社会問題小説・評論板

教室という名の地獄
日時: 2017/12/30 13:52
名前: 井夢夜

みなさん、いじめってどう思いますか?
グループで、またはクラスメート全員で…。
どう考えても許せないですよね。
ここでは実際に一学期、いじめられる立場にあった私が(今はもう解決☆)、
いじめの小説を書いていくところです。
観覧注意なのです。

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Re: 教室という名の地獄 ( No.2 )
日時: 2017/12/30 14:33
名前: 井夢夜

2
重い足取りで通学路を歩く。
クスクス笑い声も聞こえる。
『やだぁ』『今日も来んのかよ』『キモッ』
すれ違いざまに、私に聞こえるくらいの大きさで、囁くように吐かれる悪口。
悪口を聞くたびに私の足取りは重くなる。まるで、靴に重りでもつけられているようだ。でも、これはまだ序の口。嫌なのはこれからだ。
学校という、地獄への入り口が近付いてくる。
たまに、「私なんか、生きてる意味なんてあるのだろうか…。」と思うこともあった。
夏休みの終わりに、学校に行くことが嫌で、包丁で手首を切ろうともした。でも、怖くて出来なかった。
"死ぬ事は恐ろしい"
と、分かっているのに、またそんなことを考えている自分がいる___...。

Re: 教室という名の地獄 ( No.3 )
日時: 2017/12/31 18:15
名前: 井夢夜

3
始まってしまった。地獄のような時間が。
教室に入った途端、通学路の時よりも大きなクスクス笑う声が聞こえる。
「おーきたきたーアイドルがーwww」
クラス中がどっと爆笑する。
男子のおちょくる声も聞こえた。
私は、うつむいたまま顔をあげなかった。
そんな私の顔を覗き込んできたのは、富田 千聖さんだった。
「あんた今日も来たのー?ばっかじゃない?」
クスクス笑う声が大きくなる。
「あんた学校来るくらいなら死んだほうがいいんじゃない?一回死んでみる?w」
とうとうクスクス笑う声から声をあげて笑う声が聞こえた。
私は耐え切れなくなって、荷物をおろしてすぐにトイレに向かった。
ポロポロと涙をこぼして。
トイレの個室に入り、鍵をガチャリと閉める。
私は、声を殺して泣いた。
いつも思った。

幸せなときなんてもう来ないだろうと。


Re: 教室という名の地獄 ( No.4 )
日時: 2018/01/03 10:15
名前: 井夢夜

4
フラリとトイレを出て、屋上へとつながる階段を登る。突然、腕を掴まれた。
私は怖くなって、ぎゅっと目をつぶる。
「俺だよ!智!」
「あ…智…。」
今日学校で初めて口を開いた。
私がいじめられ始めてからずっとただ一人、気遣ってくれた人。それが智。
「どうしたんだよ。またアレか?」
「…っ、うん…」
学校で話せるのは一部の先生と智だけだ。
「今日は…特にひどくって…私…何もしてないのに…」
消え入りそうな声で、智に言う。
「…。そういえば、なんでお前の母さんとか父さんに言わないんだよ?」
「私の父さんも母さんも怖いの。こんな事気づかれたら殴り込みにくると思うし。」
「そうか。まぁ、なんかあればいつでも言えよ!朝のホームルーム始まるぞ!」
そう言って、智は去っていった。私は、智に話を聞いてもらうと、少し気が楽になる。
ありがとう、智。
心の中で、そう呟いた。

Re: 教室という名の地獄 ( No.5 )
日時: 2018/01/08 06:39
名前: 井夢夜

5
私が教室に戻っても、やっぱり笑い声は聞こえる。
ものすごく、視線を感じる。
自分の席へ戻って椅子に座ると、朝のホームルームを告げるチャイムがなった。

ここから私の地獄が始まる。

基本、担任の先生がいる時は何もしてこない。
担任の先生が怖いからだ。
もうひとつ、問題なのが、私の席は一番後ろで、すみっこだからだ。
後ろを向けば、すぐ気づかれて怒られる。
しかし、先生が変われば、態度は豹変。
席替えの時、前に行こうとして、先生を呼ぼうとも、呼べない。
まえに、頑張って自分の中で最大の声を出して、先生を呼んだが、
「うわっ、声うるさっ」
「せんせー!ここに授業妨害しようとしてるやつがいまーすww」
いつもは耳を塞ぎたくなるほどうるさいのに。
なんで私だけ?
「せんせー、西田さん、後ろの方がいいって〜!」
いつも勝手に真逆のことを言われる。
そしていつも、後ろの方の先生に目が届きにくそうなところになる。
だからもう、今は諦めている。
そんなことを考えていると、もうホームルームを終わるチャイムがなった。
逃げたい。

この悪魔がいる教室から。

Re: 教室という名の地獄 ( No.6 )
日時: 2018/01/27 06:41
名前: 井夢夜

6
1時間目のチャイムがなる。
国語だ。国語の先生の授業は教えかたがすごくわかりやすくって好き。…なんだけど。
新任の気弱な先生の為、いつも聞こえるざわめき。
教室じゅうに飛び交う手紙のようなもの。
もう、なんとなく手紙の内容はわかる。

私は中学に入ってから、これといった授業を受けていない。いや、受けられない。
教科書は落書きだらけ、ノートはボロボロ。
今日も、全く使っていない新品のノートをボロボロにされた。
だから今は、もう筆箱の中にまだほんのちょこっとだけ残っている付箋を使って書くしかなかった。
ノート提出なんか、いつも点数などつかない。

付箋でノートを書いていると、真剣に黒板を写しているだけなのに、
「せんせー!西田さんが手紙書いてるー!(あいつキモい!死ね!)ってー!」
と言われることがある。
もちろん私はそんな事書いていない。多分、手紙に書いてあった私の悪口をそのまま言ったのだろう。
チラリと見えた手紙の内容は、案の定、私の悪口でいっぱいだった。
そしてそんな訳のわからない告げ口をされると、当然
「西田さん!そんなこと書いちゃだめじゃないですか!」
と怒られる。笑い声も大きくなる。
私は
「はい…すみませんでした…」
と言うしかなかった。
私の小学校の頃の笑顔なんかどこかに捨ててきたような感じだ。

私はそのあと、ノートも写すことができずに、ただうつむいて涙を溜めるばかりだった。

終わりのチャイムがなると、いじめている人の遠くヘ行き、隠れて、生徒手帳にこそっと書いた。
それは、自分で言う『気まぐれちまっと日記』だ。
基本、生徒手帳は制服の胸ポケットの中に入れているから、やられることはない。
見つかると厄介な事になるとは思うけど。
内容はこんな感じだ。

【◯月△日】
今日も、いじめられる。でも、いつか仲良くなれるかな…と少しの希望も持ってみる。
給食は好きなメニューだから、なんとか頑張る。

こんな感じだ。いつか、この日記も終わりが来る。終わりが来る前に、親には知られずに、なんとか解決させたい。
いつか、仲良くなれる日がきたら…

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