二次創作小説(紙ほか)

逆十字と幻想郷
日時: 2017/06/10 20:01
名前: そーれんか

...気がつけば、見たことも無い石畳道の真ん中に立っていた。必死に何が起きたか記憶を探るが、ごちゃごちゃしてて結局何も分からない。

ただその先にある階段が、こっちに来るように促しているようにしか見えなかった。




二次創作板では初めまして、ダーク・ファンタジー板にいるそーれんかと申しますヽ(*´∀`)ノこの作品はダーク・ファンタジー板で書いている作品のキャラが幻想郷に来ちゃってなんやかんやする作品になっています(:3_ヽ)_
本編よりは(多分)コメディ要素多めになると思います。
なるべく毎日更新できるように頑張りますヾ(:3ヾ∠)_

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Re: 逆十字と幻想郷 ( No.1 )
日時: 2017/06/10 22:27
名前: そーれんか


幻想郷にきた理由(混血児の場合)


こう何も無い日が続くというものは嬉しい事であり、とてつもなく退屈である。紅白の衣装に身を包んだ巫女は縁側で一人茶を啜っている。
「なぁ霊夢。私にお茶はないのか?」
隣に座っていた金髪の少女は霊夢と呼ばれる少女側に寄せられていた煎餅を一個取り、バリバリと音を立てて食べる。
「...魔理沙の分はこの煎餅が無くなったら入れたげるから早く食べて頂戴。この煎餅賞味期限切れだったの」
最後の言葉で魔理沙と呼ばれる少女は煎餅を食べる手を止める。
「...人に賞味期限切れのもの食べさせるか普通?」
「あら。消費期限切れじゃないだけいいと思わない?賞味期限は美味しく食べることが出来る期限のことよ?十日くらい過ぎてたけど」
霊夢はぐいっとお茶を飲み干し、息をつく。
あぁ、だからいつも我先にと食べるくせに手をつけてすらなかったのか。と魔理沙はカビが生えていないか確認してから不満げな表情で煎餅を食べる。

「きゃあああああ!?ち、ちょっと!追いかけてこないでぇぇぇ!」
その叫び声で霊夢と魔理沙は鳥居の方に目を向ける。帽子をかぶった見たこともない少女が水色の服を身に纏った妖精ー、チルノに追いかけられていた。
「.....なぁ霊夢。今何が起こってるんだ?」
「...さぁ。少なくともこっちに助けを求めてるのは見てわかるわね」
二人は苦笑してチルノ達を見る。少女は涙目になって蜂に目をつけられた獲物のように追いかけ回されている。
「ふっふーん!降参って百回言ったら許してやるよー!」
「え、えええーー!!た、助けてぇぇぇ!!!」
そろそろ可哀想になってきたのか、霊夢が立ち上がる。そして飛んでいるチルノの足元をぐいっと掴む。バランスを崩しその場に落ちたチルノは頭に出来たたんこぶを押さえ頬を大きく膨らます。
「痛いじゃないかぁ!なんで霊夢がここにいるんだよー!」
「ここは私の神社よ。ほら、煎餅あげるから帰って頂戴」
霊夢は煎餅の入った袋をチルノに渡す。

基本的に妖精などは食べ物を食べなくても良いのだが、人間が美味しそうに食べ物を食べる様子を見て真似るようだ。(東方求聞史紀より)

「あ...あたいに貢物ってことね!しょーがないわ、許してあげる!」
そう言ってチルノは鼻高々に神社から出ていく。
少女はへたりとその場に座り込み、息を整える。
「あ...ありがと...ござます...」
「別にいいわよ。一応こういうのが仕事だし。見かけない顔ね、名前は?」
霊夢は少女を縁側に座らせるよう促し、茶を入れる。ついでに魔理沙の分も。
「えっと...私はチキ。ここは...」
きょろきょろとあたりを見回す。霊夢は茶を差し出し、チキという少女の隣に座る。
「幻想郷という場所、そしてここは博麗神社よ私は博麗霊夢。この神社の巫女よ」
「そして私は魔法使い霧雨魔理沙だ!気軽に魔理沙って呼んでくれていいぜ」
魔理沙はニカッと笑い、チキもつられて笑う。
だが素朴な疑問がチキの頭をよぎる。
「...?でも巫女って神に仕えて...魔法使いって魔術師と...あれ?」
チキの世界では巫女、即ち神に仕えるものは″聖″として分けられ、魔法使いなど″魔″の力を使うものは異端とされる。その対照的な二人がこの様にして楽しそうに会話をするなど、到底考えることが出来なかった。
「...幻想郷は種族の対立なんて滅多にないわよ...っていうか異種族だらけよ?妖怪だったり妖精だったり神だったり吸血鬼だったり...」
霊夢は種族を指折り数える。魔理沙は暇そうに神社の賽銭箱を見る。
「そもそもこの神社って誰を祀ってんだ?」
「知らないわよそんなの」
知らないのもどうかと思うが、とチキは呆れつつ思う。
「...で、どうするの?元の世界に帰るの?」
そう霊夢から聞かれ、チキははっと思い出したかのように慌て出す。
「そ、そうだ...周りにいたのは私だけじゃない...兄様にミサとスオ...うわああ結構いたよね…もしかしたら聖戦士達もいるかもしれないし...」
チキの顔はどんどん青ざめ、汗をたらたらと流す。
「.....。今日は貴女以外誰も来てないわ、もしいるとすれば別のとこね」
「おっ、それなら丁度いい。今から紅魔館に本を借りに行こうと思ってたところだ!案内するぜ」
魔理沙はぐいっとお茶を飲み干し、立てかけていたホウキを手に取る。
「紅魔館?」
「吸血鬼の屋敷よ。貴女なら仲良く出来るんじゃない?」
霊夢は湯のみをおぼんに乗せる。
チキは目をパチパチとした後、フッと少しだけ笑った。
「私は純血じゃないんですけどね」
置いていこうとする魔理沙を追いかけ、背中にある蝙蝠の羽を羽ばたかせた。
「...面倒事起こさないでくれればいいんだけど」
きゅうすに残った茶を全て注ぎ、ひとり静かに啜った。

ーーーーー
オリキャラ登場人物

チキ
吸血鬼と魔術師の混血児。チルノに渡した煎餅が食べてみたいと少しだけ思う。霊夢の入れるお茶は美味しかったとのこと。

Re: 逆十字と幻想郷 ( No.3 )
日時: 2017/06/17 23:34
名前: そーれんか


紅魔館で遊ぶ理由(吸血鬼の場合)





楽しい。

なんて楽しいんだ、この館は。

美しい弾幕に紅い姉妹。

最初はどうかと思ったけれど、こういう場所があるのなら悪くない。

「レミリアお姉様、あの吸血鬼は壊しても大丈夫な吸血鬼?」
「えぇ、話をしようとしないなら構わないでしょう」
この館の主であろうレミリアと呼ばれる吸血鬼の少女とその妹。
「悪いね、私は言葉で会話するよりこうやって戦う方が好きなんだ」
同じ吸血鬼だが、その姉妹より好戦的な女は弾幕を余裕な表情で避ける。
「妹も本来ならそうなのだけど。フランですら話をした方がマシだと思わせるのはすごい事よ?」
レミリアは呆れ顔で弾幕を放つ。
「フフ、褒め言葉として受け取っておくよ」
女はニコリと笑い、軽くお辞儀をする。
「.....。フラン、そろそろ終わらせましょう」
「うん、これで壊れてくれないかな?」

"神槍 スピア・ザ・グングニル"

"禁忌 レーヴァテイン"

姉妹が同時に"スペルカード"を放つ。
レミリアは槍に見えるほどの細かい弾幕を、フランは真紅のレーザーの上に小さな弾幕を乗せぶん回している。
「うわ、これはまた豪華な弾幕だね」
光り美しく放たれる弾幕に少し目を輝かせながら自身の体に当たらないように間を取りながら観察している。
「うぅ、レミリアお姉様!避けられてるよー」
フランは不満そうに振り回す。一向に当たらない事にどんどんイライラしてきているのか、少しずつ大振りで雑になってきている。
「そうね...ちょっと!もう終わりたいのだけど!」
レミリアが吸血鬼に向かって叫ぶ。そう言うとピタリと吸血鬼は動きを止めた。
「終わりたいのかい?いいよ、終わろう」
その身に全て弾幕を受け、その場に倒れ込む。
姉妹はポカンとした表情で地面に足をつく。
「意外と痛いものだね、弾幕ってのは」
服を叩き、何事も無かったかのように立ち上がる。
フランはムスッとした表情で吸血鬼に近づく。
「...納得いかないわ。どうして急に全部受けたのよ!」
ずいっと顔を近づけ、吸血鬼はたじろぐ。
「どうしてって...終わりたいんじゃなかったのかい?」
「そ、それはそうだけど...なんか納得いかないの.....所で名前は何?名前がわからないと話しにくいわ」
「名前?ルナテでいいよ。君はフランでそっちはレミリア...でいいかな?」
ルナテと名乗る吸血鬼は、わしゃわしゃと帽子の上からフランの頭を撫でる。特に意味はなく、無性にわしゃわしゃと。
「うにゃっ!?な、何するのよ!?」
「つい...悪いね」
後ろにいたレミリアはため息をつき、パンパンと手を叩いた。
「咲夜」
そう言うと瞬きする間もなくメイド服の女がレミリアの隣に立つ。
「なんでしょう、お嬢様?」
銀色に光る三つ編み、キリッとした目つきのメイドは、咲夜と言うらしい。
「この者をもてなしなさい?気に入ったわ」
咲夜は頷いた後、何も言わずに姿を消す。
「気に入った?あんな不満そうだったのに、君の考える事はわからないね」
「フフ、私は面白い事があれば飛びつくわよ?貴方も吸血鬼でしょう、分からないかしら?」
ルナテは目を丸くした後、フッと口を緩ませた。

「違いないね、面白い事には道がどんな針山でも飛びつくよ」


ーーーー
オリキャラ登場人物

ルナテ
面白い事が好きな吸血鬼。
幻想郷ではかなりはっちゃけてる。
好きな弾幕の色は赤の縁取りの白い弾幕。
正直な話帰りたくないらしい。

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