ダーク・ファンタジー小説

柳生の白狐‐魔瘴石の怪‐【オリキャラ募集中】
日時: 2017/12/09 20:50
名前: 影鎧

ごきげんよう。自分、『影鎧』と申します。
これを書き込む前に皆様の小説を拝見しましたが色々な発想や個性がありどれも素晴らしい作品でした。
自分は小説、文章能力は未熟ですが大目に見てくれたら有難いです。


あらすじ

日ノ本には1500以上の妖怪がいると言われている。
妖怪は人を襲い肉を喰らい死地へ引きずり込むと伝えられてきた。

天正8年(1580年)戦国時代。
反信長勢力が妖怪の軍勢に敗北し天下は魔王『織田信長』の手により治められ日本は妖が支配する恐怖の島と化してしまう。
それから10年の月日が流れ柳生一族の養子であり半人半妖の若武者である『柳生宗忠』は頼れる仲間と共に信長打倒を決意する。
宗忠は久々に山を離れ人の里へと出向くが・・・・・・

恐怖の暗黒時代を舞台として描かれる戦国ファンタジー。


(注1)荒らしや誹謗中傷、不正な細工などはご了承下さい。

(注2)戦国時代を舞台とした作品ですが歴史に忠実ではなく架空の人物などが登場します。

(注3)この小説は残酷な描写が存在します。不快感、もしくは気分を害しましたらすぐに戻るか閉じるをクリックするように。


主な登場人物

柳生宗忠

物語の主人公である若武者。
人間の父と白狐の母の間に生まれた半人半魔。
赤ん坊の頃、妖魔の森に逃げ込んだ母に置き去りにされその後、柳生一族に発見され引き取られる。
それ以来、一族の養子として育ち柳生の剣術を学びながら過ごしていた。
太平の世を取り戻すため妖怪を操る信長や七天狗を倒す旅に出る。
妖怪から発せられる深紅の魔瘴石の邪気を吸収し自身の力を強化する能力を持つ。

柳生宗厳(石舟斎)

宗忠の義父。
柳生一族の長にして剣術『新陰流』の免許皆伝。
妖の討伐の際に踏み入った妖魔の森で赤ん坊だった宗忠を見つけ以後、養子として育てた。
反信長勢力の生き残りであり現在も尚、勢力を復活を計画する一員として活動している。

織田信長

第六天魔王と恐れられる尾張国の戦国大名。
反信長勢力による包囲網を妖怪の軍勢で突破、その後も幾度もの戦に勝利を収めついには天下人となる。
妖による統治を始め人々を恐怖で支配した。

七天狗

魔瘴石で生み出した妖怪を陰で操り信長を天下人へ仕立て上げた謎の一族。
全員が天狗の仮面を身に着けており烏、狼、山猫、猿、狐、狸、熊の計7人で構成されいる。
彼らの目的は不明であり存在すらもほとんど知られていない。


用語

日本

物語の舞台。
妖怪に支配された列島の大陸。大和の国、妖戸島、ジパングとも呼ばれる。
信長、七天狗の放った魔瘴石の影響により各地で妖怪が溢れ人々を恐怖に陥れている。

妖怪

日本の民を恐怖に陥れている人ならざぬ妖。
原住する者と魔晶石で生まれた者の2つのタイプが存在する。

天狗切

宗忠の主要武器である石舟斎の愛刀。
若き頃の石舟斎が天狗を斬った事からその名が付いた。
『聖鋼』を用いて鍛造れており妖を討ち払う力が宿っている。

魔瘴石

妖怪を生み出す素となる邪悪な宝石。天界の呪石とも呼ばれる。
日本では地上に墜とされた天界の巫女の血涙や呪いが長い年月をかけ結晶化した物だと伝えられている。
人間や動物、あらゆる生き物に憑りつき理性を奪い肉体を変質させ妖怪へと変貌させる。
一部の者からは貴重な素材とされ古代から鍛冶や錬金術に利用されてきた。


最後に、主人公と共闘するオリキャラを募集しております。
皆様のお力で私の作品を盛り上げて頂けたら心強いです。


名前

性別

種族(人間、守護霊、妖怪、半人半魔など)

年齢

一人称

二人称

性格

武器

容姿(無理して書かなくても結構です。)

設定(これも無理して書かなくても結構です。)

サンプルボイス



以上です。それでは物語の幕を開けようと思います。

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Re: 柳生の白狐【オリキャラ募集中】 ( No.4 )
日時: 2017/12/06 21:05
名前: 影鎧

これならOKです。喜んで採用させて頂きます!
ご協力ありがとうございました!

Re: 柳生の白狐‐魔瘴石の怪‐【オリキャラ募集中】 ( No.6 )
日時: 2017/12/10 22:15
名前: Roze

名前 千夜

性別 女性

種族 人間

年齢 18歳

一人称 私

二人称 あんた

性格 クールに見えてツンデレ

武器 火縄銃 忍刀×2 苦無

容姿 腰くらいの黒髪のポニーテールに赤い瞳
首に赤いマフラーに忍び装束

設定 伊賀の上忍三人衆のひとつである藤林一派のくノ一
信長に使えていたが横暴な支配に見切りをつけ裏切り抜け忍となった
現在は反信長勢力に身を寄せている
主に火縄銃を使い馬上筒、短筒は二挺構え士筒、大鉄筒は両手で一挺構える
口寄せの術で何百挺の火縄銃を隠し持っており一発撃つ毎に火縄銃を捨ててまた新たな火縄銃を呼び寄せ撃ち込むという射撃方法で連射する(速い話、まどマギのマミさんの撃ち方)
また銃弾に火、風、水、土、雷遁等の忍術の力を込めて撃ち出す事も可能
藤林一派であって実力もかなりの物で俊敏な動きで斬りつける他に分身の術や変わり身の術
等もお手の物である

サンプルボイス

「私は千夜、元くノ一で今は抜け忍よ」
「忍に躊躇いは無いのよ」
「そんな甘い考えで信長と戦うつもりなの?」

Re: 柳生の白狐‐魔瘴石の怪‐【オリキャラ募集中】 ( No.7 )
日時: 2017/12/10 23:26
名前: 影鎧

Roze様、オリキャラの提供ありがとうございます!
火縄銃を扱うくノ一ですか、とても面白い設定だと思いますよ(*^_^*)
説明も詳しく分かりやすいです!喜んで採用させていただきます!

Re: 柳生の白狐‐魔瘴石の怪‐【オリキャラ募集中】 ( No.8 )
日時: 2017/12/10 23:29
名前: 影鎧

 天正8年 霧隠の山奥

 そこは緑の草や木々が生い茂る深い森の中だった。白い霧が風と共に吹きそこにある自然の全てを包み込む。空も雲行きが怪しく黒い暗雲が立ち込め今にでも激しい雨が降りそうだ。遠くでカラスに似た鳥の鳴き声が聞こえる。

 茂みの中から一匹の野兎がひょっこりと顔を出す。鼻をひくひくと動かし霧で見えない世界を見渡した。兎は草の塊から這い出し近くにあった草花を食べ始める。しかし、野兎は花をかじるのをやめ反射的に顔を上げた。冷たい風にさらされながらじっとして動かない。何かの気配に気づいたらしい・・・・・・が何も聞こえない。

 その時だった。

 バサアッ!と勢いよく草を掻き分ける音がいきなり傍で鳴り響いた。何かが茂みの中から飛び出して来たのだ。兎は当たり前のように驚き元いた場所へ逃げ込んだ。

 現れたの10代の半ばころの少年だった。風になびく髪の色は白く優しい顔立ちをしていた。上は白で下が黒の剣道着姿、銀色に輝く長い刀身の刀を両手に握り締める。

「はあはあ・・・・・・!」

 少年は何度も息を吐き顔の汗を地面に垂らす。何かと戦っているのかそれとも逃げているのかは分からない。武器を落とさぬようしっかりと手に力を入れ警戒を緩めなかった。何もないと確信すると急いで獣道を走り抜ける。

 ある程度走ると少年は木の裏に滑り込むように隠れた。目を大きく見開いて息を殺し何かを探していた。やがて落ち着きを取り戻し汗が冷え始める。ここには何もないと確信したのか影から出て先を行く。

 再び後ろを気にしながら必死に走る。茂みをいくつも飛び越えて先ほどと同じように隠れた。また、緊張で息が荒くなる。

「大丈夫、呼吸を整えて、落ち着くんだ。僕ならできる・・・・・・!」

 少年が小さく声に出して自分に言い聞かせた。彼ははあーっと大きく息を吐き刀を握り直した。油断を許さぬままそっと木から顔を覗かせる。そして草原に出て霧の風を浴びた。

「・・・・・・!」

 その瞬間、少年は何かの音に気がついた。とっさの反応で背後を素早く振り向く。そう遠くない木々の間で何かが動いたが見えた。目に映ったのは影だけだったが何かがいる事は確実だった。

「・・・・・・」

 少年は目を鋭くして動きがあった方を睨んだ。刀を構え刃先を正面に向ける。

「はあ・・・・・・はあ・・・・・・」

 緊張が高まり息がだんだんと乱れてきた。それを無理に抑えつけ今の状況に集中する。頬を伝る汗を気にせず一歩、また一歩と足を前に近づける。すると今度は後ろで同じ音がした。さっきよりも近い。少年はビクッと身体を硬直させ殺気を感じた。振り向くと同時に刀を横に振るう。

 しかしそのひと振りはいとも簡単に受け止められてしまった。少年の目の前にいたのは体格のいい男だった。自分より背の低い子供を殺意の形相で見下ろしている。そして同じく刀を手にしていた。

「ちっ!」

 少年は舌打ちをし相打ちになった刀を遠ざけ自身も後ろへ飛び下がった。態勢を立て直すとすぐに突撃し先制を仕掛ける。

「せいっ!」

 男の力強い声、容赦のない攻撃が来る。迫りくる斬撃をかわし背中へ回り込む。そして刀を思いきり振り上げ下ろそうとしたが

「・・・・・・げふっ!?」

 急に脇腹に硬い衝撃が走った。男は目にも止まらぬ速さで左の肘を打ち込んでいたのだ。少年は何が起きたのかすぐには理解できなかった。ただ、痛みに耐えられず怯んだままフラフラと情けなく下がり背を木に打ち付けた。

「りゃああっっ!」

 男が止まらずこっちに向かってくる。相手に反撃する隙を与えず横に構えていた刀を斜め上に斬り上げた。少年は紙一重で何とかその一撃をかわした。

 代わりに身体を受け止めた木が見事に一刀両断にされた。
結構な太さのある幹は滑らかに切り裂かれ地面にずれ落ちる。葉をつけた半身は倒れ大きな音を鳴らした。隠れていた鳥達が一斉に飛び立つ。

 少年は男から逃げるように離れ間を開けると再び武器を構える。脇腹の負傷が酷く思うように動けなかった。奥底からくる苦痛で視界が霞む。

「来い。」

 男が堂々と短く言い放つ。あれだけ激しい戦いぶりを見せても相手は息の乱れすらなかった。余裕の表情で軽く口をにやつかせる。

「・・・・・・」

 少年は歯を食いしばり緊張と痛みに耐える。全身が震え身体も精神も限界の状態だったが最後の力を振り絞る。そしてまた走って相手に斬りかかり必死に抗った。

「うおおっ!」

「せぃやっ!!」

 二人の刃が3度交わり甲高い金属音が響いた。同時に火花も散る。力強い一撃一撃が互いの手に伝わる。両者共、攻め、守りを末永く繰り返した。決着のつかない激しい斬り合いの末、やがて唾競り合いとなる。少年は負けまいと全身に力を入れ刀を押し付ける。

「甘い!」

 男は突如、刀身を傾けた。あっさりと刀を離し身体を横にずらす。少年は力任せが仇となり不覚にも前に倒れ込むようにバランスを崩した。

「しまった!」

 その声と蹴り倒されるのが同時だった。持っていた刀も落としてしまい激しく地面に倒れ込む。空から真剣が頭に向けて落ちてくるのが見えた。

「うわあああっ!!」

 目を大きく開き少年は恐怖に叫んだ。額に刀身が当たる。

Re: 柳生の白狐‐魔瘴石の怪‐【オリキャラ募集中】 ( No.9 )
日時: 2017/12/14 22:06
名前: 影鎧

 しかし、刃は皮膚や骨にはめり込まず真上に跳ね返った。額に殴られた痛みと衝撃が走る。刃ではなく切先の裏で叩かれたのだ。

「いてて・・・・・・」

 落命しなかった少年は身体を起こし悔しそうに視線を上に向けた。

「どうだ?剣の腕はまだまだ俺の方が上だな。」

 勝負に勝った男は人が変わったように表情を緩めて言った。負けた相手を見下ろしたまま刀を鞘に納める。

「『宗忠』、お前は振りはいいが、いささか力に頼り過ぎだ。気を楽して戦え。もっと技を重視するんだ。」

 宗忠と呼ばれた少年は素直に"はい・・・・・・"と力なく答え立ち上がる。落とした刀を拾い鞘にしまうと深くお辞儀をする。

「義父上の助言、参考にいたします。いつか僕もあなたのよう強くなりたい。」

「ふっ、このまま稽古を続けていればなれるさ。そろそろ帰ろう。霧がさっきよりも濃くなってきた。」

 男の言う通りさっきよりも森は白く包まれていた。穏やかだった風も荒くなり木々の間から吹き込んでくる。

「そうですね・・・・・・帰り道が分からなくなりそうです。」

 宗忠もまだじんじんと痛みが残った額を押さえ左右を交互に見た。

「気をつけた方がいい。『妖怪』はこういう時に姿を現すからな。行くぞ?」

 2人は決着が着いた草原の広場を後にする。

「妖怪と言えば義父上は『鬼』を見た事はありますか?」

 宗忠は普段の通りの口調で聞いた。

「ああ、見た事があるし戦った事もある。」

「本当ですか!?」

 まだ若い少年の驚きが森の中に木霊する。隣を歩く男は頷いたついでにその思い出話を語り始めた。

「これは数年前の話だ。俺は妖怪討伐の依頼を受けここではないある森へと足を踏み入れた。そこに鬼はいた。かなりの怪力の持ち主で大太刀を片手で振り回せる程だった。戦意は奴の方が上手、反撃する隙も与えられず俺は劣勢に追い込まれていったよ。」

「それでその後はどうなったので!?」

 宗忠は早く先が聞きたいと続きを促す。

「ろくに抵抗も出来ずに無残に殺されるのかと覚悟したが転機が訪れた。鬼の振り下ろした太刀が木にめり込み抜けなくなった。今思えばあれは天の助けだったな。俺はその好機を逃さず渾身の一撃をお見舞いしたんだ。鬼は腕を失いこの世の物とは思えない悲痛の叫びを上げた。そのまま止めを刺そうとしたが奴も大人しく殺されまいと必死の抗いを見せた。俺を突き飛ばして森の奥へと逃げたよ。後は追わなかった。手負いの獣ほど危険なものはなかったからな。」

「義父上にそんな過去が・・・・・・」

 話を聞き妖怪の恐ろしさを改めて実感する。宗忠は身体が震え冬のような寒気を感じた。


「やっと帰って来れたな。」

 男が数十分ぶりに口を開いた。山道をしばらく歩いてようやく何かが見えてきた。高い囲いの中心に閉ざされた大きな門、その上に建物の屋根が出ていた。

「汗を洗い流してゆっくり休みましょう。僕が湯を沸かしますので。」

「その前に額に薬を濡れ。結構な力で叩いたからな。まだ痛むだろ?」

 宗忠が重い扉を開き二人は中に入る。

 敷地内は結構な広さだった。建物は屋敷となっており大勢が訓練できそうな道場と繋がっている。手入れが施され庭には松の木の真下に池があり鯉が自由に泳いでいる。手前はいくつかの野菜が植えられた畑となっていた。

「やっと帰って来たか、宗忠・・・・・・そして石舟斎。」

 門の開く音に引き付けられ1人の青年が出迎える。彼は帰って来たばかりの2人を鋭い目つきで睨んだ。稽古の最中だったのか右手に太い木刀を握りしめている。着ていた剣道着は汗で濡れていた。

「相変わらず鍛錬に明け暮れていたのか。お前には感心させられる。」

 石舟斎と呼ばれた男は"ふっ"と笑みを浮かべる。

「それが俺の生き甲斐だからな、そっちこそまた森で宗忠と修行してたのか?」

「ああ、腕はまだまだ未熟だが近い内に立派な剣士になれるだろう。」

「ただいま、大牙。」

「あまり近寄らないでくれるか?馴れ合うつもりはない。」

 大牙と呼ばれた青年は友好的な宗忠とは裏腹に冷たい態度を示す。服の袖で額を拭うと修行の続きをするため再び道場の方へ去って行く。すると彼は後ろを振り返り

「そういえば客人が来ていたぞ?大事な用があるそうだ。」

「・・・・・・客人?こんな所に誰が訪れたんだ?」

 石舟斎が目を丸くし建物に視線を向けると彼に手を振る人間の姿が見えた。

「今帰ったのか御二方。来てもいなかったから勝手に寛がせてもらっていたところだ。」

 道場の玄関に座っている男が2人の帰りを待っていた。年は30代くらいで、背が高く眼差しも鋭く立派な口の上と下に生やした髭が猛者の雰囲気を漂わせる。彼も刀を所持しており武士である事に違いなかった。

「久しぶりだな『柳生宗厳』。いや、今は『石舟斎』と呼ぶべきか・・・・・・」

 男は宗忠の隣にいた男に話しかける。

「これはこれは、『真田昌幸』殿。よくお越し下さった。」

 石舟斎は恐れ多そうに頭を下げた。

「いらっしゃいませ!」

 宗忠も明るい態度で同じ素振りを見せる。

「久しぶりだな坊主、少し見ない間に随分と成長したな?元気にしていたか?」

「はいお陰様で!大変な毎日ですが何事もなく元気に過ごしておりました!」

 それを聞いて昌幸は愉快に笑った。

「はっはっは!そうか!相変わらず礼儀正のなった子だ!石舟斎よ、いい男子を養子にしたものだな!」

 石舟斎もつられて笑い差していた刀を宗忠に預けると上機嫌な客人の隣に座る。

「ただいまお茶を持ってきますのでしばしお待ち下さい!」

 宗忠は急ぎ客をもてなす準備に取り掛かる。

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