ダーク・ファンタジー小説

空想世界と絶対王政
日時: 2015/11/22 13:46
名前: 榛都

皆さん初めまして。
榛都‐haruto‐と申します。
ところで皆さんは

「世界が自分のものになればいいな。」

そう思ったことはありませんか。
そうすればもう何も傷つくことはないのに、と。
現実世界を嫌い、空想世界を確立し
現実と空想。行ったり来たり。逝ったり生きたりしながら
色んなことを感じていく、ある一人の少女の話を
始めましょうか。


主人公/相楽 梨々愛‐サガラ リリア-(女)
    誕生日2/3 16歳高校二年生

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Re: 空想世界と絶対王政 ( No.1 )
日時: 2015/11/22 14:27
名前: 榛都

愛という感情が時折わからなくなる。
この世には真の愛も存在するらしいが、私はまだそれを知らない。

「おはよう。」

と、飛び交う日常の教室だが、私に声をかける者はいない。

「おはよう。」

行き場のないその言葉を抱えながら、また今日が始まった。




<空想世界へログインします>




此処は自由だ。
此処では私が絶対王政。
その愛が偽りか真かはさておき、皆が私を愛す世界。

「おはよう、リリア。今日はもうあっちの世界はいいのか。」

彼はこっちの世界の住人。名はユア。

「あぁ。人に合わせることはもう疲れたよ。」

「相変わらずだな。」

「まぁな。できることなら戻りたくないのに。」

「それはちょっと…あっちの世界のリリアが死んじゃうからさ。」

「なに。わかってるよ。」

やはりこの世界は楽しい。そして楽だ。
少し微笑むとユアが悟ったように言った。

「俺は向こうの世界をしらないけど、
 こっちの世界がちゃんと機能りてるのはリリアのおかげさ。
 この世界はリリア中心に回ってる。そう思っていたよ。」

思っていた。過去形の言葉が引っかかった。

「知らなかった。この世界には国が存在したんだ。」

「・・・国?」

「リリアが中心なのはこの国なんだ。他にもいくつかの国があって、
 リリアみたいな人がそれぞれおさめているらしい。」

知らなかった急な事実に驚きはしたが、
あまり関係のないことだと思った。

「まぁ、あまり関係ないことかもしれんな。」

私はそう告げ、この世界を後にした。




<空想世界からログアウトしました>




私は知らなかった。
このときから少しずつ、私の絶対王政が崩れかけていたことに。

Re: 空想世界と絶対王政 ( No.2 )
日時: 2015/11/26 22:02
名前: 榛都

愛だった。
あの世界に無くて、この世界にはあるもの。
それは真の愛だった。
創造の愛には限度があった。
形の見えない行き場のない感情を形容してみただけの愛。
私はそれでもよかったのだけれど。

<現実世界>

「席につけー。今日は転校生を紹介するぞ。
東京から来た林野優明(はやしのゆうあ)だ。
仲良くしてやれよー。」

転校生...こんな時期に来るとか。
わけありかよこいつ。

「席は...相楽の隣が空いてるな。林野。お前後ろの席でも大丈夫か。」

「はい。大丈夫ですよ。」

おいマジか。よりによってとなりとか...

「よろしくね、リリア。」

そう言って林野は微笑んだ。

「...え。」

その笑顔はどこかい覚えのあるもので
奥の奥が真っ暗な気がしたんだ。

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