二次創作小説(紙ほか)

FAIRYTAIL【CROWN】
日時: 2020/06/27 18:29
名前: 春先雪華。

妖精の尻尾の紋章を手の甲につけた少女ルーチェ・クランベル。

彼女は星霊魔法に似た魔法を扱う魔導士。彼女を新たな仲間に加えて妖精の尻尾は動き出す。

始まりは大魔闘演武!

「大魔闘演武編」 >>01-11

幕間「黒と白の薔薇」>>12-15

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Re: FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.21 )
日時: 2020/06/28 17:22
名前: 春先雪華。


マカロフにより解散命令が出された。その後、サルビアは未だに深い眠りについている

ルーチェを背負って歩いていた。

「何処に連れて行くんだ?サルビア」

エルザはサルビアに問いかけた。

「剣咬の虎、その近くにはルーチェの家があるらしい。俺は適当にフラフラするつもりだ」


ルーチェを背負い歩くこと数十分。その時に依頼を終えた剣咬の虎ルーファスとオルガに出会った。

「コイツはルーチェか!?」

サルビアはルーチェをオルガに渡した。

「ルーチェの事、頼んだぞ。妖精の尻尾から移籍したって事にしておいてくれ。俺はそうだなぁ…

自由気ままに旅でもするかな」

「あ、おい待て!…行っちまった」

サルビアに渡されたルーチェの体は熱い。高熱を出しているようだ。聞きたいことは山ほどあるが

先に彼女を治療することにする。ギルドにやってきてベッドに寝かせる。ルーファスとオルガは

スティングたちに事情を話した。

「そういうことか。なら良いじゃねえか、今はこのままでも」

「そうだな。ここにいるかどうかは目を覚ましたら聞けばいいか」

主要メンバーが交代しながらルーチェの看病をしていた。一週間が経った頃、もう一度ここに

入ってきたアイリッシュがあることを試みた。彼はルーチェの胸元に手をかざす。

「アイリッシュ、お前治癒魔法なんて使えたのかよ」

「まぁね。熱を引かせるぐらいなら出来るよ」

淡い水色の光がルーチェの体を包んでいく。ゆっくり彼女が目を開いた。

「あれ、ここって…」

「剣咬の虎の本拠点だ。一週間前にサルビアからオルガたちがお前をここに運んできたんだ」

ルーチェは何回か頷いた。

「それで…どうする?ここにいても構わないが別に何処かに行っても」

「ここにいて良いなら私、暫くここに所属することにするよ。家に帰ってもやることが無くて

ダラダラしてるだけだし」

Re: FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.22 )
日時: 2020/06/28 19:13
名前: 春先雪華。


所属することに決めた数日後、週刊ソーサラーの編集者がやってきてルーチェに話を聞く。

「では何時かは抜けるかもしれないと?」

「はい。きっとまた誰かが妖精の尻尾を起こすだろうし…そしたら私は戻ろうと思います」

編集者が帰ってからルーチェはホッと胸を撫でおろした。


「ルーチェさん!」

彼女に声を掛けてきたのはガーネットだった。彼女と共にいたのはフリージアだ。彼の左眼には

白い薔薇が咲いていた。前までの暗い顔から一変明るくなったようだ。

「妖精の尻尾が解散し、ソーサラーでルーチェさんがここにいると知ったので来たのです。先の

事では皆さんに迷惑をかけてしまいましたね」

フリージアは頭を下げた。

「そうだ!ねぇフリージア、少し運動不足だと言っていませんでしたか?」

「ガーネット様、お顔が怖いですよ」



開けた場所でフリージアとスティングが向かい合っていた。自由気ままな主人ガーネットの提案で

二人が手合わせすることになった。チラッとフリージアは強いと聞いたことがある。その実力は

隻腕義足になっても変わらないのだろうか。先に動いたのはスティングだった。彼の最初の一手を

フリージアは躱し軽く跳躍し蹴りを放つ。下に少し屈んで避けたスティング。だが目前には

義足である左脚が覆ってしまった。一瞬、意識が飛びかけていた。

「凄い…!スティングさんと互角で…!」

「互角か。そうでも無いように妾は思うがな」

ユキノの言葉にミネルバは返した。

「動きと動きの繋ぎ方がとても滑らかで、速度だけでなく力もある…。ガーネットといったな。

お前の従者、何者だ?」

「フリージアは幼い頃から彼の父親から格闘技を教えられていたのです。彼の父親は昔、強い

武闘家だった。フリージアは格闘技のセンスがあるのです」

Re: FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.23 )
日時: 2020/06/28 20:34
名前: 春先雪華。

「そこまで!」

ミネルバの声で二人はピタリと動きを止めた。寸止めの拳をフリージアは引いた。

「スゲェなアンタ」

フリージアは微笑を浮かべた。

「そんなことは御座いません」

謙虚に答えた。フリージアは前の事件以降、血を使った魔法を緊急時以外では絶対に使わないと

心に決めていた。


月日が経ち、剣咬の虎にある人物たちがやってきた。

「ナツ、ルーシィ、ハッピー!!」

「ルーチェ、久しぶり」

ルーチェはルーシィと抱き合った。彼らはグレイを探してここを訪れたという。妖精の尻尾、

復活の兆しが見え始めた瞬間だ。彼らが先に進んでいった後、ルーチェは左肩の紋章を消す

決意をした。

Re: FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.24 )
日時: 2020/06/29 19:51
名前: 春先雪華。


物語は黒魔術教団との戦闘からアルバレス帝国との戦いへ動き始める。

集合した妖精の尻尾の面子はエルザを仮のマスターとしてマカロフを助けに動く。


「オイ、ルーチェは?」

「可笑しいわね…手紙は渡したはずだけど…」

ナツとルーシィの会話にサルビアは割って入ってきた。

「そっちは俺に任せてくれないか?伝手があるからさ」

サルビアはルーチェが関わったことがある人物と深いつながりを持つという。その人物こそ

カトレアという人形師だ。赤い炎の大きな鳥の背中に乗りサルビアは彼の元へ向かう。

カトレアの住まう人形屋敷。基本、彼は何かが無い限り中で人形を作り続けている。引き籠りと

勘違いはしないで欲しい。

「カトレア、いるか」

ノックするも返事が帰って来ない。少ししてドアノブに手を掛けた瞬間、扉が開き剣を持った

人形たちに囲まれた。一瞬で判断したサルビアの周りを氷が覆った。

「サルビアか。悪いことをしたな」

人形たちが剣を引っ込め中に戻っていく。

「どうした?何かあったのか」

「色々あって彼女たちを匿っていてな」

カトレアはガーネットとリリーを紹介する。数分前にガーネットのもう一人の従者フリージアの

転移魔法で彼女たちはここでカトレアに匿われていた。

「理由はルーチェ・クランベルの知人だから。アルバレス帝国の兵士を名乗る集団は妖精の尻尾と

関わりがある人間にも消えて貰いたいらしい」

「ルーチェは何処だ?俺は彼女を探しに来た」

「ルーチェさんなら、金髪の男の人たちと出ていきましたよ」

ガーネットがそう話す。そうか、それは恐らくラクサスたちだ。彼らもルーチェと合流し

エルザ達と同じ場所を目指しているのかもしれない。それなら心配は要らないだろう。

「そうか。ありがとう」

Re: FAIRYTAIL【CROWN】 ( No.25 )
日時: 2020/06/29 21:31
名前: 春先雪華。


屋敷から離れながらフリージアは彼らを引き付けていた。

「な、なんだ!?この男…ただの執事じゃないのか!?」

「色々知っているようでしたし私についても調べが付いていると思いましたが…。

俺はただの執事じゃない。これでも肉弾戦には自信があってね」

フリージアは首の骨を鳴らす。周りを囲む兵士たちは理性を失い、防御を捨てて駆けてくる。

流石に数が多い。


「良い?その魔法は使用禁止だよ、もしも本当にピンチになったら使うこと」


申し訳ない、フリージアは心の中で遠くに避難したガーネットに謝罪し剣を片手で握り潰す。

丁寧に剣には毒を塗っていたらしい。しかしそんなことは関係ない。

「毒なら殺せるってか?舐められたものだ」

武器を無くしても生身で襲ってくる兵士たちの体を血のナイフが貫いた。どうやらこれで全て

兵士を倒すことが出来たようだ。



ラクサスたちと合流しナツたちがいるであろう場所へ向かったルーチェ。彼女たちが駆け付けたのは

正しく最高のタイミングだった。

「ルーチェ!!?ラクサスたちと一緒だったの!?」

「うん!助けに来たよ!!」

ルーチェは地面に着地する。前を見ると幾人もの帝国軍が囲っていた。

「見せてやります!成長した魔法を!!」

ルーチェの手には雷を模った紋章が描かれたカードがある。

今までならほとんどが体の一部に魔力を纏うのみであったが今は違う。全身に纏うことが可能に

なったのだ。

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