二次創作小説(紙ほか)

数多の呼吸【鬼滅の刃二次小説】
日時: 2019/08/12 17:29
名前: にゃあこ

時は架空の大正時代。
蓬莱椿は目立つことが嫌いな少女だった。そんな彼女は
ある日、元・鬼殺隊の柱、稲荷廻(いなりめぐる)と出会い
鬼殺隊に入ることを決意する。

<注意>
ほとんどオリキャラで出来ている二次小説です。原作キャラは
出ません。その辺りを注意してください。

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Re: 数多の呼吸【鬼滅の刃二次小説】 ( No.1 )
日時: 2019/08/12 18:17
名前: にゃあこ

両親の仏壇に線香をあげる。鬼に殺されてしまった。
特に恨むことは無い、怒りよりも悲しみの方が大きかった。
椿は中性的な容姿をした少女で背は高い方だ。だが見た目の割には
運動も出来ず得意な事よりも圧倒的に苦手な事の方が多かった。
周りの子たちにとっての簡単は彼女にとって難しいの部類に入る。
「わぁ!スッゲェ…また一等当てやがった…」
子どもたちが群れる駄菓子屋の前で一人の男が立ち止まった。
まだ20代の男だ。青紫の髪が特徴的な男は群れの中心で一等と
書かれたくじを老婆に渡している中性的な少女(男の眼には
少年に見えていた)を見つめる。
「嬢ちゃんは凄いねぇ…あたしゃあ初めて見たよ。そんなに
たくさんくじを当ててたのを」
「い、いいえ、そんな…」
「嬢ちゃん?ってお前、女の子だったのか」
「は、はい…」
子どもたちがいなくなった。二人だけが駄菓子屋の前にいた。
「さっきの一等は…勘で引いたのか?」
彼女は小さく頷いた。男は彼女を見据える。
「俺は稲荷廻って言うんだが…お前は何て言うんだ?」
「蓬莱椿」
「なっ、蓬莱!?待て蓬莱家は鬼に潰されたと聞いたんだが…
生き残りか?両親に守られたんだな…辛いだろう。俺と一緒に
暮らさないか?衣食住を提供してやる」
廻はそう提案した。
「あ、でも…迷惑になっちゃうんじゃ…」
「気にするなよ。俺はお前が気に入った。もう一人、孤児がいてな。
ソイツにも良い影響が与えられる。遠慮せずに甘えろ」
差し出された手を椿は握った。

Re: 数多の呼吸【鬼滅の刃二次小説】 ( No.2 )
日時: 2019/08/12 18:55
名前: にゃあこ

廻の家に到着した。
「廻さんは鍛冶もしてるんですね」
「あぁ、といってもお世辞にも達人とは言えないがな」
廻の後に椿は続く。鉄を打つ音、そして中には熱が籠っていた。
少し動くだけでも暑い。槌を振るう少年が手を止め二人のほうを
見た。
「廻さん、お帰りなさい。今日の分、これで最後です」
「ご苦労さん。、コイツは里依槐、コイツも
お前と同じように鬼に大事な奴を殺されたんだ」
槐は廻を呼びコソコソと話し出す。
「なぁあの子…どっちなんだ…?」
「どっちって何が?」「性別」
あぁ…。廻は納得した。やはり迷うのか。
「あの私は蓬莱椿、女です」
「あ!あ、あぁすまん!」
「そうだ。お前、鬼殺隊に入ってみたらどうだ?勿論、槐も
入隊するし…一緒にってことで」
椿は少し戸惑う。そこまでついていけるだろうか…。
その不安を察した廻は近くに置かれていた木刀を握る。椿が
何かを察知し慌てて頭を抱えしゃがんだ。頭上を木刀が通る。
「ハハハッ、流石だな!そんぐらいあれば充分だ。しかし正直
心が折れるぜ。これでも5割は本気で振るったんだが…」
「5、5割ィ!!?ちょっと、殺す気なんですか!?勘弁してくださいよ…
私、まだ死にたくないです」
笑いながら廻は考える。この速度、大抵の鬼ならば簡単に
仕留めることが出来る。それを瞬時に察知し行動した。未来予知とも
考えられるほどの超直感、それがあれば感覚的に技を覚えることも
可能かも知れない。近くで見ていた槐も驚きを隠せない様子だ。

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