二次創作小説(紙ほか)

僕らの99回目の恋のお話
日時: 2019/03/13 11:43
名前: koakoko

これは、何回目だろう。
あの日から今日までを何回も何回も繰り返している。
何回も繰り返したって結果は同じなのに。どうして、繰り返すんだ。

(なぁ、桜。これでもう終わりにしようじゃないか。これが僕たちの運命なんだよ。)

届くはするはずがないが祈ってしまう。君が何度も何度も繰り返すから。
眩しい光が僕をまた包み込んだ。


「柳。お前また授業中寝てただろ!ちゃんと見てたんだからな!」

隣の席の相場蒼真は授業終了のチャイムと同時に僕に向かって言ってきた。
蒼真とは幼馴染で小学校のころから学年一の優秀な生徒だった。ただ問題なのが僕を見張ってくるということだ。いくら幼馴染でもさすがにやりすぎではないかと思えるほどの干渉だ。トイレに行く時もついてくるし、他のクラスメートと話す時だってついてくる。蒼真にこのようなことをされるから、桜も僕と一緒に居れないのではないか。
桜とは、つい最近できた僕の彼女だ。ショートカットで天使。天使以外に例えることができないのだ。それくらいかわいくいていとおしい。
ということを僕は何度も思っている。この場面は何度も見たし、知っている。冒頭で書かれていたように今の時刻から5か月後の10月までを何度も何度も繰り返している。なんでかは・・まぁ、僕もはっきりとはわからないのだが、とにかく僕の彼女は最後つまり10月に病気で死ぬ。最初はショックだった。だって僕の彼女が死んだからね。だけどだんだんその感情も薄れてきた。あまりにも繰り返したからね。いや、桜が亡くなるのはそりゃショックなんだが、繰り返すとみんなも同じように感じるよ。
まぁそういうことだから。分かってくれなくてもいいんだけど、これだけは知っててほしい。僕は桜が大好きだ。そして彼女が病気にならないようにいろいろ試してきた。それでも無理だったんだ。
それで思ったこと。今回で最後にしたい。いつまでも繰り返していたらきりがないし。だからこんかいこそは最高にいい思い出で終わらせたい。

「蒼真、ひとつ言っていいか?」

「あぁ、なんだ?」

「うっとうしい。つうか、蒼真がいるせいで誰とも話せないじゃないか!桜とも!!お前のせいだからな!」

「は?馬鹿なお前を教育するために日頃の観察を行い適切な指示を与えてきたはずだが?」

「僕のことは、放っといてくれよ。蒼真といると誰とも話せなくてなんかヤダ」

「あぁ、納得した。これは一種の反抗期というやつだな。親離れをしたいのかい?ひよこちゃん。」

「・・・・・・・・・。」

言い返すのもめんどいな。なんなんだよ、こいつは・・。

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