コメディ・ライト小説(新)

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八角形
日時: 2018/08/02 17:11
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060


夜空に輝く星達

8人の気持ちが複雑に入り混じる

その恋は本当に恋ですか_______?

最後まで分からない

予想を反する展開に
きっとあなたも騙される_____









'登場人物'


笠原 舞花(かさはら まいか) 女 高1
ぱっちり二重 ショート 160cm 47kg

蔵 高虎 (くら たかと) 男 高1
二重 口元にほくろがある 黒髪 171cm 58kg

窪塚 梓 (くぼづか あずさ) 女 高1
二重 タレ目 ロング 色白 156cm 41kg

小柴 楓 (こしば かえで) 男 高1
奥二重 目元にほくろがある 黒に近い茶髪
181cm 68kg

森田 心瑚 (もりた ここ) 女 高1
二重 丸目 セミロング 149cm 35kg

比賀 琉輝 (ひが るいき) 男 高1
二重 小顔 黒髪 169cm 54kg

塚本 花音 (つかもと かのん) 女 高1
ぱっちり二重 ロング 基本ツインテール 色白
157cm 40kg

坂尾 隼人 (さかお はやと) 男 高1
奥二重 黒髪 色白 ダンスが得意 179cm 65kg










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Re: 八角形 ( No.6 )
日時: 2019/01/31 20:07
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060

ガラッ……

私は誰もいない、静かな教室の戸を開けた。

なんだかんだ、隼人に言われた言葉が忘れられず気付いたら朝を迎えていた。眠いはずなのに眠れないのだ。

丁度良いだろう。とりあえず朝だけでも私が向かない限り心瑚や高虎に視線を向けられることがないのだから。

ん?私は何故心瑚と高虎を避けているのだろうか。

こんな自分が心底嫌になり、ついついため息をついてしまう。

トントントントン………

誰かの足音が聞こえた。
こんなに早い時間から登校する人が私以外にいるとは。一体誰だろう。

「ふぁぁぁ〜…ねみぃけど早起きはいいなぁ…
ってまいか?!?!こんな早い時間にどうしたんだよ。」

現れたのはなんと高虎だった。
高虎はいつも遅刻ギリギリに登校してくるから予想もしていなかった。

「た、高虎こそこんな時間に登校してくるなんてめずらしいね。なんかあったの?」

動揺が隠しきれない。どうしても昨日の隼人の言葉を思い出してしまう。

「いや!今日から早起き始めようと思って。まいかもか?」

高虎はニカッと笑って首を傾げる。

「いや、あ、まぁそんな感じ。」

私は苦笑いしながら言葉を返した。

「そうか。」

高虎はどこか寂しげな表情を浮かべ空を見上げた。

高虎は今、何を思ったのだろうか。

「なぁ、手出して。」

「え、なにいきなり?はい。」

私は驚きながらも手を差し出す。

すると、高虎は私の手と高虎の手をくっつけて、

「どうだ?大きくなっただろ?」

と言った。

確かに昔と比べたらとても大きくなっている。
そう言えばなんだか体つきもずいぶんたくましくなったような。

「うん、大きくてびっくりした。」

私は笑って見せた。

「俺だって、もうこの手で大事な人を守ることくらいできるんだぜ。」

高虎は真剣な顔をして私を見た。


「_____高虎はお前のことが好きなんだよ。」

隼人の言葉を思い出す。

こんなこと聞いたら高虎のこの言葉だって遠回しな告白にしか聞こえてこない。

「そうだ…………、ね。」

私はぎこちない、それでも精一杯の笑顔を浮かべた。

するといきなり教室のドアが開いた。

ガラッッ

「まいちー!!!!の声が聞こえたぞー!!!
おは………………………え?」

私と高虎は素早く手を離す。

「た、…………高虎も来てたの?おはっ、おはよ!」

心瑚は明らかに動揺していた。

「心瑚、あのねただ手を比べてただけなの!なんか勘違いとか、してないよね……?」

心瑚は頷き、
「し、してるわけないじゃん?!」
と笑ってみせた。

確実に勘違いされてしまった。

すると戸が開き、何人かの生徒がぞろぞろと教室に入ってきた。とりあえず、席に座って落ち着こう。

チャイムギリギリに余裕そうな表情を浮かべた隼人が教室に入ってきた。


ほぼ同時に担任の教師も入ってきた。

「よし、今日は皆に伝えたいことがある。」

先生は教室に入りすぐに言った。









「知っている人はいるかもしれないが
___今日、4人転校生が来る。」









全てはここから始まってゆくのだった。

Re: 八角形 ( No.7 )
日時: 2019/01/31 20:08
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060

あの女の子達が言ってたのは、転校生のことだったんだ。
今更になって分かった。

「入っていいぞ」

するとそこには有り得なく顔面偏差値の高い4人が入ってきた。

「小柴楓。サッカーが得意っす。」

「くっ、窪塚梓です。よろしくお願いします…!」

「比賀琉輝です。バスケやってます。」

「塚本花音です〜っ!みんなよろしくね。」

私は唖然としてしまった。
こんな美男美女が同時に4人もうちの学校に入ってきた。

私は反射的に隼人を見てしまった。

寝ている。何故かホッとしている私を他所にクラスの皆はざわめきはじめる。

「やべぇ花音ちゃんかわええ」

「琉輝くんやばいんだけど?!?!」

「梓ちゃん天使かよ」

「楓くんかっこいい〜〜…!!」


もはや前にいる4人はアイドルのようだった。

「4人とも親の会社が同じでその都合でうちの学校にくることになった。皆、仲良くしてやれよ。」

先生はそう言って教室を後にした。

するとすぐに4人は皆に囲まれた。

だが私は心瑚と高虎と隼人に駆け寄る。


「ねぇぇなんだあの顔面偏差値は!ねぇ!」
心瑚はキャッキャッと騒ぎはじめる。

「ね。びっくり…!」

「なに騒いでんだよ?」

すると隼人が私の肩を叩く。

「いや、なにって転校生だよ?」
高虎も心瑚もうんうんと頷く。

「くっそ興味ねぇ。」
相変わらずだ。興味あってもらっちゃ困るけども。

すると、

「ねぇ?そこの4人は何話してるの?名前知りたいし花音たちとお話しないー?」

どうやら話しかけてきたのは塚本花音ちゃんだ。ぱっちりとしたおめめを私達に向けにこっと微笑んだ。

「あっ……うん…………っ?!」

隼人が私の口を抑えた。

「お前らみたいな奴俺苦手なんだよ。
俺が仲良くすんのはこいつら幼馴染みで充分だわ。」

隼人はそう言って私達を連れていく。

「ちょっとまってよ?名前くらい教えてよ?」

隼人は大きなため息をついた。

「坂尾隼人。」

「蔵高虎っす!」

「森田心瑚です〜」

「か、笠原舞花です。」

花音ちゃんは何故か私をキッと睨み皆とのお話に戻ってしまった。




なにかが始まる予感がした。

Re: 八角形 ( No.8 )
日時: 2019/01/27 12:28
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060

なんだかあの4人がこの学校に来てから一気に雰囲気が変わった。

クラスの皆は勿論授業に集中しない。
昼休みは学年クラス問わず教室に人が押し寄せてくる。

私だって転校生が来たことには興味はあるけど話しかけられる程の積極性は備えてない。

何というか……………………
一言で言えば最近とても騒がしいのだ。


「ねーえっ!!!!!!」

「ぅああっ!!!!って何だ心瑚か。」

心瑚は少しむすくれた顔をしながら私に言った。

「今度、修学旅行があるじゃん?絶対に4人で組もうね!」

心瑚は目を輝かせながら言った。可愛らしい。この修学旅行で隼人ともっと距離を縮められるといいな、なんてことも頭に過ぎったがすぐにかき消した。

「もちろん!!」

すると何か鋭い視線を感じ後ろを向くと、
とてつもない数の人に囲まれた例の4人組がいた。
いつの間に……………。

「ねえねえ、舞花ちゃんって言ったよね。
なんの話してるのお?」

相変わらずの語尾が伸びた甘ったるい声で話しかけてきたのは塚本花音ちゃんだった。

「あっ、えっと…修学旅行の話です。」

心瑚は口をポカーンと開けたまま何も言わないがそのまま進める。

「へええ??例の4人で組むわけかあ〜。でもでもぉ、後4人足りないんじゃあない?」

そう言えばそうだ。修学旅行の班は男女混合の8人だった。

「確かに、そうですね……。」

花音ちゃんは私の手を握り言った。

「じゃあ同じ班になろうねえ〜!花音って呼んでっ!よろしくねえ〜。」

周りからの半端ないブーイングがきたが、YESと答えざるおえない状況だ。

「わ、分かりました。」

すると白い手が優しく私の手を包み込んだ。

「ごめんね、花音ちゃん少し強引なところがあって………よ、よろしくね。」

話しかけてきたのは窪塚梓ちゃんだった。透き通った白い肌に大きな目、お人形さんみたいだ。

何も言えずにおどおどしていると、

心瑚が隼人と高虎の元へ状況を伝えにいってしまった。隼人、勝手に決めたら怒っちゃうよな………………………。

「おい、舞花何勝手に………………………」

隼人の言葉が止まった。梓ちゃんの顔を見て何やら驚いている。

「やっと、気づいてくれた………?隼人。」


梓ちゃんはそう言ってにこっと微笑んだ。

Re: 八角形 ( No.9 )
日時: 2019/01/31 20:01
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no


「梓だよ…………な……………?」

隼人の手は震えていた。
いつもの隼人じゃない。
物凄く動揺しているようだった。

「そうだよ。自己紹介の時、気付いてもらえなくて少し焦っちゃった。」

あはは、と笑ってみせる梓ちゃんは本当に可愛らしい。

「梓、俺………あの時は本当にごめん………ずっと謝りたかったんだ…………………」

こんな隼人見た事ない。クールな隼人とは違い、なんだかいつものような、余裕が感じられない。

「そんなこと気にしてないよ。もう、歩けるようになったし。」

ふわっとした笑顔を隼人に向けた。
そして、私は耐えきれずに隼人に問いかけた。

「ね、ねえ隼人。どういう知り合い…?」









どうやら梓ちゃんと隼人は小学校の頃から家が近く、よく遊ぶ仲だったらしい。

だが小学5年生の時、隼人が蹴ったボールが梓ちゃんに当たりそのまま道路へ投げ出され車にひかれてしまったのだそう。
助けようと飛び込んだ隼人も怪我をおったが梓ちゃんは暫く意識が戻らず………意識が戻っても腕、足を骨折、顔を大怪我したらしい。

その後、梓ちゃんは何も言わず 姿を消したらしい。 唯一梓ちゃんが残した手紙には、
“手術の為、アメリカに行くことになりました。顔を見ると悲しくなっちゃうから、手紙に残しておきます。梓”
とだけ書いてあったと言う。


「ごめん、聞いちゃいけない事だったかな。」

小学5年生の時、隼人にこんな事があったなんて知らなくて、何かいけないことを聞いてしまったような気がした。申し訳ない気持ちの反面、梓ちゃんへヤキモチのような感情を抱いてしまった。

こんな時にまで、ヤキモチなんて。

「いや、別に。いつか話そうとは、思ってたし。」


「あっ、えっと…………ごめんなさい、こんな重い話………!」

梓ちゃんはおどおどしながらぺこりと頭を下げる。

「いやっ、そんな。」

すると、
眉間にしわを寄せながら花音ちゃんが声を張り上げた。

「昔仲良かった男の子ってもしかして隼人くんのことなのお?何よお………」

花音ちゃんは隼人に駆け寄り、隼人の手を握った。

「………花音、隼人くんのことお…気になってるの。花音とも仲良くしてね?」

上目遣いで、隼人のことを見つめる。

「俺は、別にお前に興味ねえよ。嘘でもお前とは仲良くできそうにねえ。」

隼人の冷たい一言に花音ちゃんは黙り込んだ。
あーあ、隼人ったら。

「隼人。花音ちゃん、本当はいい子なの。仲良くしてあげて欲しいな。」

梓ちゃんの天使のような笑みに、

「梓がそんなに言うなら……まあ。いいけど。」

隼人もデレデレのご様子。





なんだか隼人、梓ちゃんに弱い。
困ったな、叶いそうにない恋がもっと遠のいちゃった。

Re: 八角形 ( No.10 )
日時: 2019/01/31 20:37
名前: 夜桜
参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12060


「おいおいおい…………俺達のこと忘れてねえ?」

「完全に忘れられてるな。まぁ何でもいいけど。」

声を上げたのは、小柴楓くん、比賀琉輝の2人だった。

「梓の足っておめえのせいなのかよ。」

比賀くんが隼人を睨みつけた。

「そうだよ。俺のせいだ。」

すると比賀くんは、隼人の胸ぐらを掴んだ。

「お前のせいで梓は辛い思いしたんだろ!?ごめんで済まされるかよ?!?!お前に梓と話す権利なんてねぇから。もう梓に話しかけんな。」

比賀くんは顔を真っ赤にして言った。

「分かってる。そうだよな。」

すると梓ちゃんが比賀くんの前に立って言った。

「違う。違うよ。琉輝。私が前を見てなかっただけ。それに、隼人は私を助けようとしてくれたの。隼人は大切な人なの。そんなこと……い、言わないで欲しい。」

涙ぐむ梓ちゃんに比賀くんが言った。

「ごめん。坂尾…だっけ。お前もごめんな。カッとなった。」

小柴くんは「ふーん」と一言残して何処かへ言ってしまった。


すると高虎が心瑚、私、隼人の腕を掴み引き寄せた。



「おい、俺達…………………





________ずっと仲良しでいられるよな?」




「あっははは!!なんで急にそんなこと聞くの?」
心瑚が笑いながら言った。

「不安になったんだよ!だって、隼人が俺達以外の奴の言葉で取り乱したの初めて見たから。」

確かにそうだ。隼人が隼人じゃないようだった。

「べ、別に取り乱してねえよ。なんだよ。」
隼人は横を向く。

「ううん。隼人、凄い動揺してたし。」

隼人は黙り込んだ。少し経った後、隼人は声を出した。


「実はさ、俺 昔………………………」



「ねーえっ?????4人で何コソコソ話してるのお?早く修学旅行のお話しようよーお。」

花音ちゃんが入ってきた。

隼人は少し悲しげな顔をしていた。




_____何を言おうとしていたんだろう?


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