二次創作小説(紙ほか)

【ポケモン】ヒビキたちの物語 *12000参照感謝!!
日時: 2017/09/24 10:04
名前: ゆーい
参照: *コメント返信については、お客様のコメント返信欄に返信しています。

お知らせ>>438
天乃ちゃんに返信>>352

12000参照ありがとうございます!!!これからもどうかよろしくお願いします!!

クリックありがとうございます!!いつも見てくださってる方、初めて来た方、感謝感謝です!!
*作者は読者様を神だと思っております。

―この小説は、「みんなの人生を応援する!」というアホな作者が発想したものからできました。

では改めまして……
皆さんおはこんばんにちは!ゆーいです!! 作者プロフィール→下のURL
この話が初投稿で、私の第1作目です!ですが、駄作です(・ω・`)
見てくれる優しい心の持ち主さんが沢山いるので、頑張って書くことが出来ています。
完結したら全て修正するつもりです。色々話の中でおかしいなって思う部分もあるかもしれませんが、
この話が完結するまでお付き合いよろしくお願いします!


† 項目一覧 †
Attentionー注意書き
Goalー目標
Self-introductionー自己紹介
Noticeーお知らせ
Reference breakthrough Dateー参照突破日
Writing start dateー執筆開始日
Writing end dateー執筆終了日
Recommended novelーおすすめ小説
About updateー更新日程
Guestーお客様
Comments Replyーコメント返信
Table of contentー目次


∬――Attention――∬
♯小説の投稿については、更新日程をお読みください。
♯スマホじゃなくてPC、WiiU、iPad向けに書いてあります。スマホでも読めなくもないですが、
 文が読みにくいと思いますので、PCやWiiU、iPadで読むことをおすすめします!!
♯本編は繋がっていますが、一編一編ずつでも読むことができます!
 ですが、今時間あるーっていう人は最初から見ることをおすすめします!!
♯原作とは違う部分がたくさんあります。私設定な部分もあるのでご注意ください。


∬――Goal――∬
1.コメント貰えるように頑張ろうと思うよ!
2.皆から読まれるような話を書けるようにするよ
3.1話に1000文字以上は書きたい…か・き・た・い
4.次目標はちゃんと完結できるようにすることです!


∬――Self-introduction――∬
−ゆーい−
名前:ゆーい(別サイトではAlice、ありすで活動しています)
一言:頑張って投稿していきます!応援よろしくお願いします!!どうか感想コメくださいな!
役割:イラスト以外のすべて
−此花−
名前:此花(Aliceから変更しました)
一言:これからよろしく御願い致します!!
役割:挿絵・記念絵係


∬――Notice――∬
《2016年版》
†4月〜5月   【>>233 >>327
†6月〜7月   【>>334 >>389
†8月〜9月   【>>409
†10月〜11月 【>>418
†12月     【>>429

《2017年版》
†1月〜2月   【>>431
†7月〜8月   【>>439
†9月〜10月  【>>441

《2018年版》
†3月〜4月   【まだです】
†5月〜6月   【まだです】
†7月〜8月   【まだです】
†9月〜10月  【まだです】
†11月〜12月 【まだです】


∬――Reference breakthrough Date――∬ 100参照ずつはこちら【>>276 >>437
●2015/11/21 1000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/01/17 2000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/03/14 3000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/05/08 4000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/06/19 5000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/08/14 6000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/10/14 7000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/12/08 8000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/01/04 9000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/02/09 10000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/??/?? 11000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/08/24 12000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!

∬――About update――∬
受験勉強モードに入りますので、更新は受験後だと思います。


∬――Guest――∬
○天乃 さん 「初めてコメントくれてありがとう!!天乃ちゃんにやる気をもらったよ!!」
○雪 さん 「いつもコメントありがとう!!雪ちゃんのコメントにはいつも笑わせてもらってるよ!」
○シロマルJr.さん 「いつもコメントありがとう!!またシロマルさんの小説にも行かせてもらうね!」
○そぴあ さん 「雑談掲示板でお世話になってます!!そぴあさんの発言最高に良い!!」
○ヒトミ さん 「コメントありがとう!!ヒトミの小説面白くて好きだよ!お互い頑張ろうね!!」
○冬夜 さん 「コメントありがとう!!コトネちゃんの登場数が多くなるように頑張るよ!」
○コデマリさん 「コメントありがとう!!凄いって言ってもらえて嬉しいよ…!私感激…」
○クリーミィさん 「コメントありがとう!!ヒビキとコトネちゃんの関係を楽しみにしててね!」
○榊115さん 「ジバコイルゲスト出演しました!【>>263】 コメントありがとうございました!!」
○山内さん 「コメントありがとうございます!Aliceは無事です!!安心してください!!」
○まりさん 「コメントありがとうございます!!コトネちゃん可愛いよね!わかる!!」
○霧霊さん 「コメントありがとうございます!!ポケモンは馴染み深いので大好きです!」
○いつも見てくれる読者様方 「いつも見てくださって本当にありがとうございます!感謝してます!」
○ルイージさん 「コメントありがとうございます!!オリキャラ待ってます〜!ありがとうございます♪」


∬――Comments Reply――∬ 【>>351-363
○天乃ちゃん                       【>>351 >>352
○雪ちゃん                        【>>353
○シロマルさん                      【>>354
○そぴあさん                       【>>355
○ヒトミ                         【>>356
○冬夜くん                        【>>357
○クリーミィ                       【>>359
○コデマリさん、榊115さん、
              山内さん、まりさん、霧霊さん 【>>363
○ルイージさん                      【>>434


∬――Table of content――∬
普通の目次 【>>371
本編だけを一話ずつ見たい方用 【>>278-283


∬――URL――∬ *URLの部分に貼り付けてお使いください

*作者プロフィール
www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
*雑談
www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=19937
*相談
www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=427
*イラスト
www.pixiv.net/member_illust.php?tag=HGSS
*カキコイラスト
www.kakiko.info/upload_bbs2/index.php?mode=article&id=131&page=1
*ブログ
arialice.hatenablog.com/
*青い鳥
@arialice2490

別ウィンドウで出したい方用 【>>0

↓以下、試した結果文字化けしなかった記号一覧
TUVWXYZ[\]
@ABCDEFGHIJKLMNOPQRS
~順合紫括ba`go


∬――Recommended novel――∬
★ポケットモンスターXY 〜灼熱の炎〜  作者、雪 さん
★マリオとマジカル*マスターズ    作者、シロマルJr.さん


Writing start date 2015/01/20
Writing end date

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78



Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.33 )
日時: 2016/02/07 10:18
名前: ゆーい

前回→>>32


21話:誘え

「…………………」

先ほどの大ハプニングから約20分くらいが経過しただろうか…
俺、コトネ、シルバーはずっと黙っている。あぁー…つらいわー…
もしかしたらコトネにとっては大したことじゃないかもしれない。
が、俺にとってはものすごく恥ずかしい出来事だったのだ。死ぬほどな…
あのとき…滑って転んだ時は心の中で、ああ死んだな俺。もう一生お婿にいけないと思った。
コトネも俺に心の奥の底から呆れているだろう。

「あのさ、ヒビキくん…」

あ、これ絶対なんか言われるタイプのやつだ。

「さっきのこと、全然気にしてないからね…? あ、安心していいよ?」

さっきのコトネの様子からして安心できません。

「ヒビキ、俺も気にしてない。安心してお婿にいけるぞ」

ちっ…お前は俺の気持ちわかってないだろ…この屈辱的な気持ちを。

「はぁああああああああ……」

二人がびっくりしたように肩をビクッとさせた。
俺は目撃したぞシルバー、お前の口が少しばかりにやけたのを…!! 許さんシルバー

「はー、シルバー、ヒビキくんは出たか? …って、ん?どうしたんだ?」

あなたにはわからないでしょうねぇ!!
そうですよ、こんな状況に入ったら誰だってそうなりますよ!

「え、えっと…! 実は、レッドさんとシルバーに話したいことが…」

「話したいことってなんだ? コトネちゃん」

なんだ、コトネ。なんか言うのか?

「実は、今日電話がかかってきて…明後日に私たちを招待したいとか…」

「へー、いいよ。俺、別に暇だし」

「俺も用事ないし行く」

即座に答えたな。てゆーか、コトネと行きたいだけかもしれない。

プルルル プルルル

「…なんだ? 電話…?」

「ヒビキ、出ない方がいいと思うんだが」

そんなこと言われたってなぁ…気になるし。

カチャ

「はい、もしもーし」

…ツー……ツー……ツー……ツー……ツー…
……アア、デデクレタンダネ、ウレシイナ。アサッテキミタチノモトニイクカラタノシミニシテテネ

ガチャン!

「どっ…どうしたんだよヒビキ! いきなり切って!」

「ヒビキくん…どうしたの? なにがあっ…」

「ハァッ…ハァッ…なんでっ…しゃべって…!」

「しゃべって…? どういうこと? ヒビキくん」


「……切れてたのに……!」



続く


あとがき

えーと、半角カタカナのところは

……ああ、出てくれたんだね、うれしいな。明後日君たちのもとに行くから
楽しみにしててね。

って言ってます。あそこの場面読みにくいと思うんで、ここ読めばわかると
思います…。次回もよろしくお願いします。


次回→>>34

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.34 )
日時: 2016/02/07 10:19
名前: ゆーい

前回→>>33


22話:圏外

なんの電話だったのかわからないままあっという間に二日が経った。
俺はもう精神的にヤバかったが、なんとか正常な意識を保った。
ただ正常な意識を保つのが精一杯だったため、ずっと喋れなく黙っていた。怖かった。
まだ精神がきつい状態だから招待された場所へ行くのが嫌だった。
誰だってこんな状態で行くのは嫌だろう。でも、もう迎えが来てしまっている。

「おはよう! 君と会うのを楽しみにしていたよ。なんせリーグチャンピオンだからね。
 まぁヒビキくんが有名なのは知っていたよ」

だから知らない人に会うのは嫌なんだ。別に母さんはとうぶんの間帰って来ないからいいんだけど…
旅にも出てるし俺の母さんが今居たとしても心配しないだろう。…それはそれで寂しいけどな。

「ヒビキくん、調子はどう? みんなで旅行なんて随分行ってなかったから私凄く楽しみ!
 …気分悪かったら言ってね。一昨日はあんなことがあったしさ」

コトネはきっとわかっている。俺の気分があまりノッていないことを。
だからそんなことを言うのだろう。

「大丈夫? ヒビキくん。…あんまり無理しない方がいいと思う」

今日のレッドさんは他の人がいるから大人しくて無口気味なのだと俺は思う。
そういえばシルバーは…? あ、居た。思い出した、トイレに行ってたんだった。

「遅れてごめん。そろそろ出発の時刻か?」

「そうだよ。いやー、人数が多くていいね。テンション上がるよ。こんなに多いと
 修学旅行に行くときみたいだね。ハハハッ」

修学旅行って…おじさんはポケモントレーナーじゃないんだ…学生育ち?

「じゃあ出発するよーちゃんと車に乗ってねー」

結構大きな車だ。俺たちは言われた通りちゃんと、車に乗った。

「スピードが速くなったり遅くなったりするかもしれないけどそこら辺は許してねー」

その言葉と共に発車する。スピードは…速めみたいだ。

―――・・・あれからどんくらい走ったのかな。今、山のなかをガタゴト走っているが、
『山のなか』を走っているので、自分達が現在どこら辺にいるかよくわからない。
着く気配も全くないし…てゆーかどこに行くのかさえわからない。

キキー!!

「うわぁ! な、なんだ!?」

いきなり車が止まり、心臓がバクバクしていた。

「ど、どうしたんですか? 故障とか何か…」

「…少し迷ったみたいだね。近道しようと思ったら間違った道を通っちゃったみたい。
 どうしようか…連絡するにも僕携帯持ってないしなー」

「…携帯なら俺、持ってますよ?ジュンサーさんに連絡、とってみましょうか?」

「……!! お…おぉ!! さすがリーグチャンピオン! 役にたつもの持ってるね!
 よし、かけよう、今すぐ連絡しよう」

「はい、ちょっと待っててください。…あ、あれ? おかしいな」

「ま、まさかヒビキ…圏外じゃないのか…?」

「…あぁ…圏外だ」
「え…圏外…!? 嘘でしょ…そんな…」

こういう展開はホラーゲームでよくある。道に迷って、助けを呼ぼうと電話をかけようとした。
でも圏外だった…これは安定の圏外といえるだろう。

「どうにかして、この山を抜けよう」

レッドさん……

「ん…? 誰か人がいるね。ちょっと待っててくれないかな」

おじさんはそう言うと車から出た。確かに外に誰か人が居た。
…でもおかしくないか? 何でこんな山に人がいるんだよ。

少し経つとおじさんは帰ってきた。

「…みんな! 近くに旅館があるらしいんだ! あの人は旅館の女の人だったよ!」

「本当ですか!?やったぁ…ここで死ななくてもいいんだね…」

コトネ、それ言っちゃいけない。

「それじゃあ行こう! これで少しの間は泊まっていられるね!」

俺たちは外に出て、旅館の女将さん(なのか…?)が言う旅館ヘと向かった。



続く


あとがき

随分遅れた投稿でしたが、どうでしたか?
今回からホラー編の『恐怖の旅館』シリーズ(っていうのかな?)です。
この話はちょっと話の合う知り合いと考えたものです。
それでは!!


次回→>>36

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.36 )
日時: 2016/02/07 10:20
名前: ゆーい

前回→>>34


23話:旅館

山の中を歩いていくと女将さんと思われる女性が言っていた旅館が見えた。

「ここが言ってた旅館か。なんか古く感じ…歴史を感じるな」

シルバーが言っちゃダメなことを言いかけた気がするけど、気にしないでおこう。

「ありがとうございます。部屋はどんな風に使えば…」

「普通に空き部屋を使っていただいて構いませんよ。こんな旅館来る方も少ないですから。
 あ…空き部屋がたくさんあるからといっても分からないですよね。
 で、ではついて来てください。」

言われたので俺たちはついて行くことにした。旅館の中を見渡すかぎり、
百年は経っているだろう。シルバーの言った通り歴史を感じさせられるところだ。

「ここの辺りの部屋をお使いください。
 女将は私以外にも結構いるので不満や意見があったら申しつけください。
 質問も勿論お伺いいたします。それでは部屋を決めてごゆっくりお過ごしください。」

そう言うとニッコリして階段を下りて行った。

「僕は端の部屋を使うことにする。君たちも自由にするといいよ。みんなで使うのもありだし、
 一人一人部屋割りして使うのもありだと思う。心配なことがあったら僕に言いに来てね。
 それじゃあ」

おじさんも自分の部屋に行った。俺たちの自由にしろって言われてもなー…
それぞれ意見が違うじゃないか。だったら一人一人部屋割りした方が…

「どうしようか。あのおじさんも行っちゃったし。これは自分たちで決めるしかないみたい」

「コトネは…どこの部屋がいい?」

「…一人じゃなかったらどこでもいい」

「じゃ、じゃあコトネ!!お、俺と一緒の部屋に…」

「待てシルバー、一緒の部屋にするなら俺も入れろ」

「二人とも待てぃ!! コトネ、誰と一緒の部屋になりたいんだ?」

「ヒビキくんがいい」

…俺の理性が飛びそうになった。まずいまずい。
二人を見ると俺の方をじろりと見つめ返してきた。恐い。

「おい…ヒビキくん。いいか…何も手ぇ出すなよ」

「変なことされたら遠慮なく声上げろよコトネ。すぐに助けにいk」

「何も変なことしないから!! 絶対しないから!! 断固拒否するから!!」

勘違いされては困る。俺は別にコトネに変なことはしないし、悪いこともしない。
しかし、それも全てコトネの行動にもよる。コトネが誘惑して来たらそれで俺、コトネ襲うし。
コトネにかかってるからもし襲ったらコトネを恨んでくれ。

「じゃあ俺たち二人は別れようか。俺は105号室行く」

「俺、106号室行く」

「俺たちは107号室に行くよ。それじゃ、またあとで」

俺たちは別れて自分の決めた部屋に行った。ドアを開けると少し寒かったが、我慢して入った。

「なんか…まだ冬じゃないのに少し肌寒いね」

「そうだな、山の中にあるから寒く感じるのかもな。えーと、エアコンは…」

寒さのこととかも考えながらエアコンを探す。

「…あれ? エアコンが見当たらないな。リモコンらしきものも無いし」

「もしかしたらエアコン自体ないんじゃないかな。節電のためありませーんみたいな」

「そうなのか? …確かにそれもあり得そうだな。しょうがない、寒さは服で凌ぐか」

コトネががっかりした表情をする。コトネは冷え性だしな、寒さが嫌いなのもそのせいだろう。
俺だって寒さは嫌いだが暑さよりは好きだ。

「あ、そういえばヒビキくん。ここの旅館には色々な部屋があるみたいだよ。
 またあとで行ってみようよ。時間もたっぷりあるし」

「へぇ、そうなんだ。図書室とかもあるのか?」

「うーん、本がしまわれている部屋はあるって聞いたけど図書室があるとは聞いてないなー。
 あとで女将さんに質問してみようか」

図書室とかあればこの旅館に関する資料があると思ったんだけどな。
書庫もあればいいんだが…

コンコン

「ん?なんだろ。はーい」

「あ、こんにちは。この階に泊まっている人ですか?」

「は、はい。そうですけど…なんか御用でしょうか」

「こんな山奥に来たならなんか意味があるんじゃないかと思ったんですがそうみたいですね。
 …申し遅れました、私はイツキ。この旅館に長い間泊まっている者です。
 私はこの階の108号室に泊まっています。以後よろしくお願いします」

レッドさんよりも低くてシルバーより少し高いくらいの身長だ。年齢は18歳くらいだろうか。
まず俺たちよりも年上ということはわかる。あとは…キリッとした目にスラッとしている
体つきだろうか。頭に残りそうな印象的な顔もしている。

「えっ、えっと…なんかの雑誌のモデルさんでしょうか…」

コトネがへんてこりんなことを言い出す。何言ってんだかと思ったが、モデルに見えなくもない。
顔、体格からして見たのだろう。

「いいえ、普通の…いや、少し変わってる人ですよ。モデルなんかじゃありませんよ」

「キ、キレイな人だからてっきりモデルさんかと思っちゃいました…へー…すごい」

何に感心しているのかよくわからない。でもなんかいい人そうだし、仲良くなれそうだ。



続く


あとがき

なんか書き方を工夫してみたけど、どうでしょうか。見やすかったらなによりです。
今回、新キャラが登場しました。「イツキ」さんですね。私の想像絵としては
見た目がイブキさんっぽいイメージです。キリッとしててお姉さんぽい人好きです。
でもイブキさんの場合はツンデレ気味なんで論外です。全国のイブキファンの皆さん
誠に申し訳ございません。イツキさんについてはこれから明らかになってきます。

今回はこの辺で失礼します。ではでは!!


次回→>>37

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.37 )
日時: 2016/02/07 10:20
名前: ゆーい

前回→>>36


24話:鍵 前編

図書室があってほしい。それが今の一番の願いだ。
なんとなく都市伝説とかの本を見たいし、それにこの旅館だって気になっていた。
なぜこんな山奥に旅館を建てたのか、どういう歴史をもっているのか、客はどのくらい来るのか…
気になる。女将さんにでも聞いてみようかな。きっと何か答えるはずだ。

「なぁ、コトネ」

「ん? なぁに、ヒビキくん」

「あのさ、さっきの…イツキさん。話しててどうだった?」

「うーんとね、簡単に…率直に言ったら、とっても大人びてたかな。でも、なんで?」

「…途中からいなくなって外で話してたから気になった」

「そっかー…ヒビキくんのこと話したら変なこと言われちゃって焦ったよ」

その言葉と共に、ほんのりと頬っぺたを桃色に染めた。コトネが見せた表情に俺はドキッとした。
反則だ…その表情…

「純粋な心って大切だから大事にしなさいとか言われたんだけどね。
 ちょっぴり恥ずかしくなっちゃってさー。なんとか言ったんだけどニヤニヤされちゃって…」

「…別に俺たち特別な関係じゃないしな。あ、幼馴染っていう特別な関係だったか」

いじわるっぽく言ってみた。なんとなくコトネがどういう反応をするのか気になったし。

「え…あ、うん!! そうだよね、別にそう恋人とかいう関係じゃないもんね!!」

…意外な反応だった。もっとはっきり言うのかと思った。
でも、少しコトネが余裕なさそうに見えたのは気のせいだろうか。もしや、残念がってる…?

「ヒビキくん、もしかして…」

「…いっ、いや別に深い意味はないからな!?」

「…好きな人がいるからって人に押し付けないの!」

「…は?」

何言ってんだこいつ。とうとう気がおかしくなったのか?

「大丈夫だって! 好きな人がいるなら私が応援してあげるから!」

「まっ、待て待てっ! 好きな奴とかいないから。勘違いすんなよ!」

「…あ、そっか…なんか勝手に思っちゃってごめんね」

コトネが、しゅん…と肩をだるっとし、落ち込む。言い過ぎたか…?

「ご、ごめん。言い過ぎた」

「…一緒に女将さんに聞きに行こう?」

女将さんに聞きに…? 何を?

「…図書室に行きたいんでしょ? 聞きに行こうよっ、ほら!」

「あぁ、うん」

なんだ、図書室のことか。あれば最高なんだけど無かったら悲しいな…

「それじゃあ行こ」

コトネが立ち上がる。俺もそれに釣られて立ち上がった。そして手を引っ張られて
ついて行く。昔もこんなんだったな…と過去を思い出す。…懐かしい。
あの頃に戻りたくなる。

「女将さーん。この旅館に…その、図書室ってありますか?」

食卓にちょうど別の女将さんがいたので話しかける。すると女将さんは、

「んー、図書室…ですか。辞書とか置いてある書庫ならありますけど…」

「書庫かぁ…じゃあ、あのー書庫ってどこにありますか? 図書室がないなら書庫でも全然、
 オッケーなんで…お願いします」

「ではご案内いたします。こちらへどうぞ」

女将さんが案内してくれるみたいだ。図書室じゃないのにガクッと肩を落とすが、
書庫でも役には立つ。とりあえず、見てみる価値はあるかな…



後編に続く


後編→>>38

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.38 )
日時: 2016/02/07 10:40
名前: ゆーい

前編→>>37


24話:鍵 後編

───・・・

「ここです、お入りください」

「ありがとうございました。って暗っ! うわっ、痛っ」

「大丈夫か、コトネ!」

「ぶつけちゃった…ちょっと…暗くて見えない…あ、明かりは…?」

確かに真っ暗といってもいいくらいに暗い。

「す、すみません! 随分と長い間使っていなかったものでしてっ…
 真っ暗なのを忘れていました!!」

長い間って…どれくらい入ってないんだろ。
疑問に思っていると、ボウッとランタンの明かりがついた。

「これでもまだ暗いと思いますけど…専用の電気がないんで我慢してくださいね」

「へー…、あ、すみません! ありがとうございます」

お礼を言うと「いえいえ」と言ってドアをカチャッと閉め戻っていった。

「さーて、探すとしよう。コトネはどうする? ここにいる?」

「…一人でいるのは怖いからここにいる」

コトネを抱きしめたい気持ちでいっぱいになるが、ぐぅっと抑える。
今ここで抱きしめたら怖がられちゃうもんな。自然に笑みがこぼれてしまった。

「ヒビキくん、嬉しいことでもあったの?」

きょとっと見つめてくるが別に何もないよと言って誤魔化した。
本当はコトネと二人きりでいられるのが嬉しかったからなんだけどな。
それは心の奥に置いておく。

「この書斎漁ってみる? 面白そうなものいっぱいあるし!」

「俺も本来はそのつもりでいたから。じゃあさっさと探そう」




───…結構時間も経ったのだろう。俺とコトネはこの旅館に関する記事や本を
見つけ出そうと頑張っていた。でも出てくるのは古い辞書とか本とかしか出てこない。
俺ら2人も飽き始め、眠くなっていた。そしてコトネは、

「ヒビキくん。私もう眠くなってきちゃった。ふわぁあ…少し休んでてもいい?」

そりゃ、疲れるよな。俺はコトネに無理させてたのかもしれない。

「いいよ、休んでても。でも見つけたら起こすから」

「うん…そ…だ…ね…おこし…てね……スゥ…スゥ…」

「…寝るの早いな。ここ毛布とかないのか?あればかけてやりたいんだけどな」

ここの書庫は寒かった。長袖を着ているからいいものの、半袖だったら寒いだろう。

「俺ももう少ししたら片づけよ」

呟きながらパラパラと本のページを捲る。色々なことが書いてあった。

「ふーん。…あ、これ」

俺が声を思わず出したページにはこんなことが書いてあった。


1855年3月6日、山の奥に旅館が作られた。大工によると、木製で作られており、
最新の設備も備わっているようだ。損をしないつくりにしたのだという。
私から見渡しても綺麗だし、火事さえ起きなければ一生綺麗なままで残るだろう。
これからの日常が楽しみになってくる。


「こっ、この旅館150年以上も前に作られてんのか!めちゃくちゃ古いな。
 えーと、他には…?」


1900年、父が死んだ。この本、日記を大切に持っていてくれと言われたものだから
書くのもいいだろう。捨ててもだめだし、まだページも残っている。
あと俺も何年生きていられるかわからない。でもこの日記は次の息子に託そう。
息子は綺麗好きだからこの日記を大切にとっていてくれるはずだ。


「1900年か…長生きはしたのかもしれないな」


1965年、父さんが死んだ。僕の父さんは長生きしたと思う。
この日記を大切にとっておいてくれって言ってたから父さんの形見として残しておくことにしよう。


「1965年…ん? なんだこれ。鍵…?」

そこには挟まれるような感じで鍵が入っていた。不思議な形の鍵だった。

「なんか説明無いのか…!?」


俺はもうすぐ死ぬんだな。あぁ、長い人生だった…
隠し扉の鍵を残しておかなければ。そうだ、日記に挟もう。
この日記を見つけた誰かがわかるように…


「隠し扉…!? この書庫にあるっていうのか…!?」

…本棚の裏とかに隠れてそうだな。動かしてみるか?

そのときかちゃりと音がした。何の音か確かめるため、ドアに近づく。

「何の音だったんだ…? ってん? か、鍵が…開かない!?」

なんてこった。さっきの音は鍵を閉める音だったのか!? 迂闊だった…
もっと早くに気づいていれば…

この鍵でどうにかならないか?

そんな考えが脳裏を過る。無理に決まってるじゃないか。この鍵は隠し部屋の鍵なんだぞ。
…でももしかしたら…

「試してみるか」

この書庫は中に鍵穴がある。入れてみよう。

…カチャリ

開いた。奇跡なのかこれ。
俺はコトネをおぶって、書庫を出た。古びた日記と不思議な鍵を持って。



続く


あとがき

本当は前編と後編に分けようと考えましたがやめました。…嘘です、分けました。
このホラー編、吊り橋効果がたくさん出てきます。あと…、2人っきりという展開もたくさんあります。
いやー、だんだんと旅館の秘密が明らかになっていきますね。このホラー編が
終わったら完結…もあり得なくもない話です。完結、したとしたらですがね。
そろそろグッバイのお時間ですね!また次回!


次回→>>39

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