ダーク・ファンタジー小説

人妖色恋物語
日時: 2018/06/13 23:16
名前: 三花

初めまして、三花(みか)です。
趣味で2、3年ほど前から小説を書いています。

表現の仕方が下手で、
理解に苦しむと思いますが、
面白いと思ってもらえたら幸いです。

ちなみに、小説カキコに初めて投稿したのはつい最近です。
そこでジャンルの誤りに気づき、
複雑・ファジーからこちらに引っ越してきました。

複雑・ファジーには、
「人妖色恋物語(じんようしきれんものがたり) 」1〜5話(前半)
「彼女から完全に笑顔が消えるとき」プロローグ
を書いております。
この続きを、こちらのダーク・ファンタジーで書こうと思っているので
ぜひ読んでください。

1日1回、上記のどちらかを投稿したいと思っているので
読んでみてください。
よろしくお願いします。

Page:1



Re: 人妖色恋物語 ( No.1 )
日時: 2018/06/14 21:03
名前: 三花

第5話 「風邪か仮病かそれとも恋か(後半) 」

「私、円アレルギーかも…。」
「あら〜、それは大変ね!」
大変と言っている先生はなぜか嬉しそう。
「そうか〜、陽光さんにもついに春が…!!」
「? 春…?」
先生はニヨニヨにやけてる。
なんだか馬鹿にされてるようで、腹立たしく感じた。
「ついにって…、もう夏になりますよ…。」
「も〜、そうゆうことじゃなくて!私の言う春は恋の方の春よ!」
「は…、恋…?私が…?」
「うん!」
「一体誰に…?」
「佐藤くんに決まってるでしょ!」
「え〜、違いますよ。今日知ったばかりなんですよ?」
「でも、考えたり近くにいるときに、動悸が起きるんでしょ?」
「じゃあ仮に私が彼を好きだとして!好きになるきっかけも理由もありませんよ?」
「本能で惹かれちゃったんでしょ〜。佐藤くん、美男子だから…。」
「一応言っておきますけど、私面くいじゃないですからね?」
そう言う私に対しての先生の返答まで、妙に時間があいた。
まぁ、気にすることではないのだが…。
「…知ってるわよ?」
「絶対面くいだと思ってましたよね!?」
「そんなことないよ?まぁ、案外これが運命の恋だったりするんじゃないのかなぁ。」
「運命の恋…?」
「うんうん!!」
“運命の恋” そう聞いた瞬間、私が私ではなくなった。
何かが私の中に入って来たような…、
あるいは元々私の中にあった何かが少しだけ頭を出したような…。
「私は彼を、円を好きになってはいけない。もし好きになってしまったら、お互いが傷つく事になる。」
「…え…?陽光…さん…?」

キーンコーンカーンコーン
キーンコーンカーンコーン…

予鈴の音で、私は我にかえった。
「あれ?私、さっきなんか言いましたっけ?」
「え…、い、いや…。」
「じゃあそろそろ教室に戻りますね。」
「あぁ、うん!」

ガラガラガラ…

「失礼しました〜。」

ガラガラガラ… ガタンッ

「どうするんですか…?ほんのわずかですけど、過去の彼女が…、記憶が消える前の彼女が目覚めてきています。」
「 …。」
「というかその前に、佐藤くんに取られちゃいますよ?あなたのお姫様。実際彼女が佐藤くんに惹かれていってることは事実ですし…。記憶が戻るが先か 、恋心に気づくが先か…。」
「あぁ、分かってるよ…。」


第5話(後半) 〈終わり〉


Re: 人妖色恋物語 ( No.2 )
日時: 2018/06/17 23:55
名前: 三花

第6話 「陽光の別荘」

「なぁ」
「なんですか?」
「おれはどうしたらいいと思う?」
「どうしたらとは…?」
「あいつ(佐藤)に取られるのはいやだ。けど…。」
「…言いたいことは分かりました。式の分際であなた様に助言をするのは気がひけますが、この際仕方ないでしょう。主様、あなたは…」


「は〜、疲れた〜。」
「湖花ちゃん!」
「あ、白〜!保健室行ってたの?」
「うん」
「具合大丈夫?」
「あ〜、うん!」
(どうしよう…嘘ついちゃった…。具合なんて悪くないのに…。)
「じゃあ帰ろっか。」

下校中…

「ねぇ、湖花ちゃん。ちょっと相談したい事が…。」
「なになに?なんでも聞くよ」
「私って恋…、してるのかな…?」
「急にどした?」
「ある特定の人を見たり、その人と話したりすると動悸が…。」
「あ〜、そりゃあ完璧恋だ。」
「う〜ん、やっぱりそうなのかなぁ。」
「…まぁ、私からしたらっていうかその話を聞いた人はみんな恋だって思うでしょ。
でも、ほんとのことは白にしか分かんないよ。相手は誰か分かんないけど、ゆっくり確かめていけばいいよ。」
「湖花ちゃん…。ありがとう!」
「ううん。じゃあバイバイ!」
「うん、バイバイ!」
私たちはわかれて、それぞれの家に続く道を歩きはじめた。

ガチャ!

「ただいま〜!」
「あら、おかえり!」
そう言って出てきたのはお母さんだ。
そのあとに続けてお父さんが出てきた。
「おかえり。これから“本家”に行くから、急いで準備しなさい。」
“本家”とは、簡単に言えば陽光の別荘のようなものだ。
「え、ホント!?うわぁ、楽しみ〜!本家に行くの何ヶ月ぶりだっけ?」
「そうねぇ、たしか6か月ぶりくらいだったかしら…。」
「6か月か〜。“みんな”元気にしてるかな?」
みんなとは、本家を守ってくれている犬型の妖のこと。いわゆる番犬だ。
そんな話をしていると…
「喋ってないで、早く準備しなさい。早く会いたいんだろう?遊ぶ時間も無くなるぞ。」
そう、注意されてしまった。
「じゃあ、着替えてくる!」
「お母さんたちは先に車に乗ってるわよ。」
「はーい」
私は、自分の部屋に行きクローゼットを開けた。
(いっぱい遊ぶから、動きやすい服装がいいよね)
制服を脱ぎ捨てて、選んだ服に着替えた。
そしてお母さんたちが待ってる車へと向かう。
「おまたせ〜。」
「よし、来たな。それじゃあ行くか。」
本家は、人里はなれた森の中にある。
車に乗ってる間は楽だが、森の中はそうはいかない。
徒歩で約40分歩かなければならないのだ。見た感じ大したことないが、森の中は急な坂になっている。
その上、私たちや陽光に関係している人、妖しか通らないから道は荒れ放題。とても体力がいるのだ。
「よし、着いたぞ。」
「ここから歩かなきゃいけないのよね〜。」
「よーし、頑張ろう!」
3人の中で張り切っているのは私だけ。
でもそんなことは別に気にしない。
私たちは早速森の中を歩きはじめた。
「ただひたすら歩くのは少しつまらないわね〜。何か話題がないと…。」
「それなら、“あれ”はどうだ?」
「あれって…、もしかしてあの13年前の…?」
「あぁ、そうだ。」
お母さんとお父さんは何やら意味のわからない話をしてる。
「白が妖に気をつけるいいきっかけになる話だと思うんだが…。」
「たしかにそうね。じゃあそれにしましょう。」
「2人で何意味の分からないこと話してるの?」
「あのね、白。」
「うん?」
「13年前、この森で妖による殺人事件があったの。」


第6話 〈終わり〉

Re: 人妖色恋物語 ( No.3 )
日時: 2018/06/21 16:39
名前: 三花

第7話 「あなたは誰 (前半) 」

「殺人事件…?」
「そうよ。3〜5歳の幼い子供を中心とした殺人事件が起きたの。」
「生きていたら、今頃白と同じくらいの年だったろう。」
「犯人は?もちろん捕まったんだよね?」
「それが…、まだ捕まってないのよ…。」
「なんで…?もう13年も前なのに…。」
「随分と大胆な犯行なのに、目撃者が誰もいないんだよ。なんの証拠も残ってないし、そうこうしてるうちに14人も殺されてしまった。」
「見つかった時にはどの子も酷い殺され方で、見れたもんじゃなかったの…。とても、人間業には思えなかったらしいわ。」
「そうなの?じゃあ、殺したのは人間じゃないってこと…?」
「そう考えた方が辻褄が合うのよ。」
「妖にはいいやつももちろんいる。でも、危険で残酷な存在なんだってことを覚えておきなさい。」
お父さんが強めの口調で言ってきた。
過去に何かあったんだろうか。
とりあえず私は「はい」と返事をした。
それを境に会話がプツリときれて、私たち3人は本家に向かって黙々と歩き出す。
(妖は危険で残酷な存在…か…。肝に銘じとこ。)

“残酷なのは…、どちらだ?”

「え…?誰!?」
「どうしたんだ?」
「今の声…、聞こえなかった?」
「声…?今は誰も喋ってなかったわよ?」
「聞き間違いなんじゃないのか?」
「そう…かな…?」

“も!白っ!!”

「ん?」
私は後ろから誰かに呼ばれた気がして、振り向いてみた。
するとそこには…

真っ暗な闇

ガクンッ!

足をつけていた地面が消え、私は暗闇の中へ落ちていく。
それと同時に、私の意識は遠い過去へと落ちていく…………。


第7話(前半) 〈終わり〉

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