ダーク・ファンタジー小説

行方
日時: 2018/10/09 18:31
名前: 心音  (shion07030426@icloud.com

父は泣いていた--。
私が父に最後にかけた言葉すら今は覚えていない。 それから私が父に声をかけることはなかった。20歳になった今でもお風呂の浴室に入るたびにこの話を思い出す。私は12歳のあの秋に家の浴室に浸かりながらドアの外の音、声に耳をすませていた。母はわざと私にも聞こえるような声で父に「新しい仕事何するの?」「社長に相談したの?」と母は優しく父に言っているようだった私はそんな会話を聞く前に父から相談を受けていたから父が仕事を辞めたいという事を知っていた。父は母に支えられながら生きていると思う。母はピンチをチャンスと捉えるような人だだけどあの時母は本当に狂ったように父の名前を何回も連発しながら近所を走り回っていた。母は靴を履くのも忘れて走っていたから足の裏は皮がめくれて目を背けたくなるほどだった。
父は丸1日連絡なしで帰って来なかった。でもその時はまだ母は私に真実を告げず出張だと言った。でも私はキッチンで母が焦りろれつも回らない状態で父の会社に電話をかけていたのを見ていたので私は、夜中に母へお父さんはどこに行ったの?ときいてみると母は「聞いてたの、、」と今にも消えてしまいそうな声で私に訴えた私が静かに頷くと父が行方不明という事を私が何度も聞き返すほど小さな声で12歳の私に教えた。でも私は悲しくもなんでも無かっただけどいつも元気な母が消えそうに小さくなって鼻をすすっている様子を見ると悲しまずにはいられず私は大袈裟に悲しんでいるふりをしないといけなかった。私は、いつもお酒もタバコもしていて休日をいつもギャンブルにつぎ込む絵に描いたようなダメな男を好きな母もそんな父も理解出来なかった。クラスの子に子供はお母さんが好きになった人のような人を好きになると聞くと私は、前の窓から飛び降りてしまおうかと思った。そんな父の泣いてる姿を見た時も私は、可哀想という気持ちは1ミリも無かった。あったのはこれからの生活のお金の心配という気持ちだけだ。私の住んでいる家はとても裕福とは言えない。だけど衣食住には困らなかったのであまり気にしなかった。だが、父が働かないととてもやっていけないんじゃないのかと、思っていた。父が行方不明になってから1ヵ月経つと私は、学校でノートに眠くなるような数字や文字じゃなくてこの狭い私の知っている街の地図を描いたそこで、毎日父がいるような場所をチェックして回るのが日課になっていた。でも、いつも父はいなかった。近所や学校では、自殺という噂が流れていて私たちがなにかしたんじゃないかと学校では私に近寄ると死ぬというバカみたいな噂が流れて、今まで仲のよかった友達には無視されている。すべては、あの最低な父のせいだ。そう思いながらも私は母の指示に従い毎日ルートを回っては希望の光を目に宿し家で待つ母にその光を消す言葉を言うのが私は凄くいやでだんだん母からいないのねと言ってくれるようになりそんな母に私は静かに首を縦にふる。そんな母を見ているとテレビで流れるニュースの事件はなんてつまらないんだろうと思った。父は、行方不明からもう10ヵ月も経ってしまい。近所の定番の会話はオリンピックやなんやらそんな会話で染まって父の行方不明なんて白く溶けて消えてしまったようだ。私は、でもその方が良かった。日に日に消えてしまいそうに弱ってゆく母はみてられなかったから近所の笑いものにまでなると母は私の前にもう現れなくなりそうで、父がいた頃の母にもう戻らなくなりそうで怖かったから私はいつもわざと遅く父の見回りをして帰る時も母からのお迎えの申し出を軽く断っていつもの帰り道を遠回りであるき無駄にも近所の人に挨拶を交わすそしたら帰って来た時には母が小さなテーブルに貧相な食を並べて出迎えてくれる。そんな毎日が続く私はそう思っていた。だけど不幸って言うのは突然ふとした時に私の身に降りかかる。父が見つかった。母はこの一言を言って私の前に2度と現れなくなった。母は死んだのだ。それも私が学校から帰って来て見回りに飛び出したあとだった。私は、その時もまた遠回りをしてのんきにも近所の人に挨拶をしていた。帰って来た時に私の家のテーブルに母の姿は見えない。私は、家の隅々まで探した。するとキッチンで母が倒れていた。12歳の私にはその現実を受け止める事で精一杯で私は、救急車を呼ぶことまで頭が回らずにもう血の気が引いて真っ白になった母を揺らし続けた。朝になって畑で取れた野菜をお裾分けをしに来た近所のおばさんに手を止めてもらうまでずっとだ。その後母は、病院に連れていく必要がない状態だった。死因は過労死だ。私は後からどうして遠回りして帰ったんだと後悔で埋めつくされそうだった。そんな後悔から一つの疑問という光がさした。母は、私が帰って来た時まだ意識は朦朧とだがしっかりとあった。そこで母は私に父が見つかったと何度も繰り返して言った。私は、その時の事を誰にも言わず心の中にしまっておこうと警察からの事情徴収でもすでに冷たくなっていたと言った。その後、私はまだ12歳という事で、児童養護施設に連れて行かれた。そこで私は暮らす事になっただけど親が目の前で息を引き取ったというのに里親なんていらなかった。だから私は高校生になったらバイトを死ぬほどして児童養護施設から抜け出す事を決意した。それから私は、父の居場所、真相をあきらかにしようと毎日また見回りに行った。私のいる児童養護施設は、前母と住んでいた家まで自転車で1時間はかかる場所だったから見回りに行くのに毎日児童養護施設の園長さんの自転車を貸して貰って行った。だけど見回りは、やはり歩きがいいかと自転車は、前の家の玄関に止めて見回りに行った。近所のおばさん達が哀れみの視線を向けて来るけどそんなのは、弾き飛ばすように私はわざとスキップしながら見回りをした。そこで私は、きっと見て回るだけじゃダメなんだと思い。父のギャンブル仲間を死ぬ気で探し、1人の男性に辿り着いた。岸田智という32歳の既婚男性だった。父と同い年だというのにしかも既婚とは、私は岸田さんを一気に嫌いになった。だが、実際に話して見ると想像とは違い気さくな方だった。岸田さんが言うには、父と最後に会ったのは行方不明になる2日前だそうだ。父は岸田さんを二人の行きつけの喫茶店、「ラズベリー」に呼んで少し会社の事についての相談をしたそうだ。
「会社を辞めようかあいつは凄い悩んでいたよ。娘がまだ中学も上がってないからってね」私は岸田さんと会うときはもう中学2年だったので岸田さんは大きくなったんだなと驚いていた。「岸田さん実は、私の父は、報告が遅れたんですが、、。」と私が言い終わらないうちに岸田さんは、キョトンとした顔で「死んだんだろ?」と私に問うように聞いて来た。
私は思わずえっ?と逆に問いてしまった。「違うの?」と少し戸惑った顔で聞いて来た。私はつい感情的に「父は死んでなんか居ません!父は行方不明なだけです。どうして皆そう決めつけるんですか!」と岸田さんに取っかかって言った。岸田さんは「ごめんごめん!そうだったね!」と気を使わせてしまった事に少し恥ずかしくなり小さな声で「ごめんなさい」と言ったけど岸田さんは私の声より大きな声よりで「にしてもあいつみたいな親ばかがよく家族を放ったらかしてどこか行けたもんだよな」とくすくす笑い出した。「えっ、父が親ばかですか?」私は父はいつも無愛想で家族なんて放ったらかしみたいな所しか見た事がなくてつい聞いてしまった。「そうだよ!毎日あんたらの写真を見せられては自慢されたなぁ〜」と岸田さんは懐かしそうに遠くを見つめていた。父にそんな場面があったんだなんて知らなかった。私は驚きと嬉しさを隠しきれなかった。私は岸田さんに最後に父と他に関わった人を聞いてみた。「あぁ〜そういえばあいつの同期に山本蓮っていう奴が居て最近プライベートでよく食事行ってたみたいだよ」と岸田さんが教えてくれてお礼を言って帰りノートにメモをした。次の日に山本蓮さんに会いに行く事になった。私は、岸田さんにもらった山本さんの家までの地図を持って電車に乗ったりバスに乗ったりで山本さんの家まで行った。私は、山本さんの家のインターホンの前で10分ほど突然来て驚かれないだろうか、父が何か迷惑をかけていないだろうかと悩みその場で行ったり来たりしていた。でも会うと山本さんは、「あぁ〜君の事なら岸田から聞いてるよどうぞ」と心よく招き入れてくれた。そこで、山本さんが未婚という事父と同い年という事を知った。山本さんにも父が写真を見せていた事を知って頬が熱くなるのを感じた。
「本当にあいつは、俺が未婚だから嫌味かと思うくらいしつこく見せつけて来たよ」と優しそうなえくぼの笑みで笑っていた。私は、他にも父の事で知っていないか聞いてみた。「そういやあいつな〜なんか携帯で秘密のやり取りをしてたな」私はその時気付いた。私はなんて愚かなんだと、そうだ!携帯だ!となんでこんな簡単な事思い浮かばなかったのか。父の携帯は家に残っていて警察が証拠として持って行ってそのまま報告なしだった。私は、つい目の前の山本さんに「あの!警察が持って行った、証拠品とかって返してもらえるんですか?」と山本さんに聞くと「まだ事件が解決してないんだったら返してはくれないけど見せてくれるんじゃないかな?」と目の前のクッキーを食べながら山本さんは半信半疑という風にも見える言い方で言った。私は、その後の山本さんの話を耳から耳に聞き流し警察になんて言おうか悩んでいた。その次の日には私は、朝早くから前の家から徒歩10分ほどの所の警察署に行った。前には、カウンターの前で暇そうに肘を立てているおばさんというよりは少し若い女性がいた。男性よりはマシだとその女性に声をかけた。「すみません。あの父が行方不明の事件について少しお話ししたいんですけど、、。」というと、横からおばさんが出てきて「お父さんのお名前は何かな?」と聞いて来て聞き方が5歳の子扱いで少しムカッとしたけど渋々答えた。「あぁ〜その件についてですね。何かありましたか?」と今度は敬語で話してきたのでこのおばさん私の事どう思ってるのかな?とか思いながらも「実は、父の携帯を調べたいんですが。見せてもらえますか?」と私が問うとおばさんは、ちょっと待ってねと、カウンターの奥に入って行った。上司に確認でもしに行くんだろうと私は、後ろにあった席に座り込んだ。見せてもらえるか凄く不安だった。そこにまたおばさんが少し息が上がった状態でやって来て、「携帯、見せてくれるそうよ」と言ってくれて、私は、一気に肩の力が抜けて安堵した。
きっと警察署に入るときから緊張していたのだろう。何処に行けばいいのかな?とうろちょろしてると今度は、さっきの暇そうなお姉さんがきて、「こっち」とだけ無愛想に言って案内された。そこは、なんだかダンボールが沢山積み上げられていて、そこの一つに父の名前が書かれたダンボールがありそれをお姉さんが素早く取るとまた違う別室に連れて行かれそこには、おっかない顔の警備員が立っていてあまり居心地の良いものとは言えない場所だった。まるでテレビで見た取り調べ室みたいだ。そこで、そこの警備員が箱を置いてくれた。私は、軽く会釈して箱を開けた。私は、箱の中身を見て、何故か涙が頬をつたった。昔もう見飽きたと思うくらい見た、父の皮の財布やいつも使っていた通勤カバンあと、黒の質素なスマホケースの付いたスマホだ。これを母に見せたかった。私は、そう思いながら腕で涙を拭いてスマホのホームボタンを押した。するとそこには、満面の笑みの母と父と8歳の私がいる写真が現れた。ここはきっと海だと思う。私の脳内にその時の思い出がフラッシュバックした。あの時からどうして父が変わったのかそれを知りたくて私は、次々に目から溢れる雫を拭きながらスマホをホーム画面に切り替えた、まず最初に父はLINEをしてないのでメールを見た。そこには、岸田さんや山本さんの他にも私の知らない名前が並んでいた。私は、上から開封済みのメールを読んで行った。岸田さんや山本さんからのたわいない挨拶や業務の言葉が並んでいたりしていた。その中でも、少し私の興味を引く一つは
清田凛花という女の人からの一通でした。「私の渡したもの無事届けましたか?あれに何かあったら私達はこの世から消えるかもしれない」というメールだ父は、そのメールに対して返信はしてなかった。いや、返信したけど消したのかもしれない。私は清田さんの事を調べたいと思った。だから、だがノートがなかったので警備員さんのポケットに入っていたペンを貸してもらい、手の甲に清田凛花メールと書いた、次に電話を開き、すると着信履歴にも山本さん、岸田さんの名前があったけど1番最後に電話をかけたのは清田凛花へだった。その名前が出てきた時私の中の何かが切れる音がした。今まで岸田さんや山本さんからの話で少し父の事を好きになった自分がばかみたいだ。行方不明の最後に掛けた電話が女でしかも私達家族にその存在を隠していたなんて許せない。あんたのせいで母は死んだのに父は今頃女と二人で仲良く暮らしてるんじゃと想像すると許せなくなって拳をぎゅっと強く握った。私は、心の中の苛立ちを沈めて、警備員さんに清田凛花さんの居場所を知ることはできるか聞いてみた。岸田さんや山本さんに聞いてみるのもいいが本当の父と彼女との関係を知っているならきっとあの2人なら居場所を教えないと思ったからだ、警備員さんは、知りたい事があるならまたあのお姉ちゃん達に聞くといいよ。と教えてくれた。私はお姉さん達に会うために入口に戻ろうとしたけど、この広い警察署を1人で戻ろうとした私が迂闊だったと自分を殴りたくなった。でも、あの取り調べ室みたいな部屋には戻れなくなっていたので周りの大人に頼るしかなく、私は緊張しながらも前に居るおじさんに話しかけた。「あの、、。入口に戻りたいんですけどどこに行ったら良いですか?」そのおじさんはすごく気さくで子供好きだったためどうしてここに来たのか聞かれて、「父の事件について調べたい事があってそこで清田凛花さんという人について知りたいんですけど」というとおじさんは、優しく笑いながら「じゃあ私がその人について調べてあげるよ!おじさんは他の刑事さんとは違って暇だからね」と苦笑いした。「本当ですか!じゃあお願いします!明日また来ますね!」と言い残し案内された入口から出た。次の日私は、また警察署に行き指定された場所で待っていた、すると15分ほど遅れておじさんはやってきた、「遅くなってごめんね」と言いながら息をゼェゼェ言わせていた。すごく急いだんだと私は、良いですよと言い許してあげた。警備員さんは少し息を整えてから私に分厚い書類を渡してきた。「これが清田凛花の事についての資料だよ!私はびっくりしたね。こんな美人さんが万引きとはな〜」私は驚いた、だって父とやり取りを交わした相手が警察署にお世話になったなんてと。私は戸惑いながらも警備員さんにお礼を言い足速にその場を立ち去った。そして児童養護施設で私は、資料を何度も読み返した。彼女は、万引きで警察署に2回も世話になっておりお金に困っていたと言う事が分かった。あと彼女は、1度結婚したものの夫と一人息子を事故で亡くしている事も分かった。改めて警察は凄いと思った。そこには彼女の現在の家の住所山本携帯番号も書いてあった。早速私は明日行こうとまだ昼の1時だというのにベッドで寝転がり目を閉じた。私にはよくある事だった、いつも夜の記憶がないからきっと寝ているのだろう。でもそのおかげでか朝には凄く強くなった。そして翌日私は7時から家を出て電車に乗り歩いて彼女の家に向かった。もう岸田さんが連絡していたり警察が事前に知らしていたりなんかされていない。本当に突然で初対面だ、父がもしかしたら彼女にも写真を見せたかもしれないだが、もし見せていたとしても不信感を抱かれるに決まっている。私はそんな事を考えながら彼女の家のインターホンを鳴らそうと人差し指を前に出した、だが私が鳴らしたと同時に家のドアは開いた。私は、最初鳴らしたから出てきたのかとパニックになっていた、だがそれは彼女も同じようでその場でずっと私達はを見合いながら二人の時は35秒止まっていた。その後私は我に返りあの!と切り出すと彼女もはっと我に返ったようで私にあなたは?聞こうとしているようだが、なかなか彼女の声が出なかったので私は、父の名前を言いその娘です。と自己紹介をした。すると彼女も私の名前は、と言おうとしていたので「清田凛花さんですよね。」というと彼女は、少し戸惑ったような顔をしていた。「もしかしてお父さんに聞いたのかな?」と聞かれて私は、不信感を抱かせない様に「そうなんです!父は、いつもあなたの事をよく話していてあなたとのメールの事もよく聞きました。」そう言うと、彼女の顔は穏やかになった、「そう、喋りなパパね」と笑いながら遠くを見つめた。私は、彼女の顔が強張ると期待していたのに違い私は少し戸惑った。戸惑いながらも「メールの内容も見たのですが、中2になった今意味を知りたくなって、、。」というと彼女は口元に少し笑顔を浮かべて「あれはね、婚姻届なの」と言いクスクス体を揺らしながら笑っていた。私は、心の整理が追いつかず、「えっ?」とだけ言ってきっと目が泳いでいたと思う。彼女は、そんな私を見てクスッと笑いながら「安心して、私とあなたのパパは浮気なんてしてないから」私は、ホッとはしたものの心の中にだんだん疑問と違和感が積もっていた。「じゃあなんなんですか?父とは、どういう、、。」私は、それ以上言うのが怖くなってやめた。もしかして私が生まれる前から2人は不倫の関係で彼女が結婚を迫り立場が悪くなったから行方不明を装い外国にでも遠出したんじゃないか?そんな疑いを父に抱いた。そんな私の疑いも打ち消すかのように「私の長い片思いであなたのパパは、ちっとも気づいてくれなかったわ」とまた遠くを見つめた。私は、じれったくなって「最後に父にどうして婚姻届を送ったんですか?」と聞くと「私も、今のあなたみたいにじれったくなっちゃったのね、私は、結婚してくれなきゃあなたを殺して私も死ぬって手紙を婚姻届に添えて送っちゃったの。」そう言って彼女の目には、もしかして私が生まれる前から2人は不倫の関係で彼女が結婚を迫り立場が悪くなったから行方不明を装い外国にでも遠出したんじゃないか?そんな疑いを父に抱いた。そんな私の疑いも打ち消すかのように「私の長い片思いであなたのパパは、ちっとも気づいてくれなかったわ」とまた遠くを見つめた。涙が溜まっていてその雫が頬に伝って地面に落ちるのを私は、見てそれ以上の事は聞けなかった。きっとその後父が行方不明になったから責任を感じて居るんだろう。でも、私は、そんな事で父が行方不明になるとは考えられなくて彼女の背中に「ごめんなさい。さよなら。」とだけ言いその場を去った。後ろから彼女が何やら叫んでるけど聞こえないフリをした。私は、この後どうしたらいいんだろう。私はそんな事を考えながらも自分のベッドで寝てしまった。起きるともう朝で夜ご飯を食べてないのに気がついて少し多めの朝ごはんを食べた。私は、朝に清田凛花さんに父と関わった人を聞くのを忘れた事を後悔した。今日は、久しぶりに前の家に帰ろうと思い、自転車をまた借りて家まで行った。懐かしいおばさんや木に付いている蜘蛛の巣さえも懐かしかった。私は、周りの景色を懐かしみながら自転車を走らせた。家に着くと私は、誰もいない家にただいまを言って入った。リビングの小さな机を見ると母を思い出してしまい。自然に涙が溢れた。でも、私は涙も拭かずに家を探索した。私の家は小さいからリビングに机と大きなタンスに小さなテレビがあって後はキッチンだけだ。服のクローゼットは、リビングじゃなくて私の部屋に二人とも置いてた。母の化粧棚も、私の部屋にあったけどリビングの横でドアも外していたので仕切りが一切ない大きなリビングのようだった。それだけだったので私の探索は、早く終わってしかも大きな報酬も頂いたそれは、母の日記だ。警察にこれを渡すときっと帰ってこないから私は、自分で持っておく事にした。児童養護施設で私は、静かに読もうと私は、自転車にまたがった。そして少しスピードを出して自転車を走らせた。すると、懐かしい街は消えだんだん見飽きた街が現れる。私は、悲しくなって後ろを振り向き涙を流した。いつかお金を貯めてあの家に帰ろうと前を向いた。自転車の速度のせいで涙が風で飛ばされた。児童養護施設で私は、日記を読み始めた。始まっていたのは父が行方不明になる3日前だった。6月25日あの子はやはりおかしい。どうしてだろう、まだ子供なのに。あれが二重人格と言うのでしょうか。でもあの子は凶暴になったりしない。夜の記憶がないだけあの人とは違う。
どういう意味だろう。あの子の事はきっと私であの人とは父の事だろう。私が二重人格!?この日記の書き方によると父も二重人格のように聞こえる。だが私は、夜の記憶がないから父のそんな姿、、。
6月26日 ついにあの人は、あの子を殴った。何度も何度も私は、止めたけど、止まろうとしない硬く握られた手を止めるには、こうするしかなかったの。あの子はショックで倒れてしまった。私もあの人を土の中に埋めるとすぐに倒れちゃったけど、
6月27日私は記憶のないあの子を利用した。電話で会社に掛けたふりをした。そしてあの人を行方不明に仕立て上げた。
私は、息が出来なくなった。声も出なくて出てきたのは涙だけ。涙だけが見っともないくらいポロポロ溢れて止まらなかった。紙の上の字が涙で滲んで見えなくてなるまでに読まないとと次のページを開く。
6月28日私は、死体を何処に埋めたか覚えていない。私はあの子に見回りをさせている。その間に家の周りをスコップであちこち掘った。でも見つからない。
6月31日やっとあの人が見つかった。あ
私は、それを読んであの続きが分かった。あの子はあの人を殺した。
解説
主人公の女の子は、ショックで倒れた。それは自分が殺してしまったからだ、その後彼女がどうなったのかは分からない。彼女は日記を読んで記憶が蘇ったのである。20歳になった今浴室にいるという事は、彼女は警察に言わなかったのかも知れない。

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