コメディ・ライト小説(新)

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僕の声は君だけに。【No.90編集しました】
日時: 2018/12/15 21:50
名前: ゆず
参照: http:/

_届かない

僕の声は君には届かない。
君が遠すぎるから。
だから……だから、会えなくていい。もう、忘れたっていい。
もう、あきらめた。そのはずだった。
なのにどうして、
  
      ___涙が溢れて止まらないんだ。

*******
どうも。えっと、こんばんはが多いかな。
この小説は、主人公の男の子が一途な恋をする物語です。
そして、男の子の友達の恋の行方にも注目です!


【主人公】 京也きょうや
高校二年 男子
身長は低い方,優しい,怖がり,心配症,照れるとかわいい
勉強は普通,運動神経は良い
目立つのは苦手だが、性格故にクラスの中心

【中心人物たち】
今井いまいゆう…瀬ノのクラスメイト,天然キャラでクラスの人気者
神城しんじょう陽茉莉ひまり…瀬ノのクラスメイト&幼馴染み,みんなのお姉さんのような存在だか、頭は良くない
上島じょうじま隆寺りゅうじ…高校からの友達,見た目はヤンキーだが意外に真は真面目、頭は良くない

目次
第一章  君の声が、そばに。
第1節 「約束の木下で」
>>001-004
>>007-018
第2節 「放課後の奇跡は」
>>020-023
>>027-029
>>031-042 >>045
第3節 「違和感を感じて」
>>048-053
>>062-063
>>072-079

第ニ章 君が、心から羨ましい。
第1節 「月夜の下、電話ラブコール
>>080-087
第2節 「
>>089-

#番外編『可愛いので許します……』>>057
#瀬ノグループキャラ設定>>074

*来てくださった方々*
・流聖さん
・MRKさん
・天使のような悪魔さん

そして、他に読んでくださっている方々へ。ありがとうございます。

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Re: 僕の声は君だけに <感想大歓迎!☆ ( No.36 )
日時: 2018/06/30 17:23
名前: ゆず

(よしっ!)
強くこぶしを握り締める。

もう、迷わない。
なんでもかんでんでも、一発本番!

鈍い音をたてて、すぐ目の前の窓が開く。
それは、女の子だった。
ベランダでは遠くて、あいまいだった姿がはっきりと目に映る。
服装はあの時と変わりなかった。

___透き通ったような、大きな黒い瞳。

少し癖がある黒髪は、束ねずに肩に垂らしている。
ところどころに見える雪のように白い肌が、女の子なのだと言っている。
小柄な彼女は、お城に住んでいる美しいお姫様というよりも、小さく可愛らしい妖精のように、どこか不思議な雰囲気があった。
おれよりも背が低いので本当によかった。本当に、よかった。

目を瞑り、歌を口ずさんでいた彼女はやっとおれの存在に気がついたようで、大きく目を見開いた。
「……あ、……あの?」
彼女はおどおどしながら、弱弱しい声を出す。
そうだ。早く何か言わないといけない!
「え、えっと、おれは、瀬ノ京也です!」

瞬間、沈黙が流れる。

(しまったああああああああああああ!)
完全に失敗した。第一印象は最悪。
誰がいきなり名前名乗るんだよ!あいさつがコミュニケーションの一番だろうが、自分!
後悔してももう遅い。
恥ずかしさと不安と絶望感で思わず顔を隠す。これは昔からの癖だ。これが原因で何度「弱虫だ」などとからかわれたことだろう。自分の顔を見てほしくない。恥ずかしさで間抜けな顔になっているから。
一人ばたばたともがく。
あぁ。もうだめだ。終わったな。
きっと彼女は馬鹿だなんて思って、幻滅しているだろう。男のくせにとかきもいなんて、かわいそうな目でおれを見ているだろう。
顔を上げられない。手をどかすことができない。
不安でしょうがない。あー神様がいるなら助けて。

__その、瞬間だった。

「ふっ……」

小さく笑う声がした。こらえていた声がおもわず口から漏れたような笑い声。
ゆっくり顔を上げると、笑っていたのは彼女だった。

今までとは違う、初めて見る彼女の満面な笑顔は、優しく。
そして、かわいいと思った。

胸の奥底が温かくなり、ざわざわと感情がにぎやかになった気がする。
これは、なんだろうか。普段は感じない不思議な感覚だったが、うれしいという気持ちもあった。
「あの、君の名前は……」
自然と口から出てきた言葉だった。

彼女は笑顔のまま、答えてくれた。
「こんにちは……私の名前は、いより、です」
話すのに慣れていないようだったが、とてもうれしかった。
「また、ここに来ますね」
「はい。待って、います」
手を振りながら、家へと引き返した。

「……ひさしぶり、だね」
__走り出した瞬間、彼女が小さく呟いた言葉も知らずに。




「きょうちゃん……」

Re: 僕の声は君だけに。<感想大歓迎☆ ( No.37 )
日時: 2018/06/15 18:00
名前: ゆず

ピンポーン

朝早くから家のインターホンが鳴り響く。
「はいはーい」
母が元気の良い高い声を出して、勢いよくドアを開ける。そして、一気に真夏の光が入ってくる。
ドアの前には、おれの友達がいる。
上島、ゆう、陽茉莉の三人組。
ここまではいつもの日常だった。

Re: 僕の声は君だけに。<感想大歓迎☆ ( No.38 )
日時: 2018/06/30 17:24
名前: ゆず

朝からうるさいな。いや、これがここでは当たり前か。
あくびをしながら階段を降りる。眠いなんて思いながら。
「なんだよ、こんな朝早くか……!」

「よっ!せの。来てやったぜ」
「瀬のっちおはよー!」

いつもと変わらない上島とゆうの挨拶。だが、目に入ったのはそこじゃない。
「……その後ろのやつらはなんだ……」
三人の後ろには、おれのクラスメイトらが群がっていた。
「なんだよ瀬のっち。いいじゃねぇか」
「そうだよーあの子にも会いたいし?」
「ほら、あ・の・子☆」
こいつ!
一人があの子と強調する。どうせ、いよりの事だとは分かっている。このクラスは恋話が好きな奴がおおく、少しでも情報を嗅ぎつけるとかなり厄介だ。
この前の補習で、いよりの事は話した。
あの後もいよりが洗濯で外に出た時だが、話をしたりしていること。
顔つきからなんとなく気づいてはいたけど、日本人と外国人とのハーフであること。
随分前に夏休みに入り、今は、外国から日本にいるお母さんの友達の家に遊びに来ていること。

Re: 僕の声は君だけに。<感想大歓迎☆ ( No.39 )
日時: 2018/06/30 17:25
名前: ゆず

「しかも、同い年でぇ、可愛くてぇ、ちゃっかり瀬のと仲良くなっちゃって」
「青春かよっ!!!」
うるさい。
早く帰ってくれないかな。
「でさ、その子とはどこで会うの?」
「え?もうすぐ、出てると……ぁ……」
慌てて口を押さえる。これは言ってはいけなかった。
しかし、間に合わなかった。大事な部分は言ってしまい、それを聞いたこいつらの目はやはり輝いていた。
「「ようし、会いに行こう!」」
「ダメだ!!」
おれは必死に叫んでいた。
どこかモヤモヤとした気持ちがあった。いよりと仲良くなる友達が増えることはいいと思う。でも、おれが嫌だ。クラスメイトの中には男子だっている。誰がのことを好きになって、おれとは会わないなんて嫌だ。
あれ?別に問題ないんじゃないか?いよりが誰のことを好きになっても…いや、そう考えると、どこか胸が痛いような、悲しいような……。あぁ!結局どうしたいんだ、おれ!!



瀬のが嫌だ、と叫んだと思ったら、何やら一人でもがき出した。
ばかだな、瀬のっち。
陽茉莉やゆうとは違い、高校からの友だが、何をしているかはすぐにわかった。
それはさ、恋って言うんだよ。

Re: 僕の声は君だけに。<編集しました! ( No.40 )
日時: 2018/08/17 19:08
名前: ゆず



それは、高校に入ってすぐのこと。つまり、一年半ほど前のことだった。
ある時、瀬ノの噂を耳にした。
「この学校に音楽の天才がいる」と。

この町に住む誰もが知っていた。
小学生の時から町の音楽祭,カラオケ大会では優勝し、全国大会にまで大きく名を轟かせたという少年。
瀬ノ京也。

すぐに友達に聞いて周り、クラスを突き止めた。
少しばかりきになった。小さい時から天才とちやほやされて来たのであろう、自分とは正反対の姿を。
おれは周りに合わせるために必死だった。どうしても教室で浮かれたくなかった。
だから、自分を強く見せようとした。
ピアスをしたり、髪を染めたりと色々なことをした。
でも、それは逆効果だった。
友達が少しずつ離れていくのが分かった。おれを見る目が怖いと言っていた。

そうしておれは、教室で一人になっていた。

教室を除く。後ろから二番目の席に瀬ノというやつは座っていた。
その時、そいつは一人だった。
ノは思ってたよりも低く、勉強もてんさいというほどでもないようだ。
でも、明らかに周りの奴らとは雰囲気が違う。
どこか暖かく、優しそうなのに小さな悲しみが見える。
ずっと見ていて分かった。
瀬ノは感情が顔に現れやすいタイプだった。

たちまち瀬ノの周りに人が集まり、瀬ノをちゃかす。すると、顔を真っ赤にさせて照れながら怒り出す。
その姿が、なんというか……
「「かわいい……」」
ん?今言葉がはもった。

隣を見ると、がっちりと腕を組み、壁にもたれかかっている女がいた。
見るからに気が強そうだが、表情は優しく笑っていた。
この女がのちに仲良くなる陽茉莉とはまだ知らない。
「瀬ノを見に来たのかい?」
目線は向けずとも、声はこちらを向けていた。
「あいつは人を惹きつけるものがあるんだなぁ。見ていて面白い!みたいな」
それが瀬ノの力か。
その瞬間、考えてもいなかった言葉が返って来た。
「瀬ノはさ、音楽をやめたって言うんだ」


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