ダーク・ファンタジー小説

狐の嫁入り
日時: 2015/05/10 00:41
名前: 鶴魏

ザー ザー

天気雨


「狐の嫁入りって知ってる?」
「天気雨のことでしょ?それが?」
「本当に嫁入りしてるのかな!?」
「はぁ。バカにしてんの?それとも馬鹿なの?ああ。馬鹿だったね。」
「酷くない!確かに馬鹿だけど!」

カラーン

「はいはい。言ってな。」
「もう!」

カラーン

『おお。これは美しい。』
『あのお方には相応しい女狐だな。ハハハ』
『あのお方には妾の方が…。』

カラーン

『サチと申します。』

今宵、

『声も美しいときた』

晴天の中

『俺は、要だ。よろしくな。サチよ。』
『はい。要様……いえ、旦那様。』

雨を降らせ

『では、御二方。盃を。』

狐は嫁入りを果たす。




カラーン

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Re: 狐の嫁入り ( No.15 )
日時: 2015/09/26 15:05
名前: 鶴城

サチ視点

あれから数分。私は気配を追ってだいぶ歩いたのだが、

『ここどこかしら?』

前には壁。左右の道も壁で阻まれている。
道は戻るしかない。

『はぁ。どこにいるのでしょう?』

(そこら辺にいる方たちに少し聞いてみましょうか?)

私の周りにはコソコソとたくさんの小妖怪たちがいた。隠れているつもりなのだろが、全くもって意味をなしていない。

(いや。もしかしたら彼女の手先かもしれません。迂闊に話しかけるのはよくないですね。どうして今さらこんなところに?……)

『そんなことより早く見つけなくては。やっと……やっとこの手で彼女を殺せるのですから。……。』

そう呟いた私はわずかに顔をしかめた。

(ですが。もしかしたら……)

それから私はとりあえず来た道を戻り、改めて気配を追った。
復讐心とわずかな希望が私の中で渦巻いていた。

長い間一人で歩いていて、少しだけ冷静になれた。たくさん。あの時のことについて考えた。どうして殺したのか。どうして彼女がここにいるのか。どうして。どうして……。
そんなことばかり考え、もしかしたらと。自分の知らない事があったもではと。彼女にも考えがあったのではないかと。
そう考えるうちに私の頭は過去の。あの時の記憶が走馬灯のように流れ始めた。


私と。






家族を殺した彼女









"姉"との記憶が。

Re: 狐の嫁入り ( No.16 )
日時: 2015/12/11 23:36
名前: 鶴城

長い間更新しなくてすみませんでした!m(._.)m

来年はずっと更新できないと思いますが今年は週一にこうしんしようとおもいます。……できるだけ…
みなさんこれからも温かい目で見てくれるととても嬉しいです!!
これからもよろしくお願いします!

Re: 狐の嫁入り ( No.17 )
日時: 2015/12/19 21:53
名前: 鶴城

昔は、とても仲が良かった。

「愛妃。サチ。こっちへいらっしゃい。」

母の言葉に私と姉は、すぐに母の元へ行った。

「なぁに?お母さん。」
「……」

姉は無言のまま何も言わなかった。
私が物心ついたときには姉は両親とは話さなかった。私と二人で居るときは楽しそうによく遊んでくれて、大好きな姉だった。でも、姉は両親が居るとまったく笑わなかった。話さなかった。悲しみも苦しみも見せなかった。感情のない。


無表情だった。


いま、思えばあの頃から姉は考えていたのかもしれない。あの夜の頃を起こすか。起こさないか。

「ふふふ。二人ともこれが好きだったでしょう?さっき隣の人にもらったの。さあ、お食べ。」

母は、私立ちの前に油揚げをだした。

「わあ!私、油揚げ大好き!!」
「……」
「…愛妃は嫌いだった?」

姉が無言だったからきっと、嫌いだったのかと心配になった母は姉に話しかけた。

「……」
「愛妃お姉ちゃん油揚げ好きだったよね?」
「…うん。好きだよ。」
「ほんとに?良かったぁ。」

姉の答えに母はとてもうれしそうな顔で心底安心していた。

「二人とも、遊びに行くのはいいけど、あまり遅くならないようにね。」
「はーい。ねえお母さん。お父さんは?」
「お父さんは今日もお仕事行ってるわよ。」
「いつ帰ってくるの?」
「さあ?異臭看護には帰ってくこれるかもって居てたわよ」
「ほんと!!」
「ええ。もしかしたらダメになるかもだけど、早くて一週間だよ。」
「わぁーい!!」

クイクイ

姉は私の着物の裾を引っ張って、着物の裾を持っていない手で外の方を指さした。
外に行きたい。

「うん。わかった!!行こう!!愛妃お姉ちゃん。 じゃあ、行ってくるね!」
「ええ。気をつけて行ってらっしゃい」
「行ってきまーす!」
「……」

私は母に返事をして姉と一緒に外に出た



そのときの私は何も知らなかった。


姉が。




血のような赤い目をして





母の事をにらみつけている事も。







なぜ。





姉が。






両親と話そうとしなかったのかを。










その理由も原因も











何も知らなかった

Re: 狐の嫁入り ( No.18 )
日時: 2016/12/29 11:13
名前: 鶴城

サチ視点

カツン カツン

暗闇に中、足音だけが響く。
とても不気味だわ。
子蜘蛛たちは後ろをついてくるだけでなにもしない。

?曲がり道?


壁に触れるととても狭い細道があった。
何かあるのかしら?

『そっちじゃない。』
「え?」

ソッチジャナイ ソッチジャナイ ソッチジャナイ ソッチジャナイ ソッチジャナイ

急に後ろからついてきていた子蜘蛛たちが騒ぎ出した。

「………こっちにはなにがあるの?」

ダメ ダメ ダメ ソッチジャナイ ソッチジャナイ ソッチジャナイ

話は無理そうね。

…………。

「ご忠告なのかしら?ありがとう。きっとまっすぐ行けば愛妃に会えるのね?」

ソウダ ソウダ 主様ハソッチジャナイ ソッチジャナイ ソッチジャハ コワイ

「怖い?」

コワイ コワイ コワイ コワイ

子蜘蛛たちが。いやもしかしたら愛妃が怖がったのかもしれない。

…………。

私は暗い細道を見つめる。
中は光が全くなく。暗闇だけが広がっていた。

もしここで愛妃が何かを感じたのなら。

それは私にもきっと関係ある。
確かめなくちゃ。

ごめんなさい。要様。蘭丸。おそくなってしまうかもしれません。

私は意を決して細道の中に入った。


ダメ ダメ ダメ 戻ッテ 戻ッテ コワイ コワイ ソッチハ コワイ








ヒカリハ



幸セハ





コワイ

Re: 狐の嫁入り ( No.19 )
日時: 2016/12/29 11:41
名前: 鶴魏


要視点

キィィィィィィィィイイィィイイイィーーー!!

たくさんの土蜘蛛の子の悲鳴がこだまする。

『しかし、わんさか出て来るな。キリがないな。』

(どうしたものか…。)

ざっと見た限り、敵は二千匹弱といったところか。
これを一匹ずつ切って行くのはかなり骨が折れる。

(一気にやろう)

俺は、右手に意識を集中させ小さい(テニスボールくらいの大きさ)火の玉を作り、子蜘蛛たちの方へ放り投げた。

ぼぉぉぉおお

ギギャァァァァァァアアアアァアアァァアアアァァアァアアァ!!!!

ぎゅうぎゅうにいた子蜘蛛たちは一瞬にして跡形もなく消え去った。

『ふぅ。よし、進むか。』

建物の中は真っ暗で太陽の光入っっていなかった。

奴らがなぜここに城ごとやって来たのか。もともと蜘蛛とは相性が悪い。まぁそれは、大体の一族が思うことなのだが。

わざわざ他の一族の領土に勝手に入るぐらい常識外れではないと思っていたが、少し買いかぶりだったか。又は、そうせざるおえない何らかの原因があるか。

推測は推測でしかないな。

早々に考えるのをやめて、俺は妖力の濃いところへ足を進めた。

理由は本人に聞くのが早い。それに、この中はサチがいる可能性もある。
さっきからある胸騒ぎもどんどん大きくなっている。嫌な予感しかしない。

ここは、早くサチ又は、親玉を見つけて早く帰ったほうがいい。

無事でいてくれ。サチ。






アナタハダメ。




ジャマハイケナイ。



アノコノタメニモ。







久々に更新をして全くもって駄作中の駄作を置いていくという愚行(`・ω・´)
少し、キャラが迷子になってるかもしれません。m(__)m

名前の鶴魏が鶴城に一時期なっていたのは単なる作者の誤字です。申し訳ありませんm(__)m

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