二次創作小説(紙ほか)

【ポケモン】ヒビキたちの物語 *13000参照感謝!!
日時: 2018/01/01 08:46
名前: ゆーい
参照: *コメント返信については、お客様のコメント返信欄に返信しています。

クリーミィに返信>>359

13000参照ありがとうございます!!!
あけましておめでとうございます!今年もよろしくお願いします!!

クリックありがとうございます!!いつも見てくださってる方、初めて来た方、感謝感謝です!!
*作者は読者様を神だと思っております。

―この小説は、「みんなの人生を応援する!」というアホな作者が発想したものからできました。

では改めまして……
皆さんおはこんばんにちは!ゆーいです!! 作者プロフィール→下のURL
この話が初投稿で、私の第1作目です!ですが、駄作です(・ω・`)
見てくれる優しい心の持ち主さんが沢山いるので、頑張って書くことが出来ています。
完結したら全て修正するつもりです。色々話の中でおかしいなって思う部分もあるかもしれませんが、
この話が完結するまでお付き合いよろしくお願いします!


† 項目一覧 †
Attentionー注意書き
Goalー目標
Self-introductionー自己紹介
Noticeーお知らせ
Reference breakthrough Dateー参照突破日
Writing start dateー執筆開始日
Writing end dateー執筆終了日
Recommended novelーおすすめ小説
About updateー更新日程
Guestーお客様
Comments Replyーコメント返信
Table of contentー目次


∬――Attention――∬
♯小説の投稿については、更新日程をお読みください。
♯スマホじゃなくてPC、WiiU、iPad向けに書いてあります。スマホでも読めなくもないですが、
 文が読みにくいと思いますので、PCやWiiU、iPadで読むことをおすすめします!!
♯本編は繋がっていますが、一編一編ずつでも読むことができます!
 ですが、今時間あるーっていう人は最初から見ることをおすすめします!!
♯原作とは違う部分がたくさんあります。私設定な部分もあるのでご注意ください。


∬――Goal――∬
1.コメント貰えるように頑張ろうと思うよ!
2.皆から読まれるような話を書けるようにするよ
3.1話に1000文字以上は書きたい…か・き・た・い
4.次目標はちゃんと完結できるようにすることです!


∬――Self-introduction――∬
−ゆーい−
名前:ゆーい(別サイトではAlice、ありすで活動しています)
一言:頑張って投稿していきます!応援よろしくお願いします!!どうか感想コメくださいな!
役割:イラスト以外のすべて
−此花−
名前:此花(Aliceから変更しました)
一言:これからよろしく御願い致します!!
役割:挿絵・記念絵係


∬――Notice――∬
《2016年版》
†4月〜5月   【>>233 >>327
†6月〜7月   【>>334 >>389
†8月〜9月   【>>409
†10月〜11月 【>>418
†12月     【>>429

《2017年版》
†1月〜2月   【>>431
†7月〜8月   【>>439
†9月〜10月  【>>441
†12月    【>>443

《2018年版》
†1月〜2月   【>>444
†3月〜4月   【まだです】
†5月〜6月   【まだです】
†7月〜8月   【まだです】
†9月〜10月  【まだです】
†11月〜12月 【まだです】


∬――Reference breakthrough Date――∬ 100参照ずつはこちら【>>276 >>437
●2015/11/21 1000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/01/17 2000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/03/14 3000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/05/08 4000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/06/19 5000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/08/14 6000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/10/14 7000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2016/12/08 8000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/01/04 9000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/02/09 10000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/??/?? 11000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/08/24 12000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!
●2017/??/?? 13000参照突破!!ありがとうございます!閲覧 thank you !!

∬――About update――∬
受験勉強モードに入りますので、更新は受験後だと思います。


∬――Guest――∬
○天乃 さん 「初めてコメントくれてありがとう!!天乃ちゃんにやる気をもらったよ!!」
○雪 さん 「いつもコメントありがとう!!雪ちゃんのコメントにはいつも笑わせてもらってるよ!」
○シロマルJr.さん 「いつもコメントありがとう!!またシロマルさんの小説にも行かせてもらうね!」
○そぴあ さん 「雑談掲示板でお世話になってます!!そぴあさんの発言最高に良い!!」
○ヒトミ さん 「コメントありがとう!!ヒトミの小説面白くて好きだよ!お互い頑張ろうね!!」
○冬夜 さん 「コメントありがとう!!コトネちゃんの登場数が多くなるように頑張るよ!」
○コデマリさん 「コメントありがとう!!凄いって言ってもらえて嬉しいよ…!私感激…」
○クリーミィさん 「コメントありがとう!!ヒビキとコトネちゃんの関係を楽しみにしててね!」
○榊115さん 「ジバコイルゲスト出演しました!【>>263】 コメントありがとうございました!!」
○山内さん 「コメントありがとうございます!Aliceは無事です!!安心してください!!」
○まりさん 「コメントありがとうございます!!コトネちゃん可愛いよね!わかる!!」
○霧霊さん 「コメントありがとうございます!!ポケモンは馴染み深いので大好きです!」
○いつも見てくれる読者様方 「いつも見てくださって本当にありがとうございます!感謝してます!」
○ルイージさん 「コメントありがとうございます!!オリキャラ待ってます〜!ありがとうございます♪」


∬――Comments Reply――∬ 【>>351-363
○天乃ちゃん                       【>>351 >>352
○雪ちゃん                        【>>353
○シロマルさん                      【>>354
○そぴあさん                       【>>355
○ヒトミ                         【>>356
○冬夜くん                        【>>357
○クリーミィ                       【>>359
○コデマリさん、榊115さん、
              山内さん、まりさん、霧霊さん 【>>363
○ルイージさん                      【>>434


∬――Table of content――∬
普通の目次 【>>371
本編だけを一話ずつ見たい方用 【>>278-283


∬――URL――∬ *URLの部分に貼り付けてお使いください

*作者プロフィール
www.kakiko.info/profiles/index.cgi?mode=view&no=10940
*雑談
www.kakiko.info/bbs_talk/read.cgi?no=19937
*相談
www.kakiko.info/bbs2a/index.cgi?mode=view&no=427
*イラスト
www.pixiv.net/member_illust.php?tag=HGSS
*カキコイラスト
www.kakiko.info/upload_bbs2/index.php?mode=article&id=131&page=1
*ブログ
arialice.hatenablog.com/
*青い鳥
@arialice2490

別ウィンドウで出したい方用 【>>0

↓以下、試した結果文字化けしなかった記号一覧
TUVWXYZ[\]
@ABCDEFGHIJKLMNOPQRS
~順合紫括ba`go


∬――Recommended novel――∬
★ポケットモンスターXY 〜灼熱の炎〜  作者、雪 さん
★マリオとマジカル*マスターズ    作者、シロマルJr.さん


Writing start date 2015/01/20
Writing end date

Page:1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 38 39 40 41 42 43 44 45 46 47 48 49 50 51 52 53 54 55 56 57 58 59 60 61 62 63 64 65 66 67 68 69 70 71 72 73 74 75 76 77 78



Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.36 )
日時: 2016/02/07 10:20
名前: ゆーい

前回→>>34


23話:旅館

山の中を歩いていくと女将さんと思われる女性が言っていた旅館が見えた。

「ここが言ってた旅館か。なんか古く感じ…歴史を感じるな」

シルバーが言っちゃダメなことを言いかけた気がするけど、気にしないでおこう。

「ありがとうございます。部屋はどんな風に使えば…」

「普通に空き部屋を使っていただいて構いませんよ。こんな旅館来る方も少ないですから。
 あ…空き部屋がたくさんあるからといっても分からないですよね。
 で、ではついて来てください。」

言われたので俺たちはついて行くことにした。旅館の中を見渡すかぎり、
百年は経っているだろう。シルバーの言った通り歴史を感じさせられるところだ。

「ここの辺りの部屋をお使いください。
 女将は私以外にも結構いるので不満や意見があったら申しつけください。
 質問も勿論お伺いいたします。それでは部屋を決めてごゆっくりお過ごしください。」

そう言うとニッコリして階段を下りて行った。

「僕は端の部屋を使うことにする。君たちも自由にするといいよ。みんなで使うのもありだし、
 一人一人部屋割りして使うのもありだと思う。心配なことがあったら僕に言いに来てね。
 それじゃあ」

おじさんも自分の部屋に行った。俺たちの自由にしろって言われてもなー…
それぞれ意見が違うじゃないか。だったら一人一人部屋割りした方が…

「どうしようか。あのおじさんも行っちゃったし。これは自分たちで決めるしかないみたい」

「コトネは…どこの部屋がいい?」

「…一人じゃなかったらどこでもいい」

「じゃ、じゃあコトネ!!お、俺と一緒の部屋に…」

「待てシルバー、一緒の部屋にするなら俺も入れろ」

「二人とも待てぃ!! コトネ、誰と一緒の部屋になりたいんだ?」

「ヒビキくんがいい」

…俺の理性が飛びそうになった。まずいまずい。
二人を見ると俺の方をじろりと見つめ返してきた。恐い。

「おい…ヒビキくん。いいか…何も手ぇ出すなよ」

「変なことされたら遠慮なく声上げろよコトネ。すぐに助けにいk」

「何も変なことしないから!! 絶対しないから!! 断固拒否するから!!」

勘違いされては困る。俺は別にコトネに変なことはしないし、悪いこともしない。
しかし、それも全てコトネの行動にもよる。コトネが誘惑して来たらそれで俺、コトネ襲うし。
コトネにかかってるからもし襲ったらコトネを恨んでくれ。

「じゃあ俺たち二人は別れようか。俺は105号室行く」

「俺、106号室行く」

「俺たちは107号室に行くよ。それじゃ、またあとで」

俺たちは別れて自分の決めた部屋に行った。ドアを開けると少し寒かったが、我慢して入った。

「なんか…まだ冬じゃないのに少し肌寒いね」

「そうだな、山の中にあるから寒く感じるのかもな。えーと、エアコンは…」

寒さのこととかも考えながらエアコンを探す。

「…あれ? エアコンが見当たらないな。リモコンらしきものも無いし」

「もしかしたらエアコン自体ないんじゃないかな。節電のためありませーんみたいな」

「そうなのか? …確かにそれもあり得そうだな。しょうがない、寒さは服で凌ぐか」

コトネががっかりした表情をする。コトネは冷え性だしな、寒さが嫌いなのもそのせいだろう。
俺だって寒さは嫌いだが暑さよりは好きだ。

「あ、そういえばヒビキくん。ここの旅館には色々な部屋があるみたいだよ。
 またあとで行ってみようよ。時間もたっぷりあるし」

「へぇ、そうなんだ。図書室とかもあるのか?」

「うーん、本がしまわれている部屋はあるって聞いたけど図書室があるとは聞いてないなー。
 あとで女将さんに質問してみようか」

図書室とかあればこの旅館に関する資料があると思ったんだけどな。
書庫もあればいいんだが…

コンコン

「ん?なんだろ。はーい」

「あ、こんにちは。この階に泊まっている人ですか?」

「は、はい。そうですけど…なんか御用でしょうか」

「こんな山奥に来たならなんか意味があるんじゃないかと思ったんですがそうみたいですね。
 …申し遅れました、私はイツキ。この旅館に長い間泊まっている者です。
 私はこの階の108号室に泊まっています。以後よろしくお願いします」

レッドさんよりも低くてシルバーより少し高いくらいの身長だ。年齢は18歳くらいだろうか。
まず俺たちよりも年上ということはわかる。あとは…キリッとした目にスラッとしている
体つきだろうか。頭に残りそうな印象的な顔もしている。

「えっ、えっと…なんかの雑誌のモデルさんでしょうか…」

コトネがへんてこりんなことを言い出す。何言ってんだかと思ったが、モデルに見えなくもない。
顔、体格からして見たのだろう。

「いいえ、普通の…いや、少し変わってる人ですよ。モデルなんかじゃありませんよ」

「キ、キレイな人だからてっきりモデルさんかと思っちゃいました…へー…すごい」

何に感心しているのかよくわからない。でもなんかいい人そうだし、仲良くなれそうだ。



続く


あとがき

なんか書き方を工夫してみたけど、どうでしょうか。見やすかったらなによりです。
今回、新キャラが登場しました。「イツキ」さんですね。私の想像絵としては
見た目がイブキさんっぽいイメージです。キリッとしててお姉さんぽい人好きです。
でもイブキさんの場合はツンデレ気味なんで論外です。全国のイブキファンの皆さん
誠に申し訳ございません。イツキさんについてはこれから明らかになってきます。

今回はこの辺で失礼します。ではでは!!


次回→>>37

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.37 )
日時: 2016/02/07 10:20
名前: ゆーい

前回→>>36


24話:鍵 前編

図書室があってほしい。それが今の一番の願いだ。
なんとなく都市伝説とかの本を見たいし、それにこの旅館だって気になっていた。
なぜこんな山奥に旅館を建てたのか、どういう歴史をもっているのか、客はどのくらい来るのか…
気になる。女将さんにでも聞いてみようかな。きっと何か答えるはずだ。

「なぁ、コトネ」

「ん? なぁに、ヒビキくん」

「あのさ、さっきの…イツキさん。話しててどうだった?」

「うーんとね、簡単に…率直に言ったら、とっても大人びてたかな。でも、なんで?」

「…途中からいなくなって外で話してたから気になった」

「そっかー…ヒビキくんのこと話したら変なこと言われちゃって焦ったよ」

その言葉と共に、ほんのりと頬っぺたを桃色に染めた。コトネが見せた表情に俺はドキッとした。
反則だ…その表情…

「純粋な心って大切だから大事にしなさいとか言われたんだけどね。
 ちょっぴり恥ずかしくなっちゃってさー。なんとか言ったんだけどニヤニヤされちゃって…」

「…別に俺たち特別な関係じゃないしな。あ、幼馴染っていう特別な関係だったか」

いじわるっぽく言ってみた。なんとなくコトネがどういう反応をするのか気になったし。

「え…あ、うん!! そうだよね、別にそう恋人とかいう関係じゃないもんね!!」

…意外な反応だった。もっとはっきり言うのかと思った。
でも、少しコトネが余裕なさそうに見えたのは気のせいだろうか。もしや、残念がってる…?

「ヒビキくん、もしかして…」

「…いっ、いや別に深い意味はないからな!?」

「…好きな人がいるからって人に押し付けないの!」

「…は?」

何言ってんだこいつ。とうとう気がおかしくなったのか?

「大丈夫だって! 好きな人がいるなら私が応援してあげるから!」

「まっ、待て待てっ! 好きな奴とかいないから。勘違いすんなよ!」

「…あ、そっか…なんか勝手に思っちゃってごめんね」

コトネが、しゅん…と肩をだるっとし、落ち込む。言い過ぎたか…?

「ご、ごめん。言い過ぎた」

「…一緒に女将さんに聞きに行こう?」

女将さんに聞きに…? 何を?

「…図書室に行きたいんでしょ? 聞きに行こうよっ、ほら!」

「あぁ、うん」

なんだ、図書室のことか。あれば最高なんだけど無かったら悲しいな…

「それじゃあ行こ」

コトネが立ち上がる。俺もそれに釣られて立ち上がった。そして手を引っ張られて
ついて行く。昔もこんなんだったな…と過去を思い出す。…懐かしい。
あの頃に戻りたくなる。

「女将さーん。この旅館に…その、図書室ってありますか?」

食卓にちょうど別の女将さんがいたので話しかける。すると女将さんは、

「んー、図書室…ですか。辞書とか置いてある書庫ならありますけど…」

「書庫かぁ…じゃあ、あのー書庫ってどこにありますか? 図書室がないなら書庫でも全然、
 オッケーなんで…お願いします」

「ではご案内いたします。こちらへどうぞ」

女将さんが案内してくれるみたいだ。図書室じゃないのにガクッと肩を落とすが、
書庫でも役には立つ。とりあえず、見てみる価値はあるかな…



後編に続く


後編→>>38

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.38 )
日時: 2016/02/07 10:40
名前: ゆーい

前編→>>37


24話:鍵 後編

───・・・

「ここです、お入りください」

「ありがとうございました。って暗っ! うわっ、痛っ」

「大丈夫か、コトネ!」

「ぶつけちゃった…ちょっと…暗くて見えない…あ、明かりは…?」

確かに真っ暗といってもいいくらいに暗い。

「す、すみません! 随分と長い間使っていなかったものでしてっ…
 真っ暗なのを忘れていました!!」

長い間って…どれくらい入ってないんだろ。
疑問に思っていると、ボウッとランタンの明かりがついた。

「これでもまだ暗いと思いますけど…専用の電気がないんで我慢してくださいね」

「へー…、あ、すみません! ありがとうございます」

お礼を言うと「いえいえ」と言ってドアをカチャッと閉め戻っていった。

「さーて、探すとしよう。コトネはどうする? ここにいる?」

「…一人でいるのは怖いからここにいる」

コトネを抱きしめたい気持ちでいっぱいになるが、ぐぅっと抑える。
今ここで抱きしめたら怖がられちゃうもんな。自然に笑みがこぼれてしまった。

「ヒビキくん、嬉しいことでもあったの?」

きょとっと見つめてくるが別に何もないよと言って誤魔化した。
本当はコトネと二人きりでいられるのが嬉しかったからなんだけどな。
それは心の奥に置いておく。

「この書斎漁ってみる? 面白そうなものいっぱいあるし!」

「俺も本来はそのつもりでいたから。じゃあさっさと探そう」




───…結構時間も経ったのだろう。俺とコトネはこの旅館に関する記事や本を
見つけ出そうと頑張っていた。でも出てくるのは古い辞書とか本とかしか出てこない。
俺ら2人も飽き始め、眠くなっていた。そしてコトネは、

「ヒビキくん。私もう眠くなってきちゃった。ふわぁあ…少し休んでてもいい?」

そりゃ、疲れるよな。俺はコトネに無理させてたのかもしれない。

「いいよ、休んでても。でも見つけたら起こすから」

「うん…そ…だ…ね…おこし…てね……スゥ…スゥ…」

「…寝るの早いな。ここ毛布とかないのか?あればかけてやりたいんだけどな」

ここの書庫は寒かった。長袖を着ているからいいものの、半袖だったら寒いだろう。

「俺ももう少ししたら片づけよ」

呟きながらパラパラと本のページを捲る。色々なことが書いてあった。

「ふーん。…あ、これ」

俺が声を思わず出したページにはこんなことが書いてあった。


1855年3月6日、山の奥に旅館が作られた。大工によると、木製で作られており、
最新の設備も備わっているようだ。損をしないつくりにしたのだという。
私から見渡しても綺麗だし、火事さえ起きなければ一生綺麗なままで残るだろう。
これからの日常が楽しみになってくる。


「こっ、この旅館150年以上も前に作られてんのか!めちゃくちゃ古いな。
 えーと、他には…?」


1900年、父が死んだ。この本、日記を大切に持っていてくれと言われたものだから
書くのもいいだろう。捨ててもだめだし、まだページも残っている。
あと俺も何年生きていられるかわからない。でもこの日記は次の息子に託そう。
息子は綺麗好きだからこの日記を大切にとっていてくれるはずだ。


「1900年か…長生きはしたのかもしれないな」


1965年、父さんが死んだ。僕の父さんは長生きしたと思う。
この日記を大切にとっておいてくれって言ってたから父さんの形見として残しておくことにしよう。


「1965年…ん? なんだこれ。鍵…?」

そこには挟まれるような感じで鍵が入っていた。不思議な形の鍵だった。

「なんか説明無いのか…!?」


俺はもうすぐ死ぬんだな。あぁ、長い人生だった…
隠し扉の鍵を残しておかなければ。そうだ、日記に挟もう。
この日記を見つけた誰かがわかるように…


「隠し扉…!? この書庫にあるっていうのか…!?」

…本棚の裏とかに隠れてそうだな。動かしてみるか?

そのときかちゃりと音がした。何の音か確かめるため、ドアに近づく。

「何の音だったんだ…? ってん? か、鍵が…開かない!?」

なんてこった。さっきの音は鍵を閉める音だったのか!? 迂闊だった…
もっと早くに気づいていれば…

この鍵でどうにかならないか?

そんな考えが脳裏を過る。無理に決まってるじゃないか。この鍵は隠し部屋の鍵なんだぞ。
…でももしかしたら…

「試してみるか」

この書庫は中に鍵穴がある。入れてみよう。

…カチャリ

開いた。奇跡なのかこれ。
俺はコトネをおぶって、書庫を出た。古びた日記と不思議な鍵を持って。



続く


あとがき

本当は前編と後編に分けようと考えましたがやめました。…嘘です、分けました。
このホラー編、吊り橋効果がたくさん出てきます。あと…、2人っきりという展開もたくさんあります。
いやー、だんだんと旅館の秘密が明らかになっていきますね。このホラー編が
終わったら完結…もあり得なくもない話です。完結、したとしたらですがね。
そろそろグッバイのお時間ですね!また次回!


次回→>>39

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.39 )
日時: 2016/02/07 10:40
名前: ゆーい

前回→>>38


25話:イツキの姉 前編

あれから時間が経ち、もう外は暗くなりはじめていた。
今俺が持っている古びた日記は、傷つけないようそっと置いてある。
どうしてあの時にドアが開かなくなったのかはわからない。
だけど、俺たちを閉じ込めようとしたのは確かだろう。

イツキさん…あの人は不思議な人だったな…

まさか、イツキさんは俺たちを閉じ込めようとはしないはずだ。でも…

「ヒビキくん…? …あれ?私さっきまで書庫にいたはず…」

コトネが数時間ぶりに起きた。まぁ数時間ぶりって言ってもコトネにとっては、一時間くらいだろう。

「寝ちゃってたんだった…」

「疲れたって言ってたしな、寝ちゃっててもいいんじゃないか?」

「よ、良くないよ!」

「え…?」

いきなり大きな声で言うもんだから吃驚した。顔赤いし…
一体何がどうして良くないのか俺にはちんぷんかんぷんだ。
コトネはあたふたしながら大声で言う。

「そっ、そのさっ…間抜けな寝顔とか見られてたらどうしようかなって…思っちゃって…
 べ、別に期待とかは全くしてないからね!!」

「……え、あ、うん」

「あー、もう! なんかすっごく恥ずかしい!」

反応の仕方も分からずじまい。こういうときって何て言えばいいんだよ。

「あのさ、気持ちよさそーな顔して寝てたし、気にすることはないと思う。
 間抜けな顔でもなかったしな。」

「そ、そっか…それならよかった…なんか一人だけ変なこと言っててごめんね」

少し興奮気味だったのか、息切れをしている。

「コトネ、大丈夫か? 少し休んだ方がよくないか?」

「だ、大丈夫だよ。少し興奮しちゃったみたい、あはは」

…大丈夫そうだし、いいか。
不意にどこからか大きな音がした。物を落とすような大きな音だ。

「な、なんだ? 今の音…」

「どこからだろうね。外出て見てみる?」

「そうするか、気になるし…」

俺たち二人は外に行って確認することにした。部屋から出るドアを開け、外へ出る。
すると、シルバーとレッドさんも出て来た。

「おい、今の音聞いたかヒビキ」

「聞いた聞いた。レッドさんも?」

「あ、あぁ。何かと思って出てきたんだ」

二人とも先ほどの音に凄く驚いたようだ。

「すっ、すみません! 大きな物音を立ててしまって…」

突然、誰かが目の前に現れた。

「うわぁ! どっ、どちら様ですか!?」

「あっ、これは失礼しました。私、108号室に泊まっている奴です。
 イツキっていう妹がいるんですけど、今ので会ってませんよね…?」

今のというのは大きな音のことだろうか。この人の言っていることを
聞いていると、さっきの音はこの人が起こしたようだ。

「えっと…名前は…?」

「あ、名前言うの忘れてましたっ…私の名前はキイです。
 その…変な名前なんですけど、よろしくお願いします」

「キイってどう書くんですか?」

コトネがあんまり質問しないような質問をした。驚きだ。

「んーと、『希依』って書きます」

キイさんは、ポケットから紙とペンを出し、書いた。

「妹の名前も書いておきますね」

そう言うと、イツキさんの名前も書いた。『樹姫』って書くみたいだ。
あんまりいなそうな名前ではある。

「可愛い妹なんですよね。心配性で怒りんぼなんですけどね」

心配性にも怒りんぼにもみえないんだけどな。クールに見えて、意外にそういうとこあるんだな。
コトネがいつだか、人は見た目ですべてを見るものじゃないって言ってたな…

そういうのって確かに合ってるな……



後編に続く


後編→>>40

Re: 【HGSSキャラ】ヒビキたちの物語 ホラー編!! ( No.40 )
日時: 2016/02/07 10:48
名前: ゆーい

前編→>>39


25話:イツキの姉 後編

ちらちらと心配そうに…というかなんというか…
とりあえず、何か自分を襲ってくる獲物を待ち構えているように、辺りを見回している。
そんなに焦ることなのか?

「お姉ちゃーん!!! またやったの!?」

なんか聞いたことのある声がしたと思ったら、向こうから
イツキさんが猛ダッシュで走ってきた。

キイさんとイツキさんの背を比べてみると、若干イツキさんの方が背が高い気がする。
四センチくらいの差だろうか。

「げぇ! イツキィ…!」

「またなんか落としたの!?」

「いや…別に何もありませんでした…」

今まであったことを誤魔化そうとするように、キイさんはイツキさんから目を逸らした。
でも誰から見てもこの様子は誤魔化そうとしてるのがバレバレだ。

「…はぁ…」

イツキさんが溜息をついた。キイさんの肩がビクついた。

「私はね、お姉ちゃんのストレスが溜まるのもしょうがないことだと思ってるわ。
 だけど、女将さんたちや、コトネちゃんたちに迷惑をかけるようなことはしちゃいけないわ。
 そんなことお姉ちゃんだってわかっているはずよ。そうでしょう…?」

悲しそうな、辛そうな顔をして、キイさんを見つめていた。
何かあるのだろうか…
もしかしたら親がいないとかかもしれない。それならあり得なくも……

「でも…もう嫌なの! 犠牲者が出るのは…
 イツキ!! ここはどれだけ起こったのか知ってるでしょ!?」

「知ってるわよ…そんなこと。だからって八つ当たりしなくても…」

「そうしないと、暴走するの…わかってるわよね?…ならイツキ、お願いだから、わかって。
 これ以上ここで…大量殺人事件が…」

「やめて、お姉ちゃん!! あれを思い出させないで…!!」

イツキさんの叫びでその場がシーンと静まり返った。
なんだよ、犠牲者とか大量殺人事件とか…この旅館で何があったんだよ……

「もういや…!! あんなこと…本当は起きちゃいけないのよ…!!」

「イツキさん、落ち着いてください! 呼吸を整えて…! ゆっくりでいいんで…!!」

コトネが言うと、イツキさんはゆっくりと呼吸をし、整えた。
相当、キイさんが言ったことに対し、怒りで興奮したようだ。

「…はぁ…ごめんなさい、取り乱してしまったわ…コトネちゃん、ありがとう」

「…今まで、イツキさんたちに何があったのかはわかりません。
 だけど、凄く辛いことがあったんですよね……」

「……………」

イツキさんは、俯きながら黙って頷いた。俯いているからどんな表情をしているのかよくわからないけど、
辛そうな表情をしているのだと思う。キイさんも難しそうな表情をしている。

「この旅館に来てから、辛いことなんて星の数ほどあった。ここの女将さんはね、
 この旅館に来た人がほとんどなの。だから、私たちも女将さんになるときが来る」

「でも、その人たちも、あなたたちと同じような感じでこの旅館に来たのよ。男性が来ることは無いんだけど、
 今回が初めてかもしれないわ。」

女将さんたちが俺たちと同じようにここに来た…?
ということは、俺たちもイツキさんたちと同じめに逢うんじゃないか…?
いや、待て。イツキさんとキイさんはあのおじさんのような人に連れて来られたっていうことになるのか…?

「あの、その…俺たち連れて来られたんですよ。それはイツキさんとキイさんが来た傾向と似てますか?」

俺が質問すると2人は見つめ合い、やがてキイさんが話し出した。

「…私たちも連れて来られたわ。二年くらい前にね。随分前の話だけど…
 今でも何で来ちゃったんだろうって思ってる。あの頃の私たちはね、
 常識というものをよくわかってなかったのよ。いまでも自分が生まれてきたことが物凄く憎い」

この人たちはどれだけ苦しい思いをしてきたのだろう。二年もこの旅館に居させられて。
辛くて死にたい気持ちもあったのではないか?
俺はこの二人の気持ちが伝わってきた気がした。

そのとき、鋭い視線を感じた。身に覚えのある視線だ。視線のした方をバッと振り返る。周りを見回しても、
俺、コトネ、シルバー、レッドさん、イツキさん、キイさんの他に誰もいなかった。
今の視線はなんだったのだろう……

背中に冷や汗をかいていた。



続く


あとがき

初めに…祝500参照ありがとうございます!これからもよろしくお願いします!

では、ここから本当のあとがきです。この24話でイツキさんの姉、キイさんが
登場しましたね。年齢とか気になる方もいると思いますが、これからの話で
だんだんと明らかになっていきます。2人とも何歳なんでしょうかね…

話は変わり、次回の話の予告をしたいと思います!次回は、女将さんたちの
意外な事実が(多分)発覚します。その意外な事実とは…!!
おじさんも久しぶりに出てくるのではないでしょうか。ハハハ。

それでは、また次回!!!


次回→>>41

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