ダーク・ファンタジー小説

KARMA
日時: 2020/02/21 18:37
名前: 祝福の仮面屋

【第三次世界大戦が集結してから約50年。戦争を止められなかった国際連合は事実上解散、《結束》の戒めから解放された国連参加国は、自国の技術に発展により尽力するようになった。無論、その中には我らが母国日本も含まれる。】

【日本はナノマシン技術を確立させる世界初の快挙を成し遂げ、そのナノマシン技術を更に発展・強化し、巨大なAI筐体《KARMA》を使用した人工知能による完璧な立法管理を宣言する。】

【そして、人型アンドロイド《オービット》を開発し、社会福祉により貢献する事を誓った。】

【AIと武力が支配するこの世界。】

【従僕も抵抗も、総てお前が決めろ】



登場人物紹介
【東京編】>>1
【その他登場人物編】>>2
【Obelisk編】>>3
【登場兵器紹介】>>4
【用語紹介】>>5



代壱幕

Episode1
Episode2
Episode3
Episode4
Episode5

Page:1



Re: KARMA ( No.1 )
日時: 2020/02/21 19:52
名前: 祝福の仮面屋

《主要人物》

森羅・草凪(シンラ・クサナギ)

人物概要
年齢は16歳。ごく普通の公立校に通うごく普通の少年。常に物事を客観的に捉えており、ちょっとやそっとでは折れない強靭な精神力、50mを5秒で駆ける俊足が武器。オベリスクに襲撃された際に《吸血鬼》と呼ばれる少女・ルルと出会い、人工知能《KARMA》が全てを統括するこの世界の根幹に近づいて行く事となる。



ルル

人物概要
森羅が襲撃にあった際に出会った少女。外見年齢は13歳。《吸血鬼》などと呼ばれており、戦闘用に調整されたオービットを軽く凌ぐ戦闘力を持つ。その正体は、かの第三次世界大戦…通称《疫祭戦》末期に製造された生体兵器《セフィラ》の失敗作であり、《セフィラ》の武装を無効化する力を持つ。



姐さん/存沙・千宮(アリサ・セングウ)

人物概要
森羅の姉・千春が住んでいるマンションの大家。口調は荒いが住人からの信頼は大きく、面倒見が良い性格から住人達からは『姐さん』と呼ばれているが、本人はあまり気に入っていない。千春の死亡以降は、今まで彼女に貸していた部屋を森羅とルルに貸しており、森羅を陰ながらサポートしている。



千春・草凪(チハル・クサナギ)

人物概要
おっとりした性格を持つ森羅の姉。少し間延びした独特な喋り方が特徴で、存沙とは学生時代の同期であり、『自身に何かあった際は、弟をサポートする』事を条件にマンションの管理人を引き受ける。とある事件により死亡したとされているが、犯行現場に千春の死体はなく、行方を眩ましている。



ジャックランタン

人物概要
かぼちゃの被り物をした謎の人物。何らかの理由でルルを追っており、力を解放したルルと互角に渡り合う実力者。また千春を殺害(?)したのも彼(または彼女)であり、森羅にとっても大きな因縁を持つ。

Re: KARMA ( No.2 )
日時: 2020/02/18 17:29
名前: 祝福の仮面屋

《その他登場人物》

祐仁・万場(ユウジン・バンバ)

人物概要
気さくな性格が特徴的な森羅の友人。森羅とは中学時代からの仲であり、彼が腹を割って話せる数少ない人物の一人。スポーツ万能で頭脳明晰、容姿端麗な完璧超人であり、学年一位の座に君臨している。曲がった事を嫌い、常に真っ直ぐに突き進む森羅を陰ながら応援する一方で、何やら怪しい動きがある模様。



天音・大窪(アマネ・オオクボ)

人物概要
アメリカと日本のハーフで、日本と米国の確執が大きかった時代に生まれた所為で虐めを受けていた過去を持ち、かなり根暗で消極的な性格になっている。日本語が主流だが偶に英語を話す事もあり、相手を兎に角罵倒する際は英語を使用する。警視庁警視の父と、今は亡き医者の母を持つ。



膝丸・旗門(ヒザマル・キモン)

人物概要
喧嘩っ早いが人情に厚い、所謂江戸っ子な性格の少年。この歳にして賭場に入り浸っており、学校から厳重注意を度々受けておきながら未だに通っている札付きの不良。しかし、賭場で得た資金は全て孤児院などに寄付しており、彼の不器用な優しさが見て取れる。とは言え、賭博で得た金とは絶対言えない。



和也・大窪(カズヤ・オオクボ)

人物概要
警視庁に勤める天音の父。非常に厳格で情け容赦ない性格をしており、母の死を引き摺る天音とは距離を置いている。そのせいか娘からはかなり嫌われており、あまり家に帰れない事もその嫌われる要因の一つであり、その厳格な性格も嫌われる要因に拍車をかけている。とある事件を追っている。



虎徹・長曾根(コテツ・ナガソネ)

人物概要
飄々とした性格をしている和也の部下。階級は警部で、和也の側近を務めている。妻子持ちであり、良き父親になる為に苦悩する和也に助言を与える事も。テロリスト集団・《テクノス》を追っており、かつて同僚を殺害された為、強い憎しみを抱いている。

Re: KARMA ( No.3 )
日時: 2020/02/20 12:01
名前: 祝福の仮面屋

《Obelisk》

ファーブニル=グランツ

人物概要
日本政府所有の国防軍・《Obelisk》に所属する謎の男。身の丈以上もある大剣を軽々と振り回す剛腕を誇り、不意打ちでならルルが反応出来ないレベルの攻撃を行う事も可能。ルルとは幼い頃から面識があるらしく、彼女の護衛として共に行動していた。炎を操る超能力を使用する。



アレフ=ファルファレア

人物概要
《Obelisk》の参謀を務める仮面の男。相手を小馬鹿にしたような独特な口調で喋り、阿頼耶識によって手に入れたステルス能力により、暗殺および隠密任務を得意としている。時折独断で行動する事もあり、その際は森羅達に有益な情報を与える事も多い。元々はルル専属の執事だった。



セフィラ05,Code【ゲブラー】
本名 諌・荒巾木(イサム・アラハバキ)

人物概要
《Obelisk》に所属する《セフィラ》の成功品の一人。《葬儀屋》とも呼ばれており、体の表面は細かい刃状のナノマシンを纏っている。また、戦闘の際はナノマシンで武装を生成し、格闘戦において最強と称される実力者。同じ《セフィラ》の成功品の一人、《ビナー》とはライバル関係にある。



アリエス

人物概要
《Obelisk》所属の長身の女性。戦災孤児だった過去を持ち、《外郭》と呼ばれる郊外にて孤児達と身を寄せ合いながら生き延びて来た。「ジン」と呼ばれる少年と共に子供達を纏めていたが、ある日「ジン」を含む《外郭》の子供達を軍に惨殺される。また彼女も致命傷を負い、右半身が機械化している。



キャロル=ブランケット

人物概要
《Obelisk》に所属する少女。ルルと同じく《セフィラ》の失敗作の一人であり、体内に血液の代わりとして仕込まれた液体金属を操るが不安定な所為でまともに調節が出来ず、必ず自身の半身がナノマシンに覆われてしまう。かつては日本軍に所属しており、《失敗作》故にほぼ廃棄状態となっていた。

Re: KARMA ( No.4 )
日時: 2020/02/20 20:23
名前: 祝福の仮面屋

《登場兵器》



セフィラ

概要
2050年より始まった第三次世界大戦、通称《疫祭戦》末期に導入された新型兵器。当時から始まっていたナノマシン技術を惜しみなく使っており、一体で一個大隊を壊滅させる圧倒的戦闘力を誇る。しかし、当時の技術不足故にナノマシンの定着率は非常に低く、適合者は一万人の中の一握りしかいない。
生命の木をモチーフとしており、欠番のケテルを除き9体が製造された。



スレイブ

概要
既存の生物を利用した生体兵器。セフィラと同様にナノマシン技術を使用しており、セフィラとの連携運用を想定して開発されている為、補給や後方支援などセフィラのサポートを主な任務としている。《疫祭戦》終結以降は大多数が野に放たれており、大半の個体は戦禍の跡地たる《外郭》に生息している。
『敵国の人間』を主な攻撃対象としており、身を寄せ合いながら《外郭》で暮らす子供達の天敵でもある。



ナイトヘッド

概要
《疫祭戦》において、諸外国が主力兵器として使用していた人型兵器。『ナイトヘッド』とは英国が製造した機体の名称であり、米国は『ランバージャック』と称しているが、正式名称は不明。後に開発された新兵器《ルフト》に主力兵器の座を譲るが、その安定した性能故自警団等で好んで使用される。
無人兵器のルフトと異なり有人式であり、複雑な操作も必要としない為、建設用重機として世界で幅広く使用されている。



レーヴァテイン

概要
《疫祭戦》後期に登場した米国の新兵器。外見は巨大な鉄塔だが、その実体は核搭載型レールガンであり、特殊加工を施した核弾頭を亜光速まで加速させて発射する。本来の運用思想は『中継機を通し、敵国に兵を送らず殲滅する』事にあったが、セフィラの登場により完膚無きまでに破壊される。
運用思想こそ立派だが、例の特殊加工を施した弾頭は補充が難しく、しかも砲身自体の耐久性も低かった欠陥兵器と来ている。



ルフト

概要
《疫祭戦》末期に導入された無人式人型兵器。背丈は当時の普通の成人男性(180cm)と変わらないが、日本固有ののナノマシン技術をパクっ…参考にした米国のナノマシン技術により、腕部を銃剣型アサルトライフルにノータイムで換装する事ができる。
『セフィラと同等以上の性能』を期待されていたが、ナノマシン技術の素人と玄人では技術の差は歴然で、大した活躍もないまま日本に上位互換を作られる欠陥兵器っぷりを披露している。



ノーム

概要
《疫祭戦》終結後に日本によって作り出された新型兵器。日本の代名詞たるナノマシン技術が惜しみなく使用されており、米国の誇る新兵器(笑)である『ルフト』の換装機能をそのままに、演算能力や関節強度がルフト以上に仕上がっている…いわゆる上位互換。スレイブの跋扈する外郭の調査等に使用される。
マザーAI《KARMA》によって制御されており、米国側の課題であった『大多数の的確な操作』が見事実現されている。



フォールン

概要
《セフィラ》の失敗作であり、ナノマシンが適合しなかった者がこの名で呼ばれる。《疫祭戦》当時はフォールンを廃棄と称して軍を強制的に退役させた為、実戦データなどは存在しない。
なお、中にはルルやキャロルのようにフォールンでありながら軍属させられた者も少なからず存在しており、作った側からは勿論、作られた側からも望まれない哀しき存在と言える。



阿頼耶識

概要
日本の十八番であるナノマシン技術のノウハウを利用した有機拡張デバイス。形状は腕輪型やチョーカー型などさまざまであり、阿頼耶識を通す事で《超能力》を使用する事が出来る。市販されているが、中には戦災孤児を利用し、非人道的な手術で阿頼耶識を体内に埋め込む組織も存在する。

Re: KARMA ( No.5 )
日時: 2020/02/20 20:27
名前: 祝福の仮面屋

《用語》

【疫祭戦】

2050年より始まった第三次世界大戦の別称の一つ。これ以外にも【白煙の大戦】・【聖戦】など多くの別称が使われており、世界総人口の約7割を土に還した。この戦争から日本はナノマシン科学を確立させ、皮肉にも、戦争を始めた立場でありながら敗戦国と化した諸外国と停戦条約の締結により終結した。
この戦いに関する資料は戦時中に全て消失したとされており、学校の教材などでは全く扱われていない。



【KARMA】

《疫祭戦》終結後、日本が独力で設計・開発した世界初の試みである『《KARMA》プロジェクト』に於ける最高傑作。日本の全都市および《セフィラ》や《阿頼耶識》を除く兵器の制御は全てKARMAが取り行っており、KARMAの指揮権が奪われる事は、即ち日本の壊滅を意味する事となる。
内部には軍の関係者か《セフィラ》しか入れないようになっており、外部の者が侵入する際は厳重な身体チェックの後、合格した者のみが入場を許される。



【便利屋】

日本の裏側…【路地裏】に住む者達。《疫祭戦》終結後に軍を退役した者が多く、軍に変わって国防を担う《Obelisk》のサポートや、【外郭】に暮らす子供達の保護を行なっている。ゲブラーこと諌も元は【便利屋】の出身であり、10歳で最強の便利屋となった彼に憧れて便利屋になる者も多い。
しかし【便利屋】とて能力には個人差があるらしく、諌のように最強クラスの便利屋もいれば、中には全く使えない便利屋もいる模様。



【掃除屋】

主に【外郭】や【路地裏】で活動を行い、夜な夜な死体を喰い漁るスカベンジャー。《スレイブ》と共に【外郭】で暮らす子供達の天敵でもあり、中には待ち伏せして子供達を殺害または拉致する者も。一応スレイブとの戦闘もある程度こなせるらしく、『阿頼耶識不適合者の成れの果てなのでは?』と囁かれている。
【便利屋】を天敵としており、【外郭】にて保護活動中の便利屋と遭遇した【掃除屋】は、我先にと逃げ出した記録も存在する。



【外郭】

日本主要都市の郊外に存在する荒野。【戦禍の跡地】とも呼ばれており、【Aleph】クラスのスレイブが徘徊している。戦祭孤児もここで暮らしている事が多く、身を寄せ合いながら生きていく幼い彼らにとって、【掃除屋】や《スレイブ》など天敵の多い【外郭】はまさに生き地獄と言える。
中には比較的被害の少ない集落も存在し、そこで暮らす者達も僅かだが存在する。



【路地裏】

【便利屋】など闇に生きる者達の巣窟。【路地裏】と呼ばれているが、その実体は巨大な地下都市であり、地上の都市部から5ヶ月毎に食料が配給される。中には【便利屋】が保護して来た戦祭孤児や、捕虜として捕まった異国の人間多く暮らしており、その中で親と再開する子供達もいる。
《KARMA》とはまた別のAI筐体《FATIMA》によって統括されており、《阿頼耶識》など、【路地裏】独自の技術も多数存在する。



【ナノマシン科学】

《疫祭戦》の始まりと共に、当時科学力で世界トップを独走していた日本が開発した新技術の一つ。既存の物理科学を基に、粒子金属を自由自在に操る事で様々な形状へ変化させる事が出来る。《セフィラ》や《阿頼耶識》など、生体兵器に多く使用されており、世界に更なる技術革新を齎した。
ナノマシン科学以外にも日本独自の技術は存在するが、その資料は戦時中に殆ど失われている為、現代では完全なロストテクノロジーとなっている。



【ハザードクラス】

日本が新たに制定した危険度の指標基準。【Safe】・【Euclid】・【he】・【Colt】・【Aleph】の五つに段階が分かれており、【Aleph】クラスともなると、歴戦の【便利屋】でも苦戦する危険な存在となり得る。主に《スレイブ》の危険度の指標として使われる。
また、特異な例だが《阿頼耶識》所有者及び《セフィラ》にも使われる事がある。



【戦祭孤児】

戦時中に捕虜として連行された子供達の総称。終結後は帰る家もなく、【掃除屋】など天敵が跋扈する【外郭】にて、生き延びた他の子供達と身を寄せ合いながら暮らす者が殆ど。弱い者は【掃除屋】をなど天敵に食い尽くされ、運が良ければ【便利屋】に保護され、安定した暮らしを手に入れる事が出来る。
しかし、メリッサのように軍に入隊する者も少なからずいるが、その者達は殆どが阿頼耶識手術や人体改造を受けている。



V.M.C

概要
『Variant,Metal,Cell』の略した新素材。日本のナノマシン科学に於ける重要素材の一つであり、使用者の脳から発せられる微弱な電磁波に反応を示し、使用者の意のままに操る事が出来る。《スレイブ》の外装材として主に使用されており、KARMAの防衛システムにもその技術が応用されているが、Dカーボンなどに比較すると、強度面に少し難がある。



X−G,S

概要
『Xeno-Gel,Solid』を略したもう一つの新素材。先述のV.M.Cに高い化学反応を示し、V.M.C最大の弱点とも言える『強度』の補完に一役買っており、液状物質からヌープ硬度20000幅で瞬間的に変化する性質を利用し、液体金属『Xeno-Metal,Cluster』通称X−M,Cの開発へと繋がる。新兵器の優秀な素材として着目されつつあるが、日本の科学力を以ってしても尚、実用段階には至っていない。

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