コメディ・ライト小説(新)

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八角形
日時: 2018/08/02 17:11
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060


夜空に輝く星達

8人の気持ちが複雑に入り混じる

その恋は本当に恋ですか_______?

最後まで分からない

予想を反する展開に
きっとあなたも騙される_____









'登場人物'


笠原 舞花(かさはら まいか) 女 高1
ぱっちり二重 ショート 160cm 47kg

蔵 高虎 (くら たかと) 男 高1
二重 口元にほくろがある 黒髪 171cm 58kg

窪塚 梓 (くぼづか あずさ) 女 高1
二重 タレ目 ロング 色白 156cm 41kg

小柴 楓 (こしば かえで) 男 高1
奥二重 目元にほくろがある 黒に近い茶髪
181cm 68kg

森田 心瑚 (もりた ここ) 女 高1
二重 丸目 セミロング 149cm 35kg

比賀 琉輝 (ひが るいき) 男 高1
二重 小顔 黒髪 169cm 54kg

塚本 花音 (つかもと かのん) 女 高1
ぱっちり二重 ロング 基本ツインテール 色白
157cm 40kg

坂尾 隼人 (さかお はやと) 男 高1
奥二重 黒髪 色白 ダンスが得意 179cm 65kg










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Re: 八角形 ( No.3 )
日時: 2018/10/01 18:00
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

「それはな!先生だよ!新しい教師!
4人も一気に来るなんて前代未聞だろ?」

帰り道、高虎が言う。

「高虎ったらなにいってんだか〜うさぎだってば!」

心瑚はまだうさぎだと思っているようだ。

「お前ら馬鹿か。なんでうちの高校に来るって分かるんだよ?話してた奴の家の話かもしれねぇだろ?」

隼人は相変わらずうざったらしい目で皆を見下す。

私は高虎と隼人にも今日の話をしてしまったって訳です。でもこいつら口軽いしもしあの子達の秘密の話であったら申し訳ない。でも大事な部分は聞こえてないので許してください、なんて心の中で言ってみる。

「なーんか皆ピンとこない。」

私は小さくあくびしながら言った。

「ピンとこないってなんだよ?
俺、隼人様の考えが1番現実的で正確だと思うんだが?」

あくびがうつったのか隼人もあくびをしている。

「いや現実的じゃだめなの。
"えー!?そんなことってあるの?"って言ってたから。」

心瑚はバッグに忍ばせていた心瑚の大好物するめいかをもぐもぐしながら言った。

「なにゃそれぇ きうぃてないにょ!?」

「え?なんて?」

「なにそれ 聞いてないよ!? だって。」

高虎が翻訳してくれた。いつものパターン。


「もう…心瑚ったら。」


くすっと笑いながら私は3人との出会いを思い出す。



心瑚とは幼稚園に入ってすぐ仲良くなった。名札に貼ってあったシールが同じで何故か意気投合したのだ。それから幼稚園の頃はずっと心瑚と一緒だった。

高虎とは小学生の時。小学1年生になって心瑚とクラスは離れた。だが高虎と席が隣だったのだ。面白くて明るい高虎とはすぐ仲良くなれた。

隼人とも、小学生の時。元々高虎と隼人は幼稚園が同じで高虎繋がりで、隼人とも仲良くなった。だが、隼人は心瑚や高虎とは違ってすぐには仲良くなれなかった。昔から気が強くて何回も泣かされて、でも私が男子からいじめられた時助けてくれたのだ。その時、隼人の優しさを初めて知ったのだった。



それから私達4人はずっと一緒。
高校でも有名な仲良しな幼馴染み。






だが、私は1人だけ友達と見られない。
顔にも行動にも出さない、けど…………









___私は 坂尾隼人 が好きで堪らないのだ 。

Re: 八角形 ( No.4 )
日時: 2018/08/20 00:39
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

帰り道、毎日私達は道が別れる。

心瑚と高虎は右の道へ。
私と隼人は左の道へ。


私達はただの幼馴染みなのだ。
こんなの普通、だと思いたい。

だけど、私はこの時間を普通だと思ったことは
一度もない。むしろ貴重な時間だ。

毎日毎日こんなにドキドキしているのに
隼人は分かってくれない。

だから私も平然を装いこの時間を過ごすのだ。



「なぁお前さ、心瑚の好きな奴知ってるか?」

急に心瑚の話ですか。と少し驚きながらも言葉を返す。

「ううん、知らない。何で?」

首を振り、問いかける。

最近隼人は心瑚の話ばかりするのだ。
どうせ心瑚のことが好きなのだろう。どうせ。

「あいつ、高虎が好きなんだってよ。」


_______え?


私は一瞬時がとまったような気がした。

心瑚には何回も好きな人を聞いたことがある。
でも心瑚は全てに『いる訳ないじゃーん!』と、答えたのだ。なのに何故隼人は心瑚の好きな人を知っているのだろうか。意味が分からない。

「それ、本当なの。」

疑いの目を隼人に向ける。

「信じてねぇのかよ。本人から聞いたんだよ。お前には教えておいた方がいいと思ってさ。」

本人から聞いた、ですって?私には教えてくれなかったのに、なんでこいつなんかに………………

「訳分からない………いつ、いつから……?高虎を好きになった理由は……?全部、全部、本人から聞きたかった……心瑚のこと親友だと思ってたのは私だけ……?」

心の声が溢れ出す。こんなに長い付き合いなのに今更隠し事なんて、してほしくなかったよ。心瑚が何を考えていのか全然分からない。

「おい、落ち着けって。これだけは言うつもりなかったけどお前が騒ぐから言うわ。」

隼人は小さくため息をつきながら声を出した。



「___高虎はお前のことが好きなんだよ。」




Re: 八角形 ( No.5 )
日時: 2018/08/20 00:42
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

胸がざわざわとして、なんだか苦しくなった。

こんなこと、好きな人から聞きたくなかった。

好きな人からじゃなくても聞きたくなかった。


幼馴染みなんてただのみせかけじゃないか。

いつまでも友達でいるなんて
無理だったのだ。



私は高虎のことが嫌いな訳ではない。

むしろ好きだ。だが、それは勿論友達として。

気持ちは嬉しい。

でもこの気持ちを私は知るべきじゃなかった。

私には好きな人がいて
今その気持ちを隠している。

ならば高虎も気持ちを隠すべきだったのかもしれない。

こんなに気持ちがすれ違ってしまうなら
隠していた方が良かったのだ。




「ごめん、イマイチ整理がつかなくて。」

ごちゃごちゃな頭の中を無理矢理押し込める。

「だよな、こっちこそ急にごめん。だけどこれだけは言わせてくれ。心瑚は高虎の気持ちを知って、お前に遠慮したんだ。だからお前が信用されてない訳じゃねぇ。」

隼人のこんなに真っ直ぐな瞳、久しぶりに見た。
こんな時に不覚にもドキッとしてしまう。

「うん、ありがとう。」

私はなんとか口角を上げ、笑ってみせた。

「あ、もう家だ。じゃ、また明日な。」

知らぬ間にこんな所まできていた。
私は隼人に手を振り、自分の家へ向かう。



隼人とこんなに真面目な話をしたのは何年ぶりだろうか?いつもふざけてばかりだからとても珍しく感じた。


それにしても明日、心瑚と高虎に会うのが気まづい。いや、今日隼人に聞いたことは早いところ忘れてしまおう。早く寝よう__。











だが、すれ違う気持ちに変化が起きるのはそう遠くはなかったのだ。

Re: 八角形 ( No.6 )
日時: 2018/10/01 17:57
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no


ガラッ……

私は誰もいない、静かな教室の戸を開けた。

なんだかんだ、隼人に言われた言葉が忘れられず気付いたら朝を迎えていた。眠いはずなのに眠れないのだ。

丁度良いだろう。とりあえず朝だけでも私が向かない限り心瑚や高虎に視線を向けられることがないのだから。

ん?私は何故心瑚と高虎を避けているのだろうか。

こんな自分が心底嫌になり、ついついため息をついてしまう。

トントントントン………

誰かの足音が聞こえた。
こんなに早い時間から登校する人が私以外にいるとは。一体誰だろう。

「ふぁぁぁ〜…ねみぃけど早起きはいいなぁ…
ってまいか?!?!こんな早い時間にどうしたんだよ。」

現れたのはなんと高虎だった。
高虎はいつも遅刻ギリギリに登校してくるから予想もしていなかった。

「た、高虎こそこんな時間に登校してくるなんてめずらしいね。なんかあったの?」

動揺が隠しきれない。どうしても昨日の隼人の言葉を思い出してしまう。

「いや!今日から早起き始めようと思って。まいかもか?」

高虎はニカッと笑って首を傾げる。

「いや、あ、まぁそんな感じ。」

私は苦笑いしながら言葉を返した。

「そうか。」

高虎はどこか寂しげな表情を浮かべ空を見上げた。

高虎は今、何を思ったのだろうか。

「なぁ、手出して。」

「え、なにいきなり?はい。」

私は驚きながらも手を差し出す。

すると、高虎は私の手と高虎の手をくっつけて、

「どうだ?大きくなっただろ?」

と言った。

確かに昔と比べたらとても大きくなっている。
そう言えばなんだか体つきもずいぶんたくましくなったような。

「うん、大きくてびっくりした。」

私は笑って見せた。

「俺だって、もうこの手で大事な人を守ることくらいできるんだぜ。」

高虎は真剣な顔をして私を見た。


「_____高虎はお前のことが好きなんだよ。」

隼人の言葉を思い出す。

こんなこと聞いたら高虎のこの言葉だって遠回しな告白にしか聞こえてこない。

「そうだ…………、ね。」

私はぎこちない、それでも精一杯の笑顔を浮かべた。

するといきなり教室のドアが開いた。

ガラッッ

「まいちー!!!!の声が聞こえたぞー!!!
おは………………………え?」

私と高虎は素早く手を離す。

「た、…………高虎も来てたの?おはっ、おはよ!」

心瑚は明らかに動揺していた。

「心瑚、あのねただ手を比べてただけなの!なんか勘違いとか、してないよね……?」

心瑚は頷き、
「し、してるわけないじゃん?!」
と笑ってみせた。

確実に勘違いされてしまった。

すると戸が開き、何人かの生徒がぞろぞろと教室に入ってきた。とりあえず、席に座って落ち着こう。

チャイムギリギリに余裕そうな表情を浮かべた隼人が教室に入ってきた。


ほぼ同時に担任の教師も入ってきた。

「よし、今日は皆に伝えたいことがある。」

先生は教室に入りすぐに言った。









「知っている人はいるかもしれないが
___今日、4人転校生が来る。」









全てはここから始まってゆくのだった。

Re: 八角形 ( No.7 )
日時: 2018/10/10 18:01
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no


あの女の子達が言ってたのは、転校生のことだったんだ。
今更になって分かった。

「入っていいぞ」

するとそこには有り得なく顔面偏差値の高い4人が入ってきた。

「小柴楓。サッカーが得意っす。」

「くっ、窪塚梓です。よろしくお願いします…!」

「比賀琉輝です。バスケやってます。」

「塚本花音です〜っ!みんなよろしくね。」

私は唖然としてしまった。
こんな美男美女が同時に4人もうちの学校に入ってきた。

私は反射的に隼人を見てしまった。

寝ている。何故かホッとしている私を他所にクラスの皆はざわめきはじめる。

「やべぇ花音ちゃんかわええ」

「琉輝くんやばいんだけど?!?!」

「梓ちゃん天使かよ」

「楓くんかっこいい〜〜…!!」


もはや前にいる4人はアイドルのようだった。

「4人とも親の会社が同じでその都合でうちの学校にくることになった。皆、仲良くしてやれよ。」

先生はそう言って教室を後にした。

するとすぐに4人は皆に囲まれた。

だが私は心瑚と高虎と隼人に駆け寄る。


「ねぇぇなんだあの顔面偏差値は!ねぇ!」
心瑚はキャッキャッと騒ぎはじめる。

「ね。びっくり…!」

「なに騒いでんだよ?」

すると隼人が私の肩を叩く。

「いや、なにって転校生だよ?」
高虎も心瑚もうんうんと頷く。

「くっそ興味ねぇ。」
相変わらずだ。興味あってもらっちゃ困るけども。

すると、

「ねぇ?そこの4人は何話してるの?名前知りたいし花音たちとお話しないー?」

どうやら話しかけてきたのは塚本花音ちゃんだ。ぱっちりとしたおめめを私達に向けにこっと微笑んだ。

「あっ……うん…………っ?!」

隼人が私の口を抑えた。

「お前らみたいな奴俺苦手なんだよ。
俺が仲良くすんのはこいつら幼馴染みで充分だわ。」

隼人はそう言って私達を連れていく。

「ちょっとまってよ?名前くらい教えてよ?」

隼人は大きなため息をついた。

「坂尾隼人。」

「蔵高虎っす!」

「森田心瑚です〜」

「か、笠原舞花です。」

花音ちゃんは何故か私をキッと睨み皆とのお話に戻ってしまった。




なにかが始まる予感がした。


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