチョンマークを浮かべる。私の怒りのゲージがゆっくり100%に向かっていくころ、がちゃんと音を立ててドアが開いた。

 「姫ちゃん無駄だよ、兄貴が「内申」の意味なんか知るわけないじゃん。この人ただの馬鹿だよ」
 「あ、奈央おかえりー」

 自分のことを「馬鹿」呼ばわりしたのも全く気にしない彼は、帰ってきた弟の奈央ちゃんに笑顔で接していた。ピンク色のツインテールを揺らしながら奈央ちゃんは近くのソファに腰を下ろした。どこからどう見ても名の子にしか見えない彼は、いわゆる「男の娘」というやつで、可愛いものが好きなちーちゃんの一つ年下の弟。可愛い見た目とは真逆で口が悪く、お兄ちゃんのことが好きなのにそれを絶対口にはしないツンデレというやつだ。その証拠としてちーちゃんが彼の誕生日プレゼントであげた赤いリボンを毎日欠かさず身に着けている。それに全く気づいてないちーちゃんは、ほんとただの馬鹿である。

 「だから、ちーちゃん。よく聞いて」
 「うん」
 「ちーちゃんは、カッコいいし、きっと高校生になったらもっと楽しい青春が遅れると思うんだ」
 「うん」
 「でもね、そのためには「喧嘩」はしちゃだめなの」
 「うん」
 「だからね、ちーちゃん」


 私はにっこり笑いながらちーちゃんの学ランの襟をつかんでこちらに勢いよく引き付けた。


 「つぎ喧嘩したら、進学できないと思ってね」

 笑顔で脅しながら、私はそれが不可能なことだと諦めていた。
 とりあえずこれからどうやって勉強を教えるか、考えるだけでもうため息しか出なかった。 


 ■ ポイズンⅠ 「 雪村千隼の受験① 」


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