二次創作小説(紙ほか)

Fate/TheOriginal
日時: 2019/02/10 21:12
名前: azuno*

前のモノをガラッと変えます。
オルレアンの後の物語です。マシュと桜木沙耶、彼女たちの冒険です。

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Re: Fate/TheOriginal ( No.1 )
日時: 2019/02/11 18:02
名前: azuno*

新たな特異点、聖杯の場所は平安時代の日本だった。
マシュ「マスター、隠れてください。誰か来ます」
沙耶「あ、うん」
近くの木々の後ろに隠れ様子を見た。数人の人間たちがいたが彼らが人間ではないと
すぐ気が付いた。
マシュ「額に角がありますね」
ロマン『妖怪だね。沙耶は知ってるんじゃないかな』
沙耶「鬼ですね。そういえば鬼退治をした源頼光も確かこの時代の人だったし不思議じゃないか…」
沙耶がその鬼たちの様子を見ている中、マシュが真っ先に沙耶の前に立ち盾を使い
攻撃を防ぐ。マシュの顔が引き攣る。
マシュ「ここまで振動が来るとは思いませんでした。大丈夫ですか?マスター」
沙耶「マシュも大丈夫?」
マシュ「少し痛かったですけど平気です。それよりあそこの人たちよりも厄介そうな鬼が」
マシュと沙耶は前を向く。褐色肌に赤髪、そして二本の角、その男の容姿は鬼そのものだ。
ロマン『サーヴァントの反応がある』
マシュ「ということは彼は…」
???「人間の気配がしたから来てみたら…こんな場所に女がいるとはねぇ。聞くけど
お前は敵か?それとも俺たちに手を貸しに来たのか?」
マシュ「な、なんて答えればいいんでしょうか…」
沙耶「…この人ならここのことが分かるかもしれないし」
どう答えるべきか二人は悩んだ。男が一歩前に出た。足音に気が付きマシュは沙耶の前に
立ち盾を構えた。
マシュ「(来る!)」
男の拳がマシュの盾にぶつかる。音と共に酷い衝撃が盾を伝ってマシュの体に響く。その痺れに
マシュは耐えた。
ロマン『盾が歪んでも可笑しくなさそうだね。大丈夫かい?マシュ』
マシュ「まさか素手でここまでの威力とは思いませんでした」
男はスッと力を抜いて笑った。
???「ただの人間、ではないな?よく俺の攻撃を防いだものだ」
沙耶「あ、あの私たち用事があってここに…」
マシュ「貴方の名前は?この場所の事とかも色々教えてもらえると嬉しいのですが」
???「俺かい?俺は温羅、この辺りの鬼をまとめてるんだ。今は少し厄介事でな…」
話しているときマシュが叫んだ。だが温羅は振り返りざまに炎を放ち黒い獣を焼き尽くした。
沙耶「何、さっきのって?」
温羅「この辺りの妖怪が暴れ始めてるんだ。あ、そういえばお前らの名前は聞いてなかったな」
マシュ「私はマシュです。こっちは私の先輩でマスターの」
沙耶「桜木沙耶です。よろしくお願いします」
温羅「マシュに沙耶か、よろしくな。さてと…日が落ちると妖怪たちが目を覚ます。俺たちの
里で良ければ来てくれ。案内してやる」
マシュ「ありがとうございます」

Re: Fate/TheOriginal ( No.2 )
日時: 2019/02/11 20:11
名前: azuno*

里の中で一番大きな屋敷、そこに温羅は住んでいるという。戸を開けると中から酒の匂いが
してくる。
マシュ「うっ、こ、この臭いは…!」
温羅「お前ら今、帰ったぜ!」
???「なんだぁ?温羅、お前ついに女を誘拐したのか?」
温羅「馬鹿野郎!鬼童丸、俺はそんなことはしねえよ!」
鬼童丸と呼ばれた鬼は笑った。
マシュ「マスター、私たち無事に任務を終わらせることはできるのでしょうか?」
沙耶「頑張るしかない」
沙耶は苦笑しながらそう言った。
ロマン『あー温羅さん?僕たちは少し御用があってきてるんだけど…そこで何か起きていたら
話してくれないかな?』
温羅「なんだ?声だけしか聞こえないようだが…不思議なこともあるモンだな!数百年は
生きているが声だけっていうのも初めてだ」
マシュ「で、何か起きていますか?」
温羅「少し妖怪同士いざこざがあってな。人間を殺しこの辺りを妖の国にしようとする奴らと
人間との共存を願う奴らと別れてしまってな。まぁ俺たちは可能な限り人間と共に過ごしたいがな」
沙耶「でもそれって結構大変じゃない?鬼は人間を喰うって聞くし…そういう一度ついた
イメージって中々取れないし…」
マシュ「に、人間を食べるんですか!?」
温羅「まぁ確かに昔はそうだったな…油断してたら嬢ちゃんのマスターを喰っちまうかもな?」
マシュ「ま、マスターは食べさせませんよ!」
ロマン『いざこざか…だが人間を消されては確かに歴史が狂ってしまうな』
沙耶「ならここは」
マシュ「そうですね。温羅さん私たちにも協力させてもらえませんか?」
温羅「おぉ!それは助かる!よろしく頼むぞ沙耶、マシュ」
鬼童丸「となれば探すべき人がいるんだが…総大将は」
温羅「あー…あの人はいつも何処かをフラフラしてるからな。探すのに骨が折れそうだ」
二人が溜息を吐いていると沙耶は誰かに背中を触られた。マシュも同じように背中を
触られる。
???「ふむふむ…桃髪の嬢ちゃんは儂たちと同じか。黒髪の嬢ちゃんは人間だな?」
マシュ「い、いつの間に!?気配は何も…アサシンですか?」
???「アサシン?否キャスターだ。儂は妖を束ねる妖の総大将ぬらりひょんだ!」
温羅「総大将!?」
ぬらりひょん「嬢ちゃんと温羅が戦っている辺りから見ていたぞ。どうやら厄介事が
起こっているようだな…人間を滅ぼされては困る。妖怪の中には人間が好きな者もいるからな」
鬼童丸「では総大将」
ぬらりひょん「これから人間を滅ぼそうとする輩を倒すぞ!」

Re: Fate/TheOriginal ( No.3 )
日時: 2019/02/11 21:24
名前: azuno*

マシュ「はぁ…やっと外の空気を吸えます」
マシュは大きく深呼吸する。
ぬらりひょん「人間とは見ていて面白い。どうなるのかさっぱり予想がつかないからな」
沙耶「総大将さんは人間が本当に好きなんですね?」
ぬらりひょん「儂ら妖怪にとっては1年や2年それこそ100年なんて人間で例えれば
1、2年程度にしか感じないが人間にとっては100どころか10年もとても長く感じるらしい」
マシュ「100年ですか…」
沙耶「100年生きたらめでたいからね」
ぬらりひょん「本当に…人間の話を聞くのも見るのも飽きることがないなぁ」
ぬらりひょんは笑いながらそう言った。
マシュ「(先輩、一体彼は何年生きてるんでしょうか?鬼たちも含めて)」
沙耶「(若そうなのにね。人間も妖怪も見た目じゃないってことかな?)」
マシュ「(ですかね)」
マシュとぬらりひょんが足を止めて少ししてから沙耶も足を止めた。
ロマン『魔力反応…魔術師か。後サーヴァントも』

青髪のぶっきらぼうな薄着の男と紫髪のランサーだ。
沙耶「あ、あの」
???「ん、あぁアンタか。カルデラに入った新しいのって。俺はエド、よろしく。
こっちは俺のサーヴァント、ディアリンだ」
沙耶「は、はぁ…じゃあ仲間ですね。よろしくお願いします」
ロマン『会えて嬉しいよエド君、修行は終わったようだね』
マシュ「先輩よりも前からいた方です。左腕だけでしか魔術を扱えない体質で彼は
温度感覚、痛覚がありません」
沙耶「そうなんだ…まぁそう言う人もいて当然か」

Re: Fate/TheOriginal ( No.4 )
日時: 2019/02/12 20:02
名前: azuno*

背後から何かを引きずる音…その音は微かだが沙耶の耳に聞こえた。ゆっくり振り返った時、
大きな蛇が長い舌を伸ばし沙耶を呑み込もうとしている。沙耶が尻もちをつき目を閉じる。
―呑まれる!
少ししてから苦しそうな蛇の鳴き声が聞こえ目を開けた。蛇が消えていく。沙耶は
息を吐いた。
鬼童丸「黒い蛇とはな…初めて見たぞ」
マシュ「先輩、大丈夫ですか?凄い音がしてビックリしましたよ」
ぬらりひょん「鬼童丸、嬢ちゃん、何があったんだ?」
鬼童丸「八岐大蛇も関わってるみたいだぞ総大将」
鬼童丸が床に大太刀を突き刺す。それだけでズシンッと音がして微かに床が揺れた。
温羅「いよいよ妖怪同士の戦いって感じだな…どうする総大将?」
温羅はぬらりひょんを見た。少し唸って考えた末、あることを決めた。
ぬらりひょん「仕掛けてきたのはあっちだ。ならばやり返すに決まってるだろう。奴らの
居場所なんぞすぐわかる。夜、奴らを討つぞ!」

相手側にはレフ・ライノールが関わっていた。
レフ「さてと…そろそろ奴らも動き出す頃か」

道を歩く妖怪たちにマシュと沙耶はついていく。
マシュ「マスター、大丈夫ですか?結構長い距離を歩いていますが」
沙耶「大丈夫」
ロマン『無理は禁物だよ。人間の体力とは桁が違うからね。といってもそこのサーヴァントは
皆、人間じゃないんだけどね…』
ぬらりひょん「…さてとここから少し上り坂になるが嬢ちゃんたちは大丈夫かい?」
マシュ「私は大丈夫です」
沙耶も一応頷いたがぬらりひょんは目を細めクスッと笑った。
ぬらりひょん「儂らとお前さんじゃ体力にも差がある、姿が見えぬ奴も言ってただろう。
温羅、嬢ちゃんたちのことを頼んでも良いか?」
温羅「はいはい…」
???「人間なんて連れてるからだ…置いていっちまえばいいだろうが」
白髪の鬼に言われ少々その言葉は沙耶の心に深く刺さった。
温羅「虎熊童子…仕方ねえだろ。得意不得意はあるものだぜ?」
ぬらりひょん「そうだぞ。無理強いして倒れられたほうが困るだろう?嬢ちゃんたち慌てなくて
よいからな?足元に気を付けろ」
沙耶「すみません、迷惑かけて」
虎熊童子は溜息を吐いて前に向き直った。
マシュ「マスター私もいるので安心してください。ゆっくり無理せず行きましょう」
沙耶「ありがとうマシュ、温羅さんもありがとう」
温羅「感謝されるほどでもねえさ。虎熊童子は人間嫌いでねぇ鬼しか信用してくれねえ。だが
悪い奴じゃねえから大目に見てくれ」
沙耶「はい」

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