ダーク・ファンタジー小説

Re: I live with ヴぁんぱいあ。 ( No.81 )

日時: 2015/03/23 23:12
名前: はるた ◆OCYCrZW7pg

*参照600記念小説



遅くなりましたが参照記念をやりたいと思います。
今回は前から言っていた通り八朔をいじってみよう!!と思います。
何だかいじりがいがあるような……ぬふふっ。



【化け猫さんをイジってみた No,02】


「八朔ー!!起きてる」
「……うにゅ」


こたつの中で眠っていると、パラりと布団が持ち上がり外の空気が入ってきた。寒い、寒い。
仲を覗いていたのはゆたかのようだ。

こたつの布団を奪い返し、すぐにまたこたつの中に立てこもる。
こんな寒い中、普通にそこになんかいられない。
こたつの中はなんて幸せなんだろう……。八朔はつくづく思った。

「こらっ。電気代がもったいないでしょ」
「……うぅ」

こたつの電源が切られ、やむなく八朔はこたつの中から出てきた。
そこにあったのは、にっこりと奇妙な笑顔を作るゆたかの姿。八朔はすぐに感づいた、何かやばい……ここにいると不幸なことが舞い降りてくる。

八朔は逃げるように部屋から出ようと忍び足で歩く。
そんな八朔の手をぎゅっと掴んで、ゆたかは言った。

「買い物行くぞ!!」

八朔は大きなため息をつきながら笑って見せる。
正直行きたくないなんて、死んでも言えない。






***


ゆたかに連れてこられたのは小さなスーパーマーケットだった。入ってすぐには果物や野菜、しばらく歩くとティッシュやトイレットペーパーなどの生活必需品が並んであった。
ゆたかの表情は見る見るうちに緩んでいき、こういう場所が大好きだということが分かる。

「ゆたかー、何買うの?」
「ん。そうだね、今日の夜ご飯の肉じゃがの材料とか……鉋から買っておいてって言われたチョコとかかな」
「ふーん……。ってかさ、ゆたかって出回ってもいいの?探されてるんでしょ、警察に」
「え、あ……」

ゆたかの表情が、また見る見るうちに変わっていく。

「大丈夫だよ。警察なんて、そんなすぐに行方不明者を見つけられないもん。安心して、鉋と契約を交わした限り、私は鉋と八朔の味方だよ。……まぁ、八朔も共犯者になるんだけどね」

無理矢理笑ったように見えるゆたかの笑顔に八朔は少し悲しかった。逃げ出してきた、自分の家から。そんなのまだ若い女の子だというのに。きっと事情があったんだろうに。

聞きたいという欲が理性によって抑えられる。




「ねぇ、ゆたか。キャットフード買って!!」
「え。なんで?」


猫なら、見るとやっぱり欲しくなるキャットフード。
持ってきたそれを見せると、ゆたかは頭にハテナを出した。
なんでって、なんで?


「だって俺、猫だよ。キャットフード食べるよ」
「八朔は人間の食べ物食べれるでしょ。無駄なものは買わない」
「えー!!」
「……駄目です。絶対」

ゆたかはそう言って持ってきたキャットフードを棚に返しに行った。
八朔はそんな豊をただ茫然と見つめていた。

「……ちぃ」

小さな舌打ちをしながら。


***




ゆたかが家から帰ってきたふと息をついていると、何やら変な音がたっていた。
気になって見に行くと、家中の電気製品の起動の音が鳴っていた。

ぷるぷると体が震える。





「八朔ぅぅうぅぅっ!!」





ゆたかのイライラがマックスになっていた。



***


「なぁ、何これ」

その日の夕方、鉋が冷蔵庫を開けると八朔が中に入っていたとさ。
凍えながら……。


おしまい。





***

イジリ度:普通(というかもうイジメ)
教訓:猫を冷蔵庫に突っ込んではいけません(八朔論)

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