ダーク・ファンタジー小説

夢語る
日時: 2018/07/11 17:26
名前: にゃあこ

今は化学などが進んでいる。だけど本当の本当の事実を見つけることは
難しいだろう。

実里 彩照<サテラ>も夢を見る。
彼女は夢で不思議な世界へ行く。
夢は味覚、触覚、聴覚、運動感覚を伴うこともあるのだ――。

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見る ( No.1 )
日時: 2018/07/11 18:09
名前: にゃあこ

「おやすみサテラ」

母はそう言った。サテラも「おやすみ」と返した。
彼女はベッドに潜り目を閉じた。

運動もできず勉強もそこまでできるわけではない。
何とも言い難い彼女は中々友達を作れないでいた。

そんな彼女は夢を見た。

サテラは目を覚ました瞬間、悲鳴を上げた。
目の前には大きく口を開いた真っ黒いヘドロのような怪物が何体も
いたのだ。

すぐにサテラは目を閉じた。
「(食べられる!)」
そう思ったとき、自分ではない断末魔が聞こえた。

息を整えサテラは目を開きその黒い瞳で姿を映した。
後ろ髪を下の方で結んだ青年がいた。
彼は自身の刀を納刀するとこちらを振り返りサテラを見下ろす。

彼のエメラルドの瞳とサテラの黒曜石の瞳がぶつかる。
「…大丈夫か?」
「ッ!あ、はい私は…そのありがとうございました…」

彼は微笑んで彼女の隣に座り込んで頭に手を置いた。
「混乱しているな。無理もない、急に襲われたのだから不思議なことではないさ」

彼はサテラにそう言った。
だがすぐに彼は驚いた顔をする。

「おっと!そろそろ君は覚める時間らしい」
「覚める?」
「そう…君はまたここに来れるさ」

そう言って彼はサテラに手を振った。
その姿は暗闇に消えサテラは目を覚ました。

窓からは暖かい光が射していた。

知る ( No.2 )
日時: 2018/07/11 18:51
名前: にゃあこ

彼女は家に帰って来た。

今日は宿題も無い。それに少し喜びを感じながら彼女はまた
夜の9:30に眠りにつくのだった。
昨日のことを考えながら…。

彼女は再び目を開けた。今度はしっかり場所が推測できそうだ。
教室だ。
本棚がたくさんあるので恐らく図書室だろう。

「こんばんは、サテラ」

彼はそう挨拶した。

「そういえば俺の名前は言ってなかったね。でも俺には名前が無いんだ。
 だから名無し、とでも呼んでくれ」
彼は名前がないらしい。彼、名無しに色々聞いてみることにした。

「あのここって図書室、だよね?」
「まぁそうだな。でも正確には夢さ。君の思い出とかからできている世界」

「そう、なんだ」

それでサテラは納得した。だから彼は覚める時間と言ったのだ。

「じゃあまた朝になってまた夜に眠れば今みたいに会えるの?」
「まあな。俺はお前の夢に住む住民さ」

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