ダーク・ファンタジー小説

慟哭の女神
日時: 2015/05/12 19:40
名前: The ◆20tPGjqi7w

はじめまして。
Theといいます。

始めての投稿なのであまり勝手がわからないですがよろしくおねがいしまっす!

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Re: ほどける慟哭のメシア ( No.7 )
日時: 2015/05/08 21:02
名前: The ◆kTNIgN7IFI

ちょっと文章構成ミスったので一旦書き直します!
見てくださった方、すみません…。基本内容はかわりません!

Re: 慟哭の女神 ( No.8 )
日時: 2015/05/12 19:42
名前: The ◆GZaF1XHdps

プロローグ 妖




わたしは一人だった。
どこまでいっても、一人だった。
誰もいない。
誰もいない。
どこまでいっても、誰もいない。
自分が誰なのかも、何のためにここに来たのかさえ忘れてしまうほど、一人だった。
暗い。
怖い。
壊れてしまいたい。しかし、彼女の中にある、ある感情がそれを止める。
痛み、辛み、憎しみ、悲しみ。負の感情それら全てが遅いかかってくる。
そこが、彼女のいた場所だった。
「やあ。美鶴着小夜」
不意に名前を呼ばれる。
「ぇ……」
気の遠くなるほどの時間一人で、最初は泣いたり喚いたりしていたが今はもうやめしてまったせいで、長らく出していなかった声を漏らす。
ここには自分以外いないはずだった。
自分の姿を、存在を認識できる者などここにはいないはずだった。
彼女自身が、そうしたはずだった。
しかしそれも、どうでもよかった。自分を。美鶴着小夜を、認識できる者がいることが、堪らなく嬉しかった。
だから、彼女は振り向いてしまった。
絶対に駄目だと決めたルールを、破った。
「あぁ〜。やっぱりだ。君は今とても扱いやすい。君ほどの存在が、驚きだ」
目の前の者は言う。さらに、それの人差し指が彼女の眉間に軽く触れる。
「人、間……?」
すると、それは言った。
「うん? 僕かい? 人間だよ。ただの人間」
「それは嘘でしょう? 人間が、わたしを見つけられるはずがない」
僅かに笑いながら、小夜は言う。しかし眉間に触れられた指のせいで、首から下は微動だにしない。
「うーん。人間なんだけどなぁ。ユウマっていう名前もあるんだけど」
ユウマと名乗るそれは、困ったように笑いながら言う。
だがすぐにそれを納め、
「まぁ、いいや。呪華《ジェリッカ》」
魔術を唱える。
美鶴着小夜を、使役するための魔術を唱える。
小夜はそれに、
「っ! く……」
抵抗を試みるが、まるで敵わない。
体から、全身から魔力が抜かれて行くのを感じる。同時に、体が透明感を帯びて、消えて行く。
「くっ…! お前……!」
「大丈夫。殺したりはしないよ。ただ、君は僕がやることに必要だから、僕の中で少し眠っててくれ」
周りの闇が、晴れて行く。
彼女の魔術で編まれていた闇が、消えていく。
そして彼女の体は完全に消える。
「……ふぅ」
彼がそう呟くと、闇が完全に晴れ、視界が広がる。
と、同時に。
彼の姿も、既に消えていた。







それから三百年が経った。

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