ダーク・ファンタジー小説

白い雪が赤く染まる。
日時: 2018/12/28 16:49
名前: 青い海


こんにちは。こんばんは。または、お早うございます。

青い海です。

初のダーク・ファンタジーです。ゆっくりの更新でいこうと思いますので、温かい目で見守ってください。




登場人物紹介

伊弉冉世羅(いざなみ せら)・・・母親に暴力を振るう父親のせいで人間不信になってしまった女
                 の子。

伊弉冉華世(いざなみ かよ)・・・夫から暴力を受けていた、世羅の母親。

伊弉冉真也(いざなみしんや)・・・華世に暴力を振るっていた人。世羅の父親。

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Re: 白い雪が赤く染まる。 ( No.1 )
日時: 2018/12/23 21:41
名前: 青い海









雪が舞うあの日、私は初めて人を殺した――――――









Re: 白い雪が赤く染まる。 ( No.2 )
日時: 2018/12/25 16:55
名前: 青い海

ガッシャ―――ンッ!

何かが割れたような音が家中に響く。

「うるせーな、てめえ。こっちは仕事で疲れて帰ってきてんだよ!酒くらい飲んだっていーだろーよ」
「………」
「何とか言えよ、あァ?」

それと同時に聞こえるあの男の声。
酔っているのか、それともただ単にお母さんに仕事のストレスをぶちまけているのかよくわからないけれど、兎に角あたしは自室に籠り、布団を頭の上から被って枕を耳に当てて、外の音が聞こえないようにした。

『いーい?世羅(せら)。お父さんの怒鳴り声が聞こえたら、自分の部屋に行って、ベットの中に隠れなさい。例えお母さんが悲鳴を上げても絶対に出てきちゃダメよ?』

布団の中に入っていると、ふと思い出したあたしとお母さんの小さい頃の約束。

いつもあたしのことを怒ってくるあの男。一応あれがあたしの親父なんだけど、あたしはあいつを父親だと思ったことがない。
いつも理不尽なことであたしを怒ってきたアイツ。でも、それは愛情でも何でもなかった。ただ、自分のプライドを大事にしたかっただけ。『俺の子供は完璧』と思っていたかっただけ。だからあいつは自分の思い通りにならないあたしに暴力をふるってきた。毎日毎日。それは、本当にどうしようもないくらいどうでもいい理由で。
だからあたしはもう自分の体が傷だらけになってもそんなのどうでもよかった。もう、痛さなんて感じないくらいに殴られて続けてきて、体の感覚がマヒしていたし。

でもある日。

夜遅くに家に帰ったあたしは、あいつがお母さんに暴力をしているところを見てしまったのだ。

Re: 白い雪が赤く染まる。 ( No.3 )
日時: 2018/12/28 16:59
名前: 青い海

今まであたしが殴るだけで、お母さんには何にもしていなかったのに。

遂にこのサイテー野郎は自分が愛した人でさえ、何の躊躇いもなく暴力をふるえるのか、とアイツに再度失望したのを覚えてる。


そしてあの日を境にアイツは、あたしを殴らなくなった。

………だけど

代わりに、

お母さんを傷つけるようになった。


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