コメディ・ライト小説(新)

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音ゲーの勇気あるGamers
日時: 2020/01/17 16:43
名前: エリア


【タイトル】「おとゲーの勇気ゆうきあるGamers」
この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。


 わたしは、平凡へいぼん毎日まいにちかえしている。高校こうこう自転車じてんしゃかよっている。自転車じてんしゃいでいるときかぜつよくてつめたくてふるえた。高校こうこうくと自転車じてんしゃ自転車じてんしゃめた。サザンカがみちいていた。
 


 教室きょうしつくと、前方ぜんぽうにいるクラスメイトと挨拶あいさつわし、教科書きょうかしょやノートをつくえしたいた。なか友達ともだちからはなしかけられた。
 「おはよう、あかね。今日きょうせきえがあるらしいよ。」
 「どこでったの?まじか。もうせきえか。」
 「昨日きのう日直にっちょく日誌にっし担任たんにんかえしたときわれたよ。」 
 「せきにつけ〜」先生せんせいた。
 「今日きょう放課後ほうかごこのクラスではじめてのせきえをするから、わすれるなよ。」先生せんせい教壇きょうだんった。
 「はーい。」 「起立きりつれい。ありがとうございました。」
 


 授業じゅぎょうひるやすみがわり、せきえもわった。せきえがわってみんなはさわいでいた。ちなみに、わたしのくじうん説明せつめいすると、となりせきは、いさむばれている男子だんしだった。さいわ一番いちばんまえせきにならず、なかしの友達ともだちわたしまえせきになった。
 「あかね、これからもよろしくね。」
 「よろしく。うちらまえせきにならなくてかった。」安堵あんどした。するととなりせき男子だんしからはなしかけられた。
 「ねえ、おとゲーやらない?」
 「いいけど。」わたし返事へんじした。「どうして?」
 「おれは、あなたに毎日まいにちたのしくごしてしくてそのためにちからになれるとおもったから。」いさむ白黒しろくろさせながらうわずったこえわけをした。



 「ただいま。」
 いえだれもいなかったので返事へんじはなかった。帰宅きたくしてから、いさむすすめられた音楽おんがくゲームをスマホにインストールした。アプリをひらいた。このごろ受験じゅけん勉強べんきょうばかりしていたから、勉強べんきょう余暇よかにできるような、手軽てがる趣味しゅみさがしていたところだ。あるアニメキャラクターのしメンバーを設定せっていしはじめた。どうやらアイドルのアニメらしい。
 「ふふ、だれにしようかな。」
 つぎ名前なまえ設定せっていした。画面がめんには『ユーザーネームを設定せっていしてください※あとから設定せっていなおすこともできます。』と表示ひょうじされていた。ユーザーネームは茜音あかねおとから、『おと』にめた。説明せつめいがようやくわったころにはれていた。 

 

 毎日まいにち勉強べんきょう合間あいまにいそいそとその音楽おんがくゲームをすることが日課にっかになった。もちろん勉強べんきょう大変たいへんだけど、いさむとなりせきになってから毎日まいにち高校こうこう通学つうがくすることがたのしくなった。音楽おんがくゲームのはなしをした。なか友達ともだちせきちかいから、まえくらべてやす時間じかんたのしくごせるようになった。
 

 放課後ほうかごわたしいさむから音楽おんがくゲームのイベントをおしえてもらった。アニメキャラクターを応援おうえんしてポイントを獲得かくとくしてポイントがたか順番じゅんばんけられるという内容ないようだ。イベントのポイントをきそいたいといさむが言ったので、音楽おんがくゲームない友達ともだち追加ついかした。ユーザーネームは『野村のむら涌子ようこ』だった。たしおもにアニメ・ゲームなどの登場とうじょう人物じんぶつえんじる声優せいゆう意味いみするCVとおな名前なまえだが、にしないふりをして追加ついかした。友達ともだち追加ついかした時にかれは「友達ともだちになった。」とよろこんでいた。「なにっているの。私達わたしたちまえから友達ともだちじゃん。」かるちでったが、このとしごろ男子だんしは、おんな友達ともだちつくるのはむずかしいらしい。



 あるひるやすみになか友達ともだちといつもどおりお弁当べんとうべていた。
 「あかねってきなひとできたの?」
 「どうして?いないよ。」
 「もう冗談じょうだんだってば。ただ、野村のむらくんとなかくしているのが、心配しんぱいになって。」野村のむらというのは、いさむ苗字みょうじである。
 「べつなにもないし、普通ふつうだとおもうけど。」
 「もしかして。野村のむらうわさらないの?」うわさがあることすららなかった。
 「野村のむらって双子ふたご兄弟きょうだいがいるんだよ。双子ふたごあねは、声優せいゆう涌子ようこだよ。」わたしはそのうわさいた。
 「ということは野村のむらくんは、野村のむら俑子ようこおとうと?」
 「うん。まあわたしあいつと中学ちゅうがくおなじだったから野村のむらうわさっているだけだよ。涌子ようこ芸能げいのう活動かつどういそがしいからあまり中学ちゅうがくにいなかったの。しゃべっているところもあまりかけたことがないんだよね。」なか友達ともだちいかけると、うわさしている本人ほんにん教室きょうしつあらわれ、こえをひそめた。
 「これはその…。」
 「あかね、心配しんぱいしなくてもいよ。野村のむらってちょうがつくほどの鈍感どんかんだから。」
 「あかねさん、放課後ほうかご教室きょうしつてくれないかな。はなしたいことがあるんだ。」
 「うん。」わたし返事へんじした。
 「あかね、わたしなにがあってもあかねの味方みかただからね。」友達ともだちはガッツポーズをした。

 

 放課後ほうかご教室きょうしつかれた。
 「じつねえさんは声優せいゆう野村のむらようなんだ。」どうやらかれはさっきのはなしこえていたようだ。
 「音楽おんがくゲームのけんなんだけど、ほかぼくあね応援おうえんするひとがほしくてすすめたんだ。本当ほんとうのことをえなくてごめん。」
 「ねえさん、声優せいゆう仕事しごとをやってもだれわたしのことを応援おうえんしていないからゆめあきらめるとっていたんだ。」
 「そもそもおれがアニメのおとゲーをすすめたから、迷惑めいわくをかけてしまったんだ。」いさむ悲観ひかんてきになっていた。
 「そんなことないよ。元気げんきもらえるし、話題わだいもできるし、たとえアニメのアイドルでも存在感そんざいかんがあってすごいよ。」
 「わたし毎日まいにちえてくれたのも野村のむらくんのおかげだよ。今回こんかいのイベントで俑子ようこちゃんを応援おうえんするね。」
 「ありがとう。ねえさんにもつたえておくよ」
 かれわたしあいだへん誤解ごかいえていた。


 「さそってくれたおとゲーの声優せいゆうをやっている野村のむら俑子ようこっているじゃん?いさむかおているよな」クラスの男子だんしはなした。
 「似ているわけないでしょ。」いさむ本当ほんとうのことをはなさなかった。
 「あの、みんないてほしいことがあるんだ。っているひともいるかもしれないけれど、じつは、野村のむらくんは音ゲーの俑子ようこちゃんのおとうとだよ。」わたしは、意識いしきせずにクラスのみんなっていた。空気くうきしずまるのをかんじた。自分じぶんなにっているかからなかった。いたら感情かんじょうてきになっていた。
 「わたしたちかくしていたってこと?」「まじありえない」とわれるのがこわくなったけれど、みんなはあまり音ゲーのことにくわしくないようだった。

 

 「なにが?」クラスメイトはぽかんとしていた。「音楽おんがくゲームにてくるこえ兄弟きょうだいってどういうこと?」音楽おんがくゲームを紹介しょうかいしたひとは、状況じょうきょう把握はあくしてくれたようだ。
 「ねえさんが声優せいゆうをやっているんだ。」いさむはなしした。
 「声優せいゆうあねがいるけど、ぼくからのおねがい。みんなには、いままでどおなかくしてほしいんだ。」クラスメイトは「かったよ。」と納得なっとくしてくれた。

 

 「いままで秘密ひみつにしていたからちょっとしたばつゲームをさせよう」クラスメイトのある女子じょし提案ていあんした。数人すうにん女子じょし教室きょうしつ片隅かたすみばつゲームの内容ないようはなった。
 「ちょっと」あかねはためらった。
 「いいじゃん。受験じゅけんいききにもなるし。」
 「結果けっか発表はっぴょうします!2ふたりばつゲームは、きですゲームです!」高校生こうこうせいあいだぼう動画どうがをきっかけに流行はやっているゲームだった。ほかのクラスメイトはかれかみわたした。

 「あかねさんきです。ってください。」とかれかみながらった。「わたしも!」あかねはった。これがちょっとしたばつゲームだった。このゲームはわった。ゲームはがった。が、しばらくすると、せきもどひとえてしずかになった。「ゲームだから、これでいいのかな」とかれ教室きょうしつからた。ばつゲームというよりは、ドッキリみたいなんだけど…。

 

 「あかねって本当ほんとう野村のむらきなの?」クラスメイトにかれた。不意ふいかえったかれった。かれった瞬間しゅんかん心臓しんぞうたかるのをかんじた。
 「うん。」わたしうなずいた。「はっきりおもいをわないとつたわらないよ。」と友達ともだちった。
 かれわたしった。「友達ともだちになってくれてありがとう。あと、おとゲーをおしえてくれてありがとう。いまわたしがいるのは野村のむらくんのおかげだとおもう。」
 「ゲームじゃなくてもわたしのことがき?」
 「もちろん。友達ともだちとしてきだよ。」かれわたしを伸ばし、握手あくしゅした。

(完結)

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