ダーク・ファンタジー小説

Re: I live with ヴぁんぱいあ。 ( No.9 )

日時: 2015/04/25 13:25
名前: はるた





 Prologue



 真っ黒な闇の中でも映えるその「赤」は何とも言えない悲惨な光景を物語っていた。
 真昼のはずなのに、どうしてこんなに真っ暗なのだろう……。
不思議に思いつつも、私の声は震えていて、上手くそう伝えられなかった。

 子供のように涙をボロボロこぼしながら泣く私は、あの日……火事で突然家族を失った時の私の残像のようで。
自分の犯してしまった過ちを、また思い出していた。 


 好きだよ……鉋。大好きだよ。

 もう君には伝わらない、そう分かっていたとしても
私はそう心の中で叫び続けることしかできない。
 だから、さようなら。







 私は彼を愛しぬく。
彼の心臓にくいを通す、その時まで―――

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