社会問題小説・評論板

うぜー と つまんねー が口癖の女子中学生
日時: 2018/07/17 02:43
名前: すみ冷


4月。さくら丘中学校入学式。

気の早い桜は既に舞い散っている様子。春にしては暑すぎる、弱い風に吹かれて。

そわそわ、うきうきなんて言葉がぴったりの新入生。学ラン、セーラー服、ぶかぶか。一年、二年前まであんなだったのか、と上級生達が品定めするように眺めている。

おい、と低い男性教師の声は、校門のざわめきと舞い散る桜に酷く不釣り合いだった。なんだなんだと教師に視線が集まる。

「もう中学生なんだぞ!肩より長い髪は縛るか切るかにしなさい!それくらい知っていたはずだろう!」

「あ、うぜ!知ってる知ってる校則でしょ?きもっ!それ誰がなんのため作ったわけ?教えてくださいよぅせんせい。」

少々舌足らずな声にざわめきが裂かれたかのように消え、教師の怒声がひとつ、青空に響き渡る。

彼女の背中まで届く長い黒髪が、めんどくさそうにだらりと風の吹くままになっていた。

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