コメディ・ライト小説(新)

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異世界生活プロジェクト
日時: 2018/10/08 19:56
名前: にゃあこ

眠っている間に現実から異世界に転送されてしまった女子高生、小咲華耶。
転送され彼女の姿は中性的な姿の人間になっている!?
様々なスキルを持った彼女が異世界で生活する。

異世界生活【一段目】 >>01-04
機械的な声、それを「第三者」と呼ぶ。第三者は彼女のナレーターのようなものだ。異世界に来て華耶は
新たな名前「ヒビキ・ヘルト」を名乗り村に馴染んでいく。その村には同じヘルトの姓を持つ
人物がいたようだ。

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Re: 異世界生活プロジェクト ( No.9 )
日時: 2018/10/09 19:21
名前: にゃあこ

「オーク?オーク・エンペラー?」
ヒビキが首を捻る。
ヒビキ「オークってあの猪みたいな奴?」
スパーダ「あぁ、オークとオーガじゃ格が違うんだ。それにアンタらの話じゃそのオーク共は
群れで襲って来たって話だ、どれもあり得ねえよ。旦那、ここまでは分かるか?」
ヒビキは頷く。彼は違う服に着替えていた。
オーガ、ではなくその上位首、妖鬼になった紅月たち。
メリージュ「ヒビキさん、少し良いですか?」
ヒビキ「メリージュさん!どうぞ…」
ヒビキの向かい側にメリージュは座る。
メリージュ「貴方たちオーガの里が残っていればそちらにも行こうと思いましたがまぁいいです。
貴方たちが話していたオークたち、彼らはどうやら私たちの森も狙っているようです。そこで
ヘルトの名を持ち共鳴者のスキルも持つヒビキ・ヘルトにオーク・エンペラー討伐を依頼します」
メリージュはそう言い放った。
サクラコ「共鳴者、それがヒビキ様のスキルの一つ、ですね」
ユカリ「で、そのスキルの詳細とかって?」
ハクエイ「ヒューベル・ヘルトのスキルでもあった。本来格上のモンスターだけが格下の
魔物に出来る命名、それを人間である彼が出来るようになる、でしたか」
スパーダ「アンタ随分と詳しいんだな。アカツキたちよりも長生きってことか?」
ハクエイ「まぁ」
ヒビキ「…メリージュさんの依頼、受けます。皆もそれでいいかな?」
『もちろんです!』
全員が立ち上がる。
メリージュ「そういえば大事なことを忘れてました!オーク・エンペラーのスキル『暴食者』について。
喰らえば喰らうほど喰らった物の力を完璧に使いこなす…つまり」
ヒビキ「上位モンスターを喰らって強くなるってことか…そしたらヤバいよね。エルフにもしかしての
ゴブリン、そして妖鬼…大変だ」

Re: 異世界生活プロジェクト ( No.10 )
日時: 2018/10/09 21:13
名前: にゃあこ

その翌日、リザードマン一行が村でヒビキと交渉するためにやってきた。
「我の下僕にしてやる…ねぇ」
ヒビキの額に冷や汗が流れる。アカツキたちはどうやらヒビキが貶されたと感じたらしい。
ヒビキ「そんな言い方をする人に私たちはついていけません。確かに私は人間だし貴方よりも力は
下なのかもしれないけれど人に何かを頼むときは礼儀正しく、常識でしょ?」
スパーダ「そういうこった。まずは礼儀を学んでくるこったな」
「けっ!なんだ若造!?偉そうに…貴様が我に物申すなど百年速いわ!」
スパーダ「耳が見えないのか?俺はエルフ、すでにお前よりも何百年も生きてる…」
リザードマン一行が騒めきだす。しょんぼりと彼らは踵を返した。

だが踵を返した彼らが事件を起こす、彼らに一人の仮面の男に囁かれた。
『どうやらオーク・エンペラーのお出ましのようですよ?ここで貴方が倒せばもっと貴方を慕う者が
増えること間違いなし、リザードマンの英雄にも、ね…』
その言葉でリザードマンを動かすことは容易だった。

ヒビキ「さてと、これでやることは決定したし、リザードマンとの共同戦線を目指したいところだけど」
ソウゲン「なら自分が行って参ります。これは前提条件、成功させて見せます」
ヒビキ「じゃあソウゲン、お願いするね」
ソウゲンがこの場から瞬間移動のように消える。

ヒビキの目に一つの駒が飛び込む。それを見て彼女の第六感が警鐘を鳴らす。
ヒビキの第六感は嫌な時に当たるものなのかもしれない。

Re: 異世界生活プロジェクト ( No.11 )
日時: 2018/10/09 21:31
名前: にゃあこ

リザードマンの首領、部隊の総隊長たちの前にソウゲンは姿を現す。
リザードマンが束になっても勝てないだろうと確信した。
ソウゲン「そう警戒しないでくれ。自分は使者、我が主ヒビキ様の命によりここへ来た」
首領「…聞かせてもらおう」
ソウゲン「主、ヒビキ様はオーク・エンペラー討伐のためリザードマンとの共同戦線を望んでいる」
そのうち一人が騒ぎ出す。ヒビキなど聞いたことがない、と。
ソウゲン「…ヒビキ様は森の管理人直々に依頼を受けている。そしてその方の本名を知ればどういう者なのか
分かる」
全員が息を呑んだ。
総隊長「ヒビキ…ヘルト…?」
首領「ヘルトだと!?まさか…」
「ヒビキ・ヘルトなんて名前、聞いたこともないぞ!それに噂じゃ人間らしいじゃないか!あの貧弱な」
首領「鎮まれ!皆の者!」
ヒビキに対して侮辱の言葉を発したリザードマンたちの首筋に一本の糸が張られる。
その糸を操っているのはソウゲンだ。
首領「謝罪させてくれ。若い者もいるからあの英雄のことを知らないんだ」
ソウゲン「…それは失礼した。主を侮辱されるのは嫌いなんだ」
首領「ヘルト、ヒューベル・ヘルトと同じ姓だな。人間でありながら魔物をまとめ上げた男か…
ならソウゲン殿、条件を一つ――」

同時刻、ゴブリンの村。
着替えをしていたヒビキの脳にソウゲンの声が響いた。
ヒビキ「ホッ、どうやら前提条件はオッケーみたいだね」
ソウゲン『はい。それとヒビキ様にも会いたいと彼は申しておりました。…どうしますか?』
ヒビキ「分かった。了承するよ、後さ伝言を頼んでいいかな?」
後ろに気を付けろ、って伝えてくれる?

首領「そうかヒビキ殿は一週間後に」
ソウゲン「はい、それと後ろに気を付けろと伝言がありました。自分たちと合流するまでは戦を
起こさぬように…」
首領「了解した」

Re: 異世界生活プロジェクト ( No.12 )
日時: 2018/10/12 22:26
名前: にゃあこ

ソウゲン交渉、五日目
紫「ヒビキ様、お客様が来ているのですが…」
紫はヒビキを呼んだ。
紫「今、その客には近くで待たせています。どうしてもヒビキ様とお話がしたいと…」
ヒビキ「私と?」
紫が頷く。リザードマンと人間と似た姿の竜人の青年、彼らは首領から送られた使者だという。

早速その二人を招いた。青年のほうは『ジン』と名乗る。
スパーダ「珍しいな。魔物が名前を持つなんて」
ジン「親がつけた。それよりも早く本題に入りたいんだが、いいか?」
ヒビキ「勿論」
隊長「実は…私の兄、ガイルが謀反を起こし首領を幽閉、勝てるつもりでいるようですが彼は
オークたちの力を見誤っている。お願いです!どうか私たちに手を貸してください!!」
二人が頭を下げる。ヒビキが立ち上がり振り返る。
ヒビキ「ここで助けに行かないで何が共同戦線なの?私は助けに行くよ、もう仲間でしょ?」
二人の顔が明るくなる。
ソウゲン「では自分が首領の元へ行きます」
ヒビキ「うん頼んだ!」
隊長「待ってください。私も同行してもよろしいでしょうか?」
首領はとても慕われているようだ。それは彼女を見ればすぐわかった。
ソウゲンは頷き彼女と共に首領のいる場所へ向かった。

彼らが動き出した頃、メリージュはある魔人と対峙していた。
魔人はレギールと名乗った。この男こそオーガの里をオークに襲わせた張本人である。
メリージュ「随分と好き勝手暴れているようですね」
レギール「ほほう、で?どうするんだ?」
メリージュが片手を前に向けると同時に強風が吹き荒れる。
メリージュ「森の管理人である私を舐めてもらっては困りますね!ここでなくともきっと貴方は
討伐されるでしょう。共鳴者を持つ者に」


Re: 異世界生活プロジェクト ( No.13 )
日時: 2018/10/12 22:49
名前: にゃあこ

湿地帯のど真ん中、ガイルの前にヒビキは立った。
ガイル「な!?お、お前は…ヒューベル・ヘルト!?」
ヒビキ「違う、私はヒビキだよ。オーク・エンペラー!この森は絶対に守らせてもらうよ?」
ヒビキは歯を見せて笑った。

ヒビキたちの加勢によりさっきまで優勢だったオーク軍がどんどん劣勢になる。
オーク・エンペラーはヒビキに敵意を剝き出し大きな剣を振り回す。
スパーダ「ホント…旦那は目が良いな」
オーク1「よそ見するな!」
オークたち『うおおおおおおおおおおお』
同時に何体ものオークたちがスパーダに襲い掛かる。だが彼は微動だにせず腰にある剣を上に掲げ
魔力を集中させていく。
スパーダ「剣技・魁の竜巻!」
かなり離れた場所にまで届く強風が辺りを包む。彼の周りに気絶したオークたちが次々と落ちてくる。
アカツキ「負けてられないな」
ハクエイ「ですね。私たちも動かなくては…」

ヒビキは両手を地面に付ける。
ヒビキ「属性魔法・氷結の陣!」
四角い魔法陣、そこからはひんやりとした冷気が漏れ出す。オーク・エンペラーの体が凍っていく。
これで上手く行けば良し、上手く行かなかったら…その予想はよく当たる。自分で足を斬り脱出して
見せたのだ。
自己再生という能力を持っているのだろう。あっという間に元通りだ。
ならば…連続攻撃だ!
ヒビキ「本気で行くよ!いつも本気だけども!」
その魔法の輝きに全員が目を奪われる。火の赤、水と氷の青と水色、風と植物の緑と黄緑、光の黄色、
闇の紫…様々な光を放つ魔法。

全員が祈る、これで終われ、これで解決してくれ…太陽が昇り、煙の中から姿を現したのは…。


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