ダーク・ファンタジー小説

狼ゲーム。
日時: 2018/06/12 19:25
名前: 光音。

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ…!!!」

ある男は走っていた。

「はぁはぁはぁ…や、やめてくれ…。」

目の前には、血のついた斧を持っている男がいた。

「はーい。"時間切れ"」

グサッ!!

「ぐああああああああああ!!!」

「‥ハハッ、ハハハッ‥…それでは回答結果です。
彼は……、







見事!!彼は"狼"でした!」ニコッ


…今夜、"狼ゲーム"という狂ったゲームが、行われる。


「ふふっ、生き残れる用にせいぜい頑張ってね!!
…もちろん、ウソは絶対に付かない用に。」

−−−−−−−−−−−−−−
はじめましての方ははじめまして!!光音(ひかね)です。
新しい小説です。続けられる用に頑張ります…
−−−−−−−−−−−−−−
狼ゲームのルール。

1、狼を見つける。狼じゃなかった場合、誰か一人殺される。

2、嘘は絶対にしない。嘘をついた場合、重い罰がくだされる。

3、ミッションを絶対に成功させる。失敗した場合、誰か一人殺される。

4、全力で生き残ること。

Page:1



Re: 狼ゲーム。 ( No.1 )
日時: 2018/06/12 21:49
名前: 光音。

一話【始まりのゲーム】

「…っ‥…あ、れ…?」

…ここはどこだ…?

目が覚めると、周りには数人の人と一面灰色の壁で覆われている部屋にいた。

「あ、目が覚めたんですね…!!」

と一人の少女が僕に声をかけてきた。

「私は、青世遥(あおせはるか)と言います…!!私が目を覚めた時に、あなたが横にいて…

それにしても目が覚めて良かったです。」

手を差し出してくれる彼女。なんて優しいんだ。

「あ、ありがとう…僕は如月陸(きさらぎりく)って言うんだ。」

自分の自己紹介を終わらせ、僕は一刻もこの状況を理解しようと周りを見渡した。

「ちょっと!お二人の世界に入っている所悪いんだけど、私たちもおりますのよ!」 

一見金持ちそうな小さな女の子が話をかけてきた。

「二人の世界って‥今私たち会ったばかりなんだけど…。」

呆れた声で遥が言う。よく見ていると、まだこの部屋には数人の人たちが謎の部屋にいた。

との同時に謎のアナウンスが入った。

『はーい、お集まりの皆さーん!!今日は俺のために集まってくれてありがとう!!
突然ですが、今から皆さんには…パッパカパーン『狼ゲーム』をやってもらいます!!!』

「…狼…ゲーム…?」

それを聞いた他の人たちはざわめき始める。アナウンスの主は自らに若い男性の声だ。

『ルールは簡単!!お前らの中に一人"狼"がいます!!その人を見つけて下さーい!!
ちなみに間違えると、キツーイお仕置きが待っているので注意してね!!』

それだけを伝え、アナウンスが切れた。

「チッ、なんだよそれ!!ふざけるなっ!!俺は参加しねーからな。ガキどもだけでやっとけ!!」

アナウンスを聞いて腹が立ったのか、一人の男がドアに手をかけようとした_______その時。

グサッ!!

鈍い音が部屋に響き渡った。…俺たちの見た光景は、とても残酷な光景だった_____。

「きゃああああああ!!!」

「…あ…あ…おい…う、そ…だろ…?」

死体が床に転がっていた。さっきまで生きていた男が反論しただけで…。

『あー言い忘れてたけど、このゲーム、命がけのゲームだから。その男みたいになりたくなかったら、ちゃんとゲームに参加してね。』

再びアナウンスが流れた。今までの俺たちの豊かな生活は何だったのか。何故、こんなことが起きてしまったのか、今は理解が出来なかった。…理解出来たのは____




これは、命がけのゲームだと言うこと。





『さあ、ゲーム開始だ。』




Re: 狼ゲーム。 ( No.2 )
日時: 2018/06/12 23:15
名前: 光音。

二話【あるミッション】

「……。」

俺たちはこの場で黙っていた。何故なら人が目の前で殺される姿を見てしまったから。

「…ねぇ。」

最初に口を出したのは、あの遥さんだった。

「黙っていたって何も始まらないよ。ただえさえ、このゲームをやらないと…ここからは出られない。
…あの男の人のためにも、…みんなで力を合わせてここから出ようよ。」

彼女のあまりの冷静さに、周りの一部の人は口を開いた。

「やめとけ、無駄に動くとあの男に殺される。」

20歳前後ぐらいの男が言った。

「…で、ですわよね。無駄に動くとどうなるか…」

その瞬間、キーンと、アナウンスに音が鳴り響いた。

『はぁ…つまらないなぁ…と言うことで!!これから皆さんにはあるミッションを出したいと思いまーす!!その名は…『嘘付きゲーム』!!今から三時間後に会議を行います!お前らは、この部屋を探索して何かを見つけて下さい!!もちろん、嘘をついたらお仕置きだからね…?』

「…探索‥…。」

『ただし、このゲームにはルールがあるから注意してね!!ルールは絶対に守ること!!以上!!』

男の顔を見なくても分かった。男はこんな俺らを見ていて楽しんでいる。

「‥探索、か‥…。」

「ね、ねぇ…これってもう始まってんだよね?」

「‥う、うん…。」

不安の中、

これから、計八名の嘘付きゲームが始まろうとしている‥。


ーーーーーーーーーーーーーーー
【物語のヒント】
作者の光音です。
前の作品を見ている方なら分かりますが、アナウンス(悪役?)をしているのは、
いつも、僕の作品に出てくるあの男の子です。

Re: 狼ゲーム。 ( No.3 )
日時: 2018/06/13 21:44
名前: 光音。

三話【探索】

アナウンス後、俺たちはそれぞれ探索を始めた。

俺は地下、“F6’に来ている。どうやらエレベーターがあるらしい。その階ごとにF6、F5、F4、F3、F2、F1と、六階まであることが分かった。

その内のF6とF5だけが入っていいことになっている。もちろんあの男が命令したのだ。

俺はF6の部屋を見渡した。…すると、最初に目に移ったのは謎の“白い紙“だった。

「?…なんだこれ…?」

ペラッと紙をめくると、中にはこう書いてあった。

『人気アイドル、成瀬明(なるせあき)ワンマンライブ決定!!』

「…成瀬…明…?」

俺は気になって次のページをめくる。

『あの“偽名”を使っていた噂は…?!』

「は…偽名?」

なんでアイドルなんかの紙がここに…それにしても、“偽名”ってどういうことだ…?

何かこのアイドルについて他にも手がかりがあるかもしれないと思った俺は、この紙を持っていることにした。わざわざこんな目立つ所に置いておくなんて、きっとあの男がわざと置いたに違いない。

再び俺は探索を始めた。すると、黒い髪にちょっと話しかけづらそうな男がこのフロアにいた。

何かの本を見ている。こっそり覗こうとすると、男はこっちに気づいた。

「…何覗いてんだよ。お前、誰だ?」

と男に聞かれたので、俺は答えた。

「僕は…如月陸。君は?」

「俺は音崎闇(おとざきやみ)…さっき、この本読みたがってただろ?見るか?って言っても、さっき探索してた時に見つけた奴だけどな。中身見てもちっとも面白くないぞ。」

そう言われ、俺は中を見た。その本は文字ばっかで、闇くんが言ってた通り何にも面白くなかった。

最後のページを見た。

「…あれ?これって…。」



遥さん…?

Re: 狼ゲーム。 ( No.4 )
日時: 2018/06/14 21:06
名前: 光音。

四話【写真】

「ん?どうしたんだ?」

「あ、いや…この人…遥さんにそっくりだなって…」

最後のページに、遥さんの写真が張ってあった。

制服姿だ。後ろにはキラキラしたドレスと、黒い服を着た男が写っていた。

これは間違いなく、あの青世遥さんだった。最近撮ったものなのか、写真は凄く綺麗だった。

「遥って…あの髪の長い女のことか…?」

「え、知ってるの?」

「あぁ、あの時俺に話しかけてきたんだ。」

遥さんはあの時、皆に話しかけてたのかな…?

「…それにしても、この後ろに写っている男…こいつはプロデューサーじゃないか?」

「…プロデューサー?なんで遥さんと?」

確かに今改めて見てみると、そんな感じがした。

「それは、遥って奴が“歌手”だからじゃないのか?」

「え!?…でも、学生で歌手って…」

有り得ないでしょ。と思いつつも、今はこんなことで時間を作っている暇なんかない。

「とりあえず、持っておこう…闇くんはこれからどうするの?」

「…俺はまだしばらくここにいる。少し気になることもあるしな。」

そっか。と言い、俺はF5に移動しようと頭の中を少し整理した。

闇くん…か…彼が一番この中で冷静で話しかけやすいな。

「気を付けろよ。あのイカれ男になんかされたら、俺を呼べ。」

「!!…ありかとう。闇くんも気を付けてね。」

このフロアで見つけた物は、人気アイドルの白い紙と遥さんの写真。

きっとあの男は、遥さんを“狙って”いる。

(何とか遥さんを助けるんだ…!!)

俺は遥さんを助けるため、F5に一歩踏み出した___。

Re: 狼ゲーム。 ( No.5 )
日時: 2018/06/16 15:49
名前: 光音。

五話【F5】

キキーッガタン チーン

(…ついた…ここが、F5…。)

何だか不思議な感じがする。闇以外全員いるはずなのに、凄く静かだ。

(闇くん、大丈夫かな……)

何故彼と俺だけ、F6にいたんだろうか。他の皆はF5で何をしているんだろうか…。

俺はひたすら前を歩いていた。そこは複数の部屋があり、やはり静かだった。

(…ここの部屋を開けてみよう…。)

恐怖と緊張が襲う。開けてしまったら、死んでしまうかもしれない…。

恐る恐るドアを開けると、そこには不気味な人形がたくさんあった。

「なんだ、これ…」

人形に手を当てようとする___。

「待って!!」

突然後ろから少女の声がした。びっくりしたのか、俺は人形から手を遠ざけた。

「は、はぁ…危なかった…」

「え…危なかったって…?」

「ほら、ここ。『人形にはさわらないでね。』って、書いてあるよ。…もし、さわってたら、あなた…
“死んでた”かもしれないよ。」

その言葉を聞いた時、恐怖が襲ってきた。もし、自分がさわっていたら…もし、この子が『待って』と言って
くれなかったら…今頃自分はどうなっていたか。少しの間、俺はその場で呆然といていた。

「…私は、月浦朱梨(つきうらあかり)皆あっちの部屋に集まっているよ。来て。」

俺は、少女にその部屋まで案内された。どう言えばいいのか分からなかった。

ただただ俺は、少女の後を負うことしか出来なかった。

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