コメディ・ライト小説(新)

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僕の声は君だけに <感想大歓迎!☆
日時: 2018/05/21 14:32
名前: ゆず

_届かない

僕の声は君には届かない。

君が遠すぎるから。
もう、会えなくていい。もう、忘れたっていい。
だから、あきらめた。そのはずだった。
なのにどうして、
  
      ___涙が溢れて止まらないんだ。



    
どうも。えっと、こんばんはが多いかな。
宿題よりも小説を書いたり、本を読むことを優先して、時間を見ると12時になっていることが毎日の、ゆずです。
(前置き長い!)
最近、投稿を始めたばかりでまだ分からないというか、小説の中で分かりにくい描写があったりするかもしれませんが、完結に向けてがんばりたいと思いますので、感想なども、ぜひ、よろしくお願いします。
この小説は、主人公の男の子が一途な恋をする物語です。
そして、男の子の友達の恋の行方にも注目です!


人物紹介
・主人公...瀬ノ 京也 高校二年 男子
身長は低い方,優しい,たまに天然が入る
自覚なしの心配症

・今井悠...瀬ノのクラスメイト,おバカキャラ
・神城陽茉莉...瀬ノのクラスメイト,みんなのお姉さんのような存在だか、頭は良くない

目次
第一章  君の声が、そばに。
第1節「約束の木下で」
第2節 「放課後の奇跡は」

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Re: 僕の声は君だけに <感想大歓迎!☆ ( No.27 )
日時: 2018/05/16 23:40
名前: ゆず

「ただいまー」
靴を脱ぎ、家に上がる。一番近い部屋を覗くと、いつもと変わらず母さんが夕食を作っていた。
(この匂い)
ゴトゴトと大きな鍋でにんじんやジャガイモ、玉ねぎがカレーの中で一段と輝いて見える。おれの好物っいう理由もあるけど、どこか出かけたり、何か夜に用事があるときだ。
実際、今日は母さんの高校のクラスメイトと同窓会があるらしい。
昨日から、服を選んだり、迷ったりしていたけれど、別にいつもと変わらなくてもいいんじゃないかと思う。そう母さんにも伝えたのだが、なんの変化もなかった。これは、女心とか言うものなのだろうか。
全く分からん。

台所で水色と黄色の水玉模様のエプロンを着けて、体を揺らしてリズムを取っている。いつも以上にウキウキしている様子だ。
やっと気付いたのか、おれの方に振り返った母さんが声を出して驚く。
だが、すぐに戻り、カレーを混ぜながら尋ねてきた。
「おかえり、きょうや。今日はどこに行くの?今から同窓会に行かないといけないから、鍵を忘れないようにね」
まるで当たり前のように言う。でも、今日は予定は何もない。バイトも休みでいいとマスターが言ってくれた。どこにもいかない。テストのおかげで体力ゼロ。日中も眠気に襲われていた。

台所の前にある机の椅子を引いてカバンを置き、手を洗う。
母さんのすぐ後ろを通り、冷蔵庫を開ける。上の棚から取ったコップにお茶を注ぎながら答えた。
「別に今日は何もないよ。どこにもいかない」
そういうと、母さんの動きが止まった。なにかと見ていると、カレーの温度を保温にすると、バタバタとおれの所に走ってきた。その表情は心配をしているようだった。
い、嫌な予感しかしない...。

そばに来たかと思うと、おでこに手を当てた。
おれの方が背が高いから、下から覗き込むような感じだ。
「どうしたの?気分がわるいの?熱はないようね...。今日はゆっくりしなさい。お母さん、同窓会休むから」
ほら、出た母さんの心配症。
おでこに当てられた手をどけ、笑う。
「大丈夫だから、同窓会行って来なよ。楽しみにしてたんでしょ」
バックを掴み、自分の部屋にいこうと階段を登る。
めんどくさい。
心からの言葉だ。
笑みも消えて、小さくため息をついた。
(嬉しいんだけども...)

Re: 僕の声は君だけに <感想大歓迎!☆ ( No.28 )
日時: 2018/05/17 21:41
名前: ゆず

「行ってくるからね」

そう言うと、母さんは友達の車に乗り込み、どこかへ消えた。
もちろん。家を出る前には、鍵はしっかり締めて、だとか、夜ご飯はきちんと食べて、だとか、夜遅く起きてちゃダメなどと心配症発言は止まらなかった。
そして、止まらないと知るおれはただただ「うん」とつぶやくだけだった。

母さんがいなくなった家はいつもと違い、妙にもの静かだ。
「嬉しいというか、悲しいというか...」
わかっているはずの気持ちに苦笑いする。
時計を見ると、外は昼間のように明るいと言うのに5時半を回ろうとしていた。しかし、夜ご飯を食べるにはまだ早い。

部屋で寝てしまおうか。
きっと、このまま寝てしまったら、夜になると眠れないだろう。でもまぁ、明日からは夏休みだから少しくらいのんびりしてもいいかもしれない。

ふとポケットからイヤホンのコードが垂れていたことに気づく。
そういえば、ゆうと陽茉莉が言ってたな。今、女の子の間で流行ってるから聞けって無理持って帰らされたけど、おれは女子じゃねぇし。
だけど、せっかく借りたし。
「まぁ、感想くらいは」
この曲を二人が教室で熱唱していたのを思い出す。意外とノリのいい曲のため、あいまいだけれどもメロディーが頭に残っていた。

__ふと曲のサビを口ずさむ

その瞬間、瀬ノの表情がひどく歪む。
右手は強く握りしめていた。

Re: 僕の声は君だけに <感想大歓迎!☆もうすぐ300⁉︎ ( No.29 )
日時: 2018/05/20 18:16
名前: ゆず

自分の部屋に戻ろうとしていた。
もし寝てしまったときのことを考えれば、窓を閉めておいた方がいいな。
階段を登ろうとしていた足を止め、窓の方を見た。

_あ。

白いカーテンの向こうで、赤・青・黄・白などの『何か』が踊っている。
いや、風に煽られ揺れている。
「母さん、忘れてるし」
カーテンを開けるとやはりそこには数少ない洗濯物が干してあった。
このままにしておくのもダメだろうと思い、庭に出る。干してある物干し竿は思ったより高かった。それか、おれが低いのか...。悔しい...。
それにしても、洗濯物を外すのなんて初めてだな。
料理を作るときに皿を出したり、準備ぐらいはしている。だが、それ以外はした覚えがない。おれに気を使ってくれているのか、毎日遊びに行くおれがするはずないと思っているのか。
洗濯物を取り込んでいる時、ふと目に入ったのは花だった。なん種類かの花がきっちり花壇で分かれており、とても元気そうに咲いている。

たしか、ゆうが貝殻に耳を済ませたら、海の声が聞こえたって言ってたな。
「花に耳をすませたら花の声とか…」
その場にしゃがみ、そっと花に近づいて耳を傾ける。
もちろん、聞こえるはずもなかった。
体が固まる。
バカだろうか。うん。バカだ。
恥ずかしくなり、勢いよく立ち上がる。

「さぁ、戻ろうとす_!」

今までよりも強い風が髪を仰ぐ。急なことに驚き、とっさに髪を抑える。
瞬間、さらなる驚きに大きく目を見開いた。
「世界中じゃなくていい_僕の声が君だけに」

「__届いてくれたら」

突然風に流されて聞こえた声は、誰かはわからない。
だが、たしかに女の子の声だ。

Re: 僕の声は君だけに <感想大歓迎!☆ヒロイン登場 ( No.30 )
日時: 2018/05/21 08:21
名前: ゆず

ついに
300人突破ぁぁぁぁぁぁああ!!

読んでくださった方々ありがとうございます。
やっとヒロインが出て来たので、より面白くなっていきます!
ぜひ、コメントしてください。

これからも「僕の声は君だけに」をよろしくお願いします。

ゆずより

Re: 僕の声は君だけに <感想大歓迎!☆ ( No.31 )
日時: 2018/05/21 14:30
名前: ゆず

「__届いてくれたら」

頭の中でイメージするならばまるで妖精だ。美しく、優しく_。車も物音も鳴り止んでいる中かすかに響く歌声。
小さい声なのに、ひとつひとつの言葉がはっきりと分かる。

「__気づいているなら合図して」

今も途切れないその声はたしかに聞こえる。
おれは周りをキョロキョロと見渡し、一心不乱にその女の子を探していた。好奇心が心を騒がす。
__もっとそばで声が聞きたい。


庭の柵に勢いよく身を乗り出した。
いた。
おれの家周辺は少し土地が高く、玄関に比べて反対側にある庭の柵の向こうは道路を挟んで20mほど高い。そして、女の子は道路の向こう側の家のベランダにいた。
自分でも関心した。よくあんなところから声が聞こえたものだ。

歌い続ける女の子は洗濯物を取り込んでいるようだった。
遠くてあまりはっきりとはわからないが、髪は黒く肩よりも少し長め。服は、白いシャツに黒パーカーを軽くはおり、膝が見える半ズボン。
とても小柄のように見える。ゆうまでとはいかないが、おれよりは背が低いと思う。必ずそうであってほしい。

すごいすごいすごい。頭の中がパニック状態だ。
その声が知りたい。
そのメロディーが知りたい。
その女の子のことが知りたい。
心の中でたくさんの感情が文字となって浮かび上がる。
興味、驚き、感激、喜び、笑み、好奇心。

そんな文字が踊る中、その女の子は洗濯物を家の中に置いた。
ずっと見ていたい。少し悲しい気がした。
「まぁ、しょうがねぇか」
視線を家に戻そうとした瞬間だった。女の子はなんの前触れもなく、後ろに振り返りおれの方へと視線を向けた。
「えっ......」
目があった。黒い瞳ははっきりとおれを見ていた。
5秒間くらいだろうか。ずっと女の子は無表情のままだったが、おれは目を離すことが出来なかった。たった5秒なのに、とても長いように感じられたのは気のせいだろうか。周りの音も声も全て遮断されている、そんな感じがした。

時間が経つと女の子はぞうりを脱ぎ、さっそうと家の中に入っていった。
まるで何もなかったかのように。
「?...気にしなくてもいいか」
いや、よくない!全然よくない!!
よく考えたらおれがここにいることを知っていたんだよな?
それなら、おれがずっと見ていたこともバレたんじゃないのか?!あの子と話なんて一度もしたことないし、あっちから見たら、知らない人が自分のことをジロジロ見ている変人?!
振り返ったのも本当に自分を見ているのか確認するためじゃ...。
「うわぁぁぁぁぁああ、完全に変人だぁぁぁぁぁああ!」
やばい、死にたい。心の中で叫んだ。
頭を抱えて、その場にしゃがみ込んだ。


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