社会問題小説・評論板

海はとても青かった
日時: 2018/03/27 23:33
名前: わんこ

「お前ってそんな事するんだ」
ちがう、僕はやってない
「まじ最低だね」
ねぇ、僕の話も聞いて
「来ないで、キモい」
なんで、やってないんだよ?
「「「お前とは絶縁だ」」」

じゃあ僕は、ドウヤッテイキレバイイノ?


こんな状況になってしまったのは、こないだ
2か月前だ。原因は由紀子が連れてきた杏奈という女生徒だ。
「こんにちわ!今由紀子ちゃんと仲良くさせていただいている、佐藤杏奈です!」
にっこりと笑って自己紹介をしている佐藤さんにデレデレしてる誠兄さん、友達が出来てとても嬉しそうな由紀子、この子いい子だね!と叫んでる香苗、三人ともよろしく!と言った。
それに比べて、湖(うみ)は貼りつけたような笑顔に悪寒がし素っ気なくよろしくと言った。
他の兄妹は照れてると思ったのか杏奈とか言ってる奴に物凄くフォローしていた。そんな事しなくていいのに…
どうして皆あの笑顔を疑問に思わないんだろう
僕たちには、桜ちゃん達がいるのに…
そう思った。


「なんだよ、あの女!」
教室に入ろうとした時そんな大声が聞こえた。
声の主はあの佐藤杏奈だろう。
「なんでいっつもいっつも!私よりチヤホヤされて!私の方が断然可愛いのに!この私がこの学校で一番可愛いのに!ホントムカつく!」
湖はこの発言を聞いた途端、携帯電話を取り出した。だがそこで一回湖の動きが止まった。ここで感情的になって行った方がいいのか、行かない方がいいのか…だからと言って入らないのはいけないと思う。それから湖は、絶対使わないだろという音声を録音というボタンを押してスゥーっと息を吸った。そして教室の扉をガラリと開けて入った。


それから一週間…
湖の生活はガラリと変わった。
机には死ねや消えろなどの僕の存在を否定する言葉がズラリと書かれていて、上履きや教科書は刃物で切りつけたような跡や中傷の言葉で埋まってた。
だがそれを見て誰も可哀想と思う人は居ない。寧ろ当然の報いだと思っている。
「まだ来たんだ、アイツ」
「いい加減死ねよなwww」
そんな言葉を聞こえるように言ってても、湖はもう慣れていた。
「オイ、誠お前の弟いじめられてるけどいいのかよw」
「は?俺に弟はいないけど」
「まじかよwww」
他人に言われる言葉より、兄妹から言われる言葉の方が湖の心を酷く痛めた。チラリと誠が湖を見たが、軽蔑するような目で睨み、通り過ぎて行った。

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