ダーク・ファンタジー小説

異世界に来たら『スライム娘』だった件
日時: 2018/06/22 22:48
名前: マシュ&マロ




どうも、マシュ&マロです♪


 この小説は『コメディ重視のユッタリ系ファンタジー』ですので、見るのなら熱くなるような展開への期待はそこそこに見て下さい。


 それでは小説スタートッ!!

Page:1 2 3



Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.7 )
日時: 2018/07/04 22:39
名前: マシュ&マロ



ドゴォォオオンッ!!!


 イノシシの突進を喰らっての感想、まず最初に物理効かねぇから痛くわねぇけど片方の牙が腹を貫通してる、しかも牙が貫通してるからイノシシと一緒に木々の間を爆走するはめになって気分は最低だ


 「う〜ん、誰か助けてくれねぇかねぇ〜」

 期待ありげに辺りを見てみるが木々がただ過ぎ去っていくだけで希望は持てそうになかった

 「しゃあねぇ、自力でやんか」

 覚悟を決めて腹をくくるが、はてこれから何をするか? まぁそれは決まってんだがな

 「殴られても俺を恨むなよ?((グッ」


 ドカッ!!


 「ブヒャーーッ!!」

 効いてはいるらしいが俺はイノシシを殴った方の手を見てみて苦笑いを浮かべた

 「やっぱ物理耐性があるだけで身体レベルは少女並みってか」

 結果的に現状を言えば、俺が殴ったとしても多少のダメージは与えられるが致命的にはならねぇらしい

 「チッ! 悪魔野郎め、なんなら純粋なパワーの方を強化してくれたら良いのによ」

 まあ愚痴を言ってても現実は変わんねぇから話を変えるがどうする? んっ!、ってかイノシシに運ばれていつの間にか町を囲ってるっぽい壁が見えてきたな

 「んっ! 待てよ、このままだと俺ってイノシシと一緒に壁へとゴールインじゃね?」

 そんな俺の心配を知らずか段々と迫ってくる壁、たぶん死ぬ事はねぇが趣味でやりたいとも思わないので対策を考えなければ

 「む〜〜、どうしたもんかねぇ〜」


 その時だった


 「“武器になれ、狼剣・スペード”」

 迫ってくる壁の方向、つまり俺の背後の方でそんな声が聞こえたので見てみると青髪のウルフカットの似合った人狼の少年が剣を片手に立っていた

Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.8 )
日時: 2018/07/08 14:37
名前: マシュ&マロ



 目の前で起こったことは数秒の出来事だった


 「そこの人ぉ〜、イノシシがいて危ないよ〜」


 剣を持った少年は俺を助けてくれる雰囲気なのだが、いちょう忠告はしておいた

 「心配は、ご無用だぜ」

 そう言って少年は腰を屈めて剣を構えると、目の前に迫り来ているイノシシを視界におさめて対峙した

 「ブヒャァァァアアーーーッ!!」

 「・・・・・・・。((ギロッ」

 イノシシが少年にぶつかる直前、少年は真横に飛び退いて突進を回避するとイノシシの腹に自身の剣を突き刺した


 「ワイルドですね〜」


 そんな感じのことを言っていた俺は、イノシシが地面に転倒した事で腹に刺さっていた牙からすっぽりと抜けて勢いよく空中に投げ出された

 「え、ちょ! 落ち・・・・。」


  ガシッ!!


 「おい、大丈夫か?」

 「え、あ、はい 大丈夫です、ありがとうございます」

 俺の今の状態を言えば人狼の少年にお姫様だっこで抱えられてる状況だ、すると遠くから人狼の少年を呼んでいる少女の声が聞こえてきた

 「メイズ〜、何処に行ったの〜」

 「ぉお!、ここだセレアっ!!」

 そう言ってセレアという少女に今居る場所を知らせるメイズと呼ばれた少年、ところで二人はカップルなのか?

 「あ 、いたいた、急にどこかに走って行くんだもん、捜すの苦労したわよ」

 少しおっとりとしているセレアという少女はとても優しそうで白くてふわっとした服装をしていた

 「あー悪い、何でか獣の直感ってやつが町に何かが近づいてるって言ってたからさ」

 「あ〜、だからイノシシがいるんだ、!...ところで、その子は?」

 「ん?、あ〜・・・・拾った」

 「会話を続ける前にさ、俺を降ろしてくれねぇか?」

 「おっと悪ぃな、っほらよ」

 そう言って下に降ろしてもらったが良いが、二人をもう一度見てみると自分より背丈が高くて年上そうなので人狼少年と少女というよりは人狼青年と美女といった感じだった

 「じゃあまずは自己紹介からだね。私、セレア・シーナと言います。占星術師という星の占い師をやってます」

 「俺は獣人メイズ、まぁよろしく」

 「もー無愛想なんだから〜。ごめんねぇ、メイズは私とは義理の姉弟で私のボディガードみたいな存在なの」

 「へー、そうなんですか。(なーんだ、カップルじゃねぇのか)」

 「ところで、あなたのお名前は何て言うの?」

 「え、俺の名前...。(名前!、どうする!? 考えてないぞ!?)」

 「んー、名前が分からないの?」

 「へっ?」

 「つまり軽い記憶喪失ってことかセレア?」

 「そうなのかしらねメイズ?」

 「(なんか色々と話がおかしくなってきたぞ、こん時はどうすれってんだ?)」

 「あっ! じゃあメイズ、私達で名前を決めてあげるのはどう!!」

 「はっ!?、名前って言っても俺はそうゆうの苦手だぜ?」

 「も〜、じゃあ私が決めちゃうからね、決めちゃうんだからね!」

 「分かった分かった、じゃあ俺も一緒に考えるよ」

 そう言って俺の目の前に立って考え出してる二人、今さら俺の本名を言い出すのは無理そうだな

 「んー・・・・、ここら辺じゃ珍しいよな黒い髪に黒い眼なんてな」

 「そうねメイズ、だったら....。」

 「だったら?」

 「こういうの、どうかしら・・・・・。」

Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.9 )
日時: 2018/07/10 22:50
名前: マシュ&マロ



 「“ブラックちゃん”なんてどうかしら?」

 「却下だ ((キッパリ」

 「ガビーン)) 即答ッ!?」

 「そうだな俺なら、.....じゃあ“クロ”なんてどうだ?」

 「やめときます。((キッパリ (俺の世界で芸人が既に使っちまってるしな)」

 「むーそうか、なら何かお嬢ちゃんに特技とかあるのか?」

 「特技?、んー・・・・ (ッてか俺って元だけど男だぞッ!」

 自分の少女姿になれない俺は、自分のできる事を考えてみた

 「(家事?、いや逆に家が壊れるな。なら戦闘?、それもまた人を殴るどころか殴られる役ばっかだったからな〜)」

 俺は俺の苦い歴史を思い出して心で苦笑いをしていると数秒後に1つだけ俺にできる事を思い出した

 「特技と言って良いのか知らんが、スライムに変身できるぞ」

 そう言ってから左手を青色のスライムに変えたは良いが、メイズとセレアが化け物でも見るような眼で俺を見ていた

 「えっ! ちょ、どうしたの??」

 「“武器になれ、狼剣・スペード”ッ!!、この人の皮を被ったモンスターが!!」

 叫んだメイズの手にいつの間にか剣が出現して俺に刃物を突き刺した

 「ザシュ!!))・・・・・。あ、あの〜 状況が読み込めないんだけど?」


 俺の小さな腹にはメイズが出現させた剣が貫通していた、だが物理耐性のおかげで死なずに済んだ


 「な!! やっぱりこの程度じゃ死なねぇかよ、セレア! やれッ!!」

 「俺なんか二人を怒らせちゃったかな?」

 「“暗闇に瞬き祈りを!流星・プレアー!”」

 呪文を唱えるセレアの声が聞こえたかと思うと俺の頭上に魔法陣が展開していた

 「あの、マジで怒らしてたんなら謝るよ?」

 しかし二人は聞こえてないのかメイズの方は剣を引き抜いて俺から離れていき、セレアの方は上空に両手を挙げて思いっきり両手を降り下ろすと魔法陣から青く光った流星群が降ってきた

 「あの、話し合いでも・・・・。」


 辺りを青い光が包み込んだ後、人が簡単に吹き飛ばされる程の風圧が吹き荒れた










 「セレア!、大丈夫か!?」

 「ハァ、ハァ、ハァ、ちょっと無理しちゃったけど平気よ」

 そう声を掛け合った二人は、まだ煙をあげている場所を見てホッと溜め息をついた

 「うう〜ん、二人とも急に攻撃してくるからビックリしちゃったじゃないですか〜?」

 「「ゾクッ!)) えっ!? 」」

 いちょうの報告だが俺は無事だ、だけど原型が定まってないのは悲しいかも

 「スライムじゃなかったら体が潰されて終わりでしたね〜」

 そんな声と共に煙の中から人影が現れた。いや、人影じゃなくスライムの影かな?

 「マジかよ、ただのスライムじゃねぇのか?」

 「あ、あの一旦落ち着いて話し合いません?、いちょう俺って平和主義者ですし?」

 最初は警戒していた二人だが俺のテンションのせいなのか(?)、根負けした様子で話を聞いてくれるみたいだ

 「ハァ〜分かった分かった、お前の事情でも聞いてやるよ」

 「ホッ、これで俺のことを説明できるな」

 「ところでアナタは何者なの?」

 「実はな、俺は・・・・・。」

Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.10 )
日時: 2018/07/13 22:58
名前: マシュ&マロ



 俺の事情については嘘の話で偽っておいた、異世界から来たなんて言っても理解してもらえない可能性があるしな

 「・・・・・と、言うわけだ。それが俺のココにいる理由ってわけだ」

 俺の二枚舌が生み出した不運な過去の話(ウソ)を話し終わったが良いが、俺の予想していたセレアとメイズの反応とは違っていた

 「ウルウル )) そ、そんな辛い過去があったなんて、まさか悪魔の呪いでスライムにされたうえに住んでた村から迫害されて追い出されてたなんて」

 「(ん?、何か話が盛られてるぞ? 俺はただ悪魔にスライムにされたってだけ言ったんだがな)」

 そう思って修正しようとしたが既に手遅れであった事を痛感した

 「全くだぜセレア。それなのに俺らはスライムだからって理由で殺そうとしちまってたとは.....」

 「(おいおい涙の量に歯止めがなくなってきてるぞ?、その前に俺の名前の件はどうなっちまったんだよ?)」

 「グス....あっ! ところで名前まだ決めてないわね」

 「やっと思い出しましたか。まー、ここは適当にスライムという理由で“スラ”とでも呼んで下さい」

 「スラちゃんか、やっぱり可愛いねぇ ((ギュッ」

 「なんか恐いので離して下さい」

 「あと5分だけで良いから」

 「俺ってアナタにとって抱き枕的な存在なんですか?」

 「ん〜、それより可愛い妹みたいに思えるわね」

 「あっ、やっぱり離して下さい」

 「あー私の妹(嘘)がぁ〜」

 「落ち着けよセレア、まずはスラを町にでも送ってやろうぜ」

 「ぬ〜分かった(←未練たっぷり)」


 [〜 俺、移動中 〜]


 「ところでさ、何でスライムって聞いた瞬間に襲ってきたりしたの?」

 俺は町へと続いている道を二人と一緒に歩いていた、それで暇潰しがてら聞いてみたのだ

 「んーと、スライムっていうのは何と言うのか危険なのよね」

 「ただのスライムが?」

 「“ただの”なんて言っちゃいけねぇぜスラ、いいかスライムってのは物理攻撃が効かねぇし消化器官ってのが無ぇから液状の体はその変わりに強酸性になってんだぜ」

 「へー、じゃあ俺の体も強酸性だったりすんのかな?」

 「し・か・も、それだけじゃなくて水分を含んだスライムなんて巨大化しちゃうから最近では最強のモンスターなんて言われてるのよね」

 「なんか俺って凄ぇんだな・・・・・、だったらスライムには弱点は無ぇのかよ?」

 「いえ、さすがに弱点はあるわよ。例えば熱に弱いというところかしら?、私が流星群を降らしたのもソレが理由ね」

 「まーだけどスラには効果が無かったみてぇだし、お前って普通のスライムとは違うんだろな」

 「へー、聞くこと聞くことが初めてな事ばかりだな。 (しかもゲーム業界では最弱のはずのスライムがまさかの最強とか言われてるしな)」

 色々と思う所がある俺だが、それが事実なのだと受け止める他に道はなさそうだった

 「おっ!スラ、町への入り口に着いたみてぇだぜ」

 「えっ、ってか大きくない?」

 「まあ細かい事は気にしないでサッサッと入っちゃいましょ」


 そんな感じでセレアやメイズに半ば強引に連れられた俺は、巨大な門を通過するとワクワクとした感情を抱いて町の中に入って行ったのであった

Re: 異世界に来たら『スライム娘』だった件 ( No.11 )
日時: 2018/07/20 19:04
名前: マシュ&マロ



 「なっ・・・・・、なんだココ?」

 俺の目の前には巨大な銀行のような建造物があり多くの人間(その他etc)が次々と出入りしていたのだった

 「ねぇスラ、ここは“ギルド”っていう場所でね、簡単に言えば『仕事求人所』ってとこかしら?」

 「ギルド?、ここって依頼を受けたり申し込んだりする場所ってわけ?」

 「まぁそういう事ね、じゃあ入ってみましょ」

 「えっ、何か依頼でも受けるの?」

 そうセレアに聞いた俺、そんな俺の肩にメイズの手が置かれた

 「いや、俺らの用事は依頼じゃなくてスラ自身のギルド登録だ」

 「ん、ギルド登録?」



 [〜 俺、移動中 〜]



 「それではギルド登録をしてくるので、その間に職業適性をするための質問用紙に回答をお願いします」

 そう笑顔の受付嬢に言われた俺だが、一つだけ問題発生がした

 「(ヤッベ、俺って会話はできても文字読めねぇのかよ)」

 どういう状況かと説明すると俺は異世界でも会話ができる[異語会話]の能力はあるんだが読むことには応用できないようだった

 「スラ様、どうかなさいましたか?」

 「じ、実は...文字が読め・・・・。」

 すると横からセレアが眼鏡を差し出し俺の目にかけたのだった、すると信じられない事が起きた

 「あ、あれ文字が...分かる?」

 「どう?、私が開発した魔法の眼鏡なのよ」

 「す、凄ぇな! この眼鏡!」

 「本当!、じゃあスラにそれあげるわ」

 こうして【転移者スラ】は魔法の眼鏡を手に入れた....なんちゃって♪

 「(まーふざけるのは後にして質問はっと)」


 【アナタは戦闘が好き? 嫌い?】

 答え[NO]←(俺は心優しい平和主義者)


 【長距離の移動は平気? 無理?】

 答え[YES]←(ほぼ毎日、外を散歩してました)


 【メンタルは強い方? 弱い方?】

 答え[YES]←(周りからの陰口でかなり鍛えられました)


 【(最終)手先は器用? 不器用?】

 答え[YES]←(こう見えても手先は器用だぞ?)


 「(ってか! なんだこの質問?、結構どうでもいいやつばっかじゃねぇかよ?)」


 すると受付嬢が戻ってきて用紙を持っていってしまった、結局のところ俺の職業って何になるんだか?


 [〜 時間を早送り 〜]

 「それでは職業適性の結果、スラ様は物などの運搬の適性である『運び屋』となりました、おめでとうございます」

 「『運び屋』の適性...。(つまり“運送業者”ってとこかな?)」

 そうして職業が決まった俺だが、する事はまだ残っていた

 「それと、ギルド登録ができましたので利き手を差し出して下さい」

 「えっ、は、はい分かりました」

 そう言って俺は右手を差し出してみると受付嬢は手の甲に青い石を置いた、すると数秒後には俺の手に染み込むように消えていった

 「それでは先程の石を置いた方の手に意識を集中した後、本などを開くイメージをして下さい」

 「えっとー、こうか?...!!うおっ凄げ!」

 言われた通りにした次の瞬間に俺の手から半透明なパネルが飛び出してきてステータスとやらを表示した


名前【スラ】
種族【人間(仮)】
年齢【17(だけど見た目の方は幼jo...。)】

詳細 [・スライム娘・]
【スライムと人間の中間のような存在、その生体の多くは不明であり不思議な存在である。】

魔法(?)【スライムの加護】

・『完全な物理耐性』
 (どんな攻撃もその体を傷つけられない激レアな物理耐性)

・『スライム化』
 (体をスライムに擬態させられる、水分を多く摂取すると肥大化する)

・『強酸性』
 (強力な胃酸を持っており、どんな物でも飲み込んだ物なら溶かす事ができる)

 [その他]

・『微妙な勇気』
 (自身の犯した黒歴史を思い出したとしても耐えられる程度の強さの精神力)


 「・・・・・・・・最後のっているのか?」

 色々と疑問点は残ってはいるのだが、こうして俺の異世界での生活が始まった

Page:1 2 3



題名 小説をトップへ上げる
名前
E-Mail
URL
パスワード (記事メンテ時に使用)
コメント

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


  クッキー保存